92 / 112
77 決着と新たな動き
しおりを挟む
「うらッ!」
「小癪な」
見える。見えるぞ。奴の気の流れが。
だがこの気の流れは奴にも見えている。倒すには奴よりも更に先を読み、確実に一撃を叩き込む。
――ガキィン! ガキィン! ガキィン!
「くそッ、もうちょいか」
「調子に乗るな」
止まない互いの攻撃。
皆の視線が俺達に注がれる中、その瞬間は唐突に訪れたのだった。
「……ッ!?」
次の瞬間、これまで顔色1つ変えなかったカルの表情が僅かに変化した。その顔から分かるのは確かな困惑。俺はこの戦いで明らかに気の流れの感覚をものにした。奴の気の流れの先を更に呼んだ俺は奴が繰り出した蹴りを躱し、この日初めて生じたカルの隙を確実に捉えた。
――ブンッ!
「ッ……!?」
「ハァ……ハァ……俺の勝ちだな」
見事にカルの隙を捉えた俺は、カルの首元ギリギリの所で振りかざした剣を止めた。一瞬にして動きが止まったカルは眉を顰めながら俺を睨んできた。
「ふざけるな……。何故攻撃を止めた」
「俺は人殺しじゃない。勝負が着いたんだから無駄に斬る必要ないだろ」
「敵に施しを受けるぐらいなら死んだ方がマシだ」
「知らないよ。だったら誰か他の人に殺してもらいな。俺は御免だね」
時間にして僅か2,3秒だろうか。俺とカルは互いに睨み合うと、カルは突如波動を解いて後ろに下がっていった。そして、カルは何か気になる事でもあったのだろうか。つい数秒前までの戦いが嘘であったかの様に、カルは微塵の戦意も感じさせずに俺に質問を投げかけてきた。
「おい。お前達は何故世界を滅ぼそうとしている。この行動にも意味があるのか?」
真っ直ぐな視線でそう聞いてきたカル。俺はなんでこんな事を聞いてくるのか少し不審に思ったが、どうやら冗談でも冷やかしでもない。彼は本当の真実を知りたがっている。何故だか俺にはそう感じられたんだ。
「う~ん。どう説明すればいいのか分からないし、アンタが俺の言う事を素直に受け入れてくれるとは到底思えないけどさ、取り敢えず俺達は邪神でもなければ世界を滅ぼそうとなんてしていない。
寧ろこっちはその逆の無理難題を押し付けられて大変な思いしてるんだよ。今からだってまだラグナレク倒さないといけないしさ」
気が付くと俺はカルに正直に話していた。敵である奴がこんな話を信じる筈がないと思っているのに。
「……そうか」
俺の話を聞いたカルは静かにそう言い残すと、踵を返してこの場から去って行ってしまった。突然の行動に戸惑いつつも、俺は無意識に奴を呼び止め今度はこちらから質問を投げかけていた。
「ちょ、ちょっと待ってくれ! ユリマは無事なのか!?」
俺達が何よりも気になる事。それは間違いなくユリマの安否だ。俺の声に反応したカルは静かに振り返って言った。
「さぁな。初めはヴィルにかなりやられて死にそうだったらしいが、俺が地下牢でユリマを見た時は少なからず生きていた。今は知らんがな」
「ヴィルだって? アイツがユリマを捉えたのか!」
「ああ、そうらしい。お前がヴィルの兄だとは未だに信じられん。あの“狂人”の兄だからどれ程狂った奴かと思えば……。本当に兄弟なのか、お前達」
カルはそう言って再び振り返ると、今度は一瞬でこの場を立ち去ってしまった。
「グリム!」
カルが立ち去り、元の状況に戻った俺の元に皆が駆け寄ってきた。
「凄かったね! やっぱり強いなグリムは」
「いやいや、それを言うならエミリアの方だろ。何だよあの魔法。驚いたぞ」
「ハハハハ。最後の最後に上手くいって良かったよ本当に。失敗したら大変だったよねアレ」
「エミリアもこの特訓で強者と化した様だな。今度手合わせ願おうか」
突如訪れたピンチを潜り抜けた俺達には、幾らかの安心感が生まれていた。
「グリムもエミリアもフーリンも、皆気の流れを会得してかなり成長したわね」
「ああ、ハク達の特訓のお陰だよ。それよりも――」
確かに七聖天は何とか払いのけたけどまだ手放しで喜べる状況ではない。
「うん、大丈夫かなユリマ……。まさか私達を庇ってそんな事になっていたなんて」
「そうね。彼らに捕まっていたのは予想外だったわ」
「ユリマには返しきれぬ恩がある。早急に助けに向かうべきだろう」
図らずも、カルとローゼン神父からユリマの現状を知った俺達はどうしようもないもどかしさに襲われていた。自分達の事ばかりを考え、ユリマが俺達の為にそんな危険を犯していたなんて全く知らなかった。どうにかユリマを助け出したい。
「ユリマは王都にある城の地下牢だ。どのタイミングでも騎士魔法団の団長や七聖天が城に配備されているけど、危険を承知でユリマを助けに行こう」
「うん。私もユリマを助けたい。危険でも行くよ」
「無論だな」
自然と意見がまとまった。皆一刻も早くユリマを助けたいと言う気持ちは同じだ。そうと決まれば先ずは当初の予定通りここにいるラグナレクをッ……「馬鹿言ってんじゃないよ馬鹿共!」
完全に話がまとまり切った刹那、俺達の純粋な思いを一刀両断したのは他でもないイヴであった。人の事を馬鹿馬鹿呼びやがってこの神は。
「アンタ達の最優先事項は己が強くなる事。何より先ず目と鼻の先にいるラグナレクを倒す事は勿論、その後はグリムの神器を手にするべくドラドムートを叩き起こしに行かなくてはいけない。ユリマとやらの救出はその後さ」
「おいイヴ! それは幾らなんでもあんまりだぞ!」
「そうよ、ユリマを助けなくちゃ!」
「城なら強者も一杯いるだろうしな」
「五月蠅ぁぁぁいッ!!」
反論する俺達を黙らせるかの如く、イヴが凄まじい声で一喝した。
「果てしなく馬鹿だねぇアンタ達は! いいかい? その馬鹿の頭でよく考えな。そのユリマって子は唯一未来を知る人間だ。
国王や七聖天が彼女を見つけ出した時に殺さなかったという事は、彼女は自分の命を守りつつアンタ達が未来を救える為の最善の選択を常にしていた筈さ。
アンタ達はユリマに促されて此処までやって来たんだろう。だったらその流れを変えるんじゃないよ。アンタ達のその馬鹿な行動1つがユリマの全てを台無しにするんだ。そうと分かった上でもまだ助けに行くつもりかい?」
イヴに論破された俺達は言葉が出なかった。
確かにイヴの言う事も一理あるが、本当にそれが正解なのかも疑問だ。
「イヴの言ってる事も分かる。だけど仮にユリマが地下牢に幽閉される事を知った上で行動していたとして、その後はどうなんだ? このタイミングで俺達がユリマを助けに行くという未来の可能性だってあるだろ」
「ことごとく馬鹿だねぇアンタは。ユリマがそこまで知っていたなら、そもそもアンタ達に黙って匿うなんて事しないだろうが。初めから全て話せば万事解決。
でもそれをしなかったという事は、話がそんな単純じゃないって事だよ。逆を言えば今彼女が取っている行動が最善と言う事になる。未来をちゃんと視ているのは彼女だけだからねぇ。
つまりユリマは自分の身を犠牲にしてでも、アンタ達の真の力を覚醒させる事を先ず優先させたのさ。それが結果世界を救うと知った上でねぇ。
もし彼女がこのタイミングでしか助からないと言うなら、予めアンタ達に伝えておくだろう普通。でもそれをしなかったという事は今のタイミングじゃないって事だよ。
なぁに、心配なんて無用さ。アンタ達が思っている以上に彼女は強い人間だからねぇ。分かったらさっさとラグナレクを倒しに行くよ。もたもたしているとまた魔人に囲まれかねないからねぇ――」
イヴはそう言ってラグナレクのいる中心街に向かって進み出した。
ユリマの事は変わらず心配。だがやはりイヴの言っている事が正しいだろう。ユリマは自分を犠牲にしてまで俺達を行かせてくれた。一緒に戦う事も出来たのに、そうしなかったというのはコレが最善だったからだろう。
一抹の不安が残りながらもユリマとイヴの思いを汲み取った俺達は、覚悟を決めて当初の予定通りラグナレクを討伐する事を決心した。
ユリマ、お前の事は絶対に助ける。それまで無事でいてくれ――。
「小癪な」
見える。見えるぞ。奴の気の流れが。
だがこの気の流れは奴にも見えている。倒すには奴よりも更に先を読み、確実に一撃を叩き込む。
――ガキィン! ガキィン! ガキィン!
「くそッ、もうちょいか」
「調子に乗るな」
止まない互いの攻撃。
皆の視線が俺達に注がれる中、その瞬間は唐突に訪れたのだった。
「……ッ!?」
次の瞬間、これまで顔色1つ変えなかったカルの表情が僅かに変化した。その顔から分かるのは確かな困惑。俺はこの戦いで明らかに気の流れの感覚をものにした。奴の気の流れの先を更に呼んだ俺は奴が繰り出した蹴りを躱し、この日初めて生じたカルの隙を確実に捉えた。
――ブンッ!
「ッ……!?」
「ハァ……ハァ……俺の勝ちだな」
見事にカルの隙を捉えた俺は、カルの首元ギリギリの所で振りかざした剣を止めた。一瞬にして動きが止まったカルは眉を顰めながら俺を睨んできた。
「ふざけるな……。何故攻撃を止めた」
「俺は人殺しじゃない。勝負が着いたんだから無駄に斬る必要ないだろ」
「敵に施しを受けるぐらいなら死んだ方がマシだ」
「知らないよ。だったら誰か他の人に殺してもらいな。俺は御免だね」
時間にして僅か2,3秒だろうか。俺とカルは互いに睨み合うと、カルは突如波動を解いて後ろに下がっていった。そして、カルは何か気になる事でもあったのだろうか。つい数秒前までの戦いが嘘であったかの様に、カルは微塵の戦意も感じさせずに俺に質問を投げかけてきた。
「おい。お前達は何故世界を滅ぼそうとしている。この行動にも意味があるのか?」
真っ直ぐな視線でそう聞いてきたカル。俺はなんでこんな事を聞いてくるのか少し不審に思ったが、どうやら冗談でも冷やかしでもない。彼は本当の真実を知りたがっている。何故だか俺にはそう感じられたんだ。
「う~ん。どう説明すればいいのか分からないし、アンタが俺の言う事を素直に受け入れてくれるとは到底思えないけどさ、取り敢えず俺達は邪神でもなければ世界を滅ぼそうとなんてしていない。
寧ろこっちはその逆の無理難題を押し付けられて大変な思いしてるんだよ。今からだってまだラグナレク倒さないといけないしさ」
気が付くと俺はカルに正直に話していた。敵である奴がこんな話を信じる筈がないと思っているのに。
「……そうか」
俺の話を聞いたカルは静かにそう言い残すと、踵を返してこの場から去って行ってしまった。突然の行動に戸惑いつつも、俺は無意識に奴を呼び止め今度はこちらから質問を投げかけていた。
「ちょ、ちょっと待ってくれ! ユリマは無事なのか!?」
俺達が何よりも気になる事。それは間違いなくユリマの安否だ。俺の声に反応したカルは静かに振り返って言った。
「さぁな。初めはヴィルにかなりやられて死にそうだったらしいが、俺が地下牢でユリマを見た時は少なからず生きていた。今は知らんがな」
「ヴィルだって? アイツがユリマを捉えたのか!」
「ああ、そうらしい。お前がヴィルの兄だとは未だに信じられん。あの“狂人”の兄だからどれ程狂った奴かと思えば……。本当に兄弟なのか、お前達」
カルはそう言って再び振り返ると、今度は一瞬でこの場を立ち去ってしまった。
「グリム!」
カルが立ち去り、元の状況に戻った俺の元に皆が駆け寄ってきた。
「凄かったね! やっぱり強いなグリムは」
「いやいや、それを言うならエミリアの方だろ。何だよあの魔法。驚いたぞ」
「ハハハハ。最後の最後に上手くいって良かったよ本当に。失敗したら大変だったよねアレ」
「エミリアもこの特訓で強者と化した様だな。今度手合わせ願おうか」
突如訪れたピンチを潜り抜けた俺達には、幾らかの安心感が生まれていた。
「グリムもエミリアもフーリンも、皆気の流れを会得してかなり成長したわね」
「ああ、ハク達の特訓のお陰だよ。それよりも――」
確かに七聖天は何とか払いのけたけどまだ手放しで喜べる状況ではない。
「うん、大丈夫かなユリマ……。まさか私達を庇ってそんな事になっていたなんて」
「そうね。彼らに捕まっていたのは予想外だったわ」
「ユリマには返しきれぬ恩がある。早急に助けに向かうべきだろう」
図らずも、カルとローゼン神父からユリマの現状を知った俺達はどうしようもないもどかしさに襲われていた。自分達の事ばかりを考え、ユリマが俺達の為にそんな危険を犯していたなんて全く知らなかった。どうにかユリマを助け出したい。
「ユリマは王都にある城の地下牢だ。どのタイミングでも騎士魔法団の団長や七聖天が城に配備されているけど、危険を承知でユリマを助けに行こう」
「うん。私もユリマを助けたい。危険でも行くよ」
「無論だな」
自然と意見がまとまった。皆一刻も早くユリマを助けたいと言う気持ちは同じだ。そうと決まれば先ずは当初の予定通りここにいるラグナレクをッ……「馬鹿言ってんじゃないよ馬鹿共!」
完全に話がまとまり切った刹那、俺達の純粋な思いを一刀両断したのは他でもないイヴであった。人の事を馬鹿馬鹿呼びやがってこの神は。
「アンタ達の最優先事項は己が強くなる事。何より先ず目と鼻の先にいるラグナレクを倒す事は勿論、その後はグリムの神器を手にするべくドラドムートを叩き起こしに行かなくてはいけない。ユリマとやらの救出はその後さ」
