159 / 171
3年目 スフラル編
【閑話】スフラル王国王都アーグワの冒険者 2
しおりを挟む
場所取りを兼ねて、少し早くから屋台広場でグループのやつらと飲んでいると、いろんな冒険者から声をかけられる。中には話したことのないやつらもいる。
「山に行くんだってな。俺たちも一緒に行ってやる」
「お断りだ。それから、勝手に座るな。そこの席は埋まっている」
「そんな固いことを言うなよ」
人の手柄を横取りすることしか考えていないお前らみたいなグループはお断りだ。
あの銀のが怒るところは想像できないが、あの魔力で攻撃を向けられたら、多分俺たちが全員束になっても叶わないぞ。前回はそんなに強い魔物に会っていないから銀の本気の攻撃は見なかったが、あのでたらめな魔力量はなんだ。一人で井戸の代わりができるくらいに水を出しておいて、けろっとしている。ギルドの建物くらいは吹き飛ばせそうだ。
「そこをどけ。そこは俺たちの席だ」
「よお、帰ってきたのか」
「ああ、さっき帰ってきた。狐が来てるんだってな」
前回参加して、今は依頼に行っていると思っていたグループが戻ってきた。こいつらが行くなら、新しいグループを追加しなくても問題ないだろう。戦闘だけで言えば、銀がいれば問題ないからな。
さらに、薬草専門のグループも来たのを見てさすがに分が悪いと思ったのか、トラブルメーカーは去っていったが、後をつけてこられないように注意が必要かもしれない。ちょっと目立ちすぎた気もするが、どうせ銀色コンビが来ればバレるし、仕方ないよな。
山へは一緒に行かないが宴会には参加させてくれというなじみのグループも混ざって、主役の到着を待たずに飲んで盛り上がっていると、一人が立ち上がって手を振った。
「来た来た、こっちだぞー」
「狐、待ってたぞ」
遠くから見ても目立つ、銀色の髪に銀色の毛玉。その毛玉は今日は赤いリボンを首に巻いている。どこぞやの旅一座で芸を披露する動物みたいだな。それが狐なりの宴会の正装らしいが、いつもの冒険者風の小さなマントとか高そうな布を巻いているののほうがどう考えても可愛いだろう。これもお貴族様の流行りなんだろうか。
その狐は、さっそく雪を吹き出して子どもからの歓声にこたえている。お前は芸で銭を稼ぐつもりか? 使役獣のプライドはどこに行ったんだ。狐の目指すところが分からん。「きつねさーん」と呼んだ子どものほうを向いて尻尾を振ってからおじぎの真似事をして拍手をもらっているから、宴会芸で自分の食べるチョモの分くらいは稼げそうだが。
「狐、ご機嫌だな」
「チョモを楽しみにしていたからな」
そう言われると、この地の出身者としては力が湧いてくる。まずは、チョモを全種類集めよう。狐が来る前に、屋台の下見と役割分担は決めてあるのだ。
「おい、野郎ども。タレなしとタレありで、全部の屋台から集めるぞ。行け!」
「おー!」
一斉に散っていったやつらが、各屋台からチョモを集めてくるだろう。冷めるから時間差のほうがいいんじゃないかという提案もあったが、冷まさないと狐が火傷するから、まずは全種類を取りそろえる。気に入ったのがあれば、それから買いに行けばいい。
狐を隣に座らせてなでながら、屋台に買いに行っているやつらが帰ってくるのを待っていたら、冒険者風の格好をした二人組が近づいてきた。また山へ行くのに参加させろという冒険者かと思ったが、冒険者にしてはこぎれいな、どちらかというと銀のと似た雰囲気を持った二人に、正体が分かった。昼間に誘った騎士たちだ。騎士服を着ていないから、一瞬誰だか分からなかった。一応誘いの言葉はかけたが、まさか来るとは。しかも私服でってことは、宴会に参加する気だろう。
狐は思い出せないのか、二人組を見て首をかしげている。可愛いぞ。よしよし。
「騎士様にばったり会ったから誘ったぞ。二年前にここで会っただろう」
「お久しぶりです。彼らの誘いに乗ってきてしまいました」
騎士だと紹介されても首をかしげたままだったが、銀のと何かを話して思い出したのか、狐が雪を吹いた。騎士たちが戸惑ってるが、それは挨拶なんだよな。銀のが、任務が終われば休みを取るだろうと話しているから、どうやら狐は騎士の休暇について質問していたらしい。
「そうか、銀のも騎士だったよな。ってことは、元騎士と現役の騎士がそろってんのか」
「よし、騎士様も一緒に薬草取りに行こうぜ!」
「こら酔っ払い、騎士様のせっかくの休暇を邪魔するなよ」
「邪魔でなければ、行こう」
