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第一章 吸収期女子編
第九話 智秋のツレ
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今日は紗良が部活で家に寄るのが遅くなると言っていた
ということは・・・
ボクは平日の昼間から部屋でゴロゴロ、お菓子を嗜んだり、マンガを読んだり、動画サイトを観たり・・・
退院して初めてぶりの自由な時間、ユッタリと充実した時間が流れる
今日は女王様が遅い出勤だからな、普段ダメと言われていることを全てやってやった
ボクをコントロールすることは不可能なのだよ
ニヤッと一人でほくそ笑んで女王様の帰りまでには全て無かったことにしようと心に誓う
イカ天フライをパリッと噛んだところでふと時計をみる
もう16時かぁ・・
そろそろ汚した部屋を掃除して証拠隠滅を図らなければ・・
時間はあるが、なにか嫌な予感をビンビンボクのアンテナが感じ取る
バッと立ち上がり、とりあえず寝間着を着替えようとその場で脱ぎ去り畳んでからベッドに置くと、この間買った服を思い出し、ボクはそれを持って鏡の前に立った
これこれ!キュロットっていうやつみたいだ、この迷彩色みたいな色がクールなんだよな!飾りも最低限で女子女子してないのがグッド!ゆったりしてて涼しいし、足首も出るからこの時期のボクにはピッタリだな!
そしてお次は真っ黒なタンクトップ!
肩にリボンこそついていて少し女子っぽいが、それを打ち消す黒がたまらん一品!
女子である以上ある程度の可愛いは許容の範囲だ、だが他人が買ってきたフリフリやミニを着るくらいならボクが気に入った服を着るほうが断然心身ともにいいに決まってる!
嬉しくていつの間にかボクの鼻歌が部屋中を満たす
タンクトップを着ようと頭に掛けた所で部屋のドアが突然開いた
タンクトップにボクのツヤツヤな髪が引っかかってドアの方がよく見えない
両手を首の後ろに掛け、スッとサラツヤな髪をタンクトップから抜いてやる
窓から入る光に照らされ、サラサラとキレイなウェーブをうって、良い香りとともにボクの肩口付近にフワッと着地をしたボクの髪
鏡には何故かドアの方を向いて頬が紅くなるボクが映る
「きゃあっ!」
思わず女子の悲鳴を上げてしまったボク
とっさにしゃがみ込み胸とパンツを隠す
上目で見る先には、どこか見たことのある男子
多分バッチリボクの上と下の下着は観られただろう、腕も上げていたからボディラインもサービスとばかりに見られただろう
だがそんなことは今は問題ではない
ボクは片手で少し遠くにあるキュロットを手繰り寄せ、ぐっと掴むと思いっきりその男子に向けてムチのようにキュロットを振り下ろす
折角ウキウキで着替えをしていたのに・・・
ボクの楽しみを邪魔するやつは・・
ゆるせん・・万死に値する!
悲鳴を上げながらバチンバチンと男子をぶっ叩いてやる
悔しくて涙目になったが一心不乱にぶっ叩いてやった
顔面にトドメの一発を入れようと振りかぶった時、男子の後ろから智秋が出てきた
ヤバいと思ったが振りかぶった腕が途中で止まらない、智秋の顔面を今日一番の快音をたててクリーンヒットするボクの大事なキュロット
ドミノ倒しで智秋と男子がドンっと尻餅をついて倒れた
「あ・・智秋じゃん・・大丈夫・・?」
ボクの声に二人が反応する前に、そそくさとキュロットを履き、上下の服のねじれを直してニコッと笑顔で取り繕う
「いてぇ・・なにすんだよ姉ちゃん!大丈夫じゃねー!」
身体を起こすなり半ギレの智秋にボクも部屋を覗かれてカチンとする
「は?おまえ、ボクの部屋に黙って入ってきておいて半ギレかこのやろう?折角のボクの楽しみを邪馬したな?どうしてくれようか・・?」
ゴミでも見るような眼差しを智秋に向けボクはフラフラと近づいていく
ニヤッと不敵な笑みを浮かべ、智秋の右腕を取って腕十字固めを決めてやった
「あ~っ!!ギブギブ!腕に柔らかいものがぁ・・姉ちゃんの良い匂いがぁ・・」
その変態的な弟のセリフにムカッときたがスンスンと匂いを嗅ぐ智秋を見るとふと我に返ったボク
カァーっと顔が紅くなっていくボク
腕十字固めを緩めて横を見ると真っ赤な顔の男子の顔がすぐ近くにあった
「ひっ・・こ・・こんにちは・・お姉さん・・」
おっかなびっくりの男子にびっくり仰天のボク
とりあえずボクは男子に聞いてみる
「キミ、見た・・?ボクの聖域・・」
赤ら顔でジトっと男子の顔を見つめてやる
「はい・・全部・・キレイでした・・凄かったです・・」
もうこれは・・嫁に行けない・・
紗良に女子力を叩き込まれた数週間、最近は「だいぶまともになったね千秋!でもサボるなよ?」と沙良にも高評価のボクの女子力
嫁入り前に裸に近い状態を男子に見られたとなればもうボクには貰い手がない・・
死ぬまで独り身か・・あるいは・・
決死の覚悟でボクは沙良の言いつけどおり男子に話をした
「ひくっ・・もうお嫁に行けないよぉ・・キミ・・責任取ってボクの面倒みてよぉ・・」
瞳に悔し涙を貯めて男子に言ってやった
抑えてた悔しい感情のダムが決壊しわんわん泣きじゃくってしまうボク、智秋と慌てる男子になだめられボクは部屋に入っていった
ということは・・・
ボクは平日の昼間から部屋でゴロゴロ、お菓子を嗜んだり、マンガを読んだり、動画サイトを観たり・・・
退院して初めてぶりの自由な時間、ユッタリと充実した時間が流れる
今日は女王様が遅い出勤だからな、普段ダメと言われていることを全てやってやった
ボクをコントロールすることは不可能なのだよ
ニヤッと一人でほくそ笑んで女王様の帰りまでには全て無かったことにしようと心に誓う
イカ天フライをパリッと噛んだところでふと時計をみる
もう16時かぁ・・
そろそろ汚した部屋を掃除して証拠隠滅を図らなければ・・
時間はあるが、なにか嫌な予感をビンビンボクのアンテナが感じ取る
バッと立ち上がり、とりあえず寝間着を着替えようとその場で脱ぎ去り畳んでからベッドに置くと、この間買った服を思い出し、ボクはそれを持って鏡の前に立った
これこれ!キュロットっていうやつみたいだ、この迷彩色みたいな色がクールなんだよな!飾りも最低限で女子女子してないのがグッド!ゆったりしてて涼しいし、足首も出るからこの時期のボクにはピッタリだな!
