この世界に終止符を打とう

はやり

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一章

プロローグ

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ここから先を読む前に一度ブラウザバックをして内容紹介を必ず読んでください
その方が理解に苦しまないと思います
内容紹介は長いです
ご容赦ください






明神には昼がなく夜しかない

しかし、一日中真っ暗というわけではなく別の世界でいう明け方と呼ばれる3時間の短い間にうっすらと太陽が光をはなつ時間がある

この時間のことをを明屋では水徒という

鬼や化け物が活動できなくなるのはこの時間だけだ

鬼たちは仮死状態になってしまう

そして人間が唯一活動できる時間

この時間だけはなにをしても許される

パナマタウンを飛びだし自由なひとときを味わう者、変わらず家に閉じ籠り震える者、パナマタウンで買い物をする人

なにをするかは人によって違う

そして、沙良のように鬼を狩るもの

もちろん水徒に鬼を誰しもが狩ることができるというのならば今の最悪な時代はなかっただろう

鬼の皮膚は硬いとにかく硬い

そのため攻撃がまったく効かないのだ

しかし狩人と呼ばれる人間は違う、身体の筋肉の密度が一般人のなんと12倍なのである

しかし、攻撃するための剣がその硬い皮膚で折れてしまってはもともこもないため

刀鍛冶という鬼を倒す剣を作る人間がいる

そして刀鍛冶が作る特殊な剣のことを光刀と言う

この刀がこれまた重いのだ

一番軽いものでも95キロはゆうに越す

しかし狩人はその筋肉で重い刀を自由自在に扱い鬼を狩るのだ

その狩人は全員で12人しかいないため鬼を絶滅さすこては不可能なのだ

そして狩人は全員、水徒隊という組織に所属しなければならない

では鬼側はなんの対策もしないのかというと違う

鬼なりに仮死状態に襲われないようにするにはどうすればいいのか考えた

時にはパナマタウンの門を閉ざし出入りできないようにした

時には鬼が住む家に特殊装置を付け仮死状態にはその装置が戦ってくれるように

時には狩人を夜のうちに全滅させようとも

しかしどれも失敗に終わった

そのほとんどが「水宮沙良」の阻止による失敗だ



それでは手始めに「水宮沙良」この物語の主人公でもある人間について見てみよう
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