73 / 112
61 イヴの“口撃”
しおりを挟む
数秒前まで殺気立っていたデイアナが空を見上げながら呆然と立ち尽くす。それはまた、デイアナのみならず俺、エミリア、フーリンも同じだった。
無理もない。
見上げていた先にあったデイアナの巨大な風の矢。あろう事か大地丸ごと貫こうとしていたその矢が撃たれたと同時に、突如忽然と矢の姿が消えてしまったのだから。
予想外過ぎる状況に、デイアナもただた呆然と矢のあった空を見つめる事しか出来ていない。場が静寂に包まれた中、またもこの静寂を破ったのはイヴの特徴ある笑い声だった。
「ヒッヒッヒッヒッ。私に何度そのマヌケ面を拝ませるんだい、弓の小娘よ」
静寂なラドット渓谷にイヴの声が響いた次の瞬間、遂に『精霊王イヴ』がその姿を露にした。
――ボワン!
「「……!?」」
「ヒッヒッヒッ。もうこの勝負は終わりだよ。勿論アンタの負けでねぇ」
突如現れた精霊王イヴ。
イヴは笑いながらデイアナに話し掛けたが、デイアナも俺達も目の前に現れたイヴにただただ驚いていた。
「やっと出てこれたみたいね。久しぶりイヴ」
「情けないわい。ここまで魔力が弱っているとは」
「お前がイヴ……。“妖精”だったのか」
俺達の前に突如姿を現した精霊王イヴ。その見た目は一般的に皆が知っているであろう妖精そのものだった。緑の髪を靡かせ、背中からは透き通った神秘的な羽を生やして宙を飛んでいる老女の妖精。大きさは幼児程。大体80~90㎝といったところだろうか。
神にこんな言い方をしていいのか定かじゃないが、シンプルに言うなら空飛ぶ小さな妖精お婆さんと言ったところか。俺達から見れば確かに幼児程のサイズであるが、一般的な手のひらサイズ妖精と比べると遥かにイヴは大きい。
ハクの様にコレが本当の姿なのかはまだ分からないが、目の前にいるイヴの存在感は神秘的で圧倒的。ハクの獣天シシガミの姿を見た時と同じ様な雰囲気を纏っている。
「あれが邪神……イヴの姿」
呆然と立ち尽くす中、イヴを見たデイアナは誰にも聞こえない程小さな声でそう呟いていた。
「確かに見た目は妖精族に最も近いが、私はあくまで3神柱の神。正確に言えばアンタ達が思う妖精っぽい見た目に近いだけの偉い老人だねぇ。ヒッヒッヒッ。まぁ見た目なんてどうでも良いわ」
イヴは俺達にそう言うと、今度は再びデイアナの方を向いて口を開いた。
「弓の小娘、もう勝負は着いた。さっさと倒れてる連中拾って家に帰りな。さもなくば――」
「……!?」
次の瞬間、イヴはとてつもない神の魔力でデイアナを威圧した。ハクとはまた違う魔力の圧力だが、その強大さはやはり人間とは桁違い。イヴのこの威圧によって完全にデイアナは意気消沈。彼女はそのまま地面にへたり込んでしまった。
「さて、これで一先ず落ち着いた様だねぇ」
「ここ来ると何時も騎士魔法団に狙われるよな」
「ハハハ、確かに。でも何はともあれ、イヴが目覚めてくれて良かったわ」
「本当だよ。霊玉割っても何も起きないから心配になっちゃった」
七聖天と騎士魔法団に狙われるというハプニングはあったものの、無事にイヴを見つけて呼び起こせた俺達は安堵の声を漏らしていた。だが、ここで急にイヴが俺達に一喝入れるのだった。
「何を呑気に話しているんだい! アンタ達もアンタ達だよ!」
突然の事に驚くしかない俺達。
「全く。これからアビスとやり合って世界を救う者達がこんな弱くちゃ世界は本当に終焉だねぇ。やる気あるのかいアンタ達」
「ちょっとイヴ。そんな言い方しなくてもグリム達はちゃんとやってくれるわ」
「どうかねぇ。私ら3神柱が力を託した者達とは言え、まさかこんなに弱いとは思わなかったよ。アビスどころか七聖天なんてふざけた名前の連中と張り合ってる様じゃ終わりだねぇ。
特にアンタ! 私の力を託すものがそんなに弱くちゃ話にならんぞエミリア――」
イヴはエミリアに視線を移してそう言った。
確かに口調は少しキツイかもしれないが、イヴの言っている事は正論だ。もっと強くならなくては他の七聖天にもヴィルにも勝てない。更に深淵神アビスを倒すなんて到底不可能だろう。
