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剣士の独占欲と焦らし
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金竜ギルドの不正を暴いてから数日、街は平穏を取り戻していた。昼下がり、俺は宿の屋根裏部屋で埃まみれの木箱を漁り、古い冒険者の日誌を見つけていた。陽光が梁の隙間から差し込み、遠くで竜の咆哮が響く。階段を上がる足音が聞こえ、サフィーラが顔を出す。褐色の肌が汗で光り、薄い布が少し乱れている。
「悠斗、ここで何してるの? 下でミレアが落ち着かなくてウロウロしてるよ。なんか怪しいね」
「ミレアが? 分かった、降りてみる」
俺が日誌を置いて階段を降りると、セリーナが暖炉の前で杖を手にぼんやり座り、リリアが窓辺で髪を弄って鼻歌を歌う。ミレアは部屋の隅で剣を手に立っており、緑の瞳が俺をちらりと見てすぐに逸れる。
夕方、俺たちは街外れの倉庫へ物資を取りに行った。石畳が途切れ、木箱が積まれた薄暗い建物に到着。セリーナが杖で箱を開け、リリアが俺の腕に絡みつく中、ミレアが少し後ろを歩く。彼女の剣の鞘を握る手が硬い。俺が振り返ると、ミレアが唇を噛む。
「ミレア、どうしたんだ? 何か変だぞ」
「……疲れてるだけだ。気にしないでくれ」
彼女の声が低く、俺は気になったが、リリアに引っ張られて倉庫を後にした。
夜、宿に戻り、暖炉の火が部屋を赤く染める。俺が木のテーブルで水差しを手にしていると、ミレアが鎧を脱ぎ、薄いチュニック姿で近づいてきた。彼女が俺の腕を軽く掴み、低い声で言う。
「悠斗、外で話したい。二人だけでいいか?」
「いいよ。ちょっとだけな」
俺が立ち上がると、リリアが窓辺から顔を上げ、怪訝そうに俺を見る。
「悠斗、私も行くー!」
「リリア、今回はミレアと二人でいいよ。すぐ戻る」
リリアがすねて唇を尖らせて窓に戻り、俺はミレアと宿の裏庭へ出た。月光が石畳を照らし、夜風が木々を揺らす。ミレアが剣を手に深呼吸し、俺を見つめる。
「悠斗、私、最近お前が他の子ばかり気にかけてる気がして……我慢できなくなった。お前を私だけで独占したい」
「ミレア、それは……」
「聞いてくれ。私は父を失ってから、一人で戦ってきた。お前たちと出会って仲間ができたけど、セリーナが入って、リリアやサフィーラが騒がしくて……私だけを見てほしいって思うようになった。お前がいれば、私だけで十分だろ?」
彼女の緑の瞳が潤み、剣を握る手が震える。俺が言葉を探すと、ミレアが続ける。
「だから、決めた。今夜、宿の倉庫に火をつけて混乱を作り、その隙にお前を連れて街を出る。お前と二人で旅をしたいんだ」
「何!? ミレア、本気か!?」
彼女が剣を抜き、地面に突き立てる。
「本気だ。悠斗、私にはお前が必要なんだ。他の誰かじゃなくて、私だけでいいだろ?」
その瞬間、裏庭の木陰からリリアが飛び出し、怒りに震える声で叫ぶ。
「ミレアさん、何!? 悠斗を連れてくって、火をつける!? 全部聞いてたよ!」
ミレアが目を丸くし、剣を落としそうになる。
「リ、リリア!? いつから……!」
「最初からだよ! 悠斗と二人で出るなんて怪しいと思って、こっそりつけてたの! ミレアさん、私たち仲間なのに、そんなこと企むなんて許せない!」
リリアがミレアの腕を掴み、俺に目を向ける。
「悠斗、これは私が決める! ミレアさん、こんな悪いこと考えたんだから、すっごくえっちなお仕置きだよ!」
ミレアが慌てて剣を鞘に収めるが、リリアが彼女を宿の部屋に引きずっていく。
部屋に戻ると、暖炉の火が揺れ、サフィーラとセリーナが驚いた顔で立ち上がる。リリアがミレアを暖炉前に押し倒し、怒った声で言う。
「ミレアさん、悠斗を独り占めなんて許さない! 私、めっちゃ怒ってるから、焦らして焦らして苛めてあげる!」
サフィーラがニヤリと笑い、セリーナが杖を手に顔を赤らめる。
「ふふ、剣士ちゃん、やっちゃったね。私、楽しそうだから見てるよ」
「リリア、何!? これは……やめなさい!」
ミレアが抵抗するが、リリアがチュニックを強引に捲り上げる。白い腹部が露わになり、ミレアが顔を赤らめる。リリアがミレアの下着に手をかけ、ゆっくりと下ろし始めるが、完全に脱がさず、太ももまでで止める。
