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一話 悪夢
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この街は王国『テネブライ』の郊外にある『カシュマール』と言う街だ。この街は領主である『ヘリー・ユースティアによって管理されている小さな街だ。
「うわぁ!怪物だ!」
「ワシに任せろ。炎よ!我に力を与えよ『炎ノ刃』!」
怪物はこんがりと焼けてその場に倒れる。
魔法を発動させた男はもう30は越えただろう男。名前は『ヘリー・ユース』郊外の『カシュマール』で王国『テネブライ』全体に名を響かせている実力者だ。
「領主様!ありがとう!」
「気を付けるんだぞ。あまり遠くに行くではないぞ」
「はーい!」
魔物は稀に出るがほとんど出ない平和な街である。そのために街全体の平均能力は低く、ほとんどが戦闘が出来ない。
そんなこの街をーーー
バァン!!ドカァンッ!!!!!
「!?」
突然、街の東方向から大きな爆発音が聞こえ、大きな煙と共に燃え上がる。
まるで何者かがこの街を破壊しているように………
ヘリーは急いで東方向に向かう。爆発音は更に増え、街はどんどん壊され、燃え上がる。
百戦錬磨のヘリーは理解する。これは組織的侵略…このままでは街は更地にされてしまう。愛するこの『カシュマール』を守らなければ!
必死に走り、東端に着くと…そこはまるで地獄のようだった。黒いマントとフードで顔を隠している男女不明の4人と大剣を持って、ハタチ前後の厳つく、まるでクマのような体格をしている男。
他には眼鏡を付けて、持っている爆弾をたくさん投げている小さな子供と、炎魔法を多用している狐の女。
この7人によって街は着々と壊される。
「きゃぁ!!」
「アリア!」
ヘリーの妻であるアリア・ユースティアが大きな男に片手で掴まれ地面に投げ付けられる。
「貴様!やめろ!!炎よ!我……!?」
「はい。ちょっと大人しくしてね~。炎獄」
無詠唱だと!?そんな人間……ぐはぁ!
なんて威力なのだ…このワシがこんなにもダメージを喰らうなんて…
倒れて動けなくなるととワシの妻、アリアが目の前で剣で斬られて殺された。
意識が無ければ…それほどこう思ったことはないだろう。
「うわぁぁぁ!!」
なんて俺は無力なんだろうか…何もできずに我が妻が目の前で殺される…これほどの屈辱はなかろう………
「おいこのじじいうるせぇぞ!やっちまうか?」
大きな男がヘリーを指差し、仲間に問うと、その瞬間ーー
「空よ…我に力を貸たまえ!雷鳴」
「ぐぁぁ!」
大きな男に雷が落ちて、ダメージを喰らわす。
「ヘリー!大丈夫か!?」
「父さん!!」
後ろを向くとそこに居たのはヘリーの元パーティーメンバーの4人だった。
「お前ら……逃げろ!」
「ふざけんな!俺達も一緒に戦うぞ!」
「クックック…やってくれんじゃねぇか!!それとヘリーと言ったな?なるほど、貴様がヘリーかッ!!噂と違い、随分と雑魚いなぁ!!」
大きな男は大きく高笑いし、仲間と一緒にゲラゲラ笑う。
その様子にムカッとしたのか元パーティーメンバーが怒る。
「クソ野郎。よくもヘリーをバカにしやがって!」
「クックック…そう怒んなや。知ってぜ!お前らが伝説の勇者パーティーだろう?」
そう…ワシ達は約10年前に魔王を討伐して世界を救った勇者パーティーだった。そしてそのリーダーを務めたのがこのワシ『勇者ヘリー』と呼ばれた者だ。
そして頼もしい仲間が4人。
1人目はヘイト・ユースティア。小柄な体格を活かした剣術が見事で神童と呼ばれた。
2人目はヒーラーのミライ・サラネーア。膨大な回復量の魔法ヒールを使って幾度とメンバーを救った影の勇者だ。
3人目は魔法の天才、大賢者ビルヤ・ハンマート。圧倒的な魔法センスで幅広い魔法を使い、後衛で攻撃の援護をした。
4人目はワシとヘイトと共に前線を努めた神聖ケイト・カミキリルだ。パワーのある大剣で魔物を真っ二つにした。
そしてリーダーのワシは前線を主にした勇者ヘリー・ユースティア。魔法と剣術を両方使える世界で唯一の存在で期待された。
しかしそんな彼、彼女らでもーー
「はっはは!伝説の勇者パーティー、こんなものかよ!ガッカリだぜ」
全滅ーーーー
「うわぁ!怪物だ!」
「ワシに任せろ。炎よ!我に力を与えよ『炎ノ刃』!」
怪物はこんがりと焼けてその場に倒れる。
魔法を発動させた男はもう30は越えただろう男。名前は『ヘリー・ユース』郊外の『カシュマール』で王国『テネブライ』全体に名を響かせている実力者だ。
「領主様!ありがとう!」
「気を付けるんだぞ。あまり遠くに行くではないぞ」
「はーい!」
魔物は稀に出るがほとんど出ない平和な街である。そのために街全体の平均能力は低く、ほとんどが戦闘が出来ない。
そんなこの街をーーー
バァン!!ドカァンッ!!!!!
「!?」
突然、街の東方向から大きな爆発音が聞こえ、大きな煙と共に燃え上がる。
まるで何者かがこの街を破壊しているように………
ヘリーは急いで東方向に向かう。爆発音は更に増え、街はどんどん壊され、燃え上がる。
百戦錬磨のヘリーは理解する。これは組織的侵略…このままでは街は更地にされてしまう。愛するこの『カシュマール』を守らなければ!
必死に走り、東端に着くと…そこはまるで地獄のようだった。黒いマントとフードで顔を隠している男女不明の4人と大剣を持って、ハタチ前後の厳つく、まるでクマのような体格をしている男。
他には眼鏡を付けて、持っている爆弾をたくさん投げている小さな子供と、炎魔法を多用している狐の女。
この7人によって街は着々と壊される。
「きゃぁ!!」
「アリア!」
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「貴様!やめろ!!炎よ!我……!?」
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無詠唱だと!?そんな人間……ぐはぁ!
なんて威力なのだ…このワシがこんなにもダメージを喰らうなんて…
倒れて動けなくなるととワシの妻、アリアが目の前で剣で斬られて殺された。
意識が無ければ…それほどこう思ったことはないだろう。
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なんて俺は無力なんだろうか…何もできずに我が妻が目の前で殺される…これほどの屈辱はなかろう………
「おいこのじじいうるせぇぞ!やっちまうか?」
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「空よ…我に力を貸たまえ!雷鳴」
「ぐぁぁ!」
大きな男に雷が落ちて、ダメージを喰らわす。
「ヘリー!大丈夫か!?」
「父さん!!」
後ろを向くとそこに居たのはヘリーの元パーティーメンバーの4人だった。
「お前ら……逃げろ!」
「ふざけんな!俺達も一緒に戦うぞ!」
「クックック…やってくれんじゃねぇか!!それとヘリーと言ったな?なるほど、貴様がヘリーかッ!!噂と違い、随分と雑魚いなぁ!!」
大きな男は大きく高笑いし、仲間と一緒にゲラゲラ笑う。
その様子にムカッとしたのか元パーティーメンバーが怒る。
「クソ野郎。よくもヘリーをバカにしやがって!」
「クックック…そう怒んなや。知ってぜ!お前らが伝説の勇者パーティーだろう?」
そう…ワシ達は約10年前に魔王を討伐して世界を救った勇者パーティーだった。そしてそのリーダーを務めたのがこのワシ『勇者ヘリー』と呼ばれた者だ。
そして頼もしい仲間が4人。
1人目はヘイト・ユースティア。小柄な体格を活かした剣術が見事で神童と呼ばれた。
2人目はヒーラーのミライ・サラネーア。膨大な回復量の魔法ヒールを使って幾度とメンバーを救った影の勇者だ。
3人目は魔法の天才、大賢者ビルヤ・ハンマート。圧倒的な魔法センスで幅広い魔法を使い、後衛で攻撃の援護をした。
4人目はワシとヘイトと共に前線を努めた神聖ケイト・カミキリルだ。パワーのある大剣で魔物を真っ二つにした。
そしてリーダーのワシは前線を主にした勇者ヘリー・ユースティア。魔法と剣術を両方使える世界で唯一の存在で期待された。
しかしそんな彼、彼女らでもーー
「はっはは!伝説の勇者パーティー、こんなものかよ!ガッカリだぜ」
全滅ーーーー
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