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第7章:海竜の洞窟と美人漁師編
第12話:新しい武器
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「はぁ……」
ポートルートに戻り、しばらく休んで夕食を取る。
その間、リズの溜息は止まらなかった。
「仕方ないさ、リズ。あの状況では命があっただけで良かったと思わないと」
「ん……元気出して……リズ……」
キアラとシレイドがリズを励ます。
「だって、だってぇ! レオが初めて買ってくれた武器だったんだよぉ!? オルガに毒矢もいっぱい作ってもらって、これからもいっぱい活躍できると思ってたのにぃ!」
今日剥ぎ取った『サハギンの肝』で作った『サハギンレバーステーキ』を頬張りながら、悔しさをにじませるリズ。
「なんか、思ったより元気そうですね」
「リズは根っからの冒険者タイプだからなぁ。怖い思いしたことよりも、武器を失ったことの方がショックなんだろう」
セーラとロウナが安堵するように苦笑いする。
「みんな、明日からしばらく冒険は休みにする。俺とリズは一度、エルゼリアに戻って武器を作ってもらってくるよ。さすがに丸腰でダンジョンに挑むわけにもいかないしな」
「レオ……?」
「心配するな。ちゃんと良い武器を作ってもらえるさ。お金も俺が出すよ」
「そ、そんな! 悪いよ!」
「みんなの武具も、なんだかんだ俺がお金を出してるんだ。俺も好きでやってるし、遠慮することは無い。大切な彼女へのプレゼントをしたいっていう男心も解ってくれ」
「そ、そっか……」
俺の言葉に、ちょっとだけ嬉しそうな表情を浮かべるリズ。
この様子だと、復活も早いだろう。怖い思いをしたトラウマも無さそうだし良かった。
そして翌日、俺はリズとエルゼリアにワープで戻り、オルガに相談することにした。
「ええっ!? あの武器、落としちゃったのかい?」
「うん……見事に水の中に沈んでいきました……」
オルガの言葉に肩を落として答えるリズ。
「前に見せてもらった感じだと、この先のダンジョンでも普通に通用するくらい見事な武器だと思っていたんだけど……それは残念だったね」
「うん。ルクシアの町からの相棒だったんだけどね……」
「え? ルクシアから……ってことは、最初からあの武器だったのかい!?」
リズの言葉に驚くオルガ。
「ロッククロウラーっていう硬い芋虫の魔物素材で、ルクシアの鍛冶屋のダグラスさんが作ってくれたんだ」
「鍛冶屋のダグラスって……あのダグラス!?」
「有名なのか?」
「有名も何も、鍛冶屋の中でその名前を知らない人はいないよ。王都で一流鍛冶屋として名を馳せたドワーフさ。隠居して行方知れずって聞いたけど、まさかルクシアにいたなんて……!」
俺の言葉に、興奮交じりに応えるオルガ。
「そんなにすごい人だったんだね」
リズも驚いている。
ルクシアの町は、辺境の町なのでぶっちゃけ王都の情報はほとんど入ってこない。
周囲の町や村の情報も訪れる旅人や商人を介して、ポツポツとしか伝わってこなかった。
なるほど、どうりでリズの適性の低さの原因などを正確に言い当てられていたわけだ。
数多くの冒険者を相手にしてきたからこそ、そういったことが分かるのだろう。
「それで……えっと、オルガにあたしの武器を作ってほしいんだけど」
「だ、ダグラスの武器の代わりとは……すごいプレッシャー……」
リズの言葉に若干顔を引きつらせるオルガ。
ルクシアに戻ってダグラスに代わりの武器を作ってもらうことも考えたが、今住んでいるのはエルゼリアだ。
あくまでもルクシアは初心者の町だし、あまり規格外の武器を作れと強制するのも違うだろう。
今の話だと、ダグラスはすでに隠居の身みたいだし、大きな話を振って生活を乱すのも良くないしな。