「ミレアさん、悪い子には焦らしのお仕置きだよ。悠斗、見ててね、私、ミレアさんを狂わせちゃうから!」
彼女がミレアの内側に指を這わせ、敏感な部分を軽く撫でるが、決して強く触らない。ミレアが「んっ!」と喘ぎ、体をくねらせる。
「リリア、やめ……それ、気持ちいいのに……んっ!」
リリアがミレアの胸に手を近づけ、乳首の周りを指で円を描くが、決して触れず、熱い吐息だけを吹きかける。ミレアが腰を浮かせ、切なげな声で呻く。
「リリア、そこ……触ってくれ……我慢できない……!」
「だーめ。ミレアさん、悪いこと企んだんだから、こうやって焦らしてあげるよ」
リリアがミレアの太ももに舌を這わせ、秘部のすぐ近くまで舐めるが、直前で止める。ミレアが「ひゃっ、ああっ!」と叫び、膝を震わせる。彼女がリリアの手を掴もうとするが、リリアがそれを払い、首筋に軽くキスするだけに留める。
「ミレアさん、私たちみんな悠斗のこと大好きだよ。それを忘れようとした罰、もっと感じて苦しんでね」
リリアがミレアの下着を少しずらし、指先で秘部の縁を撫でるが、決して奥には入れない。ミレアが涙目で喘ぎ、体が熱で震え出す。
「リリア、お願い……気持ちいいのに……これじゃ足りない……んっ!」
彼女が腰をくねらせ、リリアに懇願するが、リリアがニヤリと笑う。
「まだ許さないよ。ミレアさん、私に謝って、イカせてってお願いしてごらん?」
ミレアが息を乱し、緑の瞳が潤む。リリアが再び指を秘部の近くで動かし、熱い吐息を吹きかける。ミレアが我慢の限界を超え、ついに叫ぶ。
「リリア、ごめん! 私が悪かったから……お願い、イカせて……もう耐えられないよ……!」
リリアが満足げに笑い、ミレアの秘部に指を滑り込ませ、激しく動かす。ミレアが「あああっ!」と悲鳴を上げ、体を反らせて達する。リリアがミレアの唇にキスし、囁く。
「ふふ、ミレアさん、許してあげる。でも、仲間はみんなで仲良くね?」
サフィーラが拍手し、セリーナが目を丸くして呟く。
「剣士ちゃん、すごい声だったね。私、ドキドキしちゃったよ」
「リリア、やりすぎだろ……」
俺が苦笑すると、リリアが俺に抱きつき、甘える。
「悠斗、私、ミレアさんのこと大好きだから怒ったんだよ。これからはみんなで仲良くね?」
ミレアが息を整え、俺に小さく頷く。
「悠斗、私、間違ってた。お前たちみんなが大切だよ」
暖炉の火が揺れ、絆が再確認された夜だった。
――続く
「悠斗、ここで何してるの? 下でミレアが落ち着かなくてウロウロしてるよ。なんか怪しいね」
「ミレアが? 分かった、降りてみる」
俺が日誌を置いて階段を降りると、セリーナが暖炉の前で杖を手にぼんやり座り、リリアが窓辺で髪を弄って鼻歌を歌う。ミレアは部屋の隅で剣を手に立っており、緑の瞳が俺をちらりと見てすぐに逸れる。
夕方、俺たちは街外れの倉庫へ物資を取りに行った。石畳が途切れ、木箱が積まれた薄暗い建物に到着。セリーナが杖で箱を開け、リリアが俺の腕に絡みつく中、ミレアが少し後ろを歩く。彼女の剣の鞘を握る手が硬い。俺が振り返ると、ミレアが唇を噛む。
「ミレア、どうしたんだ? 何か変だぞ」
「……疲れてるだけだ。気にしないでくれ」
彼女の声が低く、俺は気になったが、リリアに引っ張られて倉庫を後にした。
夜、宿に戻り、暖炉の火が部屋を赤く染める。俺が木のテーブルで水差しを手にしていると、ミレアが鎧を脱ぎ、薄いチュニック姿で近づいてきた。彼女が俺の腕を軽く掴み、低い声で言う。
「悠斗、外で話したい。二人だけでいいか?」
「いいよ。ちょっとだけな」
俺が立ち上がると、リリアが窓辺から顔を上げ、怪訝そうに俺を見る。
「悠斗、私も行くー!」
「リリア、今回はミレアと二人でいいよ。すぐ戻る」
リリアがすねて唇を尖らせて窓に戻り、俺はミレアと宿の裏庭へ出た。月光が石畳を照らし、夜風が木々を揺らす。ミレアが剣を手に深呼吸し、俺を見つめる。
「悠斗、私、最近お前が他の子ばかり気にかけてる気がして……我慢できなくなった。お前を私だけで独占したい」
「ミレア、それは……」
「聞いてくれ。私は父を失ってから、一人で戦ってきた。お前たちと出会って仲間ができたけど、セリーナが入って、リリアやサフィーラが騒がしくて……私だけを見てほしいって思うようになった。お前がいれば、私だけで十分だろ?」
