45 / 52
第45話 十分な狭き道
しおりを挟む
幅五メートルの道と言えばそこそこの広さであるが、進軍ルートと考えればあまりに狭い。更にラシェッド軍の先陣は巨大で屈強な魔物達ばかりで、大人の背丈程もある斧や棍棒を持った彼らが三人も並べば、それだけで窮屈であった。
氷の坂に手すりなど付いているはずもなく、端にいるものは容赦なく押し出され落下することもあった。押した押さない、で殴り合いの喧嘩まで始まる始末である。
城壁にはアーサーが待ち構えて迎撃し、すり抜けて来た魔物は兵士達が複数人で襲いかかるといった戦法を取ってきた。
足場は悪く、幅も狭い。左右から矢が絶え間なく飛来する。強引に正面突破で城壁を駆け上がれば、そこには“雷神”が現れる。城壁の攻略は遅々として進まず、被害だけが増え続けた。
ラシェッドは腕を組んでその様子を見ると、静かな溜息を吐いた。アッシュがもう少し坂を大きく作っていればと考えてしまい、すぐに改めた。
「いかんな、贅沢に慣れてしまった」
そもそも城壁を越える坂を作るというのが、この攻防戦において反則技の様なものであった。五つの砦という絶対防壁を抜かれた王国側としては、ふざけるなと言いたくもなるだろう。
アッシュも必死にやっているのだという事は分かっている。先程も疲労困憊で倒れそうになったのを、配下のゴブリン達が引きずって後方へと下がらせた。そんな彼に大きな坂を作らないから犠牲が出たのだぞ、と責めるのはお門違いだろう。
寧ろ、そう言い出す者達から彼を守るのが総大将としての役目である。
気持ちを切り替え、ラシェッドはアードラーを呼び出した。城壁を突破するまで彼の仕事はなく、暇をもて余していた様子。直ぐに飛んでやって来た。
「飛兵を城壁へ向かわせろ」
ラシェッドがそう命じると、アードラーは主君の命令である事も忘れ、あからさまに嫌そうな顔をした。それはもう、物凄くである。
「冗談きついぜ。まだ城壁には弓兵がビッタビタに張り付いているじゃねえか」
戦場で犠牲が出るのは当然にしても、せめて犬死にだけはさせたくないというのがアードラーの方針であり美学であった。戦闘狂の筋肉馬鹿共が勝手に突撃してミンチになるのは構わないが、自分の部下だけは大事である。
そんな気性を理解しているからこそ、ラシェッドはアードラーを咎めずに笑って頷いていた。
「矢が届くか届かないか、といった距離で飛び回っているだけで良い」
そこでようやくアードラーは、ラシェッドの意図に気付いて緊張を解いた。
「成程、嫌がらせをしようって魂胆か」
「表現が露骨過ぎるな。陽動作戦で友軍を援護しよう、というのだ」
攻めるつもりがあるのかないのかよく分からない飛兵が、目の前をうろちょろしている。それだけで敵の弓兵は気が散るだろう。警戒に人員を配置しなければならなくなる。防備に穴が開けば儲けもの。それこそ城壁を越えて侵入してしまってもいいのだ。
「いいともさ。何にせよ、俺好みの戦い方ってのはそういう事だ」
やると決めれば仕事の早いアードラーである、直ぐに飛んで仲間の下へと行った。ラシェッドはアードラーの姿が豆粒になるまで見送った。
アーサーがミノタウロスを斬った、ギガンテスを突いた、ゴーレムを叩き壊した。片っ端から殺して殺して、殺しまくった。
敵の死骸を土嚢代わりに使い、進路を妨害。血で濡れた氷の坂に雷を落とし、一網打尽にしていた。だがそれでも敵の勢いは止まらない。
一体、また一体と脇をすり抜けていく。そうして抜けた者は兵士達が対処してくれているのだが、数が増えれば当然、全てを処理し切れなくなる。どういう訳か、弓兵の援護も薄くなっていた。
ここで負ければ王都は終わる。アーサーの鬼神の如き戦いぶりを間近で見た兵士達の士気は高い。同時に、もうどうしようもないという諦めや、脆さの様なものが彼らの頭の片隅に確かにあった。
援軍の希望がない籠城程に辛いものはない。王都を取り囲む無数の魔物達を、独力で撃退しなければならないのだ。出来る訳がない、と考えてしまうのも無理からぬ事。
一度押し込まれてしまえば、驚く程に崩れるのは早かった。アーサーはその光景を見て舌打ちする。それは兵士達に対してであり、自身に向けられた苛立ちでもあった。
(諦めの早い仲間がいるというのは、こういう事か……)
以前、ロイから不信感を口にされた事がある。敵であるラシェッドからも、評価していないとハッキリ言われた事もある。その意味がようやく理解できた。
(俺の人生、いつだってそうだ。気付くのが遅過ぎるんだ……)
次の事など考えず、全身全霊を賭けて戦っていれば、あの時、ラシェッドを討ち取る事が出来ていたかもしれない。
勇者族と国王は、戦う者とそれを援助する者という対等の関係であると気付くのも遅すぎた。それを知っていれば、アッシュの家族が処刑されそうになった時にも、国王に萎縮する事なく止める事が出来た筈だ。
いや、例え知らずとも、止めるべき場面であった。まさか本当にやるとは思わなかった、というのは己の怠惰と臆病さへの言い訳に過ぎない。あの時、アーサー達の頭を占めていたのは、責任を取りたくない、面倒を起こしたくない、という一心ではなかったか。
もしも処刑を止めていれば、アッシュはラシェッドに対して一定の敬意を持ちつつも、今も人類の守護者として共に戦ってくれていただろう。
見過ごした結果、アーサー達に共犯者の首枷が付けられた挙句、国王に逆らう事も出来なくなった。国王に従っていればこそ、処刑も国王の命令であり仕方のない事であったと思い込む事が出来た。
国王は自由に勇者族を処断する事が可能で、勇者族達もまた、自身がそれを認めた。そんな前例が出来てしまったのも間違いだった。
何もかもがアーサー一人の責任という訳ではないだろう。世界の命運を握っているなどと自惚れてもいない。それでも、幾つかのターニングポイントにいた事は間違いない。悔やみきれぬ後悔が、いつまでも残っていた。
国王の鎖を引き千切った時、罪悪感という傷が心に深く刻まれた。それは今でも時々痛み出す。
「死ね、死ねッ!」
泣き出したかった。泣く代わりに叫んだ。顔を覆う代わりに剣を振るった。どれだけ斬り殺しても無駄だと、耳元で囁く声を無視して戦い続けた。
やがて足元から、ドンと凄まじい破壊音が響いた。城壁を越えた魔物達が、内側から鍵を壊して城門を開いたのだった。
魔物達の歓びと咆哮に迎えられ、ラシェッドは城主の様な堂々とした態度で城門を潜り抜けた。
「まだ終わりじゃない、終わってたまるかよ……ッ!」
アーサーは身を翻し、城壁から屋根伝いに城へと走った。そこで態勢を整え、最後の一戦に挑むつもりだ。
途中で横目にラシェッドを睨む。殺気に気付いたラシェッドが見上げ、視線が交錯した。
“必ず、お前を殺してやる――”。
約定を交わした、そんな気がした。
氷の坂に手すりなど付いているはずもなく、端にいるものは容赦なく押し出され落下することもあった。押した押さない、で殴り合いの喧嘩まで始まる始末である。
城壁にはアーサーが待ち構えて迎撃し、すり抜けて来た魔物は兵士達が複数人で襲いかかるといった戦法を取ってきた。
足場は悪く、幅も狭い。左右から矢が絶え間なく飛来する。強引に正面突破で城壁を駆け上がれば、そこには“雷神”が現れる。城壁の攻略は遅々として進まず、被害だけが増え続けた。
ラシェッドは腕を組んでその様子を見ると、静かな溜息を吐いた。アッシュがもう少し坂を大きく作っていればと考えてしまい、すぐに改めた。
「いかんな、贅沢に慣れてしまった」
そもそも城壁を越える坂を作るというのが、この攻防戦において反則技の様なものであった。五つの砦という絶対防壁を抜かれた王国側としては、ふざけるなと言いたくもなるだろう。
アッシュも必死にやっているのだという事は分かっている。先程も疲労困憊で倒れそうになったのを、配下のゴブリン達が引きずって後方へと下がらせた。そんな彼に大きな坂を作らないから犠牲が出たのだぞ、と責めるのはお門違いだろう。
寧ろ、そう言い出す者達から彼を守るのが総大将としての役目である。
気持ちを切り替え、ラシェッドはアードラーを呼び出した。城壁を突破するまで彼の仕事はなく、暇をもて余していた様子。直ぐに飛んでやって来た。
「飛兵を城壁へ向かわせろ」
ラシェッドがそう命じると、アードラーは主君の命令である事も忘れ、あからさまに嫌そうな顔をした。それはもう、物凄くである。
「冗談きついぜ。まだ城壁には弓兵がビッタビタに張り付いているじゃねえか」
戦場で犠牲が出るのは当然にしても、せめて犬死にだけはさせたくないというのがアードラーの方針であり美学であった。戦闘狂の筋肉馬鹿共が勝手に突撃してミンチになるのは構わないが、自分の部下だけは大事である。
そんな気性を理解しているからこそ、ラシェッドはアードラーを咎めずに笑って頷いていた。
「矢が届くか届かないか、といった距離で飛び回っているだけで良い」
そこでようやくアードラーは、ラシェッドの意図に気付いて緊張を解いた。
