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こうえんで

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こうえんへ行く道のりがたのしかった。
持っていたペットボトルのジュースを空高く投げてみたり。
ヒカリもおれのマネをしてぽぉん。

オバチャンがそこで何かまた言いたそうにしていたが、何も言わなかった。



『あたしがやるぅ!』

『ヒカリ、おれからだぞ?』

こうえんについて目についたのが、まるい玉みたいなんにのっかってシャーーーって風切るヤツ。
(※どんなのか伝わればこれ幸い)

おれが先に乗って後は順番でキャーキャー言いながら遊んでた。

別の遊ぶモノで遊んだりしたけども………


『おれ、帰りたい』

なんかすぐそうなった。


ばぁちゃん家への帰り道、おれはひとりでジュースのボトルをほうりなげて遊びながら帰っていた。

『あっ!すげぇ‼️(喜)』

何気無しになげていたボトルが、なんと道にまっすぐに立ったのだ。

『お、ダイちゃんスゴイやん!』

そこでおれといっしょによろこんでくれたのは、ばぁちゃんではなく………

オバチャンだった。
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