ひとりごと

Aim

文字の大きさ
2 / 6

1 another story

しおりを挟む
外に出ただけで手が凍える
氷でも触っているかのような感覚に陥る12月のこの頃

俺は中小会社に勤めるサラリーマンだ

今年で25になる


''おはよ、起きた?''


あぁ、そうだ
いるんだった

今の声は彼女だ
昨日、飯食べに行ってそのまま家に泊まっていった


''7時だよ、起きるでしょ?''


俺は
7時に起き
7時半には家を出る


''うん、起きるよ''

俺は珍しく、さっと起きて先に出る彼女を玄関まで送る
そのあと、のんびり支度をして7時半に家を出た

いつも通りだ


最近、彼女に言われたことがある


"私と結婚する気ある?"


何度も結婚の話をしたことがある
だか、子供は何人欲しいとか、部屋はどんな感じがいいとか、そんな些細なことだ

その度、結婚かぁと悩んでしまう
軽く受け流せばいいのだか、そう簡単にはいかない

自分も、ましてや彼女もそろそろ結婚を考えなければいけない年齢になる



そんなことを考えていたときふと、思い出した


学生時代付き合っていた彼女のことだ

付き合ったときから遠距離で毎日会えるわけではなかった

でも、彼女のことは大好きで、毎日電話をしていてた

そんな彼女からいきなり


''別れよう''


そういわれた


なぜかわからなかった

彼女は気分屋だからそう思ったのかもしれない
もしかすると、俺が知らず知らずのうちに何かしてしまったのかもしれない

なぜか分からないまま、


''いいよ、''


と答えてしまった


学生ながらほんとに結婚を考えていたのが懐かしいなとしみじみしてしまった


それと同時に会いたいなと思ってしまった

相手はすでに、結婚してしまっているかもしれない

それでも、自分が悲しくなるかもしれないと思いながら……
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

なほ
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

10年前に戻れたら…

かのん
恋愛
10年前にあなたから大切な人を奪った

幼馴染

ざっく
恋愛
私にはすごくよくできた幼馴染がいる。格好良くて優しくて。だけど、彼らはもう一人の幼馴染の女の子に夢中なのだ。私だって、もう彼らの世話をさせられるのはうんざりした。

お義父さん、好き。

うみ
恋愛
お義父さんの子を孕みたい……。義理の父を好きになって、愛してしまった。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

処理中です...