最弱スキル【鑑定】しかないと言われた俺、実は最強の切り札でした 〜勇者パーティーを追放された俺の逆転劇〜

鳴神 祈

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第27章

王都からの召喚状

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◆ 思わぬ訪問者

 鉱山任務を終えて数日。
 ギルドで休息を取っていた俺たちのもとに、一人の使者が現れた。
 王都の紋章を刻んだ外套をまとった、若き騎士。

「ユウマ殿……王都より正式な召喚状をお持ちしました」

「王都……召喚状?」
 俺は思わず眉をひそめる。

 騎士は厳かに文書を差し出した。
 そこには王の名と共にこう記されていた。

《鑑定士ユウマ殿に命ず。王都に召喚し、街道異変の功績について謁見を行う》



◆ 仲間の反応

 リナが目を丸くする。
「すごいじゃない! 王様直々に呼ばれるなんて」

 ミリアは腕を組んで険しい顔をした。
「でも怪しいわ。勇者一行がいる王都に……ユウマを呼ぶなんて」

 カインも頷く。
「俺も同感だ。あいつらが黙ってるとは思えない」

 皆の不安はもっともだった。
 勇者たちは俺を裏切り、魔王軍とすら通じている。
 王都で再び顔を合わせる可能性は高い。

 だが俺は、静かに決意を固めた。
「逃げるわけにはいかない。王都に行けば、真実を確かめられる」



◆ 王都への道

 数日後、俺たちは旅支度を整え、王都への街道を進み始めた。
 道中、立ち並ぶ街の規模は大きくなり、人々の視線も変わっていく。

「噂の鑑定士ユウマだ……」
「勇者を退けたって本当か?」

 俺の名は既に広がっているようだった。
 誹謗と賞賛、その両方が入り混じった視線を受けながら、胸の奥に熱いものが込み上げる。

(勇者に裏切られた俺が……今は英雄扱いか。皮肉なもんだな)



◆ 王都の門前

 やがて遠くに、巨大な城壁と白亜の塔が見えてきた。
 王都――大陸の中心にして、勇者一行の拠点でもある場所。

 その光景を前にして、リナが小さく呟いた。
「ついに……来たのね」

 俺は深く息を吸い、仲間に向かって頷いた。
「さあ行こう。すべてを確かめるために」

 そして俺たちは、王都の門をくぐった――。
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