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第4章:エルゼリアと無骨なエルフ騎士編
第21話:キングリザード
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少し離れたところでは、リズたちとヘルハウンドが激戦を繰り広げていた。
新緑のマントを翻しながら、隙あらばクロスボウを撃ち込むリズ。
高速移動を行い、敵を翻弄しながら斬りつけていくシレイド。
二人が前線に立つ間に、力を溜め、鋭い槍の一撃を放っていくキアラ。
しばらく攻撃を当て続けると、ヘルハウンドの動きが徐々に鈍くなり、一匹はシレイドの斬りつけで、もう一匹はキアラの突きで絶命し、ドシンと倒れる。
「平気か、三人とも?」
俺が駆け寄ると、みんな少し疲れながらも笑って頷いてくれる。
「かなり疲れたけどねー」
リズが汗を拭いながら答える。
「ん……リズとシレイドの戦い方はスタミナ勝負なところがある……避けまくって斬る戦い方だから……」
「二人が注意を引いてくれるから、私は素早い相手にも攻撃できるのだがな……うーむ、やはり体力がある私がタンク役をやる方がいいか……?」
シレイドの言葉にキアラが考え込んでいる。
何はともあれ、危険度D+の魔物も三人で何とか倒せるようだ。
キングボアは全然攻撃が通らなかったが、あれはルクシアの森の『ボスモンスター』だったから特別強かったのだろう。
それだけじゃないか。
リズもシレイドも新しい武具を手に入れて戦闘力が上がっているだろうし、俺とキアラは時々一緒に鍛錬をして実戦形式の経験を積んでいる。
深淵で戦っていた時よりもパーティ全体の力は確実に上がっているようだ。
「じゃあ、次は俺とキアラで盾役になってみるか。俺たちが隙を作っている内に、リズとシレイドは敵にとどめを刺してほしい」
「分かったわ!」
「ん……」
「よし、やってみよう」
次の作戦を立てて、再び平原を歩く。
すると、目の前に巨大な蜥蜴が五匹、ワラワラと現れる。
「キングリザードだな。鋭い爪で冒険者を襲う大きな蜥蜴の魔物だ。動きは単調だが、攻撃力は高いぞ」
キアラが解説してくれる。
鑑定も使う。
名前:キングリザード
危険度:D+
説明:巨大な蜥蜴の魔物。四足歩行で平原を群れで走っていく。人や動物を丸呑みする習性がある。
素材:『王蜥蜴の爪』
レア素材:『王蜥蜴の尻尾』
「よし。キアラ、行くぞ。リズとシレイドは隙があったら、どんどん攻撃を撃ち込んでくれ」
「了解だよ」
「ん……」
二人の返事を受けて、俺とキアラはキングリザードに突っ込んでいく。
「はああああっ!!」
「ギャンッ!!」
風霊の剣で薙ぎ払うと、二匹のキングリザードが吹き飛ぶ。
うむ。やはり、この剣は軽いし威力も高い。
もともと宝剣だったわけだし、当然のことなのだろうが。
別の一匹が飛びかかって来るので、それを剣で受け、頭を鷲掴みにして魔法を放つ。
「エルファイア!!」
ゼロ距離で放たれた、巨大な火球は瞬時に弾け飛んでキングリザードの頭部を燃やす。
「ギャアアン!!」
怪獣のような鳴き声を上げながら、動かなくなるキングリザード。
そうすると、薙ぎ払いで吹き飛ばした二匹のキングリザードがよろよろと戻ってくる。
そこにシレイドがすぐさま反応して、クルクルと回転しながら飛び乗り、それぞれの頭部に瞬く間にダガーを突き立てていく。
キングリザードたちが絶命する。
五匹のキングリザードの内、二匹の相手をしていたキアラも善戦していた。
一匹はすでに、どてっぱらに槍の突きを喰らって動かなくなっており、もう一匹と競り合いを続けているところだ。
キングリザードの振りかぶった爪での攻撃を槍の柄で受け止める。
そうこうしていると、リズがキングリザードの喉元に矢を放ち、仕留める。
キングリザードの群れを掃討できた。
「やっぱり、俺とキアラが前に出る戦い方の方が効率的だな」
俺が呟くと三人も首肯する。
「あたしはどうしても遠距離武器になるからねー。二人が前に出てくれた方が狙いを定めやすいよ」
「シレイドは暗殺者……ダガーは一撃必殺を狙う武器だから……隙を見て急所に当てる方がやりやすい……」
「私も問題ない。ガラテアにいた頃から、接近戦が主だったからな。このくらいの動きなら何戦でもできるぞ」
俺たちの当面の戦い方が決まった。
リズとシレイドが前に出る『翻弄戦法』も方法の一つとして持っておくが、基本的には今の戦い方でいいだろう。
しばらく平原を歩き回り、先ほどの編成で魔物を狩っていく。
危険度D+の魔物にも慣れ始め、スムーズに戦えるようになってきた。
キアラとシレイドは元から実戦経験が多いので、どんな戦闘でも順応していける様子だし、リズも隙を突くのが上手くなっている。
