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スライムの討伐方法と処理について
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?「兵士!」
兵士「隊長殿……」
隊長「うむ。先の魔物退治での働き見事であった。」
兵士「お褒めに預かり……」
隊長「そこでだ!魔物退治の知識がない新人にちょっとレクチャーしてはくれんか?」
兵士「えっと……」
隊長「……なに!心配する事はない!貴様ならできるさ!」
兵士「そういう訳ではなく……」
隊長「なら頼むぞ!ちゃんと給金には色をつけておくからな!」
兵士(そういう訳で魔物退治の方法を新人さんにレクチャーする事となりました……)
兵士「本日はよろしくおねがいします……」
?「貴方が噂の兵士さんって事ですの?」
兵士「ハイ……」
新人「私の名は新人。私に指導する事が出来る事は名誉であると思いなさい!」
兵士(コレ……貴族のご令嬢さんかな……身なりも良いし……)
兵士「では、郊外に出ましょう……」
~郊外~
兵士「ではあちらにいるスライムを退治してください……」
新人「スライムですの?」
兵士「あ……すみません。」
新人「構いませんわ。」
新人(大方、腕試しみたいな物でしょう。甘く見られた物ですわ!)
新人「消えなさい。 ファイヤーボール!」
スライム「ぴー」スカッ
新人(早……避けられない!?)
兵士「かばいます……」カン
兵士「突き立てます……」グサ
兵士「踏み潰します……」グシャァ
新人「あ……え……?」
兵士「これがこの周辺のスライムの有効的な対処方です……」
兵士「教本にはスライムは火で燃やすと効果的であると記されていますが、近辺のスライムは機動力に長けています……」
兵士「純粋に炎魔法、もしくは火を用いて燃やそうにも当たりません……」
兵士「槍や杭で身体を地面に押し付けて、機動力を封印すると攻撃が当たるようになります……」
新人「その……守っていただき、ありがとうございますわ。ですが……どうして私をかばったりしたのでしょうか?」
兵士「当たると痛いじゃないですか……」
新人「え……」
兵士「持ってみてください……」
新人「分かりましたわ。」ズシ
兵士「重いですよね。 ああ見えてスライムは結構な重さを持ってます……」
兵士「瓶詰めされたりするとボトルの一本の重さに換算されるほどです……」
兵士「その一撃を鎧なしに受ければ、結構なダメージを受けます……」
兵士「平地にいるスライムの対処法として、盾で受け落として、槍もしくは剣で突き刺して踏み潰す事が有効的と思ってます……」
新人「機動力もあり、攻撃力もある。そのような恐ろしい生物でしたとは……」
兵士(少し怖がらせてしまいましたか……)
兵士「あーなんといいますか、その……」
新人「ですが……ここで折れては魔法使いの名折れ!見ていてなさい貴方!」
新人「スライムめがけてフリーズ!」
スライム「ぴ」カチーン
新人「エアカッター」
兵士(魔法を使えるなら、射程外から行動不能にして、攻撃する事が出来る。いいなぁ……)
新人「どんなものですの」フフン
兵士「うん。おみごと……」パチパチ
兵士「真っ二つになっても踏まれて潰れても魔物は何故か身体は残る……」
新人「……教義のお話ですの?」
兵士「宗教的な問題で言えば世界は主神様が創り上げ、それを破壊する物が魔物であると言われてますね……」
兵士「ですが、そのまま放っておけば大地に還元されて魔物をまた増やしてしまいます……」
兵士「そのためには、魔物を大地に還元する事なく処理する必要があります……」
新人「???」
兵士「単刀直入に言えば食べる事が一番の問題解決になるという事です……」
新人「はぁ!?食べ……食べられますの!?そのスライム」
兵士「パンに何もつけずに食べられるなら食べられるのではないでしょうか……」
新人「無味無臭という事ですの?」
兵士「そうなります……」
兵士「狩った一体のスライムを煮て溶かして砂糖と混ぜてビンに詰めます……」
新人「ほんのりと暖かいですわ」
兵士「はい。スライムには保温性を持つ事がある事が分かっており、寒冷地ではカイロとして保存されてます……」
新人「でもこれでは……暖かいだけのスープですわ」
兵士「ですので……味をつけます。」
兵士「スープに混ぜれば、スライムの魔力を体内に取り込む事が出来ますし……」
兵士「魔術師の力を借りれば、魔力だけを取り除いて市場で販売しているスライムゼリーのようになりますし……」
兵士「貧乏騎士は狩猟したスライムをパンにつけて食べる事も習慣にしているそうですよ……」
新人「なるほど……一概に食事だけではなく、生活面での貢献も出来るという事ですわ!」
兵士「この調子でスライムを連続で狩りましょう……」
新人「分かりましたわ!この私にお任せあれですわ!」
~郊外(夕暮れ)~
新人(お、思ったより疲れますわ……)
新人(スライム狩りという物がここまで疲れますとは……)
兵士「……」
新人(おまけに同じパーティで戦った兵士さんは体力をまったく浪費していない……)
兵士(新人さん。魔法を使えるのはいいけどその分浪費してるな……)
兵士「大丈夫ですか?」
兵士「これ予備の魔力ポーションです……」
新人「生き返りますわ~」ゴクゴクプハァ
兵士「大体40体前後。すごいですね……」
新人「こ、これくらい当然ですわ!」
兵士「改善点はもう少し、余力を残しながら戦う事を意識したほうが良いです……」
兵士「例えば前衛にもう少し任せて座りながらMP回復に努めたりするとか……」
新人(確かに……MP管理が終始よくなかった事は反省すべき点ですわ……)
新人(呪文詠唱の始動形式を変更してトラップ型にしたほうがよろしいのでは?)
新人「……兵士さん!」
兵士「は、ハイ……」ビクゥ
新人「本日はご指導いただきありがとうございましたわ!」
兵士「お礼なら隊長殿に……」
隊長「おーう兵士、新人こんな所にいたかー」
兵士「隊長殿……」ケイレイ
隊長「こりゃスライムの遺体か?」
兵士「はい。スライムは魔物退治の基礎であるため、本日の教材として選択しました……」
隊長「懐かしいなぁお前スライムの体当たりをモロに喰らったっけ?」
隊長「それでもよろよろと立ち上がって行って泥だらけになりながらスライム一体に立ち向かったっけな!」
隊長「盾を持っても結構、衝撃が来るもんだから若い奴は全員ビビちまった。」
隊長「それでもおめぇは分隊の特徴を活かして戦った。臨時にパーティを組んで、各々が持つ対処方法としてスライム相手に手探りで戦ったけなぁ!」
隊長「よし、新人!」
新人「は、ハイですわ!」
隊長「飲みにいくぞ!オラァ今日は俺のおごりだぁ!」
兵士「お、お供いたします……」
新人「右に同じくですわ!」
兵士(新人さんは魔物退治は一夜にしてスライムの討伐方法を学んだ)
兵士「隊長殿……」
隊長「うむ。先の魔物退治での働き見事であった。」
兵士「お褒めに預かり……」
隊長「そこでだ!魔物退治の知識がない新人にちょっとレクチャーしてはくれんか?」
兵士「えっと……」
隊長「……なに!心配する事はない!貴様ならできるさ!」
兵士「そういう訳ではなく……」
隊長「なら頼むぞ!ちゃんと給金には色をつけておくからな!」
兵士(そういう訳で魔物退治の方法を新人さんにレクチャーする事となりました……)
兵士「本日はよろしくおねがいします……」
?「貴方が噂の兵士さんって事ですの?」
兵士「ハイ……」
新人「私の名は新人。私に指導する事が出来る事は名誉であると思いなさい!」
兵士(コレ……貴族のご令嬢さんかな……身なりも良いし……)
兵士「では、郊外に出ましょう……」
~郊外~
兵士「ではあちらにいるスライムを退治してください……」
新人「スライムですの?」
兵士「あ……すみません。」
新人「構いませんわ。」
新人(大方、腕試しみたいな物でしょう。甘く見られた物ですわ!)
新人「消えなさい。 ファイヤーボール!」
スライム「ぴー」スカッ
新人(早……避けられない!?)
