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第10話 親方のお眼鏡と、我が家のオーブン様
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レオン親方(フィオナは心の中で、そして時々うっかり口に出してそう呼んでいる)から課された「最高の材料で最高のパンを焼け」という指令。それは、フィオナにとってこれ以上ないほど胸が高鳴る挑戦だった。自分で選び抜いたライ麦粉のずっしりとした重みと、ローズマリーの清々しい香りが、彼女の創造意欲を掻き立てる。
その夜、フィオナは「ブランシュール」の工房の隅を借り、一人パン生地と向き合っていた。もう薪窯の扱いにも少しは慣れた。炎の揺らめき、薪のはぜる音、窯の壁が帯びる熱。それらが、まるで古い友人のように感じられる。
(ライ麦粉は、普通の小麦粉よりもずっと気難しい。でも、この力強い香りを活かせたら…ローズマリーは、あまり主張しすぎないように、でも確かな存在感を…)
前世の記憶の断片が、パズルのピースのようにカチリ、カチリとはまっていく。レオンのぶっきらぼうな教えの一つ一つが、具体的な形を伴って理解できるようになっていた。それは、まるで魔法のような感覚だった。
集中しすぎて、ルーカスが夜食の差し入れ(マリーさん特製)を持ってきてくれたのにも気づかず、マルセルが「お嬢様、そろそろお休みになりませんと、お肌の艶が…」と心配そうに声をかけても、「あと少しだけ…!」と鬼気迫る表情で生地を叩きつけていたという。後で二人からこってり絞られたのは言うまでもない。
そして夜明け前、ついにパンが焼き上がった。
窯から取り出した瞬間、工房に満ちたのは、これまでにないほど複雑で、野性的でありながら洗練された芳醇な香り。外皮は濃い焦げ茶色に力強く焼き上がり、ところどころ顔を出すローズマリーの緑が美しい。フィオナ自身も、その堂々たる姿に息をのんだ。これは、ただ「食べられる」だけではない。何か、特別なものが宿っている気がする。
朝一番、フィオナはまだ湯気の立つそのパンを抱え、レオンの前に差し出した。いつもは仏頂面のレオンも、そのパンから立ちのぼる尋常ならざる香りに、僅かに目を見張ったように見えた。
無言でパンを受け取ったレオンは、ナイフで厚めにスライスすると、まずその断面をじっと見つめ、次に香りを確かめ、そして、ひとかけらをゆっくりと口に運んだ。長い、長い沈黙。フィオナの心臓は、今にも飛び出しそうだった。
「……ふん」
レオンは、ようやくパンを飲み込むと、いつものように腕を組んだ。
「……まあ、前のカラスのエサよりは、ちょいとマシになったか。ライ麦の気難しさを少しは理解したみてえだし、ローズマリーの使い方も悪くはねえ。下手にこねくり回さず、素材の力を引き出そうとした意図は見える」
そこまで言って、レオンはチラリとフィオナを見た。
「……なんだその顔は。褒めてるつもりは、これっぽっちもねえぞ。ただ、このパンなら……そうだな、俺の店の隅っこに、こっそり『見習いの練習作品』として置いといても、すぐに野良犬に蹴飛ばされることはねえかもしれん、ってだけだ」
それは、レオン流の最大級の賛辞だった。少なくとも、フィオナにはそう聞こえた。
「あ、ありがとうございます、親方!」
「誰が親方だと言っとるだろうが、この石頭!」
レオンの怒鳴り声が響くが、その声にはどこか楽しげな響きさえあった。
そこに、マリーさんと、なぜか朝早くからルーカスが顔を出す。
「あらあら、おじいさん、また素直じゃないんだから。フィオナちゃん、すごいじゃないの!こんなに美味しそうなパン、私にも少しちょうだいな!」
マリーさんは目を輝かせ、レオンからパンをひったくるようにして一口。
「ん~~!香ばしくて、味わい深くて、最高だわ!ねえ、ルーカスさんも!」
「お、おう!」
ルーカスも促されるままにパンを頬張ると、その表情が驚きに変わった。
