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続編 カマルとルアの子育て編
【完結】飛躍
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二匹の龍が、デュセロア王国の空を舞う。
観客からは、盛大な歓声が湧き上がっている。
今日は、デュセロア王国とプラテネスが統合させる記念日だ。
どちらの国もお祭り騒ぎ。
街中どこも賑わっている。
午前中、プラテネスでパレードを行った月亜とカマル御一行は、そのままデュセロア王国へと向かい、街中をパレードで巡る。
「あの日を思い出しますね」
月亜は、初めてカマルと共にパレードをした日を思い出していた。
あの頃の月亜は、まだ魔力も不安定で、龍を完全には操り切れていなかったが、今では空を自由に飛び立たせるのも余裕になった。
プラテネスでは、国民の要望もあり、何かのお祝いやお祭りの度に龍を召喚させているが、デュセロアの国民はどこからかその情報を聞きつけて、はるばる龍を見に来る者もいたようだ。
「まさか、こんな一大事に立ち会う人生とはな……」
「良い時代に生まれたのう」
「見て! また龍が戻ってきたよ!!」
国民の声が飛びかう中、華麗に舞う金と青の双龍。
新しい門出を祝うにピッタリである。
「エデン、あっちからも手を振ってるよ」
「本当だ。ねぇ、シオンあっちも!」
今日のパワードには、カマルと月亜を乗せた馬車に引き続き、ハワードとミッチェル、その後ろからはシオンとエデンを乗せた馬車へと続いている。
子供たちの馬車にはベネットが付き添っているので安心だ。
エデンの姿に、国民たちは大喜び。
ナタンもルシーも消えた今、どうしているのだろうと話題になっていたそうだ。
「オーディン国王様が養子に入れたらしい」
と、合っているようでちょっと違う噂が、またもや飛び交った。
これについて、カマルは後の挨拶でも明らかにはしなかった。
次の世代に向けてしっかりと教育していく……といった旨だけ、ほんの少し触れた程度に終わった。
「シオン、エデン、お父様の背中をしっかりと見るのですよ。いずれは貴方達があの場所に立つのです」
「「はいっ!!」」
国民にむけての挨拶も、背後からしっかりと聞いていた。
あとになって、エデンがぽつりと呟いた。
「お父様がいた……」と……。
「そうか、エデンの勇姿を見守ってくれていたのかもしれないね」
エデンは「はい」と元気に答えた。
みるみる逞しくなる子供達には、大人のほうが驚かされる。
よく悩んで考え込んでしまう月亜は、この精神力が羨ましくも思う。
「ルア、こちらへ……」
カマルに促されて、隣に立つ。
国民の視線が月亜に集まった。
これだけの人たちの暮らしを守る立場にいる。気が引き締まる思いで、挨拶をした。
「プラテネス万歳!!」
「オーディン国王万歳!!」
歓声は鳴り止まない。
二つの国が統合したことにより、プラテネスは更なる飛躍の一途を辿ることとなる……。
その夜……。
「カマルさん、ちょっといいですか?」
寝室に入るなり、月亜が切り出した。
「ああ、どうした。……ルア? 顔色が優れない。疲れが出たのではないのか!?」
直ぐにベッドに入るよう促す。
「あ、あの……違うんです。それが……、あの、バルコニーへ出ませんか?」
カマルは不思議に思いながも、バルコニーへ出た。
ソファーに並んで座ると、カマルが顔を覗き込む。
「それで、カマルさんにご報告がありまして……」
「どうした? エデンのことか?」
「そうじゃないんです。あの、実は……」
月亜がお腹を撫でながら、カマルを見る。
「えっ? まさか……ルア?」
「二人目が、お腹に……」
「ルア!!」
歓喜のあまりカマルは言葉を失い、月亜をぎゅっと抱きしめた。
夜空には、綺麗な月が輝いている。
———完———
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
最後までお付き合い頂き、有難うございました!
読者様のおかげで11月の1ヶ月を頑張ることが出来ました。本当に有難うございます。
よろしければ、感想など頂けると嬉しいです。
続編は終りましたが、番外編で大人になったシオンとエデンのSSを1~2話完結で書きますので、引き続き宜しくお願いします。
投票まだだよーという方、是非、一票入れてくださると嬉しいです!!
ではでは、またSSでお会いしましょう!
観客からは、盛大な歓声が湧き上がっている。
今日は、デュセロア王国とプラテネスが統合させる記念日だ。
どちらの国もお祭り騒ぎ。
街中どこも賑わっている。
午前中、プラテネスでパレードを行った月亜とカマル御一行は、そのままデュセロア王国へと向かい、街中をパレードで巡る。
「あの日を思い出しますね」
月亜は、初めてカマルと共にパレードをした日を思い出していた。
あの頃の月亜は、まだ魔力も不安定で、龍を完全には操り切れていなかったが、今では空を自由に飛び立たせるのも余裕になった。
プラテネスでは、国民の要望もあり、何かのお祝いやお祭りの度に龍を召喚させているが、デュセロアの国民はどこからかその情報を聞きつけて、はるばる龍を見に来る者もいたようだ。
「まさか、こんな一大事に立ち会う人生とはな……」
「良い時代に生まれたのう」
「見て! また龍が戻ってきたよ!!」
国民の声が飛びかう中、華麗に舞う金と青の双龍。
新しい門出を祝うにピッタリである。
「エデン、あっちからも手を振ってるよ」
「本当だ。ねぇ、シオンあっちも!」
今日のパワードには、カマルと月亜を乗せた馬車に引き続き、ハワードとミッチェル、その後ろからはシオンとエデンを乗せた馬車へと続いている。
子供たちの馬車にはベネットが付き添っているので安心だ。
エデンの姿に、国民たちは大喜び。
ナタンもルシーも消えた今、どうしているのだろうと話題になっていたそうだ。
「オーディン国王様が養子に入れたらしい」
と、合っているようでちょっと違う噂が、またもや飛び交った。
これについて、カマルは後の挨拶でも明らかにはしなかった。
次の世代に向けてしっかりと教育していく……といった旨だけ、ほんの少し触れた程度に終わった。
「シオン、エデン、お父様の背中をしっかりと見るのですよ。いずれは貴方達があの場所に立つのです」
「「はいっ!!」」
国民にむけての挨拶も、背後からしっかりと聞いていた。
あとになって、エデンがぽつりと呟いた。
「お父様がいた……」と……。
「そうか、エデンの勇姿を見守ってくれていたのかもしれないね」
エデンは「はい」と元気に答えた。
みるみる逞しくなる子供達には、大人のほうが驚かされる。
よく悩んで考え込んでしまう月亜は、この精神力が羨ましくも思う。
「ルア、こちらへ……」
カマルに促されて、隣に立つ。
国民の視線が月亜に集まった。
これだけの人たちの暮らしを守る立場にいる。気が引き締まる思いで、挨拶をした。
「プラテネス万歳!!」
「オーディン国王万歳!!」
歓声は鳴り止まない。
二つの国が統合したことにより、プラテネスは更なる飛躍の一途を辿ることとなる……。
その夜……。
「カマルさん、ちょっといいですか?」
寝室に入るなり、月亜が切り出した。
「ああ、どうした。……ルア? 顔色が優れない。疲れが出たのではないのか!?」
直ぐにベッドに入るよう促す。
「あ、あの……違うんです。それが……、あの、バルコニーへ出ませんか?」
カマルは不思議に思いながも、バルコニーへ出た。
ソファーに並んで座ると、カマルが顔を覗き込む。
「それで、カマルさんにご報告がありまして……」
「どうした? エデンのことか?」
「そうじゃないんです。あの、実は……」
月亜がお腹を撫でながら、カマルを見る。
「えっ? まさか……ルア?」
「二人目が、お腹に……」
「ルア!!」
歓喜のあまりカマルは言葉を失い、月亜をぎゅっと抱きしめた。
夜空には、綺麗な月が輝いている。
———完———
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
最後までお付き合い頂き、有難うございました!
読者様のおかげで11月の1ヶ月を頑張ることが出来ました。本当に有難うございます。
よろしければ、感想など頂けると嬉しいです。
続編は終りましたが、番外編で大人になったシオンとエデンのSSを1~2話完結で書きますので、引き続き宜しくお願いします。
投票まだだよーという方、是非、一票入れてくださると嬉しいです!!
ではでは、またSSでお会いしましょう!
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