「そのー、リズの適性の低さは『力が無いから』って言われたんだよね?」
「うん。敵を仕留めるだけの『力』が足りないから剣や槍なんかが使えないって」
「なるほど……だから力を必要としない『クロスボウ』を作ったのか……」
リズが答えると、オルガはすでに鍛冶師の顔になっていた。
「ちょっと待ってて」
オルガはそう言うと、工房の中に入っていった。
一〇分ほど経った後、出てきた彼女の手には一枚の設計図が握られていた。
オルガは俺たちの前に設計図を広げる。
「これは?」
「最近、王都でよく使用されている『銃』の設計図さ。武器適性が無くても、少量の魔力さえあれば使える遠距離武器で、主に魔法使いがサブウェポンとして使ってるんだ」
「少量の魔力?」
「ああ。銃身に少しの魔力を込めて弾けさせることで、銃弾を押し出す仕組みだね」
俺の言葉に真剣な顔つきで答えるオルガ。
なるほど、火薬やガスの代わりに魔力を使うのか。
俺の知っている銃とは少し仕組みが違うらしい。
「で、でもオルガ。あたし、魔法適正低いよ?」
「ああ、大丈夫さ。鑑定が使えるくらいなら何百発でも撃つことができるからね」
ほう、そんなに省エネなのか。
「ただ、色々と鉱石系の素材は要るよ? 銃身が熱くなっても耐えられるように『灼炎石』を使ったりとか」
「それなら大丈夫よ! フィールドアイテムなら豊富にあるもの!」
オルガの言葉にリズが胸を張る。
「あとは、武器作成に掛かるお金の問題さ。適性を無視できるほどの武器を、なんで一般市民が持たないのかって言うと製作費がべらぼうに高いからさ」
「それについても大丈夫だ。俺が出す」
オルガの言葉に、俺が応える。
「じゃあ、とりあえず……取り掛かってみようか!」
俺とリズの反応を見て、オルガがニンマリと笑った。
ここで、今まで溜めに溜めたリズの採集アイテムが火を噴いた。
鉄鉱石やら灼炎石やら色々と提示されたが、問題なく提出していく。
「うん……これだけ鉱石があれば、充分良い銃が作れるよ」
オルガがしっかりと頷く。
「そういえば、肝心の弾はどうするんだ?」
「鉱石がこれだけあれば、弾も充分な量作れるよ。あとは……そうだね、魔物の鱗素材とかがあれば特殊な弾も作れるようになるよ」
ほう、鱗を弾にするのか……面白いな。
「じゃあ、このサラマンダーの鱗も!?」
「おおっ! そんなの持ってたのかい? これなら、すごい弾が作れるよ」
オルガの言葉に顔をほころばすリズ。
「あ。あとリズ、前に作ったレッドビーアローやクイーンビーアロー、使い切ってないだろう?」
「う、うん。使い切る前にクロスボウ失くしちゃったから……。レッドビーアローは、もうそんなに残ってないけど、一番強力なクイーンビーアローはそっくりそのまま残ってるよ」
「それに関してだけど、ナイフみたいに相手に刺すことで、使うことができると思うからさ。捨てちゃわないようにな。良かったら、今ここで刺さりやすく刃や柄を調整してあげるよ?」
「うん! ありがとう! お願いします!」
リズは大喜びで残っていた矢を差し出した。
「期間や代金はいくら位になる?」
「矢は一〇分くらいでできるかな。銃の方は一週間くらい時間を貰うよ。代金は込みこみ50万Gってところだね」
「分かった。これでよろしく頼むよ」
俺が代金を払って微笑むと、オルガが少し顔を赤らめて目を逸らす。
「ん、確かに。……そ、その、これでも安くしたんだからさ。 ……だから、今の冒険が一段落したら……また可愛がって欲しいな……なんて……ぶつぶつ……」
鍛冶屋じゃなく彼女としての言葉が漏れ出てくる。
俺は「必ず、可愛がってやる」と返事をして、店を後にする。
鍛冶屋と懇ろになり、便宜を図ってもらうのもチートと言えばチートなのかもしれないな。