俺も剣適性SSSなことに加え、キアラとの訓練で剣の型を少しずつ習得していることもあり、接近戦でも苦戦することなく戦っていけている。
キングリザード相手に魔法も試したが、初級・下級魔法ならどの属性でも二発、中級魔法なら一発で仕留めることができた。
魔法適性SSSでこの割合なら、低い適性で危険度D+を倒すには、余分に何発か当てる必要があるだろう。
女神メルヴィーナは、適性の高い低いが決まるのはランダムと言っていたが、女神が介入している時点で、戦闘もままならないような酷い適性にはならないように、ある程度の補正はかかっていると推察する。
それでも、これほど高い適性で転生できたのは幸運なのだろうけど。
正午を告げる鐘の音が町の方から聞こえる。
「腹も減ったし、そろそろ切り上げるか」
「そうね」
「ん……」
「ああ。今日はこんなものだろう」
三人と話し合っていると、突然後方の草むらがガサガサと動き、巨大な影がキアラに向かって飛びかかっていく。
「危ない!!」
とっさにキアラを抱きかかえて回避する。
キングリザードだ。
「リズ! シレイド!」
二人に声をかけると、リズもシレイドも瞬時に動く。
リズが数発、クロスボウの矢を浴びせ、ひるんだ所をシレイドが喉笛を掻っ切って仕留める。
何とかなったみたいだな。
今のは仕方がない。
通常、戦闘後はリズが『エネミーカウント』を使って、残っている敵がいないか確認するが、今回は完全に出合い頭の不意打ちだった。
「キアラ、大丈夫……うおっ!?」
「す、すまない……レオ……その、怪我は無かったんだが……鎧が破れてしまって……」
普段、冒険の時に着ている軽鎧の胸元部分が引き裂かれてしまったようで、腕で隠しているものの、形の良い胸がはだけてしまっている。
恥ずかしそうに赤い顔で、モジモジと胸を押さえるキアラ。
そんな彼女を見ていると、ムクムクと欲望が膨れてきてしまう。
いかんいかん。とりあえず、この状況を何とかしないと。
俺は、魔法の袋から備蓄している『ゴブリンの布』を取り出し、キアラに渡す。
「これを胸に巻き付ければいい。外套の前を閉じていれば、町に戻っても胸が見られることはないだろう」
「あ、ああ……すまない」
熱っぽい目で俺を見ながら、キアラが頷く。
「レオ、素材取ったよ! キアラの装備も破けちゃったし、早く町に戻ろう?」
「ん……もたもたしてたら、また新たな魔物に狙われるかもしれない」
「そうだな。エルゼリアに帰ろう」
二人の意見も受け、俺たちは急ぎ足で町に戻った。
新緑のマントを翻しながら、隙あらばクロスボウを撃ち込むリズ。
高速移動を行い、敵を翻弄しながら斬りつけていくシレイド。
二人が前線に立つ間に、力を溜め、鋭い槍の一撃を放っていくキアラ。
しばらく攻撃を当て続けると、ヘルハウンドの動きが徐々に鈍くなり、一匹はシレイドの斬りつけで、もう一匹はキアラの突きで絶命し、ドシンと倒れる。
「平気か、三人とも?」
俺が駆け寄ると、みんな少し疲れながらも笑って頷いてくれる。
「かなり疲れたけどねー」
リズが汗を拭いながら答える。
「ん……リズとシレイドの戦い方はスタミナ勝負なところがある……避けまくって斬る戦い方だから……」
「二人が注意を引いてくれるから、私は素早い相手にも攻撃できるのだがな……うーむ、やはり体力がある私がタンク役をやる方がいいか……?」
シレイドの言葉にキアラが考え込んでいる。
何はともあれ、危険度D+の魔物も三人で何とか倒せるようだ。
キングボアは全然攻撃が通らなかったが、あれはルクシアの森の『ボスモンスター』だったから特別強かったのだろう。
それだけじゃないか。
リズもシレイドも新しい武具を手に入れて戦闘力が上がっているだろうし、俺とキアラは時々一緒に鍛錬をして実戦形式の経験を積んでいる。
深淵で戦っていた時よりもパーティ全体の力は確実に上がっているようだ。
「じゃあ、次は俺とキアラで盾役になってみるか。俺たちが隙を作っている内に、リズとシレイドは敵にとどめを刺してほしい」
「分かったわ!」
「ん……」
「よし、やってみよう」
次の作戦を立てて、再び平原を歩く。
すると、目の前に巨大な蜥蜴が五匹、ワラワラと現れる。
「キングリザードだな。鋭い爪で冒険者を襲う大きな蜥蜴の魔物だ。動きは単調だが、攻撃力は高いぞ」
キアラが解説してくれる。
鑑定も使う。
名前:キングリザード
危険度:D+
説明:巨大な蜥蜴の魔物。四足歩行で平原を群れで走っていく。人や動物を丸呑みする習性がある。
素材:『王蜥蜴の爪』
レア素材:『王蜥蜴の尻尾』
「よし。キアラ、行くぞ。リズとシレイドは隙があったら、どんどん攻撃を撃ち込んでくれ」
「了解だよ」
「ん……」
