目が覚めたらそこは巨大樹の森だった

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突然、突風が吹いた

竜巻のような、そんな風だった

気がついた時には巨大樹が見えなくなるほどに大きな人が立っていた

「リム様！」

この国の王、リムか…

「こんにちは
いや、こんばんわと言うべきか、人間よ」

「「こんばんわ…」」

「リム様
準備が済み次第お迎えに向かいましたのに」

「すまんな
人間がきていると小耳に挟んだものでな

で、お前たちどーするのじゃ」

「なんのことだよ」

「ここから出ることはできないんですよね？」

二人は恐る恐る答えた

「基本はそうじゃ

だが、我は神

お前らの願いを叶えてやれないわけじゃない」

「そんなことができるのですか」