六本木

syu-innonne

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中編

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 それから、三日後。二人はヌォ・ヨセラ国・イーメルディックシティのロックセセル地区をうろついていた。
 ロックセセルは、クル・ルシラ地区から行こうとすれば、電車を使って数分でいけるだろう。
また、ロックセセル地区はヌォ・ヨセラ国の国家中枢機関が多く、人々で溢れかえっていた。


 また、ヌォ・ヨセラ国は都心部であればどこもビル街なのである。だから、ひたすら道に迷いやすい。


「なぁ、シュウイチ、ここか?」
 リフォンはそれらのビルのうち一つを見上げた。
 シュウイチはソフィアに渡された地図を片手にリフォンの言葉に答えようと地図を確認した。
 そのビルには『グローナル・ハルル-ヌォ・ヨセラ支部-』と書かれた人、一人が横になったくらいの大きさのプレートが目に付いた。
その上に、十字架にかけられた聖人を崇拝する宗教らしく、あちらこちらに十字架の模様が見えた。
「・・・・・ここっぽいね」
 シュウイチはあきれている声を出しながら、その建物に入った。そして、リフォンもシュウイチの後に付いていった。


 その部屋は薄暗かった。ブラインドの隙間からわずかな光が差し込むが、さほど大したほどではない。空気の流れも自然であり、ソファーに座っている人物はその部屋と一体化していた。

 
 かつて、赤い獅子と呼ばれたコルルッカの軍人ハーデス=ブラッド=フィルはいつぞやの紛争で両腕と両足を失った。
しかし、本人の強い希望により、隣国メルディナ=リーカス=カール=アルディア国で、当時試験段階だった肉体改造手術を受け、サイボーグとなり、戦場に復帰し、名声を得た。
だが、誰も彼を英雄とは思わなかった。
・・・・そう、意志のある殺人兵器だと。
彼は途方に暮れた。


 今、ある人物の勧めにより、彼はここにいる。ここ、グローナル・ハルルが彼のために用意された控え室に。
 その部屋の外からカタカタという人が歩く音が響いて聞こえる。ハーデスは反応もしなかった。
ピピピピ・・・
部屋に電子音が流れた。
「ハーデス様、会議の時間でございます」
 機械的な声が流れた。


 シュウイチ達が会議室に入ったとき、そこにはもうすでにグローナル・ハルルの幹部達が入っていた。
そこには、言うまでもなくあのソフィアの姿もあった。
 彼らは彼女に促され、席に着いた。
 ここで彼らは作戦を立てているのであった。


 まず、彼らはサドゥール=ムッハードが犯人と確定されている証拠について、永延と説明を聞かされた。
 そして、次にサドゥール=ムッハードがどこに潜んでいるのか、地図に映し出され、今、どういう状況なのか説明を聞かされた。
 要点だけをまとめると、ラッシェル連合国のタイボルキス山脈のどこかに潜んでおり、自分のアジトの周りに結界を張ってあり、侵入できないと言う。
 ラッシェル連合国はヌォ・ヨセラ国から見て、大国チャイネスの隣、メルディナ=リーカス=カール=アルディア国の裏側にあるのである。
さらにダイボルキス山脈は、ラッシェル内で、西の端の方に存在している。
 と、言うわけで、リフォンの力を必要であると言うことを説明された。問題は誰が行くかと言うことだが・・・・


「最も重要なのは、どのメンバー行くのかてことね」
 ソフィアは微笑んだ。
「やっぱり、少人数が良いんじゃないかな?あまりにも多すぎたら、大変なことなことになるし・・・」
 どっちにせよ、自分とリフォンは避けられないとシュウイチは思った。
「まぁ、おれとシュウイチだけじゃ、なんだろう・・・そっちサイドの方から2,3人ほどほしいところだ。そうしないと、おれら、いつ逃げるのか、わかんないし」
 リフォンはめちゃくちゃ言った。
「そうですね・・・わたしも行きたいのは山々ですが、大統領を止めないとなりませんから・・・・・・・・・」
ソフィアは頭を抱えた。
「ソフィア様、おれが行きましょう」
 かつての英雄である赤毛の大男が立ち上がった。
リフォンもいい加減に大男だが、彼の方が体格がしっかりしていて、その上、彼の方が背が高い。
「ハーデス、頼みます・・・・そうですね、後は、ラルルに任せましょうか?ラルル、構いませんか?」
 ソフィアはシュウイチとあまり変わらない少女の方に向いた。
「はい、ソフィア様」
 ラルルと呼ばれた金髪の少女は立ち上がり、会釈をした。
 彼女の顔は子供のように愛らしく、まるで天使のようだった。
 シュウイチは、どこかのテレビで見ていたことがあるような気がした。
 確か、5歳の癖して、15歳の姿をしている成長が異様に早い女の子・・・・。


