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裏切りの影と砂漠の襲撃
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赤い砂漠で二つ目の試練を乗り越え、鍵の欠片を手に入れた夜、俺たちはキャンプの火を囲み、次の世界への移動を予感していた。月光が赤い砂を照らし、ブレスレットの赤い宝石が微かに脈動する。朝陽が昇る頃、俺たちは眠い目をこすりながらキャンプを片付け始めた。リリアが俺の腕に寄り添い、銀髪を揺らして笑う。
「悠斗、昨夜のフレイア、すごかったね! 私、ドキドキしてなかなか寝れなかったよ。次はどんな世界かな?」
ミレアが剣を手に立ち、赤髪を軽く払う。
「悠斗、試練が続くなら、次も気を抜けないよ。準備はできてる」
サフィーラがローブを押さえ、褐色の肌を朝陽にさらす。
「剣士ちゃん、昨日かっこよかったよ。私、次も楽しませてもらうからね」
セリーナが書物を手に近づき、金髪を指で梳きながら言う。
「悠斗、古文書によると、欠片はあと三つ。試練がどんどん厳しくなるみたい。ブレスレットが光ってる、次の世界が近いね」
確かにセリーナの言葉通りブレスレットが微かに光り始めるが、突然、砂漠の遠くから轟音が響き、地面が揺れる。咄嗟に俺が叫ぶ。
「何だ!? みんな、気をつけろ!」
砂塵が渦巻き、遺跡の奥から巨大な砂嵐が迫ってくる。空が暗くなり、風が咆哮を上げ、視界が一瞬で奪われる。リリアが俺の手を強く握り、声を震わせる。
「悠斗、これ、変だよ! 私、怖いよ……!」
ミレアが剣を構え、風に逆らう。
「ただの砂嵐じゃない! 何かいる! みんな、固まって!」
サフィーラが砂に足を取られながら叫ぶ。
「何!? こんな嵐、見たことないよ!」
セリーナが杖を手に書物を抱え、風に耐える。
「悠斗、これは自然じゃない! 魔力の波動だわ! 試練じゃない何か……!」
その時、砂嵐の中から黒い影が現れ、鋭い声が響く。
「選ばれし者、鍵を渡せ。さもなくば、この世界で終わりだ」
影が実体化し、黒いローブを纏った人影が現れる。顔は隠れ、両手に黒い炎が揺らめく。ブレスレットが激しく振動し、赤い宝石が警告のように光る。俺が叫ぶ。
「誰だ!? 鍵を渡す気はない!」
人影が笑い、黒い炎を放つ。ミレアが剣で防ぐが、衝撃で後退する。
「悠斗、こいつ、強いよ! 注意して!」
戦闘が始まる。サフィーラが人影の背後に回り込もうとするが、黒い炎が砂を溶かし、動きを封じる。セリーナが杖を振り、水の魔法を放つが、黒い炎が蒸発させる。
「私の魔法、効かない!?」
リリアが俺の腕にしがみつき、叫ぶ。
「悠斗、私、助けたいよ! でも、どうすれば……!」
人影が鞭のように黒い炎を振り、俺たちを囲む。声が冷たく響く。
「鍵を渡せ、選ばれし者。お前がそれを集めれば、世界は終わる。我々はそれを許さない」
黒い影が複数に分裂し、俺たちに迫る。ミレアが剣を振り、サフィーラが動き出すが、影が素早く反応し、黒い炎で足止めする。セリーナが杖で水の壁を展開するが、影がそれを突き破る。俺がブレスレットで氷の刃を放つと、影が一瞬怯むが、すぐに再生する。黒い影の声が嘲笑う。
「我々は鍵の完成を阻止する。お前は創造神の手先に過ぎない。ここで終わりだ」
その時、ブレスレットが突然強く光り、俺たちを砂嵐ごと別の場所へ飛ばす。光が収まると、俺たちは砂漠の遺跡の地下に立っていた。暗い石室に水晶が散らばり、ブレスレットが微かに反応するが、欠片は見当たらない。
セリーナが書物を手に息を整え、呟く。
「悠斗、ここ、試練の場所じゃない……ブレスレットが緊急で飛ばしたみたい。さっきの影、誰だか分からないけど、鍵を狙ってる。『世界が終わる』って……何!?」
リリアが目を丸くし、俺の手を握る。
