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天使を召還してしまいました
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「ここが部室だよ」
紗奈さんが案内したのは、学内にある小さな一室でした。
部室の中は長テーブルがあり、その上には某オカルト雑誌を始めとする本が何冊かと、占い師が使うような水晶玉が置いてあるのでした。
「し、失礼します......」
紗奈さんが部室にある椅子に座った為、僕も紗奈さんの隣に座ることにしました。
ここがオカルト部の部室......水晶玉が置いてあるのは少し驚きましたが、それ以外は至って普通の部屋で、時間を潰すには丁度良さそうな場所だなと思いました。
「えっと、オカルト部の活動内容だけど......UMAとか宇宙人とか、各々が気になる内容を調べるって感じかな。一応部活だから、文化祭までに調べた内容をポスターにまとめる予定だけど、やることはそれくらいだよ。どうかな?」
「そうですね......そんなに忙しくなさそうで良いと思いました。ちなみに紗奈さんはどんなこと調べてるんですか?」
「最近は占いについて調べてたよ。そうだ! 良かったら健太君のこと、占ってあげよっか?」
「え、良いんですか?」
「勿論だよ! ちょっと待っててね......」
そう言うと、紗奈さんは鞄の中からカードの束を取り出し、机の上に置きました。
カードをシャッフルし、扇状にカードを並べるのでした。
「それじゃ、健太君。この中から三枚、カードを引いて」
「わ、分かりました......」
ちなみに僕は占いに関して、朝のニュース番組でやっている星座占いしかやったことは無く、誰かに直接占ったことは一度もありませんでした。
数あるカードの中から僕は無作為に三枚カードを引き、それらを紗奈さんに渡しました。
紗奈さんはカードを表にして、机の上に置きました。
意味深なイラストと共にそれぞれ英語で、『The Lovers』、『The Fool』、『Judgement』の文字が書かれていました。
「恋人、愚者、審判......なるほど、ちょっと失礼するね」
紗奈さんは水晶玉を両手で持ち上げると、それを使って虫眼鏡のように僕の顔を覗き込みました。
どんな結果が出るのか、僕はとてもドキドキしながら待っていました。
やがて紗奈さんは水晶玉を元の場所に戻し、こほんと咳払いしました。
「えっとね......占ってみた結果、健太君は女性関係でこれから大きな決断を迫られるって出たんだけど、心当たりはあるかな?」
「い、いえ。無いですね......」
僕は咄嗟に嘘をついてしまいました。
実のところ、少しだけ心当たりはありました。
それはお姉ちゃんと僕の家にやってくるお姉ちゃんの友達のことです。
「そっか。まぁ、所詮は占いだしね。気にする必要無いよ。ところで健太君はオカルト関係で何か興味のあることってある?」
「興味のあること......ですか」
一時期、UFOやUMA関係の動画を見ていたことはありますが、今や興味を無くして全く見なくなってしまいました。
神......マヤ文明......オーパーツ......頭の中で興味のあることについて考えていると、ふと僕は机の上に置いてある一冊の本に目が留まりました。
その本のタイトルは『天使を召還する方法』でした。
少し前に僕は天使が人間界に降り立ち、そこで知り合った男子高校生と一つ屋根の下で暮らすという内容のアニメを見たのを思い出しました。
そのアニメを見て、天使は神秘的で可愛くって良いなぁと思いました。
「実は......天使とか興味あります。その本ってどうでしたか?」
僕は自分の目に留まった本、『天使を召還する方法』を指差しました。
「ああ、これ? 昨日、丁度読み終わってさ。試して見ようと思ってたところなんだよね」
「そうなんですか。僕、天使を召還するところ、見てみたいです!」
天使の存在を完全に信じているわけではありませんが、もしも実在するなら見てみたいと思いました。
ちなみに幽霊はいないと思っています。
だって、もしもいたら怖いからです。
「よーし、分かった! それじゃあ、さっそくやってみよっか!」
「どうやって召還するんですか?」
「やり方はすっごく簡単だよ。集中できる静かな環境で呪文を三回唱えるだけ。こんな風にね......」
紗奈さんは水晶玉に右手を翳し、眼を瞑りました。
『ゾダカレオロレゾドミカエルイアドバルトー、ゾダカレオロレゾドミカエルイアドバルトー、ゾダカレオロレゾドミカエルイアドバルトー』
更に意味深な呪文を唱え始めました。
すると次の瞬間、窓から神々しい金色の光が差し込み、その光は紗奈さんを包み込んでしまいました。
部室の空気も何だか急にピリピリと張り詰め、どこか息苦しさを感じました。
まさか......本当に。
「さ、紗奈さん......これって」
紗奈さんが目を開けると、急に立ち上がりました。
ジロリと僕のことを見据え、藍色に輝くその瞳に思わず僕はビクッとしました。
「おい、お前......我を呼び出したのはこの人間か?」
紗奈さんは自分の顔を指差しました。
声も口調も、何だかさっきと違う......
