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0話「世界の舞台裏から」(プロローグ)
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周囲を警戒していた青年は剣を鞘に収め、ゆっくりと息ついた。
そして、ふたつに結った少女とポニーテールの女性の2人に声をかける。
「…終わったな。ユディエラ、ミネリアもお疲れさま」
「うん、ハウエルもお疲れさま。ミネリアもお疲れさま」
ふたつに結った少女・ユディエラは、青年・ハウエルとポニーテールの女性・ミネリアの腕にしがみついて微笑んだ。
ミネリアも、ユディエラの笑顔につられて微笑みを浮かべている。
「これでノルマも達成できたし、しばらくはゆっくりできそうね。あ、そうだ…明日とか、3人で食事へ行きましょうよ!」
ひと仕事を終えた3人は、そんな他愛ない会話をしながら帰路につく。
……はずだった。
不意に、パチパチと手をたたく音が響き渡った。
驚いた3人は会話を止め、周囲を見渡して探る。
どうやら、拍手の音は3人のすぐ近くにある廃墟の建物から聞こえているようだ。
そちらに目をやると、建物は石造りらしく…崩れた壁の瓦礫に腰掛け、3人に向けて拍手をしている人物がいた。
…だが、顔は月明かりが逆光となっている為に確認できない。
「…何者だ?」
ハウエルは静かに、腰に付けている剣に手を伸ばしながら目の前の人影に声をかけた。
何故かわからないが、ハウエルは目の前に立つ人物の危険性に気づいたからだ。
ユディエラとミネリアも同様に気づいたのだろう…気づかれぬよう、術式を描きながら詠唱の準備に入る。
相手の動きに気づいたのか、拍手をしていた人物は手を止めて立ち上がった。
だが…立ち上がっても逆光の為、その表情は見えない。
「別に、名乗るほどの者ではないよ」
その人物は先程まで座っていた瓦礫の側を離れ、3人の前に立ちはだかるようにして立った。
移動した事によって、月明かりがその人物の顔を照らし出す――
照らし出された、その顔には微笑みを浮かべていた。
「ただ、すごい実力の持ち主なのだな…と。そう思い、敬意を込めて拍手を贈っただけなんだがね」
「まさか…そんなはずは――」
月明かりに照らされた人物の正体に心当たりがあるのか、ミネリアの声は恐怖に震えていた。
ミネリアの様子と目の前に立つ人物を交互に見て、ハウエルも気づいたのだろう…ミネリアとユディエラを守るように前へ移動しながら訊ねる。
「…なぜコイツがここに…【灰白の影】――お前は確か数年前に封じられたはずでは…?」
「数年前、封じられたのは俺の配下の者でね…おかげで俺はこうして動けているのだよ」
ハウエルの疑問に、【灰白の影】と呼ばれた人物は自分の胸に左手を置いた。
「まぁ、そんな事はどうでもいいだろう…そんなつまらない過去など、今のお前達には関係ない話なのだから」
「っ…結界をはる準備をしてくれ」
危険を察知したハウエルが、小声で背後にいるユディエラとミネリアに声をかける。
――もしかすると、目の前にいる【灰白の影】に聞かれているかもしれないが…
焦っていたハウエルには、それを気にしている余裕がなかった。
「コイツは俺達で倒せる相手じゃない…逃げる事だけを、優先して考えるんだ」
ハウエルの言葉に2人は頷くと、結界をはる準備の為に用意していた術式に魔力を込めて詠唱する。
自分達と対峙している人物は、かなりの力を持つ高位な存在だ。
たとえ3人が力を合わせたとしても、実力差がありすぎるので勝つ事は困難だろう。
なのでユディエラとミネリアの作った結界で防御をしつつ、この廃墟の街から脱出するつもりなのだ。
