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狩りの時 前編
しおりを挟む翌日。
深夜1時20分ジャスト。
生贄たる少女が禁足地たる京都某所の双子山へ入ったのを息を潜めて隠れる監視チームが確認した。
「餌が入った。繰り返す。餌が入った」
監視チームから報告が入ると、少し離れた位置に停まる3台のハイエースから武装した兵士達が降車して行く。
規模は1個分隊。
具体的な数は15人だ。
彼等は2人のエクソシストを支援、援護する為のバックアップチームであった。
彼等の大半は手にSIG553と呼ばれる軍用カービンを携えており、一部はFN MINIMIと呼ばれる軽機関銃を携えて居た。
そんな彼等から見て、浮いてる武装の者達も居た。
彼等はエクソシストの為に雇われた外部の傭兵であった。
M203と呼ばれるグレネードランチャーとサプレッサー等が取り付けられたM4A1を持った中年のアジア系の男。
否、涼子の戦友であるチェンとFN MINIMIを持ったマイクと呼ばれていた年配の白人は顔を見合わせボヤく。
「俺達は鉱山のカナリアかね?」
「捨て駒なのは変わらねぇな」
2人の年を召した男の言葉に仲間である1人の少女は不機嫌なまま何も言わず、ジッと夜空を見上げる。
そんな様子に気付いたチェンは尋ねる。
「どうした?凛」
「微かだけど魔力と視線を感じる」
無愛想に答える少女……凛の言葉にチェンが訝しむと、凛は更に続ける。
「多分、空から距離が開き過ぎてるから具体的な位置は解らない。それと感じた魔力は何日か前のペストマスク被った奴と似てる」
凛の報告にチェンは驚いてしまう。
何で涼子が此処に居るんだ?
心の中で疑問を口にしたチェンは直ぐにエクソシスト達の方へと急いで赴くと、チームの指揮官である自分と同い年ぐらいの白人の前に立って通知する。
「隊長。ペストマスクの怪しい奴を確認したら、ソイツには絶対何もするな」
真剣そのものと言える表情と共に真面目に言えば、隊長は訝しみながら問う。
「何故だ?それと、ペストマスクは何者なのだね?」
その問いにチェンは正直に答える。
「魔女だ」
魔女。
この単語に2人の若きエクソシストが怒気を醸し出すと、チェンは更に続けて言う。
「魔女が俺達を殺る気なら既に殺されてる。だが、そうじゃないって事は俺達に敵意は無いって事だし、奴自身は日本側に立ってる様だから手を出すと色々と面倒臭い事になる」
ベテランのチェンが嘘偽り無く真剣に言えば、隊長は自分の率いるバックアップチームの面々に通達する。
「ペストマスクの者を確認しても攻撃は絶対にするな。その者は日本政府関係者の可能性が高い」
部下達はそれぞれ「了解」と理解を示す返事をする。
だが、2人の若きエクソシストは違った。
「隊長。魔女である以上は我々の敵です!何故、攻撃をするなと言うんですか!?」
活発そうな少年が言うと、もう1人の落ち着いた雰囲気の少女も同じ様に言う。
「そうです。撃滅すべき魔女を見逃すのは我々の存在意義を喪うも同然と言っても良い。それなのに手を出すなとはどう言う事ですか?」
2人は腕は立つ。
だが、未だ若い。
故に隊長が告げた政治的な問題等は未だ解ってなかった。
そんな2人の若きエクソシストに隊長は大人としてハッキリと告げる。
「件の魔女が日本政府に関係する者である以上、殺害してしまえば我々の課せられた任務の大きな障害となります。そうなれば、我々が標的を撃滅した後に上層部が画策する計画が最悪頓挫する可能性もあります」
簡潔明瞭な解り易い理由説明と言えた。
隊長が上層部の思惑が頓挫する。
そう言えば、2人は納得はしないまでも渋々ながら理解はしてくれた様であった。
しかし……
「神聖なる務めの障害となったと判断したら、私達は私達の理に従って魔女を撃滅します」