状況から察するに、天使が紗奈さんに憑依したと思われます。
「は、はい......」
「そうか......で? 我を呼び出した理由は何だ?」
天使からの質問に僕は冷や汗をかきました。
興味本位で呼び出したなんて答えたら、ヤバいことになりそうです。
下手したら、消されるかもしれません。
「え、えぇっと......天使さんにご相談したいことがありまして」
「おい、人間。我のことは『ミカエル』と呼べ。それで、相談したいこととは何だ?」
天使ミカエル......紗奈さんは物凄い天使を呼んでしまったようでした。
僕は必死に相談内容を考えました。
「そ、その......僕、身体が小さくて。身長を伸ばしたいって考えてるんですが、何とかならないでしょうか?」
ミカエルさんは顎を擦り、「ふむ......」と考え出しました。
我ながら無理な相談だと思いましたが、もしかしていけるのでしょうか。
「身長を伸ばしたい......か。出来ないことも無いが、人間界だと我の力が制限されるからな。代償が必要になるが......良いか?」
代償というからには、きっとただでは済まないことでしょう。
下手すれば寿命を奪われるのかもしれません。
「だ、代償って何ですか?」
恐る恐る僕が尋ねると、ミカエルさんは妖しく微笑み、何故か制服のボタンを外し始めました。
「なーに、簡単なことだ。我が人間界で力を使うには雄の精液が必要になる。人間よ、我とセックスするのだ」
ミカエルさんはワイシャツを脱いでしまいました。
更にブラウスも脱いで、上半身下着姿となってしまうのでした。
着けているのは無地の白いブラジャーで、中学生とは思えない程に大きなおっぱいを包み込んでいました。
「せ、セックス!? ミカエルさん。それ、本気で言ってるんですか?」
「勿論だとも。この憑依した人間、中々の肉付きをしていて良いだろう? お前にとっても悪い話では無いはずだが」
普通の男子生徒ならそうかもしれません。
しかし、僕の場合は違います。
お姉ちゃんからオナ禁を命じられているため、そんな不義理なことは出来ません。
それに......同意の無い×××は良くないことです。
仮に×××するとしても、紗奈さんの同意が必要だと思いました。
「ごめんなさい。僕には出来ません。憑依された紗奈さんの気持ちを無視してエッチするなんて......」
ミカエルさんは不満そうに眉を顰めました。
天使を怒らせるとどうなるのか予想も付きませんが、何とかこの場を丸く収めたいと思いました。
「ふむ......そうか。だが、わざわざ我を呼び出しておいて、ただで済むと思うなよ」
ミカエルさんはブラジャーのホックを外してしまいました。
ポロンとブラジャーから大きなおっぱいが飛び出ます。
紗奈さんのおっぱいは乳房が外側に向いていて、谷間が大きく、いわゆる離れ乳をしていました。
かなりの大きさで美紀さんと同じくらいはありそうでした。
「どうだ? デカいだろう。興奮したか、人間よ」
「し、しません......」
口では否定しましたが、僕は内心で大興奮してしまいました。
××のしすぎで、性感帯を付けていることもあり、股間に痛みを感じます。
大きいおっぱいというはどうしてこう、男を魅了するのでしょうか。
「そうか......あくまで否定するのだが。では、身体で確かめてみるとするか」
バサリという音と共に、紗奈さんの背中から白い翼が生えました。
現実ではあり得ない現象を見て、今更ながら目の前にいる人物が本当に天使なのだと実感するのでした。
紗奈さんが案内したのは、学内にある小さな一室でした。
部室の中は長テーブルがあり、その上には某オカルト雑誌を始めとする本が何冊かと、占い師が使うような水晶玉が置いてあるのでした。
「し、失礼します......」
紗奈さんが部室にある椅子に座った為、僕も紗奈さんの隣に座ることにしました。
ここがオカルト部の部室......水晶玉が置いてあるのは少し驚きましたが、それ以外は至って普通の部屋で、時間を潰すには丁度良さそうな場所だなと思いました。
「えっと、オカルト部の活動内容だけど......UMAとか宇宙人とか、各々が気になる内容を調べるって感じかな。一応部活だから、文化祭までに調べた内容をポスターにまとめる予定だけど、やることはそれくらいだよ。どうかな?」