3人の、そんな様子を見ている【灰白の影】は顎に手を当てながら楽しそうに笑う。
「なるほど、二重の結界か…考えたものだ。だが、それも無駄に終わるだけだというのに」
言い終わらないうちに、【灰白の影】は動いた。
それと同時にハウエルが鞘から剣を出し、【灰白の影】の攻撃を防いだ。
ハウエルが押される形となっているが、なんとか防いでいる状態であった。
「っ…ユディエラ、ミネリア…早く、結界を――」
2人に結界をはるよう指示を出したハウエルの意図に気づいたユディエラが術を発動させる。
……だが、ミネリアは胸に手を置いたまま動かない。
「…ミネリア?」
不審に感じたユディエラは、隣にいるミネリアの肩に触れた。
「っ…!?」
肩に手が触れた瞬間、ミネリアの身体はグラリと倒れ…その胸元からは、致死量ともいえるほどの血が流れでている。
ハウエルもミネリアの異変に気づき、彼女の状態を確認すると対峙している【灰白の影】に目をやった。
そして、気づく…【灰白の影】の手が真っ赤な血で染まっている事に。
「…お前、ミネリアに何をし――」
「何って…言っただろう?二重の結界をはろうとしても無駄に終わるだけだ、と」
ハウエルの言葉にかぶせる形で答えた【灰白の影】は、自らの手に付いたミネリアの血をひと舐めする。
どうやら、一瞬の隙をついてミネリアの胸を貫いたらしい……
ユディエラはミネリアの怪我を治癒術で癒そうとするが、傷の具合はひどく癒せないでいた。
それに気づいたハウエルは、ユディエラにだけ聞こえるくらいの小声で囁く。
「…ユディエラ、もういい。ミネリアも、それは理解している。俺が時間を稼ぐ…その間に、応援を要請してきてくれないか?」
「で…でも、それだと…」
ハウエルの指示に、ユディエラは躊躇した。
――自分がこの場を離れてしまっては、結界が維持できないのでハウエルの身も危ない。
ミネリアのように、失ってしまうかもしれない…
そう思うと、ユディエラは素直に従う事ができなかった。
「俺なら大丈夫だ…だから行ってくれ。応援さえ来れば、何とかなるはずだ…だから行け!」
ユディエラに託すように言うハウエルに、彼女は小さく頷いて走り去っていく。
その様子を今まで黙って見ていた【灰白の影】が、不思議そうにハウエルを見た。
「"応援さえ来れば、何とかなる"…か。本当に何とかなると考えているのかい?」
「ははっ…思っているわけがないだろ。せめて、アイツ一人でも生き残ってもらいたいからな、ただの口実さ」
ハウエルは笑みを浮かべたまま答えると、剣を構え直す。
「だから、お前をここから通すわけにいかない…死んでも」
「なるほど…自分を犠牲にしたわけか」
その言葉を聞いた【灰白の影】は、何やら楽しげに笑みを浮かべた。
――廃墟の街の中を走るユディエラは、ふと月を見上げる。
「…なんて嫌な色をしているの…」
この廃墟の街へ来た時は蒼い月が照らしていたというのに、今では血のように赤い月が照らしていた。
小さく頭をふったユディエラは悪い考えをかき消そうとする…が、先ほどの悪夢のような出来事に身体は微かに震えている。
(早く…誰かを呼んでこないと…)
必死になって走るユディエラの背後から、何者かの唱えたらしい風術で生みだされた突風が吹いた。
突然の事に、彼女は声を出す間もなく壁に叩きつけられて倒れる。
「ったく…手間のかかるやつだな~、来るのが遅いんだつーの」
風術を使った何者かの声に、痛みを堪えながら起き上がったユディエラはその相手を確認しようと視線を向けた。
「…あ、あなたは…」
驚愕した表情を浮かべたユディエラは、ゆっくりと後ずさる……
――そこに居たのは、本来ここには居ないはずの人物だったからだ。
この人物は、赤き月に照らされた自らの赤い髪を掻いて小さく舌打ちをした。