狐が来る前に飲んで、酔っぱらって気を大きくしたやつが思い切って騎士を誘ったところ、大方の予想に反して参加してくれることになった。絶対に断ると思っていたのに、まじか。でも騎士がいれば、ちょっかいをかけてくる冒険者は減るな。
騎士の参加に浮足立つ冒険者とは対照的に、狐は騎士よりも届いたチョモに夢中だ。
「狐くん、お待たせ。新作のチョモをもらってきたよ」
『キャン!』
「こら待て、狐。火傷するから、冷めるまで待て」
『キューン』
いや、そんな俺がいじめているような哀れっぽい声を出さないでくれ。周りの子どもの目が怖いが、俺は狐のことを思って言ってるんだ。
「ガレンが狐をいじめてるぞー」
「狐くん、こっちおいでー。小さいチョモがあるよー」
『キャオーン』
狐が冒険者や騎士の足や肩の上を通って、呼んでいるやつのところへ走っていった。くっ、ふわふわの触り放題が逃げていった。狐を目で追っているが、飼い主は狐の行き先を全く気にしていない。それは、俺たちを信用してくれていると思っていいんだよな。ちょっとうれしい。
その銀のは、あらたまって騎士に話しかけた。
「ペルセス様でしたね。少しよろしいでしょうか」
「ウィオラス殿、今は任務から離れているので、冒険者として接してほしい」
「俺は狐を取り返してくるから、ゆっくり話してくれ」
何か話がありそうだから、このテーブルは三人だけにしてやろう。国が絡んでくるような面倒な話は聞かないに限る。
それに今の俺には狐を奪還するという大事な使命があるのだ。
「ガレン、来るなよ。狐がおびえるだろう」
「おびえるようなタマかよ」
『キューン、クーン』
「ほら、めっちゃおびえてるじゃないか。あのおじさん怖いよねえ」
『キュン』
狐、からかっているのは分かっているが、それでも地味に傷つくからやめてくれ。
何も知りませんよって顔をして、本当は全部計算づくだろう。そのあざとい感じが、また可愛い。まったく、お前は人の心をもてあそぶ悪い狐だな。
騎士も参加することになったので、余計な横やりが入らないよう、明日の朝から山へ向かうことを決めた。そのため酒は控えめにしているが、それでも狐が各テーブルのチョモを食べるために走り回っているので、いつにない盛り上がりを見せている。
その狐は俺たちとは関係ない他のテーブルからもチョモをもらって、お礼に雪を吹き出していた。楽しそうで何よりだ。明日からは鼻を使って薬草をたんまり見つけてくれることを期待しているからな。
銀のには、報酬の上乗せと引き換えに、山の中で必要な水を全部魔法で出してもらうことになった。薬草を売って得る金額を、騎士と狐も含めて全員頭割りにする予定だったが、銀色コンビはそれぞれ二人分の計四人として計算することにした。これで水を持っていかなくて済むので、荷物が軽くなる。
狐の働きは、二人分でも少ないくらいだ。オマケで、狐の気に入っている小さいチョモを焼いてもらって、昼飯に持っていこう。焼いたら旨いはず、と食い意地の張った狐が言うのだから、多分旨いんだろう。前回はファラも旨そうに食べていたから、あれも必要だな。明日朝の出発に間に合うよう、屋台の店主には少し無理をお願いすることになるが、その分多めに払うと言ったら、喜んで引き受けてくれた。
ところで、一つだけ懸念がある。一応今回のグループのリーダー的な存在として確認しておきたい。
「なあ、隊長さんよ、あの狐には何かあるのか?」
「……」
「言い換えよう。あの狐のことで、俺たちが知っておくべきことは?」
「ない」
「ならいい。明日はよろしく頼みます」
多分何かがあるから、わざわざ私服で宴会に参加して、山にも一緒に行くんだろうが、知る必要のないことなら知らなくていい。余計なことに首を突っ込めば、命を縮めることになる。
騎士が参加すると知れば、また連れていってくれというやつらが増えそうだが、闇討ちなどはなくなるから安心と言えば安心だな。難しいことは騎士に任せて、俺たちはしっかり薬草を集めよう。
「山に行くんだってな。俺たちも一緒に行ってやる」
「お断りだ。それから、勝手に座るな。そこの席は埋まっている」
「そんな固いことを言うなよ」
人の手柄を横取りすることしか考えていないお前らみたいなグループはお断りだ。
あの銀のが怒るところは想像できないが、あの魔力で攻撃を向けられたら、多分俺たちが全員束になっても叶わないぞ。前回はそんなに強い魔物に会っていないから銀の本気の攻撃は見なかったが、あのでたらめな魔力量はなんだ。一人で井戸の代わりができるくらいに水を出しておいて、けろっとしている。ギルドの建物くらいは吹き飛ばせそうだ。