リズは矢を受け取って店を去る直前まで、新しい武器『銃』の設計図を無邪気に眺めていた。
ポートルートに戻り、しばらく休んで夕食を取る。
その間、リズの溜息は止まらなかった。
「仕方ないさ、リズ。あの状況では命があっただけで良かったと思わないと」
「ん……元気出して……リズ……」
キアラとシレイドがリズを励ます。
「だって、だってぇ! レオが初めて買ってくれた武器だったんだよぉ!? オルガに毒矢もいっぱい作ってもらって、これからもいっぱい活躍できると思ってたのにぃ!」
今日剥ぎ取った『サハギンの肝』で作った『サハギンレバーステーキ』を頬張りながら、悔しさをにじませるリズ。
「なんか、思ったより元気そうですね」
「リズは根っからの冒険者タイプだからなぁ。怖い思いしたことよりも、武器を失ったことの方がショックなんだろう」
セーラとロウナが安堵するように苦笑いする。
「みんな、明日からしばらく冒険は休みにする。俺とリズは一度、エルゼリアに戻って武器を作ってもらってくるよ。さすがに丸腰でダンジョンに挑むわけにもいかないしな」
「レオ……?」
「心配するな。ちゃんと良い武器を作ってもらえるさ。お金も俺が出すよ」
「そ、そんな! 悪いよ!」
「みんなの武具も、なんだかんだ俺がお金を出してるんだ。俺も好きでやってるし、遠慮することは無い。大切な彼女へのプレゼントをしたいっていう男心も解ってくれ」
「そ、そっか……」
俺の言葉に、ちょっとだけ嬉しそうな表情を浮かべるリズ。
この様子だと、復活も早いだろう。怖い思いをしたトラウマも無さそうだし良かった。
そして翌日、俺はリズとエルゼリアにワープで戻り、オルガに相談することにした。
「ええっ!? あの武器、落としちゃったのかい?」
「うん……見事に水の中に沈んでいきました……」
オルガの言葉に肩を落として答えるリズ。
「前に見せてもらった感じだと、この先のダンジョンでも普通に通用するくらい見事な武器だと思っていたんだけど……それは残念だったね」
「うん。ルクシアの町からの相棒だったんだけどね……」
「え? ルクシアから……ってことは、最初からあの武器だったのかい!?」
リズの言葉に驚くオルガ。
「ロッククロウラーっていう硬い芋虫の魔物素材で、ルクシアの鍛冶屋のダグラスさんが作ってくれたんだ」
「鍛冶屋のダグラスって……あのダグラス!?」
「有名なのか?」
「有名も何も、鍛冶屋の中でその名前を知らない人はいないよ。王都で一流鍛冶屋として名を馳せたドワーフさ。隠居して行方知れずって聞いたけど、まさかルクシアにいたなんて……!」
俺の言葉に、興奮交じりに応えるオルガ。
「そんなにすごい人だったんだね」
リズも驚いている。
ルクシアの町は、辺境の町なのでぶっちゃけ王都の情報はほとんど入ってこない。
周囲の町や村の情報も訪れる旅人や商人を介して、ポツポツとしか伝わってこなかった。
なるほど、どうりでリズの適性の低さの原因などを正確に言い当てられていたわけだ。
数多くの冒険者を相手にしてきたからこそ、そういったことが分かるのだろう。
「それで……えっと、オルガにあたしの武器を作ってほしいんだけど」
「だ、ダグラスの武器の代わりとは……すごいプレッシャー……」
リズの言葉に若干顔を引きつらせるオルガ。
ルクシアに戻ってダグラスに代わりの武器を作ってもらうことも考えたが、今住んでいるのはエルゼリアだ。
あくまでもルクシアは初心者の町だし、あまり規格外の武器を作れと強制するのも違うだろう。
今の話だと、ダグラスはすでに隠居の身みたいだし、大きな話を振って生活を乱すのも良くないしな。
「そのー、リズの適性の低さは『力が無いから』って言われたんだよね?」
「うん。敵を仕留めるだけの『力』が足りないから剣や槍なんかが使えないって」