「悠斗、怖いよ……私、世界が終わるなんて嫌だよ!」
ミレアが剣を手に周囲を見回す。
「敵が鍵を狙ってるなら、私が守るよ。悠斗、どうする?」
サフィーラが砂を払い、笑う。
「剣士ちゃん、頼もしいね。私、動き回って探ってみるよ。この地下、何かありそうだ」
俺がブレスレットを見つめると、赤い宝石が微かに脈動するが、次の欠片を示す明確な反応はない。
「鍵を狙う敵がいるなら、試練の前にそいつらをなんとかしないとダメだ。まずはこの地下を調べて、状況を把握しよう」
全員が頷き、俺たちは石室の奥へ進んだ。
石室の奥に進むと、壁に古代の文字が刻まれた祭壇が現れるが、欠片はない。セリーナが書物を手に近づき、声を上げる。
「これ、カルディスの文字だわ! 『鍵を求める者を試す裏切りの炎』……悠斗、これはフレイアの試練の続きかもしれない。でも、欠片がない。さっきの影が奪ったのかも」
その時、祭壇が光り、黒い影が再び現れる。冷たい黒い炎が揺らめき、声が響く。
「選ばれし者、鍵を渡せ。試練の欠片は我々が押さえた。お前が鍵を完成させれば、全てが終わる」
黒い影が複数に分裂し、俺たちを取り囲む。ミレアが剣を構え、サフィーラが動き出すが、影が黒い炎で足止めする。リリアが俺の腕を強く握り、震える声で言う。
「悠斗、私、怖いけど……負けたくないよ!」
セリーナが杖を振り、水の壁で炎を防ぐが、影が壁を突き破る。俺がブレスレットで氷の刃を放つと、影が一瞬怯むが、すぐに再生する。黒い影の声が嘲笑う。
「創造神の道具に踊らされる愚か者。我々は歪んだ世界でも生きる道を選ぶ。お前をここで終わらせる」
その時、ブレスレットが再び光り、石室全体が振動する。影が「くそっ、またか!」と呻き、光に飲み込まれる。俺たちが目を覚ますと、緑豊かな森に立っていた。次の世界への緊急転移だ。
森の中、小川のせせらぎが響き、ブレスレットが微かに脈動する。セリーナが書物を手に呟く。
「悠斗、三つ目の欠片は取れなかった……あの影の集団が持ってったみたい。『世界が終わる』って何? 古文書にそんな話はないよ。最近現れた連中なのかも」
リリアが俺に抱きつき、目を潤ませる。
「悠斗、私、この世界が好きだよ。みんなと一緒にいたいよ。終わるなんて嫌だよ……」
ミレアが剣を手に言う。
「悠斗、私、この世界を守りたいよ。あの影が何を企んでても、負けたくない」
サフィーラがセリーナに近づき、ニヤリと笑う。
「セリーナちゃん、さっきの水の壁、かっこよかったよ。私、頑張った子にご褒美あげたいな」
セリーナが目を丸くし、杖を握り直す。
「サ、サフィーラちゃん! 何!? やめてよ……!」
サフィーラがセリーナの顎を軽く持ち上げ、顔を近づける。彼女の唇がセリーナの唇に触れ、熱く深くキスをする。サフィーラの舌がセリーナの口内で絡み合い、柔らかく吸い上げ、甘い吐息が混ざる。セリーナが「んっ、んんっ……!」と喘ぎ、びくびくと体を震わせながらも抵抗せず、サフィーラがゆっくり唇を離す。
「ふふ、セリーナちゃん、頑張った子にはこういうご褒美がいいよね。ごちそうさま、とっても美味しかったよ」
セリーナが顔を真っ赤にして俯き、呟く。
「サフィーラちゃん、ひどいよ……恥ずかしいんだから……!」
なんか俺抜きでもイチャイチャできるパーティになっている気がするけど、まあ気にしないでおこう。
それよりも気になるのはブレスレットの存在だ。
なにか危険な秘密がありそうな気がする。今はまだそれが何なのかわからないが...。
「ミレア、みんな、今日もよく耐えた。影の集団が三つ目の欠片を持ってるなら、取り返す必要があるな」
ミレアが頷き、リリアが俺に目を向ける。
「悠斗、私、みんなと一緒にいたいよ。世界が終わるなんて、考えたくない……」