「そこをどけ。そこは俺たちの席だ」
「よお、帰ってきたのか」
「ああ、さっき帰ってきた。狐が来てるんだってな」
前回参加して、今は依頼に行っていると思っていたグループが戻ってきた。こいつらが行くなら、新しいグループを追加しなくても問題ないだろう。戦闘だけで言えば、銀がいれば問題ないからな。
さらに、薬草専門のグループも来たのを見てさすがに分が悪いと思ったのか、トラブルメーカーは去っていったが、後をつけてこられないように注意が必要かもしれない。ちょっと目立ちすぎた気もするが、どうせ銀色コンビが来ればバレるし、仕方ないよな。
山へは一緒に行かないが宴会には参加させてくれというなじみのグループも混ざって、主役の到着を待たずに飲んで盛り上がっていると、一人が立ち上がって手を振った。
「来た来た、こっちだぞー」
「狐、待ってたぞ」
遠くから見ても目立つ、銀色の髪に銀色の毛玉。その毛玉は今日は赤いリボンを首に巻いている。どこぞやの旅一座で芸を披露する動物みたいだな。それが狐なりの宴会の正装らしいが、いつもの冒険者風の小さなマントとか高そうな布を巻いているののほうがどう考えても可愛いだろう。これもお貴族様の流行りなんだろうか。
その狐は、さっそく雪を吹き出して子どもからの歓声にこたえている。お前は芸で銭を稼ぐつもりか? 使役獣のプライドはどこに行ったんだ。狐の目指すところが分からん。「きつねさーん」と呼んだ子どものほうを向いて尻尾を振ってからおじぎの真似事をして拍手をもらっているから、宴会芸で自分の食べるチョモの分くらいは稼げそうだが。
「狐、ご機嫌だな」
「チョモを楽しみにしていたからな」
そう言われると、この地の出身者としては力が湧いてくる。まずは、チョモを全種類集めよう。狐が来る前に、屋台の下見と役割分担は決めてあるのだ。
「おい、野郎ども。タレなしとタレありで、全部の屋台から集めるぞ。行け!」
「おー!」
一斉に散っていったやつらが、各屋台からチョモを集めてくるだろう。冷めるから時間差のほうがいいんじゃないかという提案もあったが、冷まさないと狐が火傷するから、まずは全種類を取りそろえる。気に入ったのがあれば、それから買いに行けばいい。
狐を隣に座らせてなでながら、屋台に買いに行っているやつらが帰ってくるのを待っていたら、冒険者風の格好をした二人組が近づいてきた。また山へ行くのに参加させろという冒険者かと思ったが、冒険者にしてはこぎれいな、どちらかというと銀のと似た雰囲気を持った二人に、正体が分かった。昼間に誘った騎士たちだ。騎士服を着ていないから、一瞬誰だか分からなかった。一応誘いの言葉はかけたが、まさか来るとは。しかも私服でってことは、宴会に参加する気だろう。
狐は思い出せないのか、二人組を見て首をかしげている。可愛いぞ。よしよし。
「騎士様にばったり会ったから誘ったぞ。二年前にここで会っただろう」
「お久しぶりです。彼らの誘いに乗ってきてしまいました」
騎士だと紹介されても首をかしげたままだったが、銀のと何かを話して思い出したのか、狐が雪を吹いた。騎士たちが戸惑ってるが、それは挨拶なんだよな。銀のが、任務が終われば休みを取るだろうと話しているから、どうやら狐は騎士の休暇について質問していたらしい。
「そうか、銀のも騎士だったよな。ってことは、元騎士と現役の騎士がそろってんのか」
「よし、騎士様も一緒に薬草取りに行こうぜ!」
「こら酔っ払い、騎士様のせっかくの休暇を邪魔するなよ」
「邪魔でなければ、行こう」
狐が来る前に飲んで、酔っぱらって気を大きくしたやつが思い切って騎士を誘ったところ、大方の予想に反して参加してくれることになった。絶対に断ると思っていたのに、まじか。でも騎士がいれば、ちょっかいをかけてくる冒険者は減るな。
騎士の参加に浮足立つ冒険者とは対照的に、狐は騎士よりも届いたチョモに夢中だ。
「狐くん、お待たせ。新作のチョモをもらってきたよ」
『キャン!』
「こら待て、狐。火傷するから、冷めるまで待て」
『キューン』
いや、そんな俺がいじめているような哀れっぽい声を出さないでくれ。周りの子どもの目が怖いが、俺は狐のことを思って言ってるんだ。
「ガレンが狐をいじめてるぞー」
「狐くん、こっちおいでー。小さいチョモがあるよー」
『キャオーン』