エクソシストとして魔女は倒すべき悪と教育されているが故に、隙あらば殺す。
そんな宣言をした。
隊長は2人の言う正しさも理解しているからこそ、頭を抱えるとチェンに問う。
「その魔女とやらの脅威度はどのくらいだ?」
問われたチェンは隊長へ正直に答える。
「最悪の一言に尽きます。奴が敵に回ったら、俺達なんて瞬きする間も無く皆殺しにされます。命乞いする暇すら無いです」
ペストマスクの魔女。
否、涼子の恐ろしさを最も近くで見て来たチェンは思った事を正直に告げれば、エクソシストの少年は不満そうにしながらも自信タップリに言う。
「魔女なんて懐に潜り込めば簡単に殺せる」
「そうです。魔女は白兵戦を苦手とします」
2人の若きエクソシストが自信タップリに言うと、チェンは頭を抱えながらボヤいてしまう。
「アイツはそんな甘くない」
「俺達はコレでも魔女を討伐した事もあるんだ。ソイツ等と変わらないだろ?オッサン」
無知故の蛮勇とも言える強い自信と共に少年のエクソシストが言えば、隊長は改めて釘を刺す様に2人の若きエクソシストに命じる。
「敵対行動をしない限り、魔女に手出しは厳禁です」
バックアップチームを率いる長であり、政治的な面倒を知る大人として2人にそう厳命すれば彼等は静かに標的の居る祠まで潜入を始めた。
だが、彼等は気付いていなかった。
件の魔女は相棒と共に|直ぐ其処で息を潜め、遣り取りをずっと眺めていた事を。
「凄いな。この外套……俺達の事をずっと気付かずに居た」
カラシニコフを手にするスニーキングスーツにも似た戦闘服姿の正樹が驚きと共に言えば、ペストマスクを被った魔女としての姿の涼子は言う。
「私の外套の機能の1つでね。防具以外にこんな風に姿を消せるのよ。匂いも含めてね」
涼子の外套の予備を纏って居た正樹は「魔法って出鱈目だな」と呆れながらも感心すると、涼子は尋ねる。
「あのチームは貴方から見てどんな感じ?」
「あのガキ2人は解らん。だが、チームの方はどっちも良い腕してるし、バカじゃないの確かだ」
この世界とは異なれど、プロの軍人を長年見て来た正樹から見てもバックアップチームとチェン達は良い腕を持った部隊と言えた。
特に……
「特にあの指揮官は良い指揮官だ。政治的な面倒を承知し、部外者である傭兵の言葉を流さずに受け入れて君に手を出すな。そう厳命出来る奴は早々居ねぇ」
バックアップチームの指揮官に対し、高く評価する正樹に涼子は更に問う。
「陣形はどう?」
「斥候を傭兵達にさせ、自分達は後方で横隊。両翼には機関銃手を置いて、何時でも前から来る敵を迎え撃てる様にしてる。間違いなく歴戦の猛者と言っても良い」
チェン達とも言える傭兵達を斥候として前衛に置き、自分達は横隊の陣形で正面から来る敵に対して自分達の火力を最大限叩き込める様にしている。
それは間違い無く歴戦を潜り抜けた兵士達で構成された部隊と言っても過言では無かった。
そんな正樹の説明に涼子は尋ねる。
「両翼に機関銃手って他に意味あるの?」
「側面から仕掛けられた時に機関銃って言う火力の根幹を直ぐブチ込める」
そう答えれば、正樹はカラシニコフの大きなセレクターを一番下まで下げてセミオートにすると、涼子と共に歩き出す。
そして、2人はエクソシスト達の部隊後方から夜盗の如く静かに侵入するのであった。
千年以上もの永い間。
此処に封印されている事になっている大妖怪たる九尾は祠の中から、祠の前で静かに頭を垂れて跪く贄たる巫女をジッと見据える。
贄たる巫女。もとい、陽子から感じる気配と感情は、今まで己に捧げられ続けた贄たる巫女とは異なっていた。
此処からでも解る。
あの者は絶望してなければ、恐怖に身を震わせても居らぬ。
九尾に千年以上もの間。
毎年欠かさずに捧げられて来た贄たる巫女達は何れも例外無く、死の恐怖と絶望に満ち溢れて居た。