「フィオナ…これ、本当に君が焼いたのか!? 今までの『芸術的』なパンとは次元が違うぞ! これはもう、売り物だ! 金を取れる!」
「ふ、ふふん。まあ、当然ですわ(とは言え、内心ドキドキ)」
フィオナは、少しだけ胸を張った。
その時、レオンがぽいっと古いノートをフィオナに投げてよこした。それは、使い込まれて表紙も擦り切れた、分厚い手記のようなものだった。
「暇な時にでも読んどけ。ただし、字が汚ねえのは生まれつきだ。文句は受け付けん」
フィオナが恐る恐る開くと、そこにはぎっしりと、パンのレシピや配合、発酵に関する考察などが、レオン独特の癖のある字で書き連ねられていた。それは、彼が若い頃からパンと向き合ってきた、血と汗と涙(と小麦粉)の記録そのものだった。
「親方……これは……」
「うるせえ!さっさと仕事に戻れ!店の掃除がまだだろうが!」
レオンは顔を真っ赤にして厨房の奥へ消えてしまった。
その日の午後、フィオナは久しぶりに自分の店の改装状況を見に行った。
「アトリエ・フィオナ」(まだ仮称だが、フィオナは内心気に入っている)は、ルーカスとマルセルの奮闘により、見違えるように綺麗になっていた。壁は温かみのあるクリーム色に塗られ、床には古材を利用した趣のある板が張られている。そして、店の奥には、ブランシュールの薪窯よりは小ぶりだが、それでも堂々とした存在感を放つ、フィオナ専用の薪オーブンが設置されていた。
「お嬢様、オーブンも準備万端でございます。いつでも火入れが可能ですぞ」
マルセルが、誇らしげに言う。
そのオーブンは、フィオナにとって新たな相棒となる存在だ。ブランシュールの窯とはまた違う癖があるだろう。それを使いこなし、自分のパンを生み出していくのだ。
「フィオナ、お前の店で出す最初のパンは、もう決めたのか?」
ルーカスが、ニヤニヤしながら尋ねる。
「まさか、またあの『漆黒の絶望パン・改』とかじゃないだろうな?」
「そ、そんな名前のパンは作った覚えはありませんわ!」
フィオナは頬を膨らませたが、その瞳は決意に満ちて輝いていた。
「はい。どんなパンを焼きたいか、もう心に決めています」
レオンの言葉と、彼から託された古いノート、そして目の前にある真新しい(ように見えるが中古を修理した)オーブン。
フィオナのパン職人としての新たな挑戦は、今、まさに幕を開けようとしていた。そしてその隣には、いつも彼女を支えてくれる、かけがえのない仲間たちがいるのだ。
その夜、フィオナは「ブランシュール」の工房の隅を借り、一人パン生地と向き合っていた。もう薪窯の扱いにも少しは慣れた。炎の揺らめき、薪のはぜる音、窯の壁が帯びる熱。それらが、まるで古い友人のように感じられる。
(ライ麦粉は、普通の小麦粉よりもずっと気難しい。でも、この力強い香りを活かせたら…ローズマリーは、あまり主張しすぎないように、でも確かな存在感を…)
前世の記憶の断片が、パズルのピースのようにカチリ、カチリとはまっていく。レオンのぶっきらぼうな教えの一つ一つが、具体的な形を伴って理解できるようになっていた。それは、まるで魔法のような感覚だった。
集中しすぎて、ルーカスが夜食の差し入れ(マリーさん特製)を持ってきてくれたのにも気づかず、マルセルが「お嬢様、そろそろお休みになりませんと、お肌の艶が…」と心配そうに声をかけても、「あと少しだけ…!」と鬼気迫る表情で生地を叩きつけていたという。後で二人からこってり絞られたのは言うまでもない。
そして夜明け前、ついにパンが焼き上がった。
窯から取り出した瞬間、工房に満ちたのは、これまでにないほど複雑で、野性的でありながら洗練された芳醇な香り。外皮は濃い焦げ茶色に力強く焼き上がり、ところどころ顔を出すローズマリーの緑が美しい。フィオナ自身も、その堂々たる姿に息をのんだ。これは、ただ「食べられる」だけではない。何か、特別なものが宿っている気がする。
朝一番、フィオナはまだ湯気の立つそのパンを抱え、レオンの前に差し出した。いつもは仏頂面のレオンも、そのパンから立ちのぼる尋常ならざる香りに、僅かに目を見張ったように見えた。
無言でパンを受け取ったレオンは、ナイフで厚めにスライスすると、まずその断面をじっと見つめ、次に香りを確かめ、そして、ひとかけらをゆっくりと口に運んだ。長い、長い沈黙。フィオナの心臓は、今にも飛び出しそうだった。
「……ふん」
レオンは、ようやくパンを飲み込むと、いつものように腕を組んだ。
「……まあ、前のカラスのエサよりは、ちょいとマシになったか。ライ麦の気難しさを少しは理解したみてえだし、ローズマリーの使い方も悪くはねえ。下手にこねくり回さず、素材の力を引き出そうとした意図は見える」
そこまで言って、レオンはチラリとフィオナを見た。
「……なんだその顔は。褒めてるつもりは、これっぽっちもねえぞ。ただ、このパンなら……そうだな、俺の店の隅っこに、こっそり『見習いの練習作品』として置いといても、すぐに野良犬に蹴飛ばされることはねえかもしれん、ってだけだ」
それは、レオン流の最大級の賛辞だった。少なくとも、フィオナにはそう聞こえた。
「あ、ありがとうございます、親方!」
「誰が親方だと言っとるだろうが、この石頭!」
レオンの怒鳴り声が響くが、その声にはどこか楽しげな響きさえあった。
そこに、マリーさんと、なぜか朝早くからルーカスが顔を出す。
「あらあら、おじいさん、また素直じゃないんだから。フィオナちゃん、すごいじゃないの!こんなに美味しそうなパン、私にも少しちょうだいな!」
マリーさんは目を輝かせ、レオンからパンをひったくるようにして一口。
「ん~~!香ばしくて、味わい深くて、最高だわ!ねえ、ルーカスさんも!」
「お、おう!」
ルーカスも促されるままにパンを頬張ると、その表情が驚きに変わった。
「フィオナ…これ、本当に君が焼いたのか!? 今までの『芸術的』なパンとは次元が違うぞ! これはもう、売り物だ! 金を取れる!」
「ふ、ふふん。まあ、当然ですわ(とは言え、内心ドキドキ)」
フィオナは、少しだけ胸を張った。
その時、レオンがぽいっと古いノートをフィオナに投げてよこした。それは、使い込まれて表紙も擦り切れた、分厚い手記のようなものだった。
「暇な時にでも読んどけ。ただし、字が汚ねえのは生まれつきだ。文句は受け付けん」
フィオナが恐る恐る開くと、そこにはぎっしりと、パンのレシピや配合、発酵に関する考察などが、レオン独特の癖のある字で書き連ねられていた。それは、彼が若い頃からパンと向き合ってきた、血と汗と涙(と小麦粉)の記録そのものだった。
「親方……これは……」
「うるせえ!さっさと仕事に戻れ!店の掃除がまだだろうが!」
レオンは顔を真っ赤にして厨房の奥へ消えてしまった。
その日の午後、フィオナは久しぶりに自分の店の改装状況を見に行った。
「アトリエ・フィオナ」(まだ仮称だが、フィオナは内心気に入っている)は、ルーカスとマルセルの奮闘により、見違えるように綺麗になっていた。壁は温かみのあるクリーム色に塗られ、床には古材を利用した趣のある板が張られている。そして、店の奥には、ブランシュールの薪窯よりは小ぶりだが、それでも堂々とした存在感を放つ、フィオナ専用の薪オーブンが設置されていた。
「お嬢様、オーブンも準備万端でございます。いつでも火入れが可能ですぞ」
マルセルが、誇らしげに言う。
そのオーブンは、フィオナにとって新たな相棒となる存在だ。ブランシュールの窯とはまた違う癖があるだろう。それを使いこなし、自分のパンを生み出していくのだ。
「フィオナ、お前の店で出す最初のパンは、もう決めたのか?」
ルーカスが、ニヤニヤしながら尋ねる。
「まさか、またあの『漆黒の絶望パン・改』とかじゃないだろうな?」
「そ、そんな名前のパンは作った覚えはありませんわ!」
フィオナは頬を膨らませたが、その瞳は決意に満ちて輝いていた。
「はい。どんなパンを焼きたいか、もう心に決めています」
レオンの言葉と、彼から託された古いノート、そして目の前にある真新しい(ように見えるが中古を修理した)オーブン。
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