特殊部隊兵はJK生活を満喫できない

NeverLetMeGo

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第2話

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 寒さで目を覚ました。私は芝生の上で寝っ転がっていた。空は真っ暗だが星は見えない。

私はあの時テロリストに撃たれたのか。それとも間に合ったのか。ここはどこだ。疑問が私の頭の中をごった返す。

隣に金髪の少年が寝ていた。どこかで見たことがあるようなないような面影を持っていた。

 「クソDamn it!」

と、急にその少年が大声を出して起き上がった。この口癖は聞き覚えがあった。

「あんたもしかしてオリバー?」

「あぁ。そうだが。あんたは誰だ」

「誰って。忘れたの?ユリナよユリナ」

「嘘だろおい。顔も全然違うぞ。今のお前は綺麗な女ってよりも可愛いロリだぞ」

「そんなあなたも金髪の美少年になってるけどね」

私の知ってるオリバーは茶髪で、美少年と言うよりは男らしいイケメンという感じだった。

しかし、今、目の前にいる金髪美少年は確かに自分がオリバーであると言った。悪い夢でも見てるみたいだ。

「そうだ、オリバー。あのテロリストどうなったんだ」

オリバーが俯く。

「最初にお前らが殺したテロリストは囮だったんだ。任務を無事完了したと思った第一小隊はテロリストの奇襲を受けた。」

「あれは囮だったのね...」

オリバーが続けて話す。

「俺が下で待機してる時、上でものすごい戦いが繰り広げられてるのがわかった。でも小隊長のお前から要請が来なかったから俺たちは出動しなかった。
 もうその時にはお前は死んでたんだ。
 駆けつけた時には第一小隊はほぼ全滅だった。俺たち第二小隊も敵に包囲されていた。悔しくてしょうがなかった。敵を撃ちまくった。早くお前を医療チームに連れて行かないといけないという一心で」

私はその話を聞いて口をつぐんだ。

「結果的に俺は死んだみたいだ。こんな変な夢を見てるし」

オリバーは笑ってこそいたが、今にも泣きそうだった。

「夢かどうかなんてどうでもいいじゃない。こうやって私たち話せてる。オリバー、私を助けようとしてくれてありがとう」

私はオリバーに微笑みかける。オリバーの頰が心持ち赤くなった。

「それよりもここはどこよ。見た感じ日本の公園だけど」

「ユリナ、あそこ見ろよ。広告が日本語だぜ」

[精力減退なら高橋クリニックへ!]

「あんたのそれ、もう勃たなくなったの?」

「いやいや、俺のあれはまだまだ現役だぜ。それよりもここが日本ならお前の家行こうぜ。昔日本住んでたんだろ?」

「そういえば両親が逝ってから実家はそのまま放置してるわ。そこなら入れるはず。場所は世田谷区」

「あそこの看板に書いてあるぞ。今俺たちがいるのは葛西臨海公園らしい。近いか?」

「アフリカでの作戦行動覚えてる?あれと同じくらい歩くわ」

冗談だろKidding me?」
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