打倒!魔物討伐

みかん

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十話

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 チャイムが鳴り、椅子に座り、先生が来て、黒板に書かれた内容をノートに書いて、要約する。
 魔法学校にも実技以外にも、座学がある。
 ハーライも一生懸命授業の内容を聞き、ノートにメモをする。
 文字を間違ったことに気づいた。
 ハーライは消しゴムを取ろうと手を伸ばす。
 目線はノートにある。
 肘に消しゴムがあたり、消しゴムが床に落ち、転がった。
 授業中のため、なるべく音を立てず拾おうとする。
 すると、落とした消しゴムに別の手が伸びてきた。
「はい」
「あ、ありがとう」
 落ちた消しゴムを拾って手渡してくれたのは、同じクラスのヘレンだ。
 ヘレンは頭が良く、魔法の実力も高く、周りから人気も高い。
「あ、ありがとう」
 ハーライはそう言い、授業に集中し直す。
 その時、さっきまでなかった違和感をハーライは心のなかに感じた。
 ハーライが暮らす国の学校は、合計で十年ある。
 小学校で四年、中学校で三年、学ぶ分野ごとに別れた専門学校で三年だ。
 専門学校は、入学時、成績が優秀だった場合、学費が免除される。
 また、小学校は、何歳でも、入ることができ、小学校の過程をクリアしないと中学校に入学することはできない。
 つまり、頭が良ければ、五歳でも入学できるし、様々な事情で学を受けることができなかった者も、年を取ってから、入学することができるというわけだ。
 また、専門学校を卒業すれば、その分野の職に自分が望めば、必ずなることができる。
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