イヴに面と向かって弱いと言われたエミリアは、見るからに元気をなくしている。
「そうだよね……。やっぱり私は弱い」
「そんな事ないわよエミリア。貴方は強い。神器で本来の力を覚醒させれば、エミリアはもっと強くなれるわ」
「ヒッヒッヒッ。相変わらずの綺麗事だねぇシシガミや。確かに我らの神器を与えれば今よりも強くなるだろう。だがねぇ、それはあくまで与えられた力。
どれだけ優れた神器を使おうと、強力な力を得ようと、最終的には全てその力を扱う者の実力次第なのさ。同じ剣を与えたとしても、元の剣術レベルが高い奴の方がより強くなるのは当然の事。だから私はそれを踏まえて言っているのさ。
エミリア、アンタの根本の実力が足りなくて弱いとね――」
真っ直ぐとエミリアを見て言い切ったイヴ。一方のエミリアは言葉が出ずに俯いてしまった。少なからずエミリア自身もまた心の何処かで思っていたんだろう。
俺が心配そうにエミリアを見ていると、なんとイヴの怒りの火の粉が俺達にも飛んできたのだった。
「弱いのはエミリアだけじゃないよグリム、フーリン! アンタ達もその程度の実力じゃあアビスに辿り着く前に死ぬよ。人の心配している暇があったら強くなりな。アンタ達には私ら3神柱よりも遥かに強くなってもらわなくちゃ意味がないんだからねぇ」
「それは自分でも分かってる……。このままじゃ俺はまたヴィルに負けちまう」
「俺もまだまだ強くなるつもりだ。もっと強い強者と手合わせをしなくてはいかんからな」
「ヒッヒッヒッ、そうかいそうかい。最低限やる気があるだけ良かったよ。アンタはどうなんだい? エミリアよ」
イヴは再びエミリアに向かってそう尋ねた。
「私も強くなりたい……。だけど、私はどれだけ特訓しても防御壁しか出せない。仮にフーリンみたいに神器を与えられたからと言って、イヴの言う通り、元から弱い私に世界なんて救えるのかな……」
イヴのストレートな言葉によって、エミリアは思い抱いていたであろう自分の不安が溢れ出ていた。
俺も気持ちはよく分かる。幼少の頃には満ち溢れていた自信が、自分の実力の無さに気付かされどんどんと無くなっていってしまう。エミリアはまだ自分に自信が持てないんだ。
エミリアの本音が零れ、僅かにしんみりとした空気が漂いかけた次の瞬間、その空気を一掃したのはやはりイヴだった。
「馬鹿者! 弱い奴が弱いと悩んで何の解決になる! 自分が弱いと分かっているなら、もう強くなるという一択しか残っていないだろうが。それなのに何をグダグダ弱音を吐いてしんみりさせようとしているんだいアンタは。
こっちはアンタのお悩み相談聞く為にわざわざ出てきたんじゃないよ。分かったら顔を上げて堂々と生きな! 辛気臭いのは嫌いだよ」
怒涛のイヴの“口撃”。
ここまでハッキリ言われるとやっぱりキツイだろうが、逆にここまでハッキリ言われると妙に説得力があると思い頷いてしまう。
直ぐ隣で聞いていた俺とフーリンもまるで自分に言われたかの如く、無意識の内に身が引き締まっていた。
そしてそれはエミリアも同様らしい――。
強引な展開ではあったが、イヴの飾らないストレートな言葉はエミリアに少なからず届いていた。さっきまで俯いて今にも泣き出しそうだったエミリアの顔付が明らかに変わっていた。
勿論イヴの単刀直入な物言いに驚いたというのもあるが、エミリアの瞳からは確かに強い決意が感じられたのだった。
無理もない。
見上げていた先にあったデイアナの巨大な風の矢。あろう事か大地丸ごと貫こうとしていたその矢が撃たれたと同時に、突如忽然と矢の姿が消えてしまったのだから。
予想外過ぎる状況に、デイアナもただた呆然と矢のあった空を見つめる事しか出来ていない。場が静寂に包まれた中、またもこの静寂を破ったのはイヴの特徴ある笑い声だった。
「ヒッヒッヒッヒッ。私に何度そのマヌケ面を拝ませるんだい、弓の小娘よ」
静寂なラドット渓谷にイヴの声が響いた次の瞬間、遂に『精霊王イヴ』がその姿を露にした。
――ボワン!