「そうですね......そんなに忙しくなさそうで良いと思いました。ちなみに紗奈さんはどんなこと調べてるんですか?」
「最近は占いについて調べてたよ。そうだ! 良かったら健太君のこと、占ってあげよっか?」
「え、良いんですか?」
「勿論だよ! ちょっと待っててね......」
そう言うと、紗奈さんは鞄の中からカードの束を取り出し、机の上に置きました。
カードをシャッフルし、扇状にカードを並べるのでした。
「それじゃ、健太君。この中から三枚、カードを引いて」
「わ、分かりました......」
ちなみに僕は占いに関して、朝のニュース番組でやっている星座占いしかやったことは無く、誰かに直接占ったことは一度もありませんでした。
数あるカードの中から僕は無作為に三枚カードを引き、それらを紗奈さんに渡しました。
紗奈さんはカードを表にして、机の上に置きました。
意味深なイラストと共にそれぞれ英語で、『The Lovers』、『The Fool』、『Judgement』の文字が書かれていました。
「恋人、愚者、審判......なるほど、ちょっと失礼するね」
紗奈さんは水晶玉を両手で持ち上げると、それを使って虫眼鏡のように僕の顔を覗き込みました。
どんな結果が出るのか、僕はとてもドキドキしながら待っていました。
やがて紗奈さんは水晶玉を元の場所に戻し、こほんと咳払いしました。
「えっとね......占ってみた結果、健太君は女性関係でこれから大きな決断を迫られるって出たんだけど、心当たりはあるかな?」
「い、いえ。無いですね......」
僕は咄嗟に嘘をついてしまいました。
実のところ、少しだけ心当たりはありました。
それはお姉ちゃんと僕の家にやってくるお姉ちゃんの友達のことです。
「そっか。まぁ、所詮は占いだしね。気にする必要無いよ。ところで健太君はオカルト関係で何か興味のあることってある?」
「興味のあること......ですか」
一時期、UFOやUMA関係の動画を見ていたことはありますが、今や興味を無くして全く見なくなってしまいました。
神......マヤ文明......オーパーツ......頭の中で興味のあることについて考えていると、ふと僕は机の上に置いてある一冊の本に目が留まりました。
その本のタイトルは『天使を召還する方法』でした。
少し前に僕は天使が人間界に降り立ち、そこで知り合った男子高校生と一つ屋根の下で暮らすという内容のアニメを見たのを思い出しました。
そのアニメを見て、天使は神秘的で可愛くって良いなぁと思いました。
「実は......天使とか興味あります。その本ってどうでしたか?」
僕は自分の目に留まった本、『天使を召還する方法』を指差しました。
「ああ、これ? 昨日、丁度読み終わってさ。試して見ようと思ってたところなんだよね」
「そうなんですか。僕、天使を召還するところ、見てみたいです!」
天使の存在を完全に信じているわけではありませんが、もしも実在するなら見てみたいと思いました。
ちなみに幽霊はいないと思っています。
だって、もしもいたら怖いからです。
「よーし、分かった! それじゃあ、さっそくやってみよっか!」
「どうやって召還するんですか?」
「やり方はすっごく簡単だよ。集中できる静かな環境で呪文を三回唱えるだけ。こんな風にね......」
紗奈さんは水晶玉に右手を翳し、眼を瞑りました。
『ゾダカレオロレゾドミカエルイアドバルトー、ゾダカレオロレゾドミカエルイアドバルトー、ゾダカレオロレゾドミカエルイアドバルトー』
更に意味深な呪文を唱え始めました。
すると次の瞬間、窓から神々しい金色の光が差し込み、その光は紗奈さんを包み込んでしまいました。
部室の空気も何だか急にピリピリと張り詰め、どこか息苦しさを感じました。
まさか......本当に。
「さ、紗奈さん......これって」
紗奈さんが目を開けると、急に立ち上がりました。
ジロリと僕のことを見据え、藍色に輝くその瞳に思わず僕はビクッとしました。
「おい、お前......我を呼び出したのはこの人間か?」
紗奈さんは自分の顔を指差しました。
声も口調も、何だかさっきと違う......