「おいイヴ! それは幾らなんでもあんまりだぞ!」
「そうよ、ユリマを助けなくちゃ!」
「城なら強者も一杯いるだろうしな」
「五月蠅ぁぁぁいッ!!」
反論する俺達を黙らせるかの如く、イヴが凄まじい声で一喝した。
「果てしなく馬鹿だねぇアンタ達は! いいかい? その馬鹿の頭でよく考えな。そのユリマって子は唯一未来を知る人間だ。
国王や七聖天が彼女を見つけ出した時に殺さなかったという事は、彼女は自分の命を守りつつアンタ達が未来を救える為の最善の選択を常にしていた筈さ。
アンタ達はユリマに促されて此処までやって来たんだろう。だったらその流れを変えるんじゃないよ。アンタ達のその馬鹿な行動1つがユリマの全てを台無しにするんだ。そうと分かった上でもまだ助けに行くつもりかい?」
イヴに論破された俺達は言葉が出なかった。
確かにイヴの言う事も一理あるが、本当にそれが正解なのかも疑問だ。
「イヴの言ってる事も分かる。だけど仮にユリマが地下牢に幽閉される事を知った上で行動していたとして、その後はどうなんだ? このタイミングで俺達がユリマを助けに行くという未来の可能性だってあるだろ」
「ことごとく馬鹿だねぇアンタは。ユリマがそこまで知っていたなら、そもそもアンタ達に黙って匿うなんて事しないだろうが。初めから全て話せば万事解決。
でもそれをしなかったという事は、話がそんな単純じゃないって事だよ。逆を言えば今彼女が取っている行動が最善と言う事になる。未来をちゃんと視ているのは彼女だけだからねぇ。
つまりユリマは自分の身を犠牲にしてでも、アンタ達の真の力を覚醒させる事を先ず優先させたのさ。それが結果世界を救うと知った上でねぇ。
もし彼女がこのタイミングでしか助からないと言うなら、予めアンタ達に伝えておくだろう普通。でもそれをしなかったという事は今のタイミングじゃないって事だよ。
なぁに、心配なんて無用さ。アンタ達が思っている以上に彼女は強い人間だからねぇ。分かったらさっさとラグナレクを倒しに行くよ。もたもたしているとまた魔人に囲まれかねないからねぇ――」
イヴはそう言ってラグナレクのいる中心街に向かって進み出した。
ユリマの事は変わらず心配。だがやはりイヴの言っている事が正しいだろう。ユリマは自分を犠牲にしてまで俺達を行かせてくれた。一緒に戦う事も出来たのに、そうしなかったというのはコレが最善だったからだろう。
一抹の不安が残りながらもユリマとイヴの思いを汲み取った俺達は、覚悟を決めて当初の予定通りラグナレクを討伐する事を決心した。
ユリマ、お前の事は絶対に助ける。それまで無事でいてくれ――。
14
あなたにおすすめの小説
【状態異常耐性】を手に入れたがパーティーを追い出されたEランク冒険者、危険度SSアルラウネ(美少女)と出会う。そして幸せになる。
シトラス=ライス
ファンタジー
万年Eランクで弓使いの冒険者【クルス】には目標があった。
十数年かけてため込んだ魔力を使って課題魔法を獲得し、冒険者ランクを上げたかったのだ。
そんな大事な魔力を、心優しいクルスは仲間の危機を救うべく"状態異常耐性"として使ってしまう。
おかげで辛くも勝利を収めたが、リーダーの魔法剣士はあろうことか、命の恩人である彼を、嫉妬が原因でパーティーから追放してしまう。
夢も、魔力も、そしてパーティーで唯一慕ってくれていた“魔法使いの後輩の少女”とも引き離され、何もかもをも失ったクルス。
彼は失意を酩酊でごまかし、死を覚悟して禁断の樹海へ足を踏み入れる。そしてそこで彼を待ち受けていたのは、
「獲物、来ましたね……?」
下半身はグロテスクな植物だが、上半身は女神のように美しい危険度SSの魔物:【アルラウネ】
アルラウネとの出会いと、手にした"状態異常耐性"の力が、Eランク冒険者クルスを新しい人生へ導いて行く。
*前作DSS(*パーティーを追い出されたDランク冒険者、声を失ったSSランク魔法使い(美少女)を拾う。そして癒される)と設定を共有する作品です。単体でも十分楽しめますが、前作をご覧いただくとより一層お楽しみいただけます。
また三章より、前作キャラクターが多数登場いたします!
【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる