桑原家のツインズ!高校デビュー☆

みのる

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ツインズのバースデー(+重大発表)(2)

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父さんが、ハンバーグと野菜を共に口にしながら、重い口を開いた。

『……俺……実は「支店長」に昇進したんだ…と、共に…××支店に転勤が決まった…』

××支店!?と…隣の県ではありませんか⁉更に続ける父親。

『子供たちはこれから大事な時期に入る。まだまだ…母親の力も必要だ。だから…俺は、寂しいけど『単身赴任』を決意した』

単身赴任‼父さん、独りで行ってしまうのですか⁉

母さんが何か言いたそうだったが、何も言わなかった。ただ、ハンバーグをつついてた。
あたしは出来れはこの地で、就職したい。大地も、そぉなのだろう。
母さんは…本当は、父親と一緒に行きたいのだろう。だけど、あたし達の事を思って、言えないのだろう。

母さんが、言葉を発した。

『してんちょお…おめでとう、父さん…』

しかし、その声は震えていた。
耐えきれなくなった母親が、無言で寝室に駆け込んだ。
父親は、追いかけなかった…
あたし達は、ただ黙々と『ごちそう』を食べてた。母親が懸命に作ってくれた物なのに、美味しいのか…味すら分からなかった。

父親が寂しげに、

『単身赴任、いつまでだろうな?また、みんなで母さんの美味しいごはん…食べたいよ…』

父親の声も震えていた。
あたしは言った。

『支店長になるの…辞められないの?せっかく!父さんが頑張ったのは分かるけど…』

父親は悲しそうに、

『決まったことは、変えられないんだ…』

そぉ言って、涙を流した。

『さぁ‼みんな、ごはん食べよう?ケーキもあるんだぞ?』

何かを吹っ切ったよぉに父親が元気に振る舞う。
大地が、

『俺、もぉ食べたよ~?』

父親が大地に、

『お前は、お気楽で良いな(笑)』

と力強く抱きしめていた。

母親は、寝室から出てこなかった。父親も、迎えには行かなかった。多分……涙の嵐なのだろうな…あたしも、迎えには行けなかった。

ケーキを囲む時間になった。母親が、無言で帰ってきた。やはり両の目を真っ赤に腫らして。
こんな悲しい誕生日…あたしは悲しかった。大地は、そぉでも無さそう…
大好きなチョコケーキなのに、嬉しくなかった。わざと気丈に振る舞う父親も、悲しくて。


色んな意味で、記憶に残る、あたし達の18歳の誕生日。
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