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〜1学期編〜
お泊まりデート 前編
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『もしもし椿?2日の午後からと3日って遊べる?3日だけ演劇部が休みになったんだ!』
「勿論です!!都華咲君はG.W.中も寮で過ごしますか?」
『うん、そう!どーせ午前中は部活だからさ。で、こっち戻れる?2日は徠駕も地元帰るらしいから、泊まってよ』
ヤッタ!!都華咲君の部屋に泊まれる!!
「はい!行きます!!嬉しい……」
同じ寮でも、生徒会寮に居ると別の部屋に泊まりには行けません。都華咲君の部屋に泊まるのも入学式の後以来。このチャンスを逃せば、今度はいつ泊まれるか分かりません。
『ゴメンな。どっかオシャレなホテルとか泊まりに行ければ良いんだけど……』
「そんな事ないです!都華咲君と中々一緒に居られないですし……早く会いたいです!」
2人でデートするのも久しぶり。プランは都華咲君が立ててくれているそうで、楽しみで仕方ありません。
急に寮に戻ると言うと、莉良が怒るかな?と思ったのですが、来夢君と遊んで以来「らいむのいえ いく!」しか言いません。
1ヶ月前までは僕にベッタリだったんですよ!なんだか寂しいです……。
2日は早くに家を出たので、部活終わりの都華咲君に差し入れしようとドーナッツ屋さんに寄りました。
学園に向かうバスに揺られて、うっかり自分の分を食べてしまいそうでした。バスとか電車に乗ってると、妙にお菓子とか食べたくなるんです……。莉良に偉そうに言えませんね。
学園に戻ると、運動部は殆どの部が活動していました。連休まで部活って……凄いですよね。内心、写真部で良かったって思っちゃいました。
都華咲君が帰ってくるまで食堂で待つことにしました。SNSでキレイな写真を投稿してる人を見たり、カメラの上手な撮り方を調べたり………。
早く帰って来ないかなぁ。
何度も顔を上げて入り口を見ます。
すると、徐々に外から賑やかな声が近づいてる……気がします。
「椿!もう来てたんだ!!」
都華咲君が駆け寄って来ました。
「お疲れ様です!ほんの何分か前に着いたところです。お腹空いてるかな?と思ってドーナッツ買ってきました」
「マジ⁉︎嬉しー!超腹ペコ!!直ぐにシャワーしてくるから!」
「はい。ここで待ってますね」
20分程経って、都華咲君が食堂に来ました。
「椿、部屋入って!まだ少し時間あるから」
「はぁい!」
1125号室に入りました。
「今日、映画観ようと思ってて!もう少しゆっくり出来そうだから」
さっそくドーナッツを頬張りながら喋ります。
「そうだったんですね。何の映画ですか?」
「ほら、これなんだけど……」
スマホで検索して見せてくれました。人気のアニメが実写化された映画です。
「これ、面白そうですよね!僕も観たいと思ってました」
「そっか!良かったぁ!」
と、もう2個目のドーナッツに手を伸ばしてます。美味しそうに食べてくれると嬉しいですね。
んん?とこっちを見て、急いで飲み込んだ都華咲君…僕の隣座って一気に唇を奪いました。
「んん……ん……うん……」
吸い付くように音を立ててキスをすると、ドーナッツの甘い香りが伝わってきました。
「よし!充電完了。これ以上やると止まらなくなる」
ランチを食べに出発しました。
今日は2人でアジフライ定食を食べましたよ。
映画館でもドリンクとポテトを買った都華咲君。凄い食欲です。全然苦しそうもないですし……。
映画はすっごく迫力があって、戦闘シーンはハラハラドキドキしました!都華咲君の手を握っていたのですが、ビックリする程、危機迫る程に握る圧が強くなるのでした。
エンドロールの間も余韻に浸りながら歌に酔いしれました。
フッと頬にキスをされ、都華咲君が僕の肩に頭を預けました。束の間の恋人気分……。
電気が付くと、1番最後に退場します。
(周りの人にバレていないかドキドキでした)
「すっごく面白かったですね!!もぅハラハラしてしまって、見入っちゃいました!」
「曲も良かったよな!サントラ、サブスクで聴けるかな……あ!あった。プレイリスト入れとこ」
コンビニに寄ってお菓子を買い、また寮に戻りました。夕食は寮の食堂で。なんだかんだ、食堂のご飯が一番家庭的で落ち着きます。
「そうだ!大浴場、G.W.中も入れるんだ!そっち入る?毎日貸切で気持ち良いぜ」
「大浴場!!結局入ったことないんです!入りたいです!」
「よし。じゃあ今日は大浴場で入るかぁ!!」
お風呂の時間になるまで、部屋でまったりと今日観た映画のサントラを聴いて過ごしました。主題歌もカッコ良かったです。
「椿、そろそろお風呂行く?」
.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇.ෆ˟̑*̑˚̑*̑˟̑ෆ.₊̣̇
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次回もどうぞ宜しくお願いします。
「勿論です!!都華咲君はG.W.中も寮で過ごしますか?」
『うん、そう!どーせ午前中は部活だからさ。で、こっち戻れる?2日は徠駕も地元帰るらしいから、泊まってよ』
ヤッタ!!都華咲君の部屋に泊まれる!!
「はい!行きます!!嬉しい……」
同じ寮でも、生徒会寮に居ると別の部屋に泊まりには行けません。都華咲君の部屋に泊まるのも入学式の後以来。このチャンスを逃せば、今度はいつ泊まれるか分かりません。
『ゴメンな。どっかオシャレなホテルとか泊まりに行ければ良いんだけど……』
「そんな事ないです!都華咲君と中々一緒に居られないですし……早く会いたいです!」
2人でデートするのも久しぶり。プランは都華咲君が立ててくれているそうで、楽しみで仕方ありません。
急に寮に戻ると言うと、莉良が怒るかな?と思ったのですが、来夢君と遊んで以来「らいむのいえ いく!」しか言いません。
1ヶ月前までは僕にベッタリだったんですよ!なんだか寂しいです……。
2日は早くに家を出たので、部活終わりの都華咲君に差し入れしようとドーナッツ屋さんに寄りました。
学園に向かうバスに揺られて、うっかり自分の分を食べてしまいそうでした。バスとか電車に乗ってると、妙にお菓子とか食べたくなるんです……。莉良に偉そうに言えませんね。
学園に戻ると、運動部は殆どの部が活動していました。連休まで部活って……凄いですよね。内心、写真部で良かったって思っちゃいました。
都華咲君が帰ってくるまで食堂で待つことにしました。SNSでキレイな写真を投稿してる人を見たり、カメラの上手な撮り方を調べたり………。
早く帰って来ないかなぁ。
何度も顔を上げて入り口を見ます。
すると、徐々に外から賑やかな声が近づいてる……気がします。
「椿!もう来てたんだ!!」
都華咲君が駆け寄って来ました。
「お疲れ様です!ほんの何分か前に着いたところです。お腹空いてるかな?と思ってドーナッツ買ってきました」
「マジ⁉︎嬉しー!超腹ペコ!!直ぐにシャワーしてくるから!」
「はい。ここで待ってますね」
20分程経って、都華咲君が食堂に来ました。
「椿、部屋入って!まだ少し時間あるから」
「はぁい!」
1125号室に入りました。
「今日、映画観ようと思ってて!もう少しゆっくり出来そうだから」
さっそくドーナッツを頬張りながら喋ります。
「そうだったんですね。何の映画ですか?」
「ほら、これなんだけど……」
スマホで検索して見せてくれました。人気のアニメが実写化された映画です。
「これ、面白そうですよね!僕も観たいと思ってました」
「そっか!良かったぁ!」
と、もう2個目のドーナッツに手を伸ばしてます。美味しそうに食べてくれると嬉しいですね。
んん?とこっちを見て、急いで飲み込んだ都華咲君…僕の隣座って一気に唇を奪いました。
「んん……ん……うん……」
吸い付くように音を立ててキスをすると、ドーナッツの甘い香りが伝わってきました。
「よし!充電完了。これ以上やると止まらなくなる」
ランチを食べに出発しました。
今日は2人でアジフライ定食を食べましたよ。
映画館でもドリンクとポテトを買った都華咲君。凄い食欲です。全然苦しそうもないですし……。
映画はすっごく迫力があって、戦闘シーンはハラハラドキドキしました!都華咲君の手を握っていたのですが、ビックリする程、危機迫る程に握る圧が強くなるのでした。
エンドロールの間も余韻に浸りながら歌に酔いしれました。
フッと頬にキスをされ、都華咲君が僕の肩に頭を預けました。束の間の恋人気分……。
電気が付くと、1番最後に退場します。
(周りの人にバレていないかドキドキでした)
「すっごく面白かったですね!!もぅハラハラしてしまって、見入っちゃいました!」
「曲も良かったよな!サントラ、サブスクで聴けるかな……あ!あった。プレイリスト入れとこ」
コンビニに寄ってお菓子を買い、また寮に戻りました。夕食は寮の食堂で。なんだかんだ、食堂のご飯が一番家庭的で落ち着きます。
「そうだ!大浴場、G.W.中も入れるんだ!そっち入る?毎日貸切で気持ち良いぜ」
「大浴場!!結局入ったことないんです!入りたいです!」
「よし。じゃあ今日は大浴場で入るかぁ!!」
お風呂の時間になるまで、部屋でまったりと今日観た映画のサントラを聴いて過ごしました。主題歌もカッコ良かったです。
「椿、そろそろお風呂行く?」
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