お菓子な家のサミー

みのる

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サミーと「謎の生き物」の暮らし

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その日から、1人と1匹の暮らしが始まった。

朝、鳥に起こしてもらった時も……サミーの隣にはその黒い生き物が丸まっていた。

朝ご飯の時も……サミーの隣でサミーと全く同じ物を口にする謎の生物。

その後にシャワーを浴びる時も……

『そうだ!キミの名前は「リン」だよ?
何故かって?
…………なんか、りんとしてるから!』

その日々を生き抜くサマを、サミーがリンに見たのかは……一切の謎であるが。


ひとつだけ、いつもサミーは不思議に思う事がある。
リンは……夜になるといつも姿が見えなくなる。

何処かに行方を眩ませているのだ。

けれども朝には必ず、サミーの眠るホットケーキベッドの隣でいる。

"何処で何をしてるのかな?"

不思議だけれども敢えて探ったりはしない。

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