レンタル屋さん

みのる

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ネコを飼いたい男の子、またまたその後

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ー更に三日後ー

♪ピンポ~ン♪♪

直ぐに真っ赤なドアが開き、中からまた例の男性が姿を現しました。

『……もういいんだな。
充分にその子とお別れしたのか?』

今度は、六日前にこの店でレンタルしたあの黒ネコが男の子の腕にしっかりと抱えられていました。
男の子は店主の目をまっすぐに見つめながら言いました。

『……ボク、クロといっしょにこれからもずぅっとおうちに暮らしたいんだ。
そうするのは、、、やっぱりお金がたくさんいるの?』

店主は頭をボリボリかきながら男の子にこう、伝えました。

『そうだな、ずぅっとずぅっとお前がその子と暮らすのには……
お前が想像も出来ない位にお金がかかるんだ。
それに……
どんなにお前がその子と別れたくなくても、いつかは「その時別れ」が来るんだ。

それでもどうしてもその子と離れたくはないのか?』

『うん、ボクはずっとクロといるんだ!』

男の子の言葉にはゆるぎない決意が込められていました。
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