禁断の青い果実

みのる

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『家族』の一線

アクシデント※

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コンコンコン。

部屋のノックにおれは返事をする。

『どうぞ。』


やはり!やって来た真希さん。
その顔は……表情が読めないが、なんとなく怒ってる気がした。

『入ってもいい?』

『あぁ。』

『………お邪魔します………』

その真希さんの反応に、おれは何か違和感を感じた。

"息子に遠慮している親の姿"
ソレが真希さんに感じられた。


真希さんは暫くおれの部屋の中を右往左往していたが、その落ち着き先におれのベッドを選択すると、やがてその口を開いた。

『……あたしは、てっきりアナタは進学するモノだと考えてた。』

うん、そうだろうね?
実は元・母ちゃんにも言ってなかったからな。

『…………………』

返すコトバが見つからずに、思わず天井をニラムおれ。

『…本当にそれでいいの?
アナタの進学費用くらいっ………
ど、どうにかなるんだから!』

あ、無理してるのがミエミエだ。ホントはキツいんだろう?

『…………おれは、自分の意見を変えるつもりはない。』

ふと、真希さんをチラ見すると……

その表情になんかやられた。


化粧も服も面談の時そのまんまで、、、じっとただおれを見つめていた。
怒るでもなく、

特に何を言うでもないその、
いつもと違う真希さんの姿とその、、、なんつーか…………


部屋に二人きり。

そのシチュエーションが更におれを煽り………


『ちょ……………ッ!?
唄っ!!なに………』

気づいたらおれのベッドに腰掛けてた真希さんを押し倒してた。

必死で抵抗する真希さんだが、一応オトコであるおれの腕力には敵わない。

『……「ナニ」されると思う?』

両手首をおれの両手で押さえつける。

『………知らなかったか?
コレでもおれ、「オトコ」なんだぜ?
そんな色っぽい真希さんの姿……見てたらもう……』

『…………ンんッ……!??』


………タダの「甥っ子」だと思ってた。
甥っ子を息子として受け入れて、それ以外は有り得ないと

あたしが勝手に考えていた。

その「息子」の唇が今あたしのソレに吸い付いて………
あたしの腔内を唄の舌がまさぐってくる。

その心地良さに………一瞬我を忘れた。


『ッ!ハァッ……ハァッ…………
うッ………うた……!!
あたしは……ッ…!アナタの………ンあっ!?』


おれの抑制心のタガが破壊された。

何度となくキスしながら、真希さんの白いブラウスのボタンをひとつひとつ外してゆく。

既にはち切れんばかりだった、ブラウスが自ずと真希さんの白い胸元を露にする。

『うた…………ッ!
も…………やめなさい…………ッ…!!』

そのワインレッドのブラが顔を覗かせた時に、更に真希さんは抵抗する。


もちろん、おれは遠慮なくソレを外した。


真希さんの、白いデカい胸が更におれを野獣と変化させる。

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