「成程、嫌がらせをしようって魂胆か」
「表現が露骨過ぎるな。陽動作戦で友軍を援護しよう、というのだ」
攻めるつもりがあるのかないのかよく分からない飛兵が、目の前をうろちょろしている。それだけで敵の弓兵は気が散るだろう。警戒に人員を配置しなければならなくなる。防備に穴が開けば儲けもの。それこそ城壁を越えて侵入してしまってもいいのだ。
「いいともさ。何にせよ、俺好みの戦い方ってのはそういう事だ」
やると決めれば仕事の早いアードラーである、直ぐに飛んで仲間の下へと行った。ラシェッドはアードラーの姿が豆粒になるまで見送った。
アーサーがミノタウロスを斬った、ギガンテスを突いた、ゴーレムを叩き壊した。片っ端から殺して殺して、殺しまくった。
敵の死骸を土嚢代わりに使い、進路を妨害。血で濡れた氷の坂に雷を落とし、一網打尽にしていた。だがそれでも敵の勢いは止まらない。
一体、また一体と脇をすり抜けていく。そうして抜けた者は兵士達が対処してくれているのだが、数が増えれば当然、全てを処理し切れなくなる。どういう訳か、弓兵の援護も薄くなっていた。
ここで負ければ王都は終わる。アーサーの鬼神の如き戦いぶりを間近で見た兵士達の士気は高い。同時に、もうどうしようもないという諦めや、脆さの様なものが彼らの頭の片隅に確かにあった。
援軍の希望がない籠城程に辛いものはない。王都を取り囲む無数の魔物達を、独力で撃退しなければならないのだ。出来る訳がない、と考えてしまうのも無理からぬ事。
一度押し込まれてしまえば、驚く程に崩れるのは早かった。アーサーはその光景を見て舌打ちする。それは兵士達に対してであり、自身に向けられた苛立ちでもあった。
(諦めの早い仲間がいるというのは、こういう事か……)
以前、ロイから不信感を口にされた事がある。敵であるラシェッドからも、評価していないとハッキリ言われた事もある。その意味がようやく理解できた。
(俺の人生、いつだってそうだ。気付くのが遅過ぎるんだ……)
次の事など考えず、全身全霊を賭けて戦っていれば、あの時、ラシェッドを討ち取る事が出来ていたかもしれない。
勇者族と国王は、戦う者とそれを援助する者という対等の関係であると気付くのも遅すぎた。それを知っていれば、アッシュの家族が処刑されそうになった時にも、国王に萎縮する事なく止める事が出来た筈だ。
いや、例え知らずとも、止めるべき場面であった。まさか本当にやるとは思わなかった、というのは己の怠惰と臆病さへの言い訳に過ぎない。あの時、アーサー達の頭を占めていたのは、責任を取りたくない、面倒を起こしたくない、という一心ではなかったか。
もしも処刑を止めていれば、アッシュはラシェッドに対して一定の敬意を持ちつつも、今も人類の守護者として共に戦ってくれていただろう。
見過ごした結果、アーサー達に共犯者の首枷が付けられた挙句、国王に逆らう事も出来なくなった。国王に従っていればこそ、処刑も国王の命令であり仕方のない事であったと思い込む事が出来た。
国王は自由に勇者族を処断する事が可能で、勇者族達もまた、自身がそれを認めた。そんな前例が出来てしまったのも間違いだった。
何もかもがアーサー一人の責任という訳ではないだろう。世界の命運を握っているなどと自惚れてもいない。それでも、幾つかのターニングポイントにいた事は間違いない。悔やみきれぬ後悔が、いつまでも残っていた。
国王の鎖を引き千切った時、罪悪感という傷が心に深く刻まれた。それは今でも時々痛み出す。
「死ね、死ねッ!」
泣き出したかった。泣く代わりに叫んだ。顔を覆う代わりに剣を振るった。どれだけ斬り殺しても無駄だと、耳元で囁く声を無視して戦い続けた。
やがて足元から、ドンと凄まじい破壊音が響いた。城壁を越えた魔物達が、内側から鍵を壊して城門を開いたのだった。
魔物達の歓びと咆哮に迎えられ、ラシェッドは城主の様な堂々とした態度で城門を潜り抜けた。
「まだ終わりじゃない、終わってたまるかよ……ッ!」
アーサーは身を翻し、城壁から屋根伝いに城へと走った。そこで態勢を整え、最後の一戦に挑むつもりだ。
途中で横目にラシェッドを睨む。殺気に気付いたラシェッドが見上げ、視線が交錯した。
“必ず、お前を殺してやる――”。
約定を交わした、そんな気がした。
49
あなたにおすすめの小説
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる