The Secret Super Girls〜心を救うヒーローはいかがですか?~

CHIKA(*´▽`*)

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ゲームセンター狂想曲~神隠しの謎を解け~

ゴスロリってなんかミステリアスな雰囲気が漂って良いよねぇ~

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 「夢……ですか」
 「そー、そー! したいことだとすぐに見つかりそうな気がするから、ちょっと意地悪をして夢!」
 意地悪とは全く思っていませんが、気になることは一つあります。




 「意地悪とは全く思っていませんが……。したいことと夢って違うのでしょうか?」
 「あー、それはね~内容によるかな。例えばアイス食べたいってしたいことだけど、夢かと言われるとそれはなんか違う気がするじゃん。でももししたいことが世界中に愛と勇気を届けたいだったらそれは夢になる。こんな感じかな~」




 とても分かりやすいです。確かに内容によりますね。
 「なるほど……」
 「あー、でももし嫌だったら強制はしないよ? なんとなく思いついただけだし、嫌なら断ってもらっても」




 「大丈夫ですよ」
 「……え?」
 まさかそう答えると思わなかったのでしょう。少し驚愕しているように見えます。




 「その条件でお互いの髪型を交換することにしましょう」
 こうして私たちはお互いの髪型を条件付きで交換することにしたのでした。







 「そういえばね、あのこときゃんとの出会いの日あるじゃん? あれ実はまだちょっとだけ続きがあったんだよね~」
 「えっ、そうだったんですか」
 ヘアサロンを後にして、駅に向かっている最中でした。




 最初は駅前の店を色々と巡る予定でした。
 ですが、前に行ったデパートの方が様々な店があるということで。
 急遽、場所が変更になりました。




 「そーなの。とりあえず事情聴取をするってことで、パトカーに乗ろうとしたら女の人がこっちに向かって来ていたの」
 「女の人……ですか?」
 「そうそう、しかもなかなか珍しい恰好をしていたの」




 珍しい服装とは一体どんなものなのでしょうか。気になります。
 「どんな服装をしていたのですか」
 「んーとね、服装はクラシックゴスロリっていうのかな。そんな感じの恰好をしていて、顔上半分が仮面をつけていたよ~」




 「覚えている限りで大丈夫ですので、もう少し詳しく見た目を教えてもらってもいいですか」
 私の頭の中にあるのは好奇心、ただそれだけでした。
 いいえ、この気持ちは好奇心とは少し違うような気がします。




 この情報は知っておかないといけない……。
 一種の脅迫概念と言った方が近いかもしれませんね。
 「んーとね、服装は黒色の膝丈の長袖のドレスを着ていて顔は全部仮面で隠れていて見えなかったなぁ。仮面のデザインはマスカレードでよく見るお洒落な感じのやつ」




 「……なかなかミステリアスな雰囲気がする格好をしていますね。その方」
 「でしょ~! んで話を戻して、その女の人が私たちに話しかけてきたの。ここで何かあったと聞いたけど大丈夫だったかって」




 「どう答えたのですか」
 「んー、普通に特に何も起きてませんよ~って言って誤魔化したぜぃ。そしたら~そうって言ってすぐに立ち去って行ったの~。あまりにも綺麗だったから、一緒に写真撮りたかったな~」
 一見するとただお洒落な恰好をした女性が野次馬に来ただけ。




 なのですが何か引っかかります。
 どこかおかしい部分があるような気がするのです。
 こときゃんさんが話してくれた内容をもう一度脳内で再生します。




 何か違和感のある部分はないか少しずつ確認していきます。
 それはすぐに気づくことが出来ました。




 「そういえば、その日の出来事はこときゃんさんの早とちり、ということになったのですよね?」
 「ん? あ~、そうよ~」
 「そして真相はそこに居る皆さんだけの秘密、ということでしたよね?」




 「そうだよ~」
 やっぱり、そう考えるとおかしい部分が一つだけあります。
 「そうだとすると、少しおかしくありませんか」
 「何が~?」




 「銃声も鳴っていませんし、そこに居る皆様だけの秘密となっているはずです。それなのに何故その人は何かあった、と知っているのでしょうか」
 ただ野次馬に来ただけなら何も変ではありません。
 銀行の前にパトカーが止まっていれれば気になってしまう、それが人間の性ですから。




 しかし彼女はここで何かあったと聞いた、と言っていました。
 誰も何も言ってないはずなのに、何故『ここで何かあった』ということを知っているのでしょうか。




 「あ~! 確かに言われてみれば~。でも誰かが普通にその人へ言ったんじゃないかな~」
 「それなら何かあった、ではなく内容まで知っているはずです。発言を聞いている限りですが、その方は内容まで知らないけど、何かがあったということは知っている、そういうことになると思います」




 確かに、ほのかさんの言う通りに誰かが言ったという可能性もあります。
 ただそういう人はこんなことがあった、と内容も伝えるはずです。
 それに只者ではないような気がするのです。




 野次馬に来たとしても、何もないと言ったらあっさり帰ってくのは珍しいです。
 ほとんどの人が何かあっただろうとすぐに食い下がろうとはしないでしょうから。
 何が何でも情報を聞き出そうとしたり、銀行を除こうとしたりするはずです。




 ……少し自信がなくなってきました。でも、普通の人ではないような気がします。
 全部そういう人だった、そういう性格だった、で片付けようと思えばそうできますけどね。




 「いや、でも誰かがその人に話したのなら、その人は他の人にも話しているだろうし、多分もっと大きな噂になってそうだよね~。雪ちゃんの言う通りかも」
 ほのかさんも変だと思ってくれたようですね。確かに先ほど述べていた理由も考えられます。
 口の軽い人なら一人だけじゃなくて、ほかの人にもどんどん話すはずですから。




 「てことはあの人はもしかして……占い師? はたまた……預言者? まさかまさかの宇宙人?!」
 「……話が飛躍しすぎていませんか」
 とは言えど普通の人ではないことは間違いないはずです。




 案外、今さっき言った中のどれかかもしれませんね。
 「あっ、せっかくだからあれ使わせてもらおーっと!」
 「電車で行くのではないのですか?」




 「いーや、今良いものを教えてもらったの忘れていたから有難~く利用させてもらうのさ!」
 別の交通手段で行くみたいですね。一体何なのでしょうか。
 「それは一体何ですか」




 あごにピースをして首を少し傾けるほのかさん。
 「じいやさんタクシー!」
 ……なんとなくどころか、ほぼほぼ確定でどんなことをして下さるか分かるのは、きっと私だけではないでしょう。
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