兵士「かばいます……」カン
兵士「突き立てます……」グサ
兵士「踏み潰します……」グシャァ
新人「あ……え……?」
兵士「これがこの周辺のスライムの有効的な対処方です……」
兵士「教本にはスライムは火で燃やすと効果的であると記されていますが、近辺のスライムは機動力に長けています……」
兵士「純粋に炎魔法、もしくは火を用いて燃やそうにも当たりません……」
兵士「槍や杭で身体を地面に押し付けて、機動力を封印すると攻撃が当たるようになります……」
新人「その……守っていただき、ありがとうございますわ。ですが……どうして私をかばったりしたのでしょうか?」
兵士「当たると痛いじゃないですか……」
新人「え……」
兵士「持ってみてください……」
新人「分かりましたわ。」ズシ
兵士「重いですよね。 ああ見えてスライムは結構な重さを持ってます……」
兵士「瓶詰めされたりするとボトルの一本の重さに換算されるほどです……」
兵士「その一撃を鎧なしに受ければ、結構なダメージを受けます……」
兵士「平地にいるスライムの対処法として、盾で受け落として、槍もしくは剣で突き刺して踏み潰す事が有効的と思ってます……」
新人「機動力もあり、攻撃力もある。そのような恐ろしい生物でしたとは……」
兵士(少し怖がらせてしまいましたか……)
兵士「あーなんといいますか、その……」
新人「ですが……ここで折れては魔法使いの名折れ!見ていてなさい貴方!」
新人「スライムめがけてフリーズ!」
スライム「ぴ」カチーン
新人「エアカッター」
兵士(魔法を使えるなら、射程外から行動不能にして、攻撃する事が出来る。いいなぁ……)
新人「どんなものですの」フフン
兵士「うん。おみごと……」パチパチ
兵士「真っ二つになっても踏まれて潰れても魔物は何故か身体は残る……」
新人「……教義のお話ですの?」
兵士「宗教的な問題で言えば世界は主神様が創り上げ、それを破壊する物が魔物であると言われてますね……」
兵士「ですが、そのまま放っておけば大地に還元されて魔物をまた増やしてしまいます……」
兵士「そのためには、魔物を大地に還元する事なく処理する必要があります……」
新人「???」
兵士「単刀直入に言えば食べる事が一番の問題解決になるという事です……」
新人「はぁ!?食べ……食べられますの!?そのスライム」
兵士「パンに何もつけずに食べられるなら食べられるのではないでしょうか……」
新人「無味無臭という事ですの?」
兵士「そうなります……」
兵士「狩った一体のスライムを煮て溶かして砂糖と混ぜてビンに詰めます……」
新人「ほんのりと暖かいですわ」
兵士「はい。スライムには保温性を持つ事がある事が分かっており、寒冷地ではカイロとして保存されてます……」
新人「でもこれでは……暖かいだけのスープですわ」
兵士「ですので……味をつけます。」
兵士「スープに混ぜれば、スライムの魔力を体内に取り込む事が出来ますし……」
兵士「魔術師の力を借りれば、魔力だけを取り除いて市場で販売しているスライムゼリーのようになりますし……」
兵士「貧乏騎士は狩猟したスライムをパンにつけて食べる事も習慣にしているそうですよ……」
新人「なるほど……一概に食事だけではなく、生活面での貢献も出来るという事ですわ!」
兵士「この調子でスライムを連続で狩りましょう……」
新人「分かりましたわ!この私にお任せあれですわ!」
~郊外(夕暮れ)~
新人(お、思ったより疲れますわ……)
新人(スライム狩りという物がここまで疲れますとは……)
兵士「……」
新人(おまけに同じパーティで戦った兵士さんは体力をまったく浪費していない……)
兵士(新人さん。魔法を使えるのはいいけどその分浪費してるな……)
兵士「大丈夫ですか?」
兵士「これ予備の魔力ポーションです……」
新人「生き返りますわ~」ゴクゴクプハァ
兵士「大体40体前後。すごいですね……」
新人「こ、これくらい当然ですわ!」
兵士「改善点はもう少し、余力を残しながら戦う事を意識したほうが良いです……」
兵士「例えば前衛にもう少し任せて座りながらMP回復に努めたりするとか……」
新人(確かに……MP管理が終始よくなかった事は反省すべき点ですわ……)
新人(呪文詠唱の始動形式を変更してトラップ型にしたほうがよろしいのでは?)
新人「……兵士さん!」
兵士「は、ハイ……」ビクゥ
新人「本日はご指導いただきありがとうございましたわ!」
兵士「お礼なら隊長殿に……」
隊長「おーう兵士、新人こんな所にいたかー」
兵士「隊長殿……」ケイレイ
隊長「こりゃスライムの遺体か?」
兵士「はい。スライムは魔物退治の基礎であるため、本日の教材として選択しました……」
隊長「懐かしいなぁお前スライムの体当たりをモロに喰らったっけ?」
隊長「それでもよろよろと立ち上がって行って泥だらけになりながらスライム一体に立ち向かったっけな!」
隊長「盾を持っても結構、衝撃が来るもんだから若い奴は全員ビビちまった。」
隊長「それでもおめぇは分隊の特徴を活かして戦った。臨時にパーティを組んで、各々が持つ対処方法としてスライム相手に手探りで戦ったけなぁ!」
隊長「よし、新人!」
新人「は、ハイですわ!」
隊長「飲みにいくぞ!オラァ今日は俺のおごりだぁ!」
兵士「お、お供いたします……」
新人「右に同じくですわ!」
兵士(新人さんは魔物退治は一夜にしてスライムの討伐方法を学んだ)
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