怪しく鳴動するブレスレットの脈動が次の展開を予感させる中、影の集団との戦いが新たな局面を切り開くことになりそうだ。俄然、のんびりハーレム物語じゃなさそうな雰囲気になってきたけど...。
なるようにしか、ならないな。以前の俺とは違って、そういう度胸はついてきた気がする。
俺も結構成長しているのかもしれない。いや、成長しているのだ。
そういうことにしておこう。
――続く
「悠斗、昨夜のフレイア、すごかったね! 私、ドキドキしてなかなか寝れなかったよ。次はどんな世界かな?」
ミレアが剣を手に立ち、赤髪を軽く払う。
「悠斗、試練が続くなら、次も気を抜けないよ。準備はできてる」
サフィーラがローブを押さえ、褐色の肌を朝陽にさらす。
「剣士ちゃん、昨日かっこよかったよ。私、次も楽しませてもらうからね」
セリーナが書物を手に近づき、金髪を指で梳きながら言う。
「悠斗、古文書によると、欠片はあと三つ。試練がどんどん厳しくなるみたい。ブレスレットが光ってる、次の世界が近いね」
確かにセリーナの言葉通りブレスレットが微かに光り始めるが、突然、砂漠の遠くから轟音が響き、地面が揺れる。咄嗟に俺が叫ぶ。
「何だ!? みんな、気をつけろ!」
砂塵が渦巻き、遺跡の奥から巨大な砂嵐が迫ってくる。空が暗くなり、風が咆哮を上げ、視界が一瞬で奪われる。リリアが俺の手を強く握り、声を震わせる。
「悠斗、これ、変だよ! 私、怖いよ……!」
ミレアが剣を構え、風に逆らう。
「ただの砂嵐じゃない! 何かいる! みんな、固まって!」
サフィーラが砂に足を取られながら叫ぶ。
「何!? こんな嵐、見たことないよ!」
セリーナが杖を手に書物を抱え、風に耐える。
「悠斗、これは自然じゃない! 魔力の波動だわ! 試練じゃない何か……!」
その時、砂嵐の中から黒い影が現れ、鋭い声が響く。
「選ばれし者、鍵を渡せ。さもなくば、この世界で終わりだ」
影が実体化し、黒いローブを纏った人影が現れる。顔は隠れ、両手に黒い炎が揺らめく。ブレスレットが激しく振動し、赤い宝石が警告のように光る。俺が叫ぶ。
「誰だ!? 鍵を渡す気はない!」
人影が笑い、黒い炎を放つ。ミレアが剣で防ぐが、衝撃で後退する。
「悠斗、こいつ、強いよ! 注意して!」
戦闘が始まる。サフィーラが人影の背後に回り込もうとするが、黒い炎が砂を溶かし、動きを封じる。セリーナが杖を振り、水の魔法を放つが、黒い炎が蒸発させる。
「私の魔法、効かない!?」
リリアが俺の腕にしがみつき、叫ぶ。
「悠斗、私、助けたいよ! でも、どうすれば……!」
人影が鞭のように黒い炎を振り、俺たちを囲む。声が冷たく響く。
「鍵を渡せ、選ばれし者。お前がそれを集めれば、世界は終わる。我々はそれを許さない」
黒い影が複数に分裂し、俺たちに迫る。ミレアが剣を振り、サフィーラが動き出すが、影が素早く反応し、黒い炎で足止めする。セリーナが杖で水の壁を展開するが、影がそれを突き破る。俺がブレスレットで氷の刃を放つと、影が一瞬怯むが、すぐに再生する。黒い影の声が嘲笑う。
「我々は鍵の完成を阻止する。お前は創造神の手先に過ぎない。ここで終わりだ」
その時、ブレスレットが突然強く光り、俺たちを砂嵐ごと別の場所へ飛ばす。光が収まると、俺たちは砂漠の遺跡の地下に立っていた。暗い石室に水晶が散らばり、ブレスレットが微かに反応するが、欠片は見当たらない。
セリーナが書物を手に息を整え、呟く。
「悠斗、ここ、試練の場所じゃない……ブレスレットが緊急で飛ばしたみたい。さっきの影、誰だか分からないけど、鍵を狙ってる。『世界が終わる』って……何!?」
リリアが目を丸くし、俺の手を握る。
「悠斗、怖いよ……私、世界が終わるなんて嫌だよ!」
ミレアが剣を手に周囲を見回す。
「敵が鍵を狙ってるなら、私が守るよ。悠斗、どうする?」
サフィーラが砂を払い、笑う。
「剣士ちゃん、頼もしいね。私、動き回って探ってみるよ。この地下、何かありそうだ」