狐が冒険者や騎士の足や肩の上を通って、呼んでいるやつのところへ走っていった。くっ、ふわふわの触り放題が逃げていった。狐を目で追っているが、飼い主は狐の行き先を全く気にしていない。それは、俺たちを信用してくれていると思っていいんだよな。ちょっとうれしい。
その銀のは、あらたまって騎士に話しかけた。
「ペルセス様でしたね。少しよろしいでしょうか」
「ウィオラス殿、今は任務から離れているので、冒険者として接してほしい」
「俺は狐を取り返してくるから、ゆっくり話してくれ」
何か話がありそうだから、このテーブルは三人だけにしてやろう。国が絡んでくるような面倒な話は聞かないに限る。
それに今の俺には狐を奪還するという大事な使命があるのだ。
「ガレン、来るなよ。狐がおびえるだろう」
「おびえるようなタマかよ」
『キューン、クーン』
「ほら、めっちゃおびえてるじゃないか。あのおじさん怖いよねえ」
『キュン』
狐、からかっているのは分かっているが、それでも地味に傷つくからやめてくれ。
何も知りませんよって顔をして、本当は全部計算づくだろう。そのあざとい感じが、また可愛い。まったく、お前は人の心をもてあそぶ悪い狐だな。
騎士も参加することになったので、余計な横やりが入らないよう、明日の朝から山へ向かうことを決めた。そのため酒は控えめにしているが、それでも狐が各テーブルのチョモを食べるために走り回っているので、いつにない盛り上がりを見せている。
その狐は俺たちとは関係ない他のテーブルからもチョモをもらって、お礼に雪を吹き出していた。楽しそうで何よりだ。明日からは鼻を使って薬草をたんまり見つけてくれることを期待しているからな。
銀のには、報酬の上乗せと引き換えに、山の中で必要な水を全部魔法で出してもらうことになった。薬草を売って得る金額を、騎士と狐も含めて全員頭割りにする予定だったが、銀色コンビはそれぞれ二人分の計四人として計算することにした。これで水を持っていかなくて済むので、荷物が軽くなる。
狐の働きは、二人分でも少ないくらいだ。オマケで、狐の気に入っている小さいチョモを焼いてもらって、昼飯に持っていこう。焼いたら旨いはず、と食い意地の張った狐が言うのだから、多分旨いんだろう。前回はファラも旨そうに食べていたから、あれも必要だな。明日朝の出発に間に合うよう、屋台の店主には少し無理をお願いすることになるが、その分多めに払うと言ったら、喜んで引き受けてくれた。
ところで、一つだけ懸念がある。一応今回のグループのリーダー的な存在として確認しておきたい。
「なあ、隊長さんよ、あの狐には何かあるのか?」
「……」
「言い換えよう。あの狐のことで、俺たちが知っておくべきことは?」
「ない」
「ならいい。明日はよろしく頼みます」
多分何かがあるから、わざわざ私服で宴会に参加して、山にも一緒に行くんだろうが、知る必要のないことなら知らなくていい。余計なことに首を突っ込めば、命を縮めることになる。
騎士が参加すると知れば、また連れていってくれというやつらが増えそうだが、闇討ちなどはなくなるから安心と言えば安心だな。難しいことは騎士に任せて、俺たちはしっかり薬草を集めよう。
385
あなたにおすすめの小説
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
悪役令嬢と弟が相思相愛だったのでお邪魔虫は退場します!どうか末永くお幸せに!
ユウ
ファンタジー
乙女ゲームの王子に転生してしまったが断罪イベント三秒前。
婚約者を蔑ろにして酷い仕打ちをした最低王子に転生したと気づいたのですべての罪を被る事を決意したフィルベルトは公の前で。
「本日を持って私は廃嫡する!王座は弟に譲り、婚約者のマリアンナとは婚約解消とする!」
「「「は?」」」
「これまでの不始末の全ては私にある。責任を取って罪を償う…全て悪いのはこの私だ」
前代未聞の出来事。
王太子殿下自ら廃嫡を宣言し婚約者への謝罪をした後にフィルベルトは廃嫡となった。
これでハッピーエンド。
一代限りの辺境伯爵の地位を許され、二人の幸福を願ったのだった。
その潔さにフィルベルトはたちまち平民の心を掴んでしまった。
対する悪役令嬢と第二王子には不測の事態が起きてしまい、外交問題を起こしてしまうのだったが…。
タイトル変更しました。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる