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続編 カマルとルアの子育て編
フュネラルの後
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その後、ダリエ国王様のフュネラルが盛大に執り行われた。
最後まで国民のために最善を尽くした国王に、誰もが敬意を表し、喪に服した。
ナタンはといえば……。
『駄目だった』と表現するのが一番適切なのかもしれない。
どうにかフュネラルには出席したものの、国民に向かって挨拶一つできなかった。
代理でハワードが行い、ことなきを得た。
が……それで無事終わったわけではない。
国民からナタンへの不満が爆発したのだ。
「こんな奴に国を任せられるものか!」
「挨拶くらいまともにできないのか!」
「ダリエ国王様の威厳を僅かにも感じない」
ナタンにかけられた言葉は、どれも辛辣なものばかり。
そもそもルシーの召喚獣が暴れたのも、ナタンとの喧嘩で勃発したと、なぜか国中に噂が広まっていて、それも相まって国民の怒りが爆発したようだ。
ナタンも復旧に向けて頑張っていたはずなのに……と思ったが、やはりダリエ国王様の指示なしには動くことも出来ず、それを見ていた国民は落胆していたようだった。
「ダリエ国王様が良すぎたのか……」
「しかし、プラテネスは早くから王位継承を行ったが、益々栄えているではないか」
「我々もプラテネスに生まれたかった」
「デュセロアは終わりだ……」
国民の声があちこちから寄せられる。
国王の座を生きているうちに明け渡し、それで尚威厳を保っているハワードの言葉に、国民は胸を打たれていた。
今からハワードがわが国王になってもらえないのだろうか……。
そんな言葉馬で飛び出す始末。
勿論、これだけの言われっぷりだ。ナタン本人に聞こえていないはずがない。
フュネラルの後、ナタンは益々塞ぎ込んだ。
宰相も匙を投げたらしく、プラテネスに行きたいと言い出してしまった。
それを聞いたベネットは、忙しいから是非……と冗談めいた本音を漏らしていたが……。
「これは……、もしかすると本当にそうなるかもしれん……」
ハワードは重い現実を受け止める。
こんな時に癪だとは思いつつ、ハワードはナタンを訪ねた。
「ナタン、エデンの話だが……」
「どうせ!! エデンだってプラテネスがいいんだろ!! こんな私のところになんか、帰ってくるものか!!」
取り乱したナタンは、もう意思疎通もできない様子だった。
「君が落ち着くまでは、この話は保留にしよう。しかし……王国の件は……。私だけではどうにも止められないぞ? 自分の国を守りたいなら、今から立ち上がりなさい」
ハワードはナタンにそれ以上何も言わなかった。
泣き崩れるナタンを背に、ダリエ城を後にした。
馬車の中でベネットとダリエ国王様の思い出話で盛り上がる。
若い頃は、あんなことがあった、こんな事件があった。
ベネットがオーディン城に来たのは、ちょうどハワードが王位継承を受けた直後だった。
年も近いハワードとベネットは、国王と宰相であり、親友である。
「ベネット、今日は君と一緒に晩酌がしたい。付き合い給え」
「畏まりました」
尽きないダリエの思い出話で、怒涛の日々になるであろう今後を少しでも忘れたかった。
きっと今夜しか、ダリエに思いを馳せる夜はないだろう。
最後まで国民のために最善を尽くした国王に、誰もが敬意を表し、喪に服した。
ナタンはといえば……。
『駄目だった』と表現するのが一番適切なのかもしれない。
どうにかフュネラルには出席したものの、国民に向かって挨拶一つできなかった。
代理でハワードが行い、ことなきを得た。
が……それで無事終わったわけではない。
国民からナタンへの不満が爆発したのだ。
「こんな奴に国を任せられるものか!」
「挨拶くらいまともにできないのか!」
「ダリエ国王様の威厳を僅かにも感じない」
ナタンにかけられた言葉は、どれも辛辣なものばかり。
そもそもルシーの召喚獣が暴れたのも、ナタンとの喧嘩で勃発したと、なぜか国中に噂が広まっていて、それも相まって国民の怒りが爆発したようだ。
ナタンも復旧に向けて頑張っていたはずなのに……と思ったが、やはりダリエ国王様の指示なしには動くことも出来ず、それを見ていた国民は落胆していたようだった。
「ダリエ国王様が良すぎたのか……」
「しかし、プラテネスは早くから王位継承を行ったが、益々栄えているではないか」
「我々もプラテネスに生まれたかった」
「デュセロアは終わりだ……」
国民の声があちこちから寄せられる。
国王の座を生きているうちに明け渡し、それで尚威厳を保っているハワードの言葉に、国民は胸を打たれていた。
今からハワードがわが国王になってもらえないのだろうか……。
そんな言葉馬で飛び出す始末。
勿論、これだけの言われっぷりだ。ナタン本人に聞こえていないはずがない。
フュネラルの後、ナタンは益々塞ぎ込んだ。
宰相も匙を投げたらしく、プラテネスに行きたいと言い出してしまった。
それを聞いたベネットは、忙しいから是非……と冗談めいた本音を漏らしていたが……。
「これは……、もしかすると本当にそうなるかもしれん……」
ハワードは重い現実を受け止める。
こんな時に癪だとは思いつつ、ハワードはナタンを訪ねた。
「ナタン、エデンの話だが……」
「どうせ!! エデンだってプラテネスがいいんだろ!! こんな私のところになんか、帰ってくるものか!!」
取り乱したナタンは、もう意思疎通もできない様子だった。
「君が落ち着くまでは、この話は保留にしよう。しかし……王国の件は……。私だけではどうにも止められないぞ? 自分の国を守りたいなら、今から立ち上がりなさい」
ハワードはナタンにそれ以上何も言わなかった。
泣き崩れるナタンを背に、ダリエ城を後にした。
馬車の中でベネットとダリエ国王様の思い出話で盛り上がる。
若い頃は、あんなことがあった、こんな事件があった。
ベネットがオーディン城に来たのは、ちょうどハワードが王位継承を受けた直後だった。
年も近いハワードとベネットは、国王と宰相であり、親友である。
「ベネット、今日は君と一緒に晩酌がしたい。付き合い給え」
「畏まりました」
尽きないダリエの思い出話で、怒涛の日々になるであろう今後を少しでも忘れたかった。
きっと今夜しか、ダリエに思いを馳せる夜はないだろう。
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