「「……!?」」
「ヒッヒッヒッ。もうこの勝負は終わりだよ。勿論アンタの負けでねぇ」
突如現れた精霊王イヴ。
イヴは笑いながらデイアナに話し掛けたが、デイアナも俺達も目の前に現れたイヴにただただ驚いていた。
「やっと出てこれたみたいね。久しぶりイヴ」
「情けないわい。ここまで魔力が弱っているとは」
「お前がイヴ……。“妖精”だったのか」
俺達の前に突如姿を現した精霊王イヴ。その見た目は一般的に皆が知っているであろう妖精そのものだった。緑の髪を靡かせ、背中からは透き通った神秘的な羽を生やして宙を飛んでいる老女の妖精。大きさは幼児程。大体80~90㎝といったところだろうか。
神にこんな言い方をしていいのか定かじゃないが、シンプルに言うなら空飛ぶ小さな妖精お婆さんと言ったところか。俺達から見れば確かに幼児程のサイズであるが、一般的な手のひらサイズ妖精と比べると遥かにイヴは大きい。
ハクの様にコレが本当の姿なのかはまだ分からないが、目の前にいるイヴの存在感は神秘的で圧倒的。ハクの獣天シシガミの姿を見た時と同じ様な雰囲気を纏っている。
「あれが邪神……イヴの姿」
呆然と立ち尽くす中、イヴを見たデイアナは誰にも聞こえない程小さな声でそう呟いていた。
「確かに見た目は妖精族に最も近いが、私はあくまで3神柱の神。正確に言えばアンタ達が思う妖精っぽい見た目に近いだけの偉い老人だねぇ。ヒッヒッヒッ。まぁ見た目なんてどうでも良いわ」
イヴは俺達にそう言うと、今度は再びデイアナの方を向いて口を開いた。
「弓の小娘、もう勝負は着いた。さっさと倒れてる連中拾って家に帰りな。さもなくば――」
「……!?」
次の瞬間、イヴはとてつもない神の魔力でデイアナを威圧した。ハクとはまた違う魔力の圧力だが、その強大さはやはり人間とは桁違い。イヴのこの威圧によって完全にデイアナは意気消沈。彼女はそのまま地面にへたり込んでしまった。
「さて、これで一先ず落ち着いた様だねぇ」
「ここ来ると何時も騎士魔法団に狙われるよな」
「ハハハ、確かに。でも何はともあれ、イヴが目覚めてくれて良かったわ」
「本当だよ。霊玉割っても何も起きないから心配になっちゃった」
七聖天と騎士魔法団に狙われるというハプニングはあったものの、無事にイヴを見つけて呼び起こせた俺達は安堵の声を漏らしていた。だが、ここで急にイヴが俺達に一喝入れるのだった。
「何を呑気に話しているんだい! アンタ達もアンタ達だよ!」
突然の事に驚くしかない俺達。
「全く。これからアビスとやり合って世界を救う者達がこんな弱くちゃ世界は本当に終焉だねぇ。やる気あるのかいアンタ達」
「ちょっとイヴ。そんな言い方しなくてもグリム達はちゃんとやってくれるわ」
「どうかねぇ。私ら3神柱が力を託した者達とは言え、まさかこんなに弱いとは思わなかったよ。アビスどころか七聖天なんてふざけた名前の連中と張り合ってる様じゃ終わりだねぇ。
特にアンタ! 私の力を託すものがそんなに弱くちゃ話にならんぞエミリア――」
イヴはエミリアに視線を移してそう言った。
確かに口調は少しキツイかもしれないが、イヴの言っている事は正論だ。もっと強くならなくては他の七聖天にもヴィルにも勝てない。更に深淵神アビスを倒すなんて到底不可能だろう。
イヴに面と向かって弱いと言われたエミリアは、見るからに元気をなくしている。
「そうだよね……。やっぱり私は弱い」
「そんな事ないわよエミリア。貴方は強い。神器で本来の力を覚醒させれば、エミリアはもっと強くなれるわ」
「ヒッヒッヒッ。相変わらずの綺麗事だねぇシシガミや。確かに我らの神器を与えれば今よりも強くなるだろう。だがねぇ、それはあくまで与えられた力。
どれだけ優れた神器を使おうと、強力な力を得ようと、最終的には全てその力を扱う者の実力次第なのさ。同じ剣を与えたとしても、元の剣術レベルが高い奴の方がより強くなるのは当然の事。だから私はそれを踏まえて言っているのさ。
エミリア、アンタの根本の実力が足りなくて弱いとね――」
真っ直ぐとエミリアを見て言い切ったイヴ。一方のエミリアは言葉が出ずに俯いてしまった。少なからずエミリア自身もまた心の何処かで思っていたんだろう。
俺が心配そうにエミリアを見ていると、なんとイヴの怒りの火の粉が俺達にも飛んできたのだった。
「弱いのはエミリアだけじゃないよグリム、フーリン! アンタ達もその程度の実力じゃあアビスに辿り着く前に死ぬよ。人の心配している暇があったら強くなりな。アンタ達には私ら3神柱よりも遥かに強くなってもらわなくちゃ意味がないんだからねぇ」
「それは自分でも分かってる……。このままじゃ俺はまたヴィルに負けちまう」
「俺もまだまだ強くなるつもりだ。もっと強い強者と手合わせをしなくてはいかんからな」
「ヒッヒッヒッ、そうかいそうかい。最低限やる気があるだけ良かったよ。アンタはどうなんだい? エミリアよ」
イヴは再びエミリアに向かってそう尋ねた。
「私も強くなりたい……。だけど、私はどれだけ特訓しても防御壁しか出せない。仮にフーリンみたいに神器を与えられたからと言って、イヴの言う通り、元から弱い私に世界なんて救えるのかな……」
イヴのストレートな言葉によって、エミリアは思い抱いていたであろう自分の不安が溢れ出ていた。
俺も気持ちはよく分かる。幼少の頃には満ち溢れていた自信が、自分の実力の無さに気付かされどんどんと無くなっていってしまう。エミリアはまだ自分に自信が持てないんだ。
エミリアの本音が零れ、僅かにしんみりとした空気が漂いかけた次の瞬間、その空気を一掃したのはやはりイヴだった。
「馬鹿者! 弱い奴が弱いと悩んで何の解決になる! 自分が弱いと分かっているなら、もう強くなるという一択しか残っていないだろうが。それなのに何をグダグダ弱音を吐いてしんみりさせようとしているんだいアンタは。
こっちはアンタのお悩み相談聞く為にわざわざ出てきたんじゃないよ。分かったら顔を上げて堂々と生きな! 辛気臭いのは嫌いだよ」
怒涛のイヴの“口撃”。
ここまでハッキリ言われるとやっぱりキツイだろうが、逆にここまでハッキリ言われると妙に説得力があると思い頷いてしまう。
直ぐ隣で聞いていた俺とフーリンもまるで自分に言われたかの如く、無意識の内に身が引き締まっていた。
そしてそれはエミリアも同様らしい――。
強引な展開ではあったが、イヴの飾らないストレートな言葉はエミリアに少なからず届いていた。さっきまで俯いて今にも泣き出しそうだったエミリアの顔付が明らかに変わっていた。
勿論イヴの単刀直入な物言いに驚いたというのもあるが、エミリアの瞳からは確かに強い決意が感じられたのだった。
17
あなたにおすすめの小説
【状態異常耐性】を手に入れたがパーティーを追い出されたEランク冒険者、危険度SSアルラウネ(美少女)と出会う。そして幸せになる。
シトラス=ライス
ファンタジー
万年Eランクで弓使いの冒険者【クルス】には目標があった。
十数年かけてため込んだ魔力を使って課題魔法を獲得し、冒険者ランクを上げたかったのだ。
そんな大事な魔力を、心優しいクルスは仲間の危機を救うべく"状態異常耐性"として使ってしまう。
おかげで辛くも勝利を収めたが、リーダーの魔法剣士はあろうことか、命の恩人である彼を、嫉妬が原因でパーティーから追放してしまう。
夢も、魔力も、そしてパーティーで唯一慕ってくれていた“魔法使いの後輩の少女”とも引き離され、何もかもをも失ったクルス。
彼は失意を酩酊でごまかし、死を覚悟して禁断の樹海へ足を踏み入れる。そしてそこで彼を待ち受けていたのは、
「獲物、来ましたね……?」
下半身はグロテスクな植物だが、上半身は女神のように美しい危険度SSの魔物:【アルラウネ】
アルラウネとの出会いと、手にした"状態異常耐性"の力が、Eランク冒険者クルスを新しい人生へ導いて行く。
*前作DSS(*パーティーを追い出されたDランク冒険者、声を失ったSSランク魔法使い(美少女)を拾う。そして癒される)と設定を共有する作品です。単体でも十分楽しめますが、前作をご覧いただくとより一層お楽しみいただけます。
また三章より、前作キャラクターが多数登場いたします!
【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる