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月曜日の朝
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今日からまた学校が始まる。
くんちゃんは相変わらず寝坊してしまう。
「くんちゃん、起きて。遅刻するよ」
と、お母さんが台所から呼んだ。
「うーん」と返事をするくんちゃん。
5分が経ち起きる気配がないと判断したお母さんは
「くんちゃん、休む?」
の言葉でくんちゃんは布団から急いで出た。
布団から出たのはいいのだけれど今度は座りながら寝ている。そしてお母さんは何分かほっといた。
登校の15分前になってものんびりしているくんちゃんを見たお母さんは
「うちの子だけなのかな」
と不安になったが、そんなことを考えている場合ではないと気付き、くんちゃんの手伝いをして登校に間に合わせた。
「いってきまーす」
「いってらっしゃい」
お母さんは見送りが終わり台所に戻った。
くんちゃん、なんかいつもと様子が違うような…。考え過ぎかな。そして気持ちを切り替えて掃除や後片付けを始めた。
夕方近くなり夕飯の準備を始めていた。 「ただいま」
「お帰り」
くんちゃんが学校から帰ってきた。
ところが、
「また後ろに何かいる」
昨日といい今日といいなんだろう。
昨日は1つだったのに今日は2つある。お母さんは不思議な気持ちと怖さでどうしたらいいかわからないでいた。
「ただいまー」
「お、かえーりー」
「何、お母さん変だよ」と、姉のあきなに言われた。
「何か疲れたのかな」
「あきな手伝って」
と、お母さんは一人でいるのが怖かったのかお姉ちゃんに助けを求めた。
夕飯のサラダをあきなが作ってくれていた。
「ねぇ、あきな、くんちゃん変かな」
「別にいつもと一緒だよ」
あきなは何でお母さんがそんなことを言うのか察しはついた。
「お母さん、くんちゃん今から炭酸のグレープ飲むよ、それもコップを持って。あっ今日は2個かもなー」
お母さんはお姉ちゃんもおかしくなったのかと思った。
「ほらね、2個持った。」
「ねぇ、あきな、あなたはくんちゃんのあの黒いものが見えるの?」
「……………うん、見えるよ」
といいながらあきなはお母さんの方に視線を向けた。
その顔は姉のいつもの顔とは別の顔だった。
くんちゃんは相変わらず寝坊してしまう。
「くんちゃん、起きて。遅刻するよ」
と、お母さんが台所から呼んだ。
「うーん」と返事をするくんちゃん。
5分が経ち起きる気配がないと判断したお母さんは
「くんちゃん、休む?」
の言葉でくんちゃんは布団から急いで出た。
布団から出たのはいいのだけれど今度は座りながら寝ている。そしてお母さんは何分かほっといた。
登校の15分前になってものんびりしているくんちゃんを見たお母さんは
「うちの子だけなのかな」
と不安になったが、そんなことを考えている場合ではないと気付き、くんちゃんの手伝いをして登校に間に合わせた。
「いってきまーす」
「いってらっしゃい」
お母さんは見送りが終わり台所に戻った。
くんちゃん、なんかいつもと様子が違うような…。考え過ぎかな。そして気持ちを切り替えて掃除や後片付けを始めた。
夕方近くなり夕飯の準備を始めていた。 「ただいま」
「お帰り」
くんちゃんが学校から帰ってきた。
ところが、
「また後ろに何かいる」
昨日といい今日といいなんだろう。
昨日は1つだったのに今日は2つある。お母さんは不思議な気持ちと怖さでどうしたらいいかわからないでいた。
「ただいまー」
「お、かえーりー」
「何、お母さん変だよ」と、姉のあきなに言われた。
「何か疲れたのかな」
「あきな手伝って」
と、お母さんは一人でいるのが怖かったのかお姉ちゃんに助けを求めた。
夕飯のサラダをあきなが作ってくれていた。
「ねぇ、あきな、くんちゃん変かな」
「別にいつもと一緒だよ」
あきなは何でお母さんがそんなことを言うのか察しはついた。
「お母さん、くんちゃん今から炭酸のグレープ飲むよ、それもコップを持って。あっ今日は2個かもなー」
お母さんはお姉ちゃんもおかしくなったのかと思った。
「ほらね、2個持った。」
「ねぇ、あきな、あなたはくんちゃんのあの黒いものが見えるの?」
「……………うん、見えるよ」
といいながらあきなはお母さんの方に視線を向けた。
その顔は姉のいつもの顔とは別の顔だった。
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