彼女の緑の瞳が潤み、剣を握る手が震える。俺が言葉を探すと、ミレアが続ける。
「だから、決めた。今夜、宿の倉庫に火をつけて混乱を作り、その隙にお前を連れて街を出る。お前と二人で旅をしたいんだ」
「何!? ミレア、本気か!?」
彼女が剣を抜き、地面に突き立てる。
「本気だ。悠斗、私にはお前が必要なんだ。他の誰かじゃなくて、私だけでいいだろ?」
その瞬間、裏庭の木陰からリリアが飛び出し、怒りに震える声で叫ぶ。
「ミレアさん、何!? 悠斗を連れてくって、火をつける!? 全部聞いてたよ!」
ミレアが目を丸くし、剣を落としそうになる。
「リ、リリア!? いつから……!」
「最初からだよ! 悠斗と二人で出るなんて怪しいと思って、こっそりつけてたの! ミレアさん、私たち仲間なのに、そんなこと企むなんて許せない!」
リリアがミレアの腕を掴み、俺に目を向ける。
「悠斗、これは私が決める! ミレアさん、こんな悪いこと考えたんだから、すっごくえっちなお仕置きだよ!」
ミレアが慌てて剣を鞘に収めるが、リリアが彼女を宿の部屋に引きずっていく。
部屋に戻ると、暖炉の火が揺れ、サフィーラとセリーナが驚いた顔で立ち上がる。リリアがミレアを暖炉前に押し倒し、怒った声で言う。
「ミレアさん、悠斗を独り占めなんて許さない! 私、めっちゃ怒ってるから、焦らして焦らして苛めてあげる!」
サフィーラがニヤリと笑い、セリーナが杖を手に顔を赤らめる。
「ふふ、剣士ちゃん、やっちゃったね。私、楽しそうだから見てるよ」
「リリア、何!? これは……やめなさい!」
ミレアが抵抗するが、リリアがチュニックを強引に捲り上げる。白い腹部が露わになり、ミレアが顔を赤らめる。リリアがミレアの下着に手をかけ、ゆっくりと下ろし始めるが、完全に脱がさず、太ももまでで止める。
「ミレアさん、悪い子には焦らしのお仕置きだよ。悠斗、見ててね、私、ミレアさんを狂わせちゃうから!」
彼女がミレアの内側に指を這わせ、敏感な部分を軽く撫でるが、決して強く触らない。ミレアが「んっ!」と喘ぎ、体をくねらせる。
「リリア、やめ……それ、気持ちいいのに……んっ!」
リリアがミレアの胸に手を近づけ、乳首の周りを指で円を描くが、決して触れず、熱い吐息だけを吹きかける。ミレアが腰を浮かせ、切なげな声で呻く。
「リリア、そこ……触ってくれ……我慢できない……!」
「だーめ。ミレアさん、悪いこと企んだんだから、こうやって焦らしてあげるよ」
リリアがミレアの太ももに舌を這わせ、秘部のすぐ近くまで舐めるが、直前で止める。ミレアが「ひゃっ、ああっ!」と叫び、膝を震わせる。彼女がリリアの手を掴もうとするが、リリアがそれを払い、首筋に軽くキスするだけに留める。
「ミレアさん、私たちみんな悠斗のこと大好きだよ。それを忘れようとした罰、もっと感じて苦しんでね」
リリアがミレアの下着を少しずらし、指先で秘部の縁を撫でるが、決して奥には入れない。ミレアが涙目で喘ぎ、体が熱で震え出す。
「リリア、お願い……気持ちいいのに……これじゃ足りない……んっ!」
彼女が腰をくねらせ、リリアに懇願するが、リリアがニヤリと笑う。
「まだ許さないよ。ミレアさん、私に謝って、イカせてってお願いしてごらん?」
ミレアが息を乱し、緑の瞳が潤む。リリアが再び指を秘部の近くで動かし、熱い吐息を吹きかける。ミレアが我慢の限界を超え、ついに叫ぶ。
「リリア、ごめん! 私が悪かったから……お願い、イカせて……もう耐えられないよ……!」
リリアが満足げに笑い、ミレアの秘部に指を滑り込ませ、激しく動かす。ミレアが「あああっ!」と悲鳴を上げ、体を反らせて達する。リリアがミレアの唇にキスし、囁く。
「ふふ、ミレアさん、許してあげる。でも、仲間はみんなで仲良くね?」
サフィーラが拍手し、セリーナが目を丸くして呟く。
「剣士ちゃん、すごい声だったね。私、ドキドキしちゃったよ」
「リリア、やりすぎだろ……」
俺が苦笑すると、リリアが俺に抱きつき、甘える。
「悠斗、私、ミレアさんのこと大好きだから怒ったんだよ。これからはみんなで仲良くね?」
ミレアが息を整え、俺に小さく頷く。
「悠斗、私、間違ってた。お前たちみんなが大切だよ」
暖炉の火が揺れ、絆が再確認された夜だった。
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