【完結】断罪された悪役令嬢は、本気で生きることにした

きゅちゃん

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結社の目的

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グレゴリー教授の顔が青ざめた。彼はベルティアとレイヴンを交互に見つめ、やがて諦めたように肩を落とした。

「わかった、話そう...だが、ここではまずい」彼は声を落とした。「この学院には『耳』がある」

教授は部屋の奥の本棚に近づき、特定の本を引っ張ると、隠し扉が開いた。「こちらへ」

ベルティアとレイヴンは警戒しながらも、その後に続いた。隠し扉の向こうには狭い階段があり、下へと続いていた。階段を降りると、小さな地下室に出た。部屋には魔法の灯りが灯され、壁には古い地図や呪文が書かれた羊皮紙が貼られている。

「ここなら誰にも聞かれることはない」グレゴリーは椅子を指し示した。「座りなさい」

二人が腰を下ろすと、教授は深いため息をついた。

「君たちは何者だ?なぜ闇の結社のことを知っている?」

ベルティアは帽子を取り、金色の巻き毛を解放した。「私はベルティア・フォン・ロゼンクロイツです」

教授の目が驚きで見開かれた。「ロゼンクロイツ令嬢!?あなたは社交界追放中のはずでは...」

「はい。しかし、父が襲撃されたため、帝都に戻ってきました」

「アルフレッド伯爵が襲われたのか...」グレゴリーは複雑な表情を浮かべた。「やはり始まったか...」

「何が始まったのですか?」ベルティアは身を乗り出した。

グレゴリーは立ち上がり、壁に貼られた地図の前に立った。帝国の地図だが、通常のものとは異なり、特定の場所に奇妙な印が付けられていた。

「私はかつて闇の結社の一員だった」彼は静かに告白した。「若き日の過ちだ。結社の目的を知らずに入ったが、やがてその恐ろしさを知り、二十年前に脱退した」

「結社の目的とは?」レイヴンが尋ねた。

「古代禁忌魔法の復活と...」グレゴリーの声が震えた。「帝国の魔法体系の転覆だ」

ベルティアは息を呑んだ。「どういうことですか?」

「帝国の魔法体系は、自然の摂理に従った魔法を基礎としている。水、火、風、土、光...全て自然界に存在する力だ。しかし結社は、自然の摂理を超えた力、つまり禁忌の魔法に固執している」

教授は地図上の印を指さした。「これらの場所で、彼らは古代の遺跡から禁忌魔法の痕跡を収集してきた。そして今、彼らは最終段階に入りつつある」

「最終段階?」

「王太子への接近だ」グレゴリーはベルティアをじっと見つめた。「君の婚約破棄は、全て彼らの計画の一部だった」

ベルティアの胸に怒りが湧き上がった。「エリーゼは結社の一員なのですね?」

「ええ。しかも、ただの一員ではない」教授は重々しく言った。「彼女は結社のリーダーの娘だ」

「リーダーの...」ベルティアとレイヴンは驚きの表情を交換した。

「彼女の本名はエリーゼ・ネクロン。ネクロン家は代々、闇の結社を率いてきた家系だ」

「では、彼女が平民として学院に入学したのも...」

「全て計画の一部だ」グレゴリーは頷いた。「私も彼女に利用された。彼女は私の過去を知っていて、協力しなければ暴露すると脅された」

彼は本棚から古い本を取り出した。表紙には、オットーが言及した印が描かれている。

「これが彼らの聖典だ。『闇の書』と呼ばれている。禁忌魔法の術式が記されており、特に...」彼はページをめくり、特定の箇所を指さした。「魔物操術と支配の術が詳しく書かれている」

ベルティアは本に目を通し、リーデンの魔物事件との関連を確信した。

「彼らの最終目的は何ですか?」レイヴンが尋ねた。

グレゴリーは沈黙した後、恐るべき真実を告げた。「魔王の復活だ」

「魔王...?」ベルティアは混乱した。「それは伝説の存在では?」

「伝説ではない」教授は厳しい表情で言った。「千年前、帝国は魔王との大戦争を経験した。魔王は禁忌魔法の化身であり、その力は計り知れなかった。帝国の初代皇帝と四大精霊の力を借りて、やっと封印することができた存在だ」

「そして結社はその封印を解こうとしている...」レイヴンが推測した。

「正確には、封印を解くために必要な『鍵』を集めている」グレゴリーは説明した。「鍵は四つ。四大精霊の力が宿った宝玉だ。そのうちの一つが...」

「ロゼンクロイツ家に」ベルティアが言葉を続けた。「父上が守っているのですね」

「その通り。風の宝玉だ。そして、クリムゾン家には火の宝玉がある。だから二人が標的になったんだ」

ベルティアは全てが繋がり始めるのを感じた。「では、他の二つの宝玉は?」

「水の宝玉はエルミナージュ家に、土の宝玉はザイフェルト家にある。五大貴族のうち、四家が宝玉を守護している」

「残りの一家は...」

「ネクロン家だった」グレゴリーは重々しく言った。「かつては五大貴族の一つだったが、魔王の側につき、大戦後に地位を剥奪された。そして今、ネクロン家の末裔が復讐のために動いている」

ベルティアは前後の関係を整理していた。「エリーゼは平民として振る舞い、王太子に近づき、私との婚約を破棄させた。そして...」

「そして、皇室との婚姻で王太子の后となり、皇室の権力を手に入れようとしている」教授が言葉を続けた。「そうすれば、宝玉を持つ四大貴族を陥れることも、魔王の封印に近づくことも容易になる」

「だからこそ、父上とヴァルター侯爵はエリーゼの調査を進めていたのか...」ベルティアは拳を握りしめた。「彼らは真実に近づきつつあった」

「その通りだ」グレゴリーは頷いた。「そして、彼らが知りすぎたために襲われた」

「教授、どうして今になってこの話をしてくれるのですか?」ベルティアは不思議に思った。

グレゴリーは悲しげな表情を浮かべた。「良心の呵責だよ。私はエリーゼに協力せざるを得なかったが、彼女の計画が進むにつれ、後悔が深まった。特に、魔物を操って無辜の民を襲わせたリーデンの事件の後は...」

「あなたは事件を知っていたのですね」

「ああ。エリーゼが喜んで話していた。実験だと言って...」教授の声には怒りが混じっていた。「だからこそ、もう黙っていられない」

レイヴンが立ち上がった。「では、どうすればいい?宝玉を守り、エリーゼの計画を阻止するには?」

「まず、残りの宝玉の持ち主に警告すべきだ」グレゴリーは言った。「そして...」

彼は言葉を切った。部屋の入口から物音がした。

「誰かが来た」レイヴンが低い声で言った。

三人は緊張して入口を見つめた。階段を降りてくる足音が聞こえる。

「隠れて!」グレゴリーが二人に小声で指示した。

ベルティアとレイヴンは素早く本棚の陰に隠れた。その直後、ドアが開き、一人の女性が現れた。

「グレゴリー教授、随分と面白いお話をしていたようですね」

エリーゼ・ブラウン、いや、エリーゼ・ネクロンだった。彼女は学院の制服を着ているが、その瞳には冷たい光が宿っていた。

「エ、エリーゼ...」グレゴリーの顔が青ざめた。

「裏切りとは残念です」彼女は静かに言った。「あなたには最後まで協力してほしかったのに」

「もうやめろ、エリーゼ」教授は勇気を振り絞って言った。「お前の計画は危険すぎる。魔王が復活すれば、帝国だけでなく世界が危機に瀕する」

エリーゼは冷たく笑った。「危機?いいえ、新たな秩序の始まりです。そして、私の家系が本来あるべき位置に戻る時...」

彼女は右手を上げ、闇の魔力を宿した球体を作り出した。「残念ですが、教授。あなたにはもう用はありません」

「待て!」ベルティアは隠れ場所から飛び出した。

エリーゼは驚いたように振り返った。「まさか...ベルティア?」

「その通り」ベルティアは堂々と言った。「久しぶりね、エリーゼ。いや、エリーゼ・ネクロンと呼ぶべきかしら?」

エリーゼの表情が一変した。「あなたがここにいるはずがない。社交界追放中のはず...」

「父が襲われたと聞いて、急いで帰ってきたの」ベルティアは毅然と立ち向かった。「そして今、全てを知った。あなたの計画も、真の目的も」

エリーゼは一瞬混乱したように見えたが、すぐに冷静さを取り戻した。「なるほど...前回の魔物では足りなかったようね」

「父上やヴァルター侯爵を襲ったのも、あなたの仕業ね?」

「正確には結社の魔術師たちの仕業よ」エリーゼは平然と答えた。「でも、指示したのは私」

彼女は両手に闇の魔力を集め始めた。「あなたにも同じ目に遭ってもらおうかしら。今度は、誰も助けに来ないわ」

ベルティアは左手の指輪とブレスレットを光らせ、水と風の魔法の力を呼び起こした。「私はもう、半年前のベルティアじゃない。あなたが思うほど弱くはないわ」

エリーゼは一瞬だけ驚いたように見えた。「魔法を...?」

しかし、彼女はすぐに冷笑を浮かべた。「なるほど、少しは成長したようね。でも...」

彼女は突然、強力な闇の魔力の波動を放った。ベルティアは反射的に水の盾を展開したが、その衝撃で後ろに吹き飛ばされた。

「ベルティア!」レイヴンも隠れ場所から飛び出し、彼女を支えた。

「まだまだね」エリーゼは優越感に満ちた表情で言った。「私は生まれながらの魔術師。たかだか半年の修行では敵うはずもないと知りなさい」

彼女はグレゴリー教授に向き直った。「さて、裏切り者の処理をしましょう」

「やめて!」ベルティアは再び立ち上がった。

しかし、エリーゼの放った闇の魔力は、既にグレゴリーの体を包み込んでいた。教授は苦しそうな表情を浮かべながらも、最後の力を振り絞って叫んだ。

「ベルティア令嬢、逃げて!彼女に今は敵わない!宝玉を...宝玉を守るんだ!」

次の瞬間、グレゴリーの体を闇の魔力が貫いた。彼は声なく崩れ落ちた。

「教授!」ベルティアは悲痛な声を上げた。

エリーゼは冷静に彼女に向き直った。「次はあなたの番よ」

「ベルティア、撤退だ!」レイヴンが彼女の腕を引いた。「ここでは戦えない!」

ベルティアは悔しさに歯を食いしばったが、レイヴンの判断が正しいことを理解していた。彼女は右手を前に突き出し、「風の壁を!」と叫んだ。

強力な風の壁がエリーゼの前に現れ、彼女の視界を一時的に遮った。その隙に、ベルティアとレイヴンは階段を駆け上がった。

「待ちなさい!」エリーゼの怒りの声が背後から聞こえた。​​​​​​​​​​​​​​​​
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