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好印象以上の感情
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愛らしい容姿に華奢な体躯の令嬢だというのに、ダンスが踊れないのは欠点にも見えるが、何故だか、アリアだから仕方がない、で納得できた。
初めて会ったのに、デニスロードはアリアに対して好印象以上の感情を抱いた。
王族で婚約者のいない自分と踊りたがる令嬢は掃いて捨てるほど居たのに、踊りたく無いと言ってきたのはアリアが初めてだ。
「無理に誘うのは、令嬢に対しての非礼だな。アリア・フロランス嬢、ならば後で話し相手になってくれるか?」
「喜んで」
パッと顔を上げ、青紫の瞳を輝かせ微笑んだアリアは誰よりも美しかった。
デニスロードはカサンドラとファーストダンスを踊り、会場はため息に包まれていた。
美しい侯爵令嬢と美貌の王太子とのダンスは羨望の的で、誰もが彼らの関係を噂していた。
そんな雰囲気の中、やっとのことでデビューのファーストダンスを踊り終えたアリアはホッとした顔で飲み物を受け取った。
「初めてお兄様の足を踏まずに踊れました」
「頑張ってたもの、おめでとう」
カサンドラも笑顔で頷く。
「正直、言い訳にしては、と思っていたが、さっきは済まなかったな」
さっき目にしたぎこちないステップにデニスロードが神妙な顔で謝罪して来た。
「2カ月間、毎日努力してやっと一曲踊れる様になったので」
「努力家なんだな」
「ありがとうございます」
拙い事を貶すのではなく、努力を認めるデニスロードへアリアは笑顔で礼を言った。
「今年、学院に入学するのだろう。君達が入ってくるのが今から楽しみだ」
デニスロードの言葉にアリアとカサンドラは顔を見合わせ、笑い合った。
初めて会ったのに、デニスロードはアリアに対して好印象以上の感情を抱いた。
王族で婚約者のいない自分と踊りたがる令嬢は掃いて捨てるほど居たのに、踊りたく無いと言ってきたのはアリアが初めてだ。
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「喜んで」
パッと顔を上げ、青紫の瞳を輝かせ微笑んだアリアは誰よりも美しかった。
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「2カ月間、毎日努力してやっと一曲踊れる様になったので」
「努力家なんだな」
「ありがとうございます」
拙い事を貶すのではなく、努力を認めるデニスロードへアリアは笑顔で礼を言った。
「今年、学院に入学するのだろう。君達が入ってくるのが今から楽しみだ」
デニスロードの言葉にアリアとカサンドラは顔を見合わせ、笑い合った。
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