そしてお次は真っ黒なタンクトップ!
肩にリボンこそついていて少し女子っぽいが、それを打ち消す黒がたまらん一品!
女子である以上ある程度の可愛いは許容の範囲だ、だが他人が買ってきたフリフリやミニを着るくらいならボクが気に入った服を着るほうが断然心身ともにいいに決まってる!
嬉しくていつの間にかボクの鼻歌が部屋中を満たす
タンクトップを着ようと頭に掛けた所で部屋のドアが突然開いた
タンクトップにボクのツヤツヤな髪が引っかかってドアの方がよく見えない
両手を首の後ろに掛け、スッとサラツヤな髪をタンクトップから抜いてやる
窓から入る光に照らされ、サラサラとキレイなウェーブをうって、良い香りとともにボクの肩口付近にフワッと着地をしたボクの髪
鏡には何故かドアの方を向いて頬が紅くなるボクが映る
「きゃあっ!」
思わず女子の悲鳴を上げてしまったボク
とっさにしゃがみ込み胸とパンツを隠す
上目で見る先には、どこか見たことのある男子
多分バッチリボクの上と下の下着は観られただろう、腕も上げていたからボディラインもサービスとばかりに見られただろう
だがそんなことは今は問題ではない
ボクは片手で少し遠くにあるキュロットを手繰り寄せ、ぐっと掴むと思いっきりその男子に向けてムチのようにキュロットを振り下ろす
折角ウキウキで着替えをしていたのに・・・
ボクの楽しみを邪魔するやつは・・
ゆるせん・・万死に値する!
悲鳴を上げながらバチンバチンと男子をぶっ叩いてやる
悔しくて涙目になったが一心不乱にぶっ叩いてやった
顔面にトドメの一発を入れようと振りかぶった時、男子の後ろから智秋が出てきた
ヤバいと思ったが振りかぶった腕が途中で止まらない、智秋の顔面を今日一番の快音をたててクリーンヒットするボクの大事なキュロット
ドミノ倒しで智秋と男子がドンっと尻餅をついて倒れた
「あ・・智秋じゃん・・大丈夫・・?」
ボクの声に二人が反応する前に、そそくさとキュロットを履き、上下の服のねじれを直してニコッと笑顔で取り繕う
「いてぇ・・なにすんだよ姉ちゃん!大丈夫じゃねー!」
身体を起こすなり半ギレの智秋にボクも部屋を覗かれてカチンとする
「は?おまえ、ボクの部屋に黙って入ってきておいて半ギレかこのやろう?折角のボクの楽しみを邪馬したな?どうしてくれようか・・?」
ゴミでも見るような眼差しを智秋に向けボクはフラフラと近づいていく
ニヤッと不敵な笑みを浮かべ、智秋の右腕を取って腕十字固めを決めてやった
「あ~っ!!ギブギブ!腕に柔らかいものがぁ・・姉ちゃんの良い匂いがぁ・・」
その変態的な弟のセリフにムカッときたがスンスンと匂いを嗅ぐ智秋を見るとふと我に返ったボク
カァーっと顔が紅くなっていくボク
腕十字固めを緩めて横を見ると真っ赤な顔の男子の顔がすぐ近くにあった
「ひっ・・こ・・こんにちは・・お姉さん・・」
おっかなびっくりの男子にびっくり仰天のボク
とりあえずボクは男子に聞いてみる
「キミ、見た・・?ボクの聖域・・」
赤ら顔でジトっと男子の顔を見つめてやる
「はい・・全部・・キレイでした・・凄かったです・・」
もうこれは・・嫁に行けない・・
紗良に女子力を叩き込まれた数週間、最近は「だいぶまともになったね千秋!でもサボるなよ?」と沙良にも高評価のボクの女子力
嫁入り前に裸に近い状態を男子に見られたとなればもうボクには貰い手がない・・
死ぬまで独り身か・・あるいは・・
決死の覚悟でボクは沙良の言いつけどおり男子に話をした
「ひくっ・・もうお嫁に行けないよぉ・・キミ・・責任取ってボクの面倒みてよぉ・・」
瞳に悔し涙を貯めて男子に言ってやった
抑えてた悔しい感情のダムが決壊しわんわん泣きじゃくってしまうボク、智秋と慌てる男子になだめられボクは部屋に入っていった
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