恋はみずいろ

双葉紫明

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第14話

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 せりちゃんパパとうちのパパの茶番が終わっていよいよわたしたちがギターを教わる番だ。
 最初にあすはがエレキギター持って、みははアコースティックギターを触ってみる。
 まず、1本の弦だけでAから順番にコードの場所を鳴らして行く。
 人差し指一本、ピックの右手はぽーん、ぽーんだから超簡単。
 BとC、EとFだけ半音、ってパパの説明。
「ん?ドレミファソラシドじゃないの?」みはが言うと、「良いとこに気がついたね。ドはCなんだよ。だから、Aからだとラシドレミファソだね。さすがみーやん」
 ほめられた!
 いや、パパにほめられても嬉しくないし。
 調子に乗ると呼び方変えるのキライ。
 みーさんと呼びなさい。
「じゃあ、Cから弾いてみようか」
「あ、ドレミファソラシド!」
 せりちゃんもベース抱えて同じ様にやってる。
 ギターやベースは一緒に出来るから良いな。
「せーの、」
 で3人で合わせてみる。
 そしたらパパが、ドラムでリズムを取り出した。
 パパのバスドラに合せて、ペンペンペンペン。
 だんだん速くなると左手が追いつかない。
「じゃあ、みんな1つの音だけで、速く弾いてみよう」
 クローズハットをチッ、チッ、チッ、チッ。
 だんだん速くなる。
 チチチチチチチチ
「もっと速くなると違う弾き方があるんだけど、最初は上から下に引き下ろすダウンピッキングを練習すると良いよ。リズム狂いにくいし、音の粒も揃うから。何より、かっこいいと思う。」
「よし、みんな慣れて来たから、パパが言ったら音出したり、止めたりしてみて。」
 またハットを刻み始める。
 チチチチチチチチチチチチチチチチ
「じゃ、あっちゃん、G」
 べべべべべべべべ
「よし、みーさん、C」
 べべべべべべべべ
「ん?合わさると、少し気持ち悪い音」
「よーし、せりさん、だいぶ体に近い方のふたつ印が打ってあるとこ弾いてみて。そこEだから。」
 せりちゃん、ちょっと探して鳴らした。
「よし、せりさん、半音上げてF、8回ずつ、EとFね」
 せりちゃんだけ、ずるい。
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