「なるほど……だから力を必要としない『クロスボウ』を作ったのか……」
リズが答えると、オルガはすでに鍛冶師の顔になっていた。
「ちょっと待ってて」
オルガはそう言うと、工房の中に入っていった。
一〇分ほど経った後、出てきた彼女の手には一枚の設計図が握られていた。
オルガは俺たちの前に設計図を広げる。
「これは?」
「最近、王都でよく使用されている『銃』の設計図さ。武器適性が無くても、少量の魔力さえあれば使える遠距離武器で、主に魔法使いがサブウェポンとして使ってるんだ」
「少量の魔力?」
「ああ。銃身に少しの魔力を込めて弾けさせることで、銃弾を押し出す仕組みだね」
俺の言葉に真剣な顔つきで答えるオルガ。
なるほど、火薬やガスの代わりに魔力を使うのか。
俺の知っている銃とは少し仕組みが違うらしい。
「で、でもオルガ。あたし、魔法適正低いよ?」
「ああ、大丈夫さ。鑑定が使えるくらいなら何百発でも撃つことができるからね」
ほう、そんなに省エネなのか。
「ただ、色々と鉱石系の素材は要るよ? 銃身が熱くなっても耐えられるように『灼炎石』を使ったりとか」
「それなら大丈夫よ! フィールドアイテムなら豊富にあるもの!」
オルガの言葉にリズが胸を張る。
「あとは、武器作成に掛かるお金の問題さ。適性を無視できるほどの武器を、なんで一般市民が持たないのかって言うと製作費がべらぼうに高いからさ」
「それについても大丈夫だ。俺が出す」
オルガの言葉に、俺が応える。
「じゃあ、とりあえず……取り掛かってみようか!」
俺とリズの反応を見て、オルガがニンマリと笑った。
ここで、今まで溜めに溜めたリズの採集アイテムが火を噴いた。
鉄鉱石やら灼炎石やら色々と提示されたが、問題なく提出していく。
「うん……これだけ鉱石があれば、充分良い銃が作れるよ」
オルガがしっかりと頷く。
「そういえば、肝心の弾はどうするんだ?」
「鉱石がこれだけあれば、弾も充分な量作れるよ。あとは……そうだね、魔物の鱗素材とかがあれば特殊な弾も作れるようになるよ」
ほう、鱗を弾にするのか……面白いな。
「じゃあ、このサラマンダーの鱗も!?」
「おおっ! そんなの持ってたのかい? これなら、すごい弾が作れるよ」
オルガの言葉に顔をほころばすリズ。
「あ。あとリズ、前に作ったレッドビーアローやクイーンビーアロー、使い切ってないだろう?」
「う、うん。使い切る前にクロスボウ失くしちゃったから……。レッドビーアローは、もうそんなに残ってないけど、一番強力なクイーンビーアローはそっくりそのまま残ってるよ」
「それに関してだけど、ナイフみたいに相手に刺すことで、使うことができると思うからさ。捨てちゃわないようにな。良かったら、今ここで刺さりやすく刃や柄を調整してあげるよ?」
「うん! ありがとう! お願いします!」
リズは大喜びで残っていた矢を差し出した。
「期間や代金はいくら位になる?」
「矢は一〇分くらいでできるかな。銃の方は一週間くらい時間を貰うよ。代金は込みこみ50万Gってところだね」
「分かった。これでよろしく頼むよ」
俺が代金を払って微笑むと、オルガが少し顔を赤らめて目を逸らす。
「ん、確かに。……そ、その、これでも安くしたんだからさ。 ……だから、今の冒険が一段落したら……また可愛がって欲しいな……なんて……ぶつぶつ……」
鍛冶屋じゃなく彼女としての言葉が漏れ出てくる。
俺は「必ず、可愛がってやる」と返事をして、店を後にする。
鍛冶屋と懇ろになり、便宜を図ってもらうのもチートと言えばチートなのかもしれないな。
リズは矢を受け取って店を去る直前まで、新しい武器『銃』の設計図を無邪気に眺めていた。
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