俺がブレスレットを見つめると、赤い宝石が微かに脈動するが、次の欠片を示す明確な反応はない。
「鍵を狙う敵がいるなら、試練の前にそいつらをなんとかしないとダメだ。まずはこの地下を調べて、状況を把握しよう」
全員が頷き、俺たちは石室の奥へ進んだ。
石室の奥に進むと、壁に古代の文字が刻まれた祭壇が現れるが、欠片はない。セリーナが書物を手に近づき、声を上げる。
「これ、カルディスの文字だわ! 『鍵を求める者を試す裏切りの炎』……悠斗、これはフレイアの試練の続きかもしれない。でも、欠片がない。さっきの影が奪ったのかも」
その時、祭壇が光り、黒い影が再び現れる。冷たい黒い炎が揺らめき、声が響く。
「選ばれし者、鍵を渡せ。試練の欠片は我々が押さえた。お前が鍵を完成させれば、全てが終わる」
黒い影が複数に分裂し、俺たちを取り囲む。ミレアが剣を構え、サフィーラが動き出すが、影が黒い炎で足止めする。リリアが俺の腕を強く握り、震える声で言う。
「悠斗、私、怖いけど……負けたくないよ!」
セリーナが杖を振り、水の壁で炎を防ぐが、影が壁を突き破る。俺がブレスレットで氷の刃を放つと、影が一瞬怯むが、すぐに再生する。黒い影の声が嘲笑う。
「創造神の道具に踊らされる愚か者。我々は歪んだ世界でも生きる道を選ぶ。お前をここで終わらせる」
その時、ブレスレットが再び光り、石室全体が振動する。影が「くそっ、またか!」と呻き、光に飲み込まれる。俺たちが目を覚ますと、緑豊かな森に立っていた。次の世界への緊急転移だ。
森の中、小川のせせらぎが響き、ブレスレットが微かに脈動する。セリーナが書物を手に呟く。
「悠斗、三つ目の欠片は取れなかった……あの影の集団が持ってったみたい。『世界が終わる』って何? 古文書にそんな話はないよ。最近現れた連中なのかも」
リリアが俺に抱きつき、目を潤ませる。
「悠斗、私、この世界が好きだよ。みんなと一緒にいたいよ。終わるなんて嫌だよ……」
ミレアが剣を手に言う。
「悠斗、私、この世界を守りたいよ。あの影が何を企んでても、負けたくない」
サフィーラがセリーナに近づき、ニヤリと笑う。
「セリーナちゃん、さっきの水の壁、かっこよかったよ。私、頑張った子にご褒美あげたいな」
セリーナが目を丸くし、杖を握り直す。
「サ、サフィーラちゃん! 何!? やめてよ……!」
サフィーラがセリーナの顎を軽く持ち上げ、顔を近づける。彼女の唇がセリーナの唇に触れ、熱く深くキスをする。サフィーラの舌がセリーナの口内で絡み合い、柔らかく吸い上げ、甘い吐息が混ざる。セリーナが「んっ、んんっ……!」と喘ぎ、びくびくと体を震わせながらも抵抗せず、サフィーラがゆっくり唇を離す。
「ふふ、セリーナちゃん、頑張った子にはこういうご褒美がいいよね。ごちそうさま、とっても美味しかったよ」
セリーナが顔を真っ赤にして俯き、呟く。
「サフィーラちゃん、ひどいよ……恥ずかしいんだから……!」
なんか俺抜きでもイチャイチャできるパーティになっている気がするけど、まあ気にしないでおこう。
それよりも気になるのはブレスレットの存在だ。
なにか危険な秘密がありそうな気がする。今はまだそれが何なのかわからないが...。
「ミレア、みんな、今日もよく耐えた。影の集団が三つ目の欠片を持ってるなら、取り返す必要があるな」
ミレアが頷き、リリアが俺に目を向ける。
「悠斗、私、みんなと一緒にいたいよ。世界が終わるなんて、考えたくない……」
怪しく鳴動するブレスレットの脈動が次の展開を予感させる中、影の集団との戦いが新たな局面を切り開くことになりそうだ。俄然、のんびりハーレム物語じゃなさそうな雰囲気になってきたけど...。
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