好きな世界を選んでいいと言われたんですが、多すぎるから分裂しちゃいました。

ニコニ

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第一章

イトネン 第5話

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「話を戻しますよ。どうしてこうも話がずれるのでしょう?それはいいとして。
 あなたの権限の話を続けますよ。」
 ギャグ神は地球の住民は本当の人族と違うことを説明し、その後、延々と人族が如何に残虐非道であると話し続け、やっと我に返った。
「神と言うからには、何かを司るものです。
 やりたいことを言ってくださいな、コネでなんとかしましょう。」
 コネというのは、こんなに堂々と言うものでしたっけ。

 何はともあれ、ありがたくいただきましょう。

 何を管理しようかなぁ、元素とか地風火水とかそういうの強そうだな。

「参考に、他の六柱の神について話しますね。
 第五級神“ジャメル” 自然の神
 第五級神“ルディッタ” 火の神
 第六級神“ウェルディ” 雷の神
 第六級神“ラグタス” 鍛治の神
 第六級神“ディアーナ” 偽装の神
 準六級神“ファルセン・バルガーター” 信頼の神
 です。参考にしてくださいな。」

「準六級神とはなんですか?」

「第六級まではエネルギー総量で順位が決まりますので、第六級神の申請はかなり多いです。
 資格が十分にあるが、申請中の第七級神は準六級神扱いになります。」

「この方だけ、苗字があるのですが、他の方はないのですか?」

「この子は元々ただのエルフで、修練を積んで神になった。だから親から苗字を貰った。
 他の神は法則が意思を持ち、そのまま神になった。苗字を貰う親がいないから、名前しかない。
 そう考えれば、この子はあなたに似たような存在ですね。」

「僕は単に、あなたに気に入られたからこうなっただけですよ。厳しい修行を積んだわけではありません。」

 そう考えると、どうして僕にこんなにいいことがあるのだろうか。
 前世によほどのことをしたかもしれませんね。戦争を三回、いや、四回止めてますね。

「いえ、あなたの前世はホタルイカでしたよ。」

「そうなんですか!!?」
 ちょっとへこむ。いや、よく考えろ。ホタルイカの戦争を四回止めたかもしれない。
 そして来世こそは立派な種族になるんだ。ドラゴンはかぶるから妖精になりましょう。

「落ち着いてください。
 支離滅裂ですよ、ホタルイカの戦争とは何なのです?あと、神の寿命をなめないでください。メッチャ長生きです。しかも、私が“色々”してますから、数百億年はあっという間ですよ。」
 ギャグ神はドヤ顔でサムズアップした。
 そして諭すようにこう言った。
「そもそも、この世界に輪廻システムがありません。生まれ変わることがなければ、前世と来世の概念すらありません。死んだら魂は世界に還元されるか、意思が強いものはこの世に留まります。」

「それって、悪霊とかゾンビになるということですか?」

「それとは違いますよ。意思が強いからこの世にいるわけですから、知性と理性がなくなったらだいだいは消えます。
 これを取り締まる法がないですから、これだけで“悪”霊とは限りません。」

「じゃあ、それにします。輪廻をつくります。そしてその全権を僕にください。」

「そんな簡単に決めていいんですか。あなたが良ければ別にいいですけど。
 では、地球の輪廻システムを丸パクリしますね。」
 ギャグ神は指軽く振り
「はい、できました。地球のいろんな神話をごっちゃ混ぜしました。ではステータスを確認してくださいな。」

 名前:イトネン・ヒグチ
 神格:5
 種族:人族
 メインジョブ:『神』
 管轄:輪廻(全権)
 信者数:ーー
 眷属:機族
 眷属数:25468
 称号:『世界に愛されし者』 『冥界之神』
 スキル:『精神同調』 『世界之門』 『言語LvMAX』 『大図書館』 『至高神の加護』 『収容魔法』 『念話』

 管轄が“未登録”から“輪廻(全権)”に変わり、称号のところに『冥界之神』というのが増えた。

「詳しいことは他の神と話し合ってくださいな。
 まぁ、全権はあなたにあるから、勝手に決められますけど。」

「ちゃんと、僕以外の神と話し合いますよ。
 でも、どうやって六柱の神、全部集めて会議しましょう…」

「そのうち、そっちから来ると思いますよ。
 新しい神、しかも第五級神となれば、気にならないはずがないですよ。
 あと、正確には二柱だけですよ。
 火の神は雷の神に従属してますし。
 鍛治、偽装の神は自然の神に従属してますよ。
 だから、トップにいる二柱と話せば大丈夫です。第七級神は無視して結構ですよ。奴隷階級ですから邪魔になりませんよ。」

 情報を整理すると、この世界は二大陣営に分かれている。そして、信頼の神は今のところフリーらしい。なんとかこちらに引き入れることができないかなぁ。

「あれ?ようやく見つけましたよ。」
 ギャグ神はにやりと昏い笑みを浮かべ、悪人オーラを全開していた。
「では、ヒグチさん。残りのことは眷族に聞いてくださいな。私はとあるイタズラ野郎をお仕置きして来ますね。」

 そう言い残すとそそくさに消えた。

 僕は寝室に行き、ベットに倒れこんだ。
 ギャグ神に喋っているだけでもう疲れた。この身体には睡眠は必要ないらしいが、今まで続いてた習慣で目を閉じた。
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