状況から察するに、天使が紗奈さんに憑依したと思われます。
「は、はい......」
「そうか......で? 我を呼び出した理由は何だ?」
天使からの質問に僕は冷や汗をかきました。
興味本位で呼び出したなんて答えたら、ヤバいことになりそうです。
下手したら、消されるかもしれません。
「え、えぇっと......天使さんにご相談したいことがありまして」
「おい、人間。我のことは『ミカエル』と呼べ。それで、相談したいこととは何だ?」
天使ミカエル......紗奈さんは物凄い天使を呼んでしまったようでした。
僕は必死に相談内容を考えました。
「そ、その......僕、身体が小さくて。身長を伸ばしたいって考えてるんですが、何とかならないでしょうか?」
ミカエルさんは顎を擦り、「ふむ......」と考え出しました。
我ながら無理な相談だと思いましたが、もしかしていけるのでしょうか。
「身長を伸ばしたい......か。出来ないことも無いが、人間界だと我の力が制限されるからな。代償が必要になるが......良いか?」
代償というからには、きっとただでは済まないことでしょう。
下手すれば寿命を奪われるのかもしれません。
「だ、代償って何ですか?」
恐る恐る僕が尋ねると、ミカエルさんは妖しく微笑み、何故か制服のボタンを外し始めました。
「なーに、簡単なことだ。我が人間界で力を使うには雄の精液が必要になる。人間よ、我とセックスするのだ」
ミカエルさんはワイシャツを脱いでしまいました。
更にブラウスも脱いで、上半身下着姿となってしまうのでした。
着けているのは無地の白いブラジャーで、中学生とは思えない程に大きなおっぱいを包み込んでいました。
「せ、セックス!? ミカエルさん。それ、本気で言ってるんですか?」
「勿論だとも。この憑依した人間、中々の肉付きをしていて良いだろう? お前にとっても悪い話では無いはずだが」
普通の男子生徒ならそうかもしれません。
しかし、僕の場合は違います。
お姉ちゃんからオナ禁を命じられているため、そんな不義理なことは出来ません。
それに......同意の無い×××は良くないことです。
仮に×××するとしても、紗奈さんの同意が必要だと思いました。
「ごめんなさい。僕には出来ません。憑依された紗奈さんの気持ちを無視してエッチするなんて......」
ミカエルさんは不満そうに眉を顰めました。
天使を怒らせるとどうなるのか予想も付きませんが、何とかこの場を丸く収めたいと思いました。
「ふむ......そうか。だが、わざわざ我を呼び出しておいて、ただで済むと思うなよ」
ミカエルさんはブラジャーのホックを外してしまいました。
ポロンとブラジャーから大きなおっぱいが飛び出ます。
紗奈さんのおっぱいは乳房が外側に向いていて、谷間が大きく、いわゆる離れ乳をしていました。
かなりの大きさで美紀さんと同じくらいはありそうでした。
「どうだ? デカいだろう。興奮したか、人間よ」
「し、しません......」
口では否定しましたが、僕は内心で大興奮してしまいました。
××のしすぎで、性感帯を付けていることもあり、股間に痛みを感じます。
大きいおっぱいというはどうしてこう、男を魅了するのでしょうか。
「そうか......あくまで否定するのだが。では、身体で確かめてみるとするか」
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