数日後。タイボルキス山脈の麓に、一台のヘリコプターが着陸した。そのヘリコプターは輸送用で、機体に十字架が描かれていた。
そして、そこには、チームを組んだ4人がのっていた。
 彼らは凍えるような寒さの中、無言でヘリコプターを降りた。
「頼みます」
 その言葉に対して、4人は軽く会釈を返した。


 ハーデス、シュウイチ、ラルル、リフォンの順で、歩き出す。
「ところで、結界はいつ辿り着くの?」
「もう少しだ。がんばれ」
 シュウイチはハーデスの言葉に聞き飽きていた。
さっきから返答が、もう少しだもう少しだと繰り返して、ばっかりいるからである。
 シュウイチは訓練されているハーデスや、異世界を旅しているリフォンと違って、体力があまりないのだ
。彼らより早く疲れを感じるのは仕方がない。
「情けないわね・・・・」
 ラルルはため息をついた。
「僕は、ヌオ・ヨセラの一般市民だから、仕方がない・・・・」
 シュウイチの言葉は止まった。
 この場三人の視線は一気にリフォンの一点に向けられた。
「ん?どうした?」
 リフォンはきょとんした。
「なぁ・・・・・おまえ・・・・」
 シュウイチは怒り爆発3秒前だった。
「なんで、魔法の絨毯なんかに乗ってんだよ!!」
 怒りの声が響き渡った。


 結局、3人とも、リフォンが操縦する魔法の絨毯に乗り込んだのは言うまでもない。一番、この状況を喜んだのはシュウイチであり、リフォンは不満げな顔を見せた。
 絨毯はのろのろと4人を乗せて、進んでく。
「なぁ、もっと、スピードは出ないのか?」
 ハーデスの強烈な一言がリフォンの耳に入った。
「・・・・・・無理だと言ったら、嘘になるが・・・ただし、これ以上、スピードを出したら、魔法がほとんど使えなくなるがな」
 リフォンは悩みながら、返した。
「ソフィア様に何か有ったら、困るから、ことを早く済ましたい」
「わかった。シュウイチ、オレに捕まれ!あんたは絨毯の最後尾に移動してくれ!嬢ちゃんはハーデス兄ちゃんに捕まりな!」
 3人はこくりと頷いた。
「なんで、あたちだけは嬢ちゃんなのよ!」
ラルルは嬢ちゃんと言われたのが不満だったらしく、不満を吐きだした。まぁ、彼女の実年齢は五歳だが・・。
 リフォンは精神を集中させ、絨毯をさらに浮き上がらせた。
 そして、絨毯の上だけに強烈な結界を張り、絨毯の猛スピードで飛ばし出した。


 4人の周りに耳がおかしくなるような超音波が響き渡った。
「耐えろ!」
 リフォンの声が結界内に響き渡り、他の3人はひたすら耳をふさいでいる。
 周りの景色がほとんどわからないほどのスピードでこの絨毯は飛んでいるため、位置が全くわからない。
 ごぉぉぉん!!!!ぐごぉぉぉん!!!!
 轟音が響き渡った。
「どうやら、結界と接触したようだな・・・」
 リフォンは不気味に笑いを浮かべながら、自分が張っている結界の強度をどんどん上げていく。
どがっ!がしゃんっ!
 またもや、轟音が響いた。
 絨毯の外では稲妻が不特定方向に走っており、こっちにいつ来るのかわからないほどおぞましく、まるで雷雲の中にいるようだ。
 いや、もしかしたら、異次元空間にいるようだと言った方が正しいかもしれない。
「うわっ!」
 周りの光景を見たシュウイチは危うく腰を抜かすところだった。
「怖いよー!」
 ラルルは恐怖を感じて、叫びだした。
「後、少しで切り抜ける!」
 リフォンは体中に汗をかきながら、励ました。
 どきゅんっ!
 二つの結界が派手な音を立てて、消えた。
 絨毯は一瞬にして、地面に落ちた。
「燃料切れだ」
 リフォンは汗を浮かべながら、言った。
「ここから、先は歩いていかないといけないなぁ」
 シュウイチは立ち上がった。
「ねぇ、アレはなんなのぉ?」
 3人はラルルが指さした方向を見た。
 そこには、アラビア風のかなり豪華な宮殿が建って・・・イヤ、浮いている
。どれくらい浮いているのかは近づいてみないとわからないが・・・。
「ここはサドゥール=ムッハードの結界の中だ。あの宮殿みたいなの中に、サドゥール=ムッハードがいるかもしれない」
「行ってみるしかないでしょ。今のところは」
 ハーデスの言葉にシュウイチは答えた。


 いざ、近寄ってみると、その宮殿はあまり浮いてなかった。ハーデスの額あたりに宮殿の土台がある。
ハーデスとリフォン辺りの大男が手を伸ばせば、何とか入れそうだ。
「上がるしかないな」
 ハーデスはこくりと頷いた。
「せーの!」
 ハーデスとリフォンは同時に土台の上にのし上がった。
「まずは、シュウイチからだ。捕まれ!」
 シュウイチはリフォンの手に捕まり、
「よっと!」
 リフォンはシュウイチを軽々と引き上げた。それと同じ容量でラルルも引き上げられた。


 宮殿の入り口は固く閉ざされていた。
 リフォンは扉をコンコンと叩き、どうなっているのかを調べた。
「どうやら、ここも魔法でコーティングされているようだな・・・」
「どうする?」
「さぁ?」
 シュウイチもリフォンもお手上げ状態だ。
「二人とも、どけ」
 ハーデスは自分の手首を外し、腕に装着されているバズーカを扉の中央にポイントした。
 シュウイチもリフォンも慌てて、安全なところへ避難した。
 どっこぉぉぉん!
 ヤケに派手な爆発と爆音はその扉を塵にした。
「これで入れるな」
 ハーデスはにやっと微笑んだ。
「恐ろしいことをやってくれるな・・・」
 リフォンは背中に冷や汗を感じた。


 4人は一気に奥まで進んだ。
 道中、戦闘員らしきものが彼らの道をふさいだが、ハーデスが一気に吹き飛ばした。
 

 そして、彼らの目の前にヤケに派手な扉が目に付いた。どうやら、この奥にサドゥール=ムッハードがいるらしい。
 どっこぉぉぉん!!!!
 もちろん、その扉もハーデスのバズーカによって、派手な爆音をたてて、壊れた。
「何事でッあーるか!」
 扉の奥の怪しげな男は叫び声を上げた。
 男の背丈は、座っているのでよくわからないが、たぶん、リフォンとシュウイチの中間・・・すなわち、そこそこ高いようである。
顔で面長で、かなりの尻顎。髭も顎のところは細く伸びており、口元の髭はかなり伸びまくって、肩の上くらいでカールというか、渦を巻いている。
服装もそれなりに怪しく、まるで、アラビアのこそくな魔法使いという雰囲気を丸出ししている。
 シュウイチは思わず、滅茶苦茶怪しいと言いそうになった。
「おまえがサドゥール=ムッハードか!」
 リフォンはびしっと、こそくな魔法使いを指さした。
「いかにも、我が輩がサドゥール=ムッハードでっあーる!」
 サドゥール=ムッハードは答えた。
「んじゃ、おれ達が何で、ここ来たかも知っているよな。おとなしく捕まってもらおうか!」
「我が輩のじゃまはさせないのでッあーる!」
 サドゥール=ムッハードはマントをひるがえし、即座に印を組み、呪文を唱えはじめた。
「アドゥル・・ユースティン・・・マディン・・・オルク・・・サマック・・・・」
 サドゥール=ムッハードの目の前に少し小さな魔法陣が姿を現し、そこから、いくつかの黒い影が出現した。
それは一般的に悪魔と呼ばれるものにフォルムは近く、性別の区分などなかった。
「ここはやるしかないね!」
 シュウイチは、巨大なハリセンを取り出した。リフォンは剣を抜き、ハーデスはマシンガンの弾を入れ替えた。


その頃、セイント・ポイントでは珍しく大雨が降り、この先に起こる異変を予測しているようだ。
そして、稲妻がとどろき、ますますソフィアは不安になった。
 さっきから、ブレス大統領の様子がおかしいのだ。幾度もネオ・クリアウェポンの名を口にしている。
 あの兵器の恐ろしさは大統領本人もわかっているはずなのに、どうしてなのか?
 彼女の不安はどんどん募る。この先、恐ろしいことが起こりそうだと彼女は胸騒ぎを感じざるおえなかった。


 ぱこぉぉん!すぱこぉん!
 綺麗なハリセンの音が連続して、宮殿内で響き渡る。シュウイチのハリセン攻撃が幾度なく、サドゥール=ムッハードにクリティカルヒットした。
「ひぃぃぃぃ!!!もう、勘弁してくれでっあーる!!痛いのであーる!!」
 サドゥール=ムッハードは泣き叫んだ。
「まだまだ!」
 シュウイチはニコニコ笑いながら、攻撃を連続して繰り返した。
 一方、リフォンとハーデスは黒い影達を刺身とミンチにしてしまったので、シュウイチの方を呆れながら見ていた。
「おーい、もうそれくらいにしといてやれ」
「あ?」
 リフォンの言葉にシュウイチは自分の手を止めて、サドゥール=ムッハードの上に乗った。
「だけど、魔法を使われたら、困るだろう」
「甘いな、ハーデス、オレにナイスアイディアがあるんだ」
 リフォンは軽く呪文を唱えると、サドゥール=ムッハードの方を指さし、指先から光を放った。
どぉん!!
 かわいい爆音が響き、サドゥール=ムッハードはピンクのハート模様のステテコしか履いていない姿となった。
「ナイスだろ?」
『・・・・・』
 リフォンの言葉に対して、ハーデスとシュウイチは沈黙した。
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