「ちっ、これなら簡単に終わっちまうが…まぁ、この際だから文句は言わねぇでおくか」
赤い髪の人物は持っていたナイフを弄びながら、ゆっくりとユディエラに近づいていった…――
***
そして、ふたつに結った少女とポニーテールの女性の2人に声をかける。
「…終わったな。ユディエラ、ミネリアもお疲れさま」
「うん、ハウエルもお疲れさま。ミネリアもお疲れさま」
ふたつに結った少女・ユディエラは、青年・ハウエルとポニーテールの女性・ミネリアの腕にしがみついて微笑んだ。
ミネリアも、ユディエラの笑顔につられて微笑みを浮かべている。
「これでノルマも達成できたし、しばらくはゆっくりできそうね。あ、そうだ…明日とか、3人で食事へ行きましょうよ!」
ひと仕事を終えた3人は、そんな他愛ない会話をしながら帰路につく。
……はずだった。
不意に、パチパチと手をたたく音が響き渡った。
驚いた3人は会話を止め、周囲を見渡して探る。
どうやら、拍手の音は3人のすぐ近くにある廃墟の建物から聞こえているようだ。
そちらに目をやると、建物は石造りらしく…崩れた壁の瓦礫に腰掛け、3人に向けて拍手をしている人物がいた。
…だが、顔は月明かりが逆光となっている為に確認できない。
「…何者だ?」
ハウエルは静かに、腰に付けている剣に手を伸ばしながら目の前の人影に声をかけた。
何故かわからないが、ハウエルは目の前に立つ人物の危険性に気づいたからだ。
ユディエラとミネリアも同様に気づいたのだろう…気づかれぬよう、術式を描きながら詠唱の準備に入る。
相手の動きに気づいたのか、拍手をしていた人物は手を止めて立ち上がった。
だが…立ち上がっても逆光の為、その表情は見えない。
「別に、名乗るほどの者ではないよ」
その人物は先程まで座っていた瓦礫の側を離れ、3人の前に立ちはだかるようにして立った。
移動した事によって、月明かりがその人物の顔を照らし出す――
照らし出された、その顔には微笑みを浮かべていた。
「ただ、すごい実力の持ち主なのだな…と。そう思い、敬意を込めて拍手を贈っただけなんだがね」
「まさか…そんなはずは――」
月明かりに照らされた人物の正体に心当たりがあるのか、ミネリアの声は恐怖に震えていた。
ミネリアの様子と目の前に立つ人物を交互に見て、ハウエルも気づいたのだろう…ミネリアとユディエラを守るように前へ移動しながら訊ねる。
「…なぜコイツがここに…【灰白の影】――お前は確か数年前に封じられたはずでは…?」
「数年前、封じられたのは俺の配下の者でね…おかげで俺はこうして動けているのだよ」
ハウエルの疑問に、【灰白の影】と呼ばれた人物は自分の胸に左手を置いた。
「まぁ、そんな事はどうでもいいだろう…そんなつまらない過去など、今のお前達には関係ない話なのだから」
「っ…結界をはる準備をしてくれ」
危険を察知したハウエルが、小声で背後にいるユディエラとミネリアに声をかける。
――もしかすると、目の前にいる【灰白の影】に聞かれているかもしれないが…
焦っていたハウエルには、それを気にしている余裕がなかった。
「コイツは俺達で倒せる相手じゃない…逃げる事だけを、優先して考えるんだ」
ハウエルの言葉に2人は頷くと、結界をはる準備の為に用意していた術式に魔力を込めて詠唱する。
自分達と対峙している人物は、かなりの力を持つ高位な存在だ。
たとえ3人が力を合わせたとしても、実力差がありすぎるので勝つ事は困難だろう。
なのでユディエラとミネリアの作った結界で防御をしつつ、この廃墟の街から脱出するつもりなのだ。
3人の、そんな様子を見ている【灰白の影】は顎に手を当てながら楽しそうに笑う。
「なるほど、二重の結界か…考えたものだ。だが、それも無駄に終わるだけだというのに」
言い終わらないうちに、【灰白の影】は動いた。
それと同時にハウエルが鞘から剣を出し、【灰白の影】の攻撃を防いだ。
ハウエルが押される形となっているが、なんとか防いでいる状態であった。
「っ…ユディエラ、ミネリア…早く、結界を――」
2人に結界をはるよう指示を出したハウエルの意図に気づいたユディエラが術を発動させる。
……だが、ミネリアは胸に手を置いたまま動かない。
「…ミネリア?」
不審に感じたユディエラは、隣にいるミネリアの肩に触れた。
「っ…!?」
肩に手が触れた瞬間、ミネリアの身体はグラリと倒れ…その胸元からは、致死量ともいえるほどの血が流れでている。
ハウエルもミネリアの異変に気づき、彼女の状態を確認すると対峙している【灰白の影】に目をやった。
そして、気づく…【灰白の影】の手が真っ赤な血で染まっている事に。
「…お前、ミネリアに何をし――」
「何って…言っただろう?二重の結界をはろうとしても無駄に終わるだけだ、と」
ハウエルの言葉にかぶせる形で答えた【灰白の影】は、自らの手に付いたミネリアの血をひと舐めする。
どうやら、一瞬の隙をついてミネリアの胸を貫いたらしい……
ユディエラはミネリアの怪我を治癒術で癒そうとするが、傷の具合はひどく癒せないでいた。
それに気づいたハウエルは、ユディエラにだけ聞こえるくらいの小声で囁く。
「…ユディエラ、もういい。ミネリアも、それは理解している。俺が時間を稼ぐ…その間に、応援を要請してきてくれないか?」
「で…でも、それだと…」
ハウエルの指示に、ユディエラは躊躇した。
――自分がこの場を離れてしまっては、結界が維持できないのでハウエルの身も危ない。
ミネリアのように、失ってしまうかもしれない…
そう思うと、ユディエラは素直に従う事ができなかった。
「俺なら大丈夫だ…だから行ってくれ。応援さえ来れば、何とかなるはずだ…だから行け!」
ユディエラに託すように言うハウエルに、彼女は小さく頷いて走り去っていく。
その様子を今まで黙って見ていた【灰白の影】が、不思議そうにハウエルを見た。
「"応援さえ来れば、何とかなる"…か。本当に何とかなると考えているのかい?」
「ははっ…思っているわけがないだろ。せめて、アイツ一人でも生き残ってもらいたいからな、ただの口実さ」
ハウエルは笑みを浮かべたまま答えると、剣を構え直す。
「だから、お前をここから通すわけにいかない…死んでも」
「なるほど…自分を犠牲にしたわけか」
その言葉を聞いた【灰白の影】は、何やら楽しげに笑みを浮かべた。
――廃墟の街の中を走るユディエラは、ふと月を見上げる。
「…なんて嫌な色をしているの…」
この廃墟の街へ来た時は蒼い月が照らしていたというのに、今では血のように赤い月が照らしていた。
小さく頭をふったユディエラは悪い考えをかき消そうとする…が、先ほどの悪夢のような出来事に身体は微かに震えている。
(早く…誰かを呼んでこないと…)
必死になって走るユディエラの背後から、何者かの唱えたらしい風術で生みだされた突風が吹いた。
突然の事に、彼女は声を出す間もなく壁に叩きつけられて倒れる。
「ったく…手間のかかるやつだな~、来るのが遅いんだつーの」
風術を使った何者かの声に、痛みを堪えながら起き上がったユディエラはその相手を確認しようと視線を向けた。
「…あ、あなたは…」
驚愕した表情を浮かべたユディエラは、ゆっくりと後ずさる……
――そこに居たのは、本来ここには居ないはずの人物だったからだ。
この人物は、赤き月に照らされた自らの赤い髪を掻いて小さく舌打ちをした。
「ちっ、これなら簡単に終わっちまうが…まぁ、この際だから文句は言わねぇでおくか」
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