平民に憑依してしまったようですわ

小城柚葉

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2章 憑依

6話 衝撃です

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◇むりむり!◇
見知らぬ人と入れ替わってもう三ヶ月。
どうやら私が入れ替わった人は美由紀というらしく独り暮らし、父親は不倫して離婚。美由紀を育てた母はなんと私のいた国、シャルロッティア帝国に住んでいるということがわかった。(日記情報)
シャルロッティア帝国に住んでいるということには衝撃を受けた。そういえば私と入れ替わった人はどうしているだろうか。今頃騒ぎなどをおこしていないといいが…心配でしかない。
「そういえばシャルロッティアでは魔法石で遠く離れた人とも喋ることができましたが…この国にはないのでしょうか。…?なんでしょうこれ。四角くて薄いですね。何かに使える道具なのでしょうか。このボタンで起動するのかしら。」
       ポチ
8時5分…シャルロッティアでいう魔法石と似たものだろうか。
美由紀さんの写真を背景に四角いマークがたくさんでている。
よく分からないが私は魔法石と認識した。


一週間ほどたったある日、とある事件がおこった。
いつもはお散歩したりゴロゴロしているだけだったのだが今日は書類を片付けている。
シャルロッティア帝国と日本は言葉が全く違う。最初に文字を見たときは当然だが全く内容が分からなかった。
だが、なんとなく文章の内容が分かってきた。多分私の頭の奥にある前世の記憶のおかげで読めたんだろう。
まあそんなことになったのは...
「白川さん??書類はもちろん全部目を通したんでしょうねぇ?
終わってないなんて言わないですよねぇー?」
そう、こいつのせいだ。
私は平和にのんびりとすごしていたのにある日あの魔法石のような物が突然 チャラリンチャラリンと鳴り出したのだ。
画面には2つのマークが出ていた。
赤のマークと緑のマーク、私はよく分からなかったけれど緑の方に応答と出ていたので押してみた。
すると突然こいつに怒鳴られたのだ
「白川ァァア!休日は終わったというのに会社にこずなにをしている!!!
今すぐ仕事にこい!!お前は減給だからな」  と言われた。
会社なんぞどこにあるのか知らない。
私は家のまわりをウロウロしていた
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