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第一章 Not Club, Committee, Charity, But We are
第六話 アイドルVS声優④
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雨野川沙月から彼女自身も嫉妬をしているという話を聞いた後、白秋白嶺は平凡極まりない少年に質問を投げる。
「さて君はこの問題をどう解いていこうと考えている」
生徒同士の衝突を緩衝することを目的として存在する裏裏会。仮入部とはいえ、この問いに対して真摯に対応しなければならない。
内丸は先ほどの話を聞いてから、お互いに嫉妬している状況に解を見出すのは厳しいだろうと考えていた。
だがひとつのことが気にもなっていた。
「…………俺にはまだどう解いていいのかなんて分からないです。ただ、お互いが嫉妬しているというのは一つのポイントなのかなと思います。互いに羨望の眼差しを向けているってのは、使えそうだなと直感ですけど思いましたね」
「良い着眼点だな。私も例の2人が嫉妬し合っているってのは面白いと思った。しかし嫉妬されているっていう状況はわかりにくい」
たとえばだな。と白大将は指で木刀男土方に意識を向けさせる。
「私はこの男に嫉妬している。良いなぁと思う時が多々ある」
「え? そうなの?!」
あまりにも意外だったのか、コワモテの土方は大きな声を出した。
「それにちよ、そして君にも嫉妬してるさ。嫉妬の対象は言わないけどね。伝えるとサルのマーチのように騒ぎ出すアホが一名いるからな」
アホいうとは土方だろうなと内丸は感じ取った。現実例の男は上裸になって喜んでいるわけだ。
「そしてこれで分かる通り、嫉妬されている側は気づかない。もちろんサンタクロースは不法侵入にならないみたいな、何事にも例外はあるけど。話を戻すと、嫉妬されているイコール羨望されている。ただその事実には気づけない。ここを乗り越えないと依頼完了」
加えて。と新しい段落を作り出したのは、白秋ではなく、占い道具を化粧品のように保有する美唄ちよ。
「秋葉原美夜に関しては、嫉妬の過剰で嫌いという負の感情まで達しています。羨望と憤怒のハイブリッド。ここは針に糸を通すような丁寧さでやらないといけません。羨望が完全に憤怒に変化したら、どんな衝突になるのやら」
美唄ちよ。同じ一年生であること以外にほとんど知識がないが、こんなに話す人だったのかと思いつつ、内丸には一つの考えが降りていた。
「…………そんなに同じことを何度も繰り返さなくても大丈夫ですよ。理解は追いついていますし、一つのアイデアも」
内丸の言葉を聞いた、白秋はほうと呟くと、口元に笑みをつくった。
「では聞かせてもらおうか、奇跡の平凡よ」
内丸は平凡だ。特に強キャラクターしか存在しないこの学園においては。
一万とマイナス一万を足して2で割ったような男。
だから他の人たちと違って長ったらしく話さないし、尖った意見も思いつかない。あくまでも平均点な考え。
すぐ思いつくようなもの。深くは考えていない。
「結論から言えば秋葉原美夜と雨野川沙月で芸能コンビを組ませます」
「その心は」
「互いに互いを嫉妬している状況。これに気づかせるのが狙いです。対象は秋葉原。彼女の方が妬みのレベルが高い。だから彼女が優越感に浸れるような状況を作り出すんです。秋葉原を雨野川が尊敬している。これを可視化させます」
嫉妬イコール羨望イコール尊敬。方程式はこうだ。
面接なんかで聞かれる『尊敬している人は誰ですか』これに答えた人物は、当然ながら尊敬している。その人物は自分にはない部分を持っているから羨望できる。そして意識はなくても嫉妬しているところがある。あんな風になれたらなんて、程度に関わらず、妬んでいるのだから。
「雨野川は秋葉原に対して、歌や踊り、また芸能界で生き残ってきた生存力を羨んでいます。そこを秋葉原に徹底的に意識させる。嫉妬していた人物に嫉妬されていたことに気づく。これによって満足感が生じるはずです」
もし尊敬している人に皮肉のひとつもなく褒められたら? 君は僕にはないものを持っているよ。そう伝えられたらどんな気分になるだろうか。高揚感はオゾン層を突き破るだろう。
ここが狙い。直接言葉ではなくとも、態度や雰囲気で感じ取れることができれば僥倖。
「だからこそ2人をくっつける。離れていると羨望されている状況に気づけない。自分は尊敬されているという心地良さに結びつけるために」
俺の意見は以上です。と内丸は言葉を閉めた。長く話すつもりはなかったが、自分の意見を伝える心地良さに浸って長くなってしまった。
静かに話を聞いていた3人はそれそれ反応する。
「おーいいじゃねぇか。お前の感情が伝わってきたぜ」
「そうね。実際コンビを組ませてどう尊敬の念を感じさせるのかという課題があるけど、私は良いと思います」
最後に白秋白嶺。
「はは! 当然まだまだ論理に飛躍やら裏付けやらがないから実行にすぐに移すことはできない。ただ! 面白いぞ内丸。こんな平凡で私たちが思い付かないようなものを待っていた。方針はそれでいこう」
その言葉で決まった。
その上で課題がある。
「問題は芸能コンビで何をやらせるのか。そしてこの解決策をいかに秋葉原に伝えるかだな」
雨野川沙月へ伝えて了承を貰うのはそこまで難しいことではないと考えている。実際彼女はスキルを盗みたいと言っているくらいだ。そのために近づけるなら、首を縦に振るだろう。
当然問題は秋葉原美夜。嫌悪感を剥き出しにするほどプロスペクトの声優に嫉妬をしている。また美唄が秋葉原との接触後に集めた情報では、秋葉原が中学時代に所属していたアイドルグループにて、可愛がっていた後輩にセンターを取られたというものもある。
この難しい感情とストーリーを持つ彼女を納得させる方法が重要だ。
そして何をやらせるのか。
コンビ組んでねー。と投げ出すだけではすぐに瓦解するだろう。明確な目標を作り出して、2人で協力できる体制を構築することで衝突を回避し、なおかつ秋葉原の嫉妬を昇華させる必要がある。
「それで内丸。何か具体的な施策は思いついているのか?」
そうですね。と一呼吸置く。
「秋葉原と雨野川で歌を出してもらいましょうか」
「さて君はこの問題をどう解いていこうと考えている」
生徒同士の衝突を緩衝することを目的として存在する裏裏会。仮入部とはいえ、この問いに対して真摯に対応しなければならない。
内丸は先ほどの話を聞いてから、お互いに嫉妬している状況に解を見出すのは厳しいだろうと考えていた。
だがひとつのことが気にもなっていた。
「…………俺にはまだどう解いていいのかなんて分からないです。ただ、お互いが嫉妬しているというのは一つのポイントなのかなと思います。互いに羨望の眼差しを向けているってのは、使えそうだなと直感ですけど思いましたね」
「良い着眼点だな。私も例の2人が嫉妬し合っているってのは面白いと思った。しかし嫉妬されているっていう状況はわかりにくい」
たとえばだな。と白大将は指で木刀男土方に意識を向けさせる。
「私はこの男に嫉妬している。良いなぁと思う時が多々ある」
「え? そうなの?!」
あまりにも意外だったのか、コワモテの土方は大きな声を出した。
「それにちよ、そして君にも嫉妬してるさ。嫉妬の対象は言わないけどね。伝えるとサルのマーチのように騒ぎ出すアホが一名いるからな」
アホいうとは土方だろうなと内丸は感じ取った。現実例の男は上裸になって喜んでいるわけだ。
「そしてこれで分かる通り、嫉妬されている側は気づかない。もちろんサンタクロースは不法侵入にならないみたいな、何事にも例外はあるけど。話を戻すと、嫉妬されているイコール羨望されている。ただその事実には気づけない。ここを乗り越えないと依頼完了」
加えて。と新しい段落を作り出したのは、白秋ではなく、占い道具を化粧品のように保有する美唄ちよ。
「秋葉原美夜に関しては、嫉妬の過剰で嫌いという負の感情まで達しています。羨望と憤怒のハイブリッド。ここは針に糸を通すような丁寧さでやらないといけません。羨望が完全に憤怒に変化したら、どんな衝突になるのやら」
