恥辱の日々

特殊性癖のおっさん

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春の誘い

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春の桜が、まるで私を嘲笑うようにふわふわと舞っていた。高校3年生になったばかりの私は、人目につかないよう下校ルートを急いでいた。クラスではいつも隅っこで、目立たないのが私の居場所。友達はほとんどいないし、目立つなんて考えただけで冷や汗が出る。そんな私が、こんな春の夕暮れに、人生最悪の恥をかくなんて、想像もしていなかった。

朝からバタバタしてた。授業の合間にトイレに行く勇気がなくて、いつも人の少ない時間を見計らうのに、今日はタイミングを逃した。昼休みも、教室の喧騒に圧倒されて、隅で本を読んでいたらトイレのことを忘れてた。放課後、先生に呼ばれて進路の話を少ししたけど、緊張で頭が真っ白になって、やっぱりトイレに行けなかった。家まで我慢すればいい…そう思って、Y駅に向かった。

桜の花びらが地面に散る中、Y駅に着いたとき、尿意が急に襲ってきた。お腹の奥が、ずんって重くなる感じ。「うっ…まずい、かな…」。駅のトイレに寄ろうかとちらっと頭をよぎったけど、ホームに電車が来る音が聞こえた。「K町のコンビニまで…10分くらい、だよね…我慢できる、たぶん」。自分に言い聞かせて、電車に乗り込んだ。

電車の中は、春なのにちょっと寒かった。窓の外の桜を見ながら、太ももをぎゅっと閉じて、なんとか尿意を抑えた。座席は全部埋まってて、立ってるしかなかった。周りの人の視線が怖くて、俯いて本を読むふり。K町までは3駅。時計をチラチラ見て、心の中で「早く、早く」って呟いた。

K町の駅に着いたとき、尿意はもう限界ギリギリだった。改札を抜けるたびに、歩く振動でお腹がキリキリした。「だ、大丈夫…コンビニまで、すぐそこ…」。駅前の横断歩道を渡れば、いつものコンビニがある。そこまでたどり着ければ…。私は下を向いたまま、急いで歩いた。桜の花びらが靴にくっついて、なんだか余計に恥ずかしくなった。

でも、横断歩道の真ん中で、最初の失敗が起きた。信号待ちで立ち止まった瞬間、緊張が少し緩んで、ちょろっと温かいものが漏れた。「…っ! や、やば…」。慌てて力を込めて止めたけど、パンツがじんわり湿ってるのが分かった。スカートが濃い色でよかった、誰も気づかない…はず。でも、心臓がバクバクして、顔が熱い。誰か見てないよね? 見られてたら…考えただけで頭が真っ白。

「まだ…まだ大丈夫、コンビニまで…」。自分を励まして、横断歩道を渡り終えた。コンビニの明かりが見えた瞬間、ちょっとだけ安心した。トイレまであと少し。だけど、その安心が命取りだった。ガラスドアに手をかける直前、膀胱がもう耐えきれなかった。

「…だ、だめっ…」。ジョロジョロって音が、静かな夕暮れに響いた。おしっこが一気に溢れて、パンツを突き抜けて、太ももを伝って、ストッキングを濡らした。地面に小さな水たまりができて、春の風が冷たく足に当たる。周りの人の視線が、まるで私を刺すみたいだった。高校3年生で、こんな…こんな恥ずかしいこと…。

コンビニのトイレに駆け込んで、個室に閉じこもった瞬間、涙がぼろぼろ溢れた。「なんで…なんで私が…」。濡れたスカートをどうにか拭きながら、情けなくて、恥ずかしくて、ただ泣いた。目立たないように生きてきたのに、こんな目立つ失敗をするなんて。誰かに見られてたら…もう学校行けない…。

桜の季節が来るたびに、この日のことを思い出す。恥ずかしさは少し薄れたけど、あの時の自分に言いたい。「…大丈夫、誰もそんなに気にしてないよ。たぶん」。それでも、トイレのタイミングだけは、絶対に逃さないって、心に刻んだ。


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