The Outsider -memorandum-

藤原丹後

文字の大きさ
15 / 16

異世界に呼ばれるのは日本人限定がお約束?

第40話のオリジナル。但馬の演説会場はこちらです。

_________________________________________________________

 昼食へと向かう車中の空気は随分と華やいだ気がする。そんなにズボンが嫌だったのか……

 車は軽自動車同士であればギリすれ違えるかという狭い路に入って行く。
 この辺りは空襲で焼け残ったのか、戦後の早い時期に家を建てたのか、古い民家がぽつぽつと残っていて、高度経済成長期・第2次ベビーブーム・バブル時代と、日本の直近百年間の民家見本市という景観になっているので、街並みに統一感が全くない。寧ろ最近建てられた家の方が異様な場違い感をカモし出している。

 開店してから10年経っていないはずの、目指す日本料理店に到着した。店指定の駐車場に車をとめる。
 20年前であれば、こんな辺鄙というか都会の隙間のような場所に、ランチで4000円も要求する店を出店しようとは誰も考えなかっただろうし、地銀や信金も審査を通さなかったのではなかろうか。

 俺は小学校への通学路だったので、この辺は自転車の通れない路地にまで精通していたが、外からやってきた人はナビがなければ店にたどり着けないと思う。

 古い民家を部分的に改装した店内に入る。土間の三和土タタキには金をかける気がなかったのか妙にみすぼらしい。かすかに炭の香りがする。
 如何にも近所のおばちゃんがパートでやっていますという感じの中途半端な服で中年女性が玄関口に出てきた。前掛けがなければ店員かどうかの判断がつかないのだが、夜営業ではまともな服を着た店員が出迎えるのだろうか?

「先程お電話をさせていただきました但馬です。今からでも大丈夫でしょうか? 」

「はい聞いております」

 にこやかな笑顔のおばちゃんに導かれ、俺たちは屋内へと足を踏み入れた。新品の靴下を履いた少女たちは、廊下を歩きながら古い木造家屋特有の軋む音や土臭い壁の臭い等、警戒と好奇の入り混じった視線を周囲に投げかけながらついてくる。引き戸を開けられた部屋に入ると正面に中庭が見えた。桜。いや、アーモンドの花が少し残っている。日当たりの悪そうな庭だから遅れて咲くのか。今までとは明らかに違うグレードアップした部屋に通されていることに気がついた。何時も1人で食べにくる俺は上客と見做されていなかったという事実を突きつけられ、少しだけ心がささくれる。

 久しぶりなので何処が上座か一瞬迷ったが、とりあえず床の間の前に座った。
 この部屋のように明確な席次が定まらないようにワザとあしらえた部屋はうっとおしいだけだ。

 そういえば外国人は畳に座るということが苦手らしいけれど、このたちは大丈夫なのだろうかと見回すと、各々が慣れているように畳の上に座っている。野外やダンジョンで地面に座ることもあるのだろう。

「ランチは真コース4人様と聞いております。変更やお飲み物のご注文はありますか? 」

「私は車の運転がありますし、このたちは未成年ですのでコースだけで結構です。ただ…… この3人は生魚を食べれていないので、焼き魚か他のものに変更が可能であればお願いします。時間的に無理なようでしたら生魚は残すかもしれませんが、アラカジメめご承知おきください」

「変更が可能かどうか聞いてまいります」

 仲居さんが退室すると唯一会話を理解できたであろうリンが苛立ちながら「食べられるのなら食べたい」と言ってきた。

「変更できなければそのまま食べれば良いけれど、こちらが要求して向こうが応じてくれたのに、それを又変更してもらうというのはめて」

「どうしてよ? こっちは客なのよ。食べたいものを食べたいと言って何が悪いの? 」
 リンは不満を隠そうともせず、あからさまに頬を膨らませた。

「こういう店は料理の1品1品にそれなりの手間をかけている。店がどの段階から何にどの程度の手間をかけるかはわからないけれど、入店した時点で下拵シタゴシラえを始めていたのなら、既に素材を無駄にさせたかもしれない。こちらの要求に応じてくれると仲居さんが伝えてくるさいには変更した調理をはじめている。それを再変更して最初のものでいいなんて言ったら間違いなく気を悪くさせる。そんなことはできない。生魚が食べたいのなら別の機会に試して」

「だから、それがわからないって言ってんの! あんたのそういう、面倒くさい理屈が!」

「あのぉ但馬さん。お店の人が気を悪くするからできないとオッシャっておられるのですか? 」

「相手側の立場をオモンパカって行動するのが日本社会の美徳だよ」

 引き戸が音もなく開いていくと先程の仲居が顔を出し、料理の変更に応じるため少し時間がかかると告げてくれた。

「今、どちらのお言葉で話されていたんですか? 」

 大阪のおばちゃんであればこれぐらいは許されるという剥き出しの好奇心で聞いてきた。本当に中途半端な店だよな。ここ。オーナーは従業員教育にも力を入れて欲しい。まともな日本料理店のつもりでいるのなら。

「東欧寄りの西アジアですが、事情あってSNS等に書かれては困りますので、国名等への詮索は止めてもらえますか」」
 俺は無表情で、仲居の目をまっすぐ見て釘を刺した。

「書きやしませんよ。こんなお綺麗な子らに囲まれて鼻高々やね!」
 屈託のない称賛。彼女の瞳には、未知の存在への純粋な好奇心しか宿っていない。
 仲居の言葉を理解できたリンは露骨に得意そうな表情を浮かべている。

 若い頃から何度も思っていたけれど、俺の連れが美人だと褒めることが、初対面でその場限りの他人にとって何の意味があるのだろう? 見れば誰でも思う事について相手の同意を求める行為。この歳になってもどういう返事を望まれているのか未だわからない。
 生涯で、1度で良いから言い返してみたい「羨ましいのか」と。

「ありがとうございます」
 何でお礼の言葉の無理強いをさせるのだろうかと不満を感じつつ、会話は終わりだとの意思表示を込めて仲居の顔を見ずに返事すると、向こうも引き戸を閉めて下がってくれた。部屋に再び静寂が戻る。

「食事がくるまで少し時間がかかるけれども生魚は出さないでくれるそうだよ」
 日本語の会話がわからないマヤとロミナに説明する。ロミナと視線が合うと向こうから話し掛けてきた。

「日本人ばかりが私たちの国にやってくるのは、但馬様のオッシャった美徳と関係があるのでしょうか? 」

「そう! それよ! どうして来るのは全員日本人なわけ? 」

「私も気になります! 但馬さんは日本の他にも色々な国があるようなことをオッシャっていましたよね。でも私たちを『異世界人』と呼ぶのは日本人だけです。どうして他の国の方はいらっしゃらないのでしょう? 」
 彼女たちの目が、答えを求めて俺に集中した。

「何か誤解があるようだけれど、その質問に俺が答えられたら逆に変じゃない? 」

「でも、気になります! 」

「何故かはわからないけれど、もし俺が超常の力で異世界へ人を送り出すなら、高い人口密度の都市で夜に子供や女性が出歩いても、犯罪に巻き込まれる恐れの少ない治安の良い日本から人を選ぶだろうなとは思うし別に不思議はない。あぁ日本では絶対に犯罪に巻き込まれないとは言っていないよ」

「たいした自信ね。あんたにとって日本は特別だということだけはわかったわ。あんたがもう少しお利口さんなら、そういう考え方は間違っているということに気付けたのに、本当に残念だわ」
 リンは口の端を吊り上げ、侮蔑の色を隠さない。

「だから誤解があるって。何故日本人だけが異世界と接触できるのかではなくて、異世界と接触できるのは何故日本なのかという思考実験をしているのだから、日本が特別な理由ではなく、日本を特別にしている理由だったら思うところがあると俺は言っている」

「えっと……どう違うのですか? 」
 マヤは眉間にしわを寄せ、混乱した表情で首を傾げた。

「但馬様は、明白な原因が有るという前提を基に異世界との接触という事象が起こることへの考察をしているのではなく、異世界との接触という結果から事象への類推をすることであれば可能であり、それを思考実験と呼ばれているのではないでしょうか」
 ロミナは静かに、しかし明確に、彼女の論理による図式を開陳した。彼女の言葉は、乱れた空気を一瞬で整えるかのように響いた。

「つまりあんたは『日本が特別だという理屈を講釈した』と言っているんでしょ! 何も誤解なんかないじゃない! あんたが大バカだという事実は、レトリックを駆使して誤魔化したところで、あたしたちは騙せないのよ!」
 リンは畳をバンバンと叩きかねない勢いで、前のめりになった姿勢になり叫ぶ。息が荒い。

「但馬さんの言う日本が特別な理由とは何なのでしょう。それは本当に特別なのですか? 」

「日本社会の特異性については外国人も色々言っていて、よく言われるのは『日本人の集団主義*』なんだけれど、それは間違っている。日本人の公共性の高さについて称賛する外国人もいれば、自分たちの国も昔はそうであり、現在では日本人のような高い公共性を持ち得ないのは、移民や特異な教育の産物のせいなのだと言っている人もいる。他人の言葉ではなく自分の言葉で語れということであれば、近代以降の歴史、中国やインドの生産力を凌駕した産業革命以降の欧州が何をやってきたのかを知れば自明だと思う」

「その欧州という国と日本は違うと但馬さんは考えておられるのですね」

「直近半世紀の歴史がそう言っている」

「何が違うのでしょうか、但馬様」

 俺は卓上にあるもので簡易の世界地図をす。

「欧州というのは、この辺の国々の総称で長らくアフリカという大陸を支配下に置いていた。こっちの米と言う国は中南米諸国を米の支配下にあると見做して、他国の介入を長らく許さなかった。両者の違いはアフリカは欧州の植民地だったが、中南米諸国は米の間接支配であり直接統治はしていないこと。最高権力者の首を挿げ替えるときは宣戦布告のない侵略戦争を一方的に行ったり、テロリストを送り込んだり、反政府思想の集団に金や武器を供与するという方法を用いていた」

「日本はそんなことをしなかった。だから“特別”だとあんたは言いたいの? 」

「そうじゃないし、欧米がやっていることは日本もやっている。米の手法は国の内外で批判されたから米は手綱を緩めることになり、その結果南米の一部の国は経済発展を遂げることができた。それに対してアフリカ、サハラ砂漠以南のブラックアフリカと呼ばれている国々は、南アという例外を除いて未だに後進国と呼ばれている。時折現状を改めようとする指導者が頭角を現すが、そうした指導者が国のトップになっても、支援した有力者たちの私腹を肥やさせる気がないと支援者たちが判断したら直ぐに失脚させられる。役人は上から下まで私腹を肥やし、自分と家族が欧州のどこかの国で暮らしていける財産を得たら生まれた国から逃げ出すことしか考えていない。諸外国が貧民のために提供した転売しても儲からないトウモロコシの屑ですら、僅かな金を得るために横流しする役人ばかりだ」

「あのね、あんた。あんたの世界の人間がどうしようもないからと言って、だから日本は特別だということにはならないのよ」

 ノイズは無視して話を続ける。リンはテーブルに並べられた湯呑みをこんな物では騙されないとばかりに脇へ押しやった。南米大陸が変な位置へ……

「事実として、この辺の東南アジアと呼ばれている国々はイチジルしい経済発展を遂げている。マレーシアの国家元首は『日本から学べることは日本の失敗だ』と言っているが、別のところでは『日本人の規律と規範を学べ』とも言っている。後進国と呼ばれている国々の最大の問題は縁故主義だが、東南アジアの国々にはその縁故主義を克服した先の日本という成功例が目の前にある。勿論日本にも縁故主義はあるし、大統領という国家元首が任期を終える度に縁故主義を起因とした犯罪で逮捕されても先進国と呼ばれている国もあるから、程度の問題なのだけどね。ブラックアフリカや中南米と経済発展の度合いが乖離したのは直近に日本という国があるかないかの1点だと俺は思う」

「うわ~日本って凄いんだ~」
 リンが棒読みでわざとらしく茶化す。

「ここにフィリピンという国がある。人口も多く、他の東南アジアの国々よりも日本に近い。国際語と呼ばれている英語がある程度通用する。周囲のどの国よりも先に発展できる下地はあったのに、他の東南アジアの国々と同じく経済発展することができなかった。その最大の理由はフィリピンの宗主国が米だから。80年前に日本は米を相手に大きな戦争を吹っかけてボロ負けしたけれど、一時期は東南アジア一帯を占領していた。占領期の日本人は色々と評価の低い駄目なこともやらかしたが、再占領した米は日本が敷設した舗装道路や発電所や現地住民用の施設を破壊した。米にしてみれば文明的な暮らしは米人と一部の現地人だけが享受できればよくて、その他大勢の現地住民のために補修等で余計な出費を払い続けるような施設は必要ないと判断したのだろう。日本が米の植民地であるフィリピンに攻め込んだとき、米軍の最前線では食べるものが無かった。米軍の備蓄食料は現地のフィリピン人がそれぞれの家庭に持ち帰り、命じられても米軍に協力しなかった** 者がいたように、米は植民地の住民全員から支持されていない。日米戦より前に、米はフィリピンの民間人を大量虐殺したという歴史的経緯もあるから、現地住民の米という国への反発もあった。そもそも米は欧州のように植民地というものを真面目に統治しようとは考えていなかったのかもしれない」

「だから日本は特別であると、但馬さんは考えているということでしょうか? 」

「今話したのは一例だよ。ブラックアフリカと中南米を一緒くたにしたけれど、細かいことを言うと歴史的な経緯が違う。ブラックアフリカにも優秀な指導者は時折現れるし、中南米には近代教育を全く受けていないのに国民から絶大な支持を得られた指導者もいた。でも、そういう人たちは国家を発展させる前に消えていく。俺はその理由を国民が国家を全く信じていないせいだと思う。何故東南アジアの国々だけが他の後進国より先に経済発展を成し遂げたのか、日本抜きでその理由を説明しようとする人は、特定民族の優秀性を唱えたがる危険な人種差別主義者か、日本蔑視者だろうね」

「はっ! 笑える。あんたが正にそうじゃない。自分が差別主義者だと認めていることに気がついていないの? 」

「以前街を歩いていると、川に架かった橋の上で白人の集団十数人が熱心に川を見続けている光景に出くわしたことがある。鳥や魚が見えるわけではないし、護岸工事で人工物によって垂直に切り立った川岸。何も見るべきものなんかないと首を捻ったけれど、俺がその集団の後ろを通りすぎてしばらく進んでから振り向いても未だ見続けていた。多分あの連中は昼間人口が数百万人の大都市に流れている川面にゴミが全く浮いていないことが信じられなくて、何処かにゴミと呼ばれる異物が浮いているはずだと、ゴミが流れてくるまで待ち続けていたんじゃないかな」

「但馬さんは以前にもゴミという言葉を使われていましたね」

「これから行く図書館周辺には、川なのか水路なのかよくわからないところがあるけれど、そこには間違いなく俺がゴミと呼ぶ物が浮いていると思うよ。日本人だから絶対に住んでいるところを汚さないというわけじゃない。これは程度の問題。日本人の高い規範意識や公共性は日本人だけが言っているのではない客観的な事実。黒人と言われている人たちの高い運動能力を褒めることが差別主義だと言うのなら、この話はこれ以上続けても意味がないことになる。上手な絵を描ける人もいれば、音楽感性に優れた人種もいる。他と違うことを指摘することが結果的に称揚していることになったからと言って、それは差別だと言われてもね」

「日本人に高い規範意識と公共性があることが、日本人のみがわたくしたちの国に来る原因であるというのが但馬様の類推ですか?」

「思考実験の前提が第三者による介在があった場合であって、認知されていない自然現象や物理現象であるのならばその限りではないことを付け加えさせて。後は…… 『足るを知る』という言葉がある。半世紀前、高度経済成長期後の日本人は大半が中流層以上の生活を手に入れることができた。贅沢を望まなければ程々の満足を得られる事を日本人は知っている。国民に余裕があるから人口ボーナス*** 後の低迷する経済下でも国内が混乱しないし、間を置かず到来した超高齢化社会という経済が必然的に低迷する状況下への不満も享受している。まぁ日本人は諸外国と比して為政者への信頼が異様に高いせいでもあるし、高いがゆえに『山がうごいた』という言葉に象徴されるように、時折国民は今の政権与党に駄目だしをするけれど、基本的には現与党のすることを看過している」

 誰も納得したという顔をしてくれない。少女たちは、それぞれ異なる感情を瞳に宿したまま沈黙している。リンは床の間の掛け軸を、マヤは卓上の陶器を、ロミナは俺の顔を、それぞれじっと見つめている。

「お待たせいたしました」

 引き戸が開き膳が運び込まれてきた。多種多様な料理を少量ずつ、美しい器に盛り付けて提供する日本の伝統的なコース料理。少女たちが口々に称嘆ショウタンしていく。リンも、口論の不満を忘れたかのように、目を輝かせて膳を覗き込んでいる。

 20年ぐらい前だったろうか。温泉宿に泊まると夕食の前に変な儀式につきあわさせられることが何度かあった。
 部屋の灯りを最小にして「料理の演出でございます」と言って仲居さんは色々やっていたが、俺は心底つまらなそうな顔をして眺めていた。
 あの頃。仲居さんは、今俺の前で無邪気にハシャぐ少女たちのような反応を俺に期待していたのだろうな。





_________________________________________________________
* 高野陽太郎 『「集団主義」という錯覚―日本人論の思い違いとその由来』新曜社 2008年

** ハンソン・ボールドウィン『勝利と敗北 第二次大戦の記録』朝日新聞社 1967年

*** 子供と高齢者に比べ、生産年齢人口が多い状態。 人口ボーナス期では豊富な労働力を背景に個人消費が活発になる一方、高齢者が少なく社会保障費用が抑えられるため、経済成長が促される。
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

ダンジョンのお医者さん

七瀬ななし
ファンタジー
男爵家の嫡子レストルは、貧しいながらも領地を立て直す希望として、領民から密かに期待されていた努力家の少年。亡き母フィデリアの教えを胸に、領地経営や実務を着実に学び、将来は良き領主になるはずだった。ところが運命の十二歳、神殿で与えられたスキルは「修復」。壊れたものを直せるが、どの分野にも特化しない“器用貧乏”な能力だった。 その瞬間、彼の人生は一変する。再婚後に冷酷さを増した父ヴァルグは失望し、継承権は粗暴な弟グラドへ。さらに野心的な継母ヴェルザの思惑も重なり、レストルはほとんど無一文で追放されてしまう。かつては彼に未来を託していた領民たちも、何もできず沈黙するしかなかった。 こうして、何も持たない少年は故郷を後にする。だが、彼の手にはただ一つ、あらゆるものを「直す」力があった。価値がないと切り捨てられたそのスキルこそ、やがて世界を変える鍵になるとも知らずに——。そして彼が去った後の領地には、不穏な影が静かに広がり始める。果たして、崩れゆく領地と、追放された少年の運命はどこへ向かうのか。

ねぇ、俺、可哀想すぎない?〜死なないけど攻撃力がなさすぎる俺、仲間の魔物が有能すぎて気づけば最強でした〜

天かす
ファンタジー
〜俺は死なないだけで、攻撃力がなさすぎた。 そして仲間の魔物は有能すぎた。〜 異次元空間で生き残った結果――  ヒマリの回復スキルは、もはや“回復”とは呼べないものへ変わっていた。  名前はヒマリ。  見た目は可愛いが、これでもれっきとした男である。  持っていたスキルは《自己回復(小)》。  小さな村では少し珍しいが、決して特別ではない。  どこにでもある、ありふれた能力だった。  幼馴染のマリーと過ごす穏やかな日々。  平和で、何も変わらないはずだった日常。  しかしある日、魔王の赤い雷が世界を焼いた。  村は崩れ、世界は狂い、逃げ惑う人々の中で――  ヒマリは、時間の狂った異次元空間へと落ちてしまう。  そこからすべてが変わった。  死を覚悟した、その瞬間。  ヒマリのスキルが暴走覚醒した。  《瞬間自己再生(極)》。  その力のおかげで、ヒマリは死ぬことがなくなった。  だが同時に、ひとつの事実を知る。  どうやら――  ここから出るには、魔王を倒さなければならないらしい。  ……え?  普通に無理じゃない?  ――俺、可哀想すぎない?  不憫な主人公となぜか懐いた、強くて優しい魔物たち。 これは、 死ねない俺と仲間たちが、 失ったものを取り戻し、 やがて世界の真実に辿り着く物語。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。