美唄ちよ。同じ一年生であること以外にほとんど知識がないが、こんなに話す人だったのかと思いつつ、内丸には一つの考えが降りていた。
「…………そんなに同じことを何度も繰り返さなくても大丈夫ですよ。理解は追いついていますし、一つのアイデアも」
内丸の言葉を聞いた、白秋はほうと呟くと、口元に笑みをつくった。
「では聞かせてもらおうか、奇跡の平凡よ」
内丸は平凡だ。特に強キャラクターしか存在しないこの学園においては。
一万とマイナス一万を足して2で割ったような男。
だから他の人たちと違って長ったらしく話さないし、尖った意見も思いつかない。あくまでも平均点な考え。
すぐ思いつくようなもの。深くは考えていない。
「結論から言えば秋葉原美夜と雨野川沙月で芸能コンビを組ませます」
「その心は」
「互いに互いを嫉妬している状況。これに気づかせるのが狙いです。対象は秋葉原。彼女の方が妬みのレベルが高い。だから彼女が優越感に浸れるような状況を作り出すんです。秋葉原を雨野川が尊敬している。これを可視化させます」
嫉妬イコール羨望イコール尊敬。方程式はこうだ。
面接なんかで聞かれる『尊敬している人は誰ですか』これに答えた人物は、当然ながら尊敬している。その人物は自分にはない部分を持っているから羨望できる。そして意識はなくても嫉妬しているところがある。あんな風になれたらなんて、程度に関わらず、妬んでいるのだから。
「雨野川は秋葉原に対して、歌や踊り、また芸能界で生き残ってきた生存力を羨んでいます。そこを秋葉原に徹底的に意識させる。嫉妬していた人物に嫉妬されていたことに気づく。これによって満足感が生じるはずです」
もし尊敬している人に皮肉のひとつもなく褒められたら? 君は僕にはないものを持っているよ。そう伝えられたらどんな気分になるだろうか。高揚感はオゾン層を突き破るだろう。
ここが狙い。直接言葉ではなくとも、態度や雰囲気で感じ取れることができれば僥倖。
「だからこそ2人をくっつける。離れていると羨望されている状況に気づけない。自分は尊敬されているという心地良さに結びつけるために」
俺の意見は以上です。と内丸は言葉を閉めた。長く話すつもりはなかったが、自分の意見を伝える心地良さに浸って長くなってしまった。
静かに話を聞いていた3人はそれそれ反応する。
「おーいいじゃねぇか。お前の感情が伝わってきたぜ」
「そうね。実際コンビを組ませてどう尊敬の念を感じさせるのかという課題があるけど、私は良いと思います」
最後に白秋白嶺。
「はは! 当然まだまだ論理に飛躍やら裏付けやらがないから実行にすぐに移すことはできない。ただ! 面白いぞ内丸。こんな平凡で私たちが思い付かないようなものを待っていた。方針はそれでいこう」
その言葉で決まった。
その上で課題がある。
「問題は芸能コンビで何をやらせるのか。そしてこの解決策をいかに秋葉原に伝えるかだな」
雨野川沙月へ伝えて了承を貰うのはそこまで難しいことではないと考えている。実際彼女はスキルを盗みたいと言っているくらいだ。そのために近づけるなら、首を縦に振るだろう。
当然問題は秋葉原美夜。嫌悪感を剥き出しにするほどプロスペクトの声優に嫉妬をしている。また美唄が秋葉原との接触後に集めた情報では、秋葉原が中学時代に所属していたアイドルグループにて、可愛がっていた後輩にセンターを取られたというものもある。
この難しい感情とストーリーを持つ彼女を納得させる方法が重要だ。
そして何をやらせるのか。
コンビ組んでねー。と投げ出すだけではすぐに瓦解するだろう。明確な目標を作り出して、2人で協力できる体制を構築することで衝突を回避し、なおかつ秋葉原の嫉妬を昇華させる必要がある。
「それで内丸。何か具体的な施策は思いついているのか?」
そうですね。と一呼吸置く。
「秋葉原と雨野川で歌を出してもらいましょうか」
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