二人の返事を受けて、俺とキアラはキングリザードに突っ込んでいく。
「はああああっ!!」
「ギャンッ!!」
風霊の剣で薙ぎ払うと、二匹のキングリザードが吹き飛ぶ。
うむ。やはり、この剣は軽いし威力も高い。
もともと宝剣だったわけだし、当然のことなのだろうが。
別の一匹が飛びかかって来るので、それを剣で受け、頭を鷲掴みにして魔法を放つ。
「エルファイア!!」
ゼロ距離で放たれた、巨大な火球は瞬時に弾け飛んでキングリザードの頭部を燃やす。
「ギャアアン!!」
怪獣のような鳴き声を上げながら、動かなくなるキングリザード。
そうすると、薙ぎ払いで吹き飛ばした二匹のキングリザードがよろよろと戻ってくる。
そこにシレイドがすぐさま反応して、クルクルと回転しながら飛び乗り、それぞれの頭部に瞬く間にダガーを突き立てていく。
キングリザードたちが絶命する。
五匹のキングリザードの内、二匹の相手をしていたキアラも善戦していた。
一匹はすでに、どてっぱらに槍の突きを喰らって動かなくなっており、もう一匹と競り合いを続けているところだ。
キングリザードの振りかぶった爪での攻撃を槍の柄で受け止める。
そうこうしていると、リズがキングリザードの喉元に矢を放ち、仕留める。
キングリザードの群れを掃討できた。
「やっぱり、俺とキアラが前に出る戦い方の方が効率的だな」
俺が呟くと三人も首肯する。
「あたしはどうしても遠距離武器になるからねー。二人が前に出てくれた方が狙いを定めやすいよ」
「シレイドは暗殺者……ダガーは一撃必殺を狙う武器だから……隙を見て急所に当てる方がやりやすい……」
「私も問題ない。ガラテアにいた頃から、接近戦が主だったからな。このくらいの動きなら何戦でもできるぞ」
俺たちの当面の戦い方が決まった。
リズとシレイドが前に出る『翻弄戦法』も方法の一つとして持っておくが、基本的には今の戦い方でいいだろう。
しばらく平原を歩き回り、先ほどの編成で魔物を狩っていく。
危険度D+の魔物にも慣れ始め、スムーズに戦えるようになってきた。
キアラとシレイドは元から実戦経験が多いので、どんな戦闘でも順応していける様子だし、リズも隙を突くのが上手くなっている。
俺も剣適性SSSなことに加え、キアラとの訓練で剣の型を少しずつ習得していることもあり、接近戦でも苦戦することなく戦っていけている。
キングリザード相手に魔法も試したが、初級・下級魔法ならどの属性でも二発、中級魔法なら一発で仕留めることができた。
魔法適性SSSでこの割合なら、低い適性で危険度D+を倒すには、余分に何発か当てる必要があるだろう。
女神メルヴィーナは、適性の高い低いが決まるのはランダムと言っていたが、女神が介入している時点で、戦闘もままならないような酷い適性にはならないように、ある程度の補正はかかっていると推察する。
それでも、これほど高い適性で転生できたのは幸運なのだろうけど。
正午を告げる鐘の音が町の方から聞こえる。
「腹も減ったし、そろそろ切り上げるか」
「そうね」
「ん……」
「ああ。今日はこんなものだろう」
三人と話し合っていると、突然後方の草むらがガサガサと動き、巨大な影がキアラに向かって飛びかかっていく。
「危ない!!」
とっさにキアラを抱きかかえて回避する。
キングリザードだ。
「リズ! シレイド!」
二人に声をかけると、リズもシレイドも瞬時に動く。
リズが数発、クロスボウの矢を浴びせ、ひるんだ所をシレイドが喉笛を掻っ切って仕留める。
何とかなったみたいだな。
今のは仕方がない。
通常、戦闘後はリズが『エネミーカウント』を使って、残っている敵がいないか確認するが、今回は完全に出合い頭の不意打ちだった。
「キアラ、大丈夫……うおっ!?」
「す、すまない……レオ……その、怪我は無かったんだが……鎧が破れてしまって……」
普段、冒険の時に着ている軽鎧の胸元部分が引き裂かれてしまったようで、腕で隠しているものの、形の良い胸がはだけてしまっている。
恥ずかしそうに赤い顔で、モジモジと胸を押さえるキアラ。
そんな彼女を見ていると、ムクムクと欲望が膨れてきてしまう。
いかんいかん。とりあえず、この状況を何とかしないと。
俺は、魔法の袋から備蓄している『ゴブリンの布』を取り出し、キアラに渡す。
「これを胸に巻き付ければいい。外套の前を閉じていれば、町に戻っても胸が見られることはないだろう」
「あ、ああ……すまない」
熱っぽい目で俺を見ながら、キアラが頷く。
「レオ、素材取ったよ! キアラの装備も破けちゃったし、早く町に戻ろう?」
「ん……もたもたしてたら、また新たな魔物に狙われるかもしれない」
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