だが、今目の前に跪く贄たる巫女は恐怖を微塵も感じさせずに居る。
だからこそ、九尾は興味が湧いた。
それ故……
「我が贄よ。貴様は何故、恐怖に染まって居らぬ?」
祠の外へ姿を見せ、陽子の前に立って問う。
そんな九尾に陽子は頭を上げると、ジッと退魔師達にとって恐怖の代名詞たる九尾を見詰め返しながら返す。
「私は死ぬ為に来た訳ではありません」
返ってきた答えに九尾は好奇心と共に問う。
「では、何の為に我の元へ贄として跪いておる?」
九尾の問いに対し、陽子は臆する事無くハッキリと答える。
「未来に生きる為。そして、貴方の死を見届ける為です」
陽子の目は未来を掴まんとする覚悟を決めた生者のモノ。
断じて、死の恐怖に震えて絶望する餌と言える贄の目ではなかった。
そんな陽子の様な目を千年以上ぶりに見た九尾は愉快そうに嗤うと、問う。
「娘よ。名を何と言う?」
「阿部 陽子」
名を問われた陽子は己の名を名乗ると、九尾は告げる。
「陽子とやらよ。久方振りに興が乗った。貴様の覚悟に免じ、貴様の企みに我は乗ってやろう」
九尾は既に自分の住処たる山に侵入者達が来ていた事を認知していた。
それと同時に侵入者達が目の前で跪きながらも己に対し、勝たんと挑む千年以上ぶりに見えた真の退魔師として扱う事も決めた。
だからこそ、九尾は名を問うと共に陽子の思惑に乗ってやる事にした。
それ故……
「聞け者共!!お主等も気付いての通り、我とお主等を殺さんと人の子達が愚かにも我等の大地に足を踏み入れた!!今宵の宴の前祝いぞ!!奴等を喰らえ!!」
その言葉と共に祠の周りから感じる夥しい数の妖気が歓喜し、自分達を殺さんと来る愚かな人間達を殺さんと移動し始める。
そうして、周りから強く感じた妖気が消えて目の前に九尾だけが残った。
独り。
否、陽子と共に残った九尾は陽子に問う。
「陽子よ。貴様から我と同じ妖気を感じる。その理由を聞かせて貰おうか?」
九尾は陽子から感じる妖気が己と酷似している事にも気付いて居た。
無論、その理由も何となくではあるが察しても居る。
だが、間違いがあるといけない。
それ故、九尾は問うた。
九尾の問いに対し、陽子は答える。
「18年前。貴方は私の母と出会って居る」
その答えは九尾には充分過ぎた。
「そうか。貴様は晴子と我の娘か」
目の前で跪きながらも、己を殺して未来を掴まんとする陽子が自分の娘と知った九尾は心底愉快そうにする。
「我が戯れで種を与えた女と我の娘が我を殺さんとするか……面白い」
実の娘が己を殺さんとしているにも関わらず、九尾は愉しそうにしていた。
そんな九尾は陽子へ愉快そうに問う。
「我を殺さんとする理由は復讐か?」
嘘偽りは一切許さない。
愉快そうな言葉とは裏腹に視線でそう告げれば、陽子は正直に答える。
「最初は復讐を考えていた。でも、復讐なんかより未来に生きたいと願ってしまった。だから、私は生きる為に貴方を殺す」
正直に己の想いを答え、覚悟と共に宣言すれば九尾は満面の笑みで応じる。
「良かろう。では、我は陽子……貴様を敵として認めよう。そして、貴様の計略を正面から受け止め、全力で叩き潰してやろう。それが敵であり、我が娘への礼儀だ」
悍ましい妖気と共に告げられた陽子は少しだけ恐怖に身震いしてしまう。
だが、それでも臆する事も無ければ、絶望する事も無く確りと睨み返した。
そんな陽子を微笑ましく見返すと、九尾は陽子の前に正座で座り始めた。
「そのままではあれだろう?楽にすると良い」
その言葉に陽子は正座すると、ジッと睨んだまま沈黙を保つ。
すると、遠くで爆竹にも似た破裂音が連続で響き始めた。
「どうやら始まった様だ。この音は今の武士達の武器である銃と言う奴の物か……」
九尾は陽子へ愉しそうに語り掛ける。
だが、陽子は黙したまま語らない。
そんな陽子を見詰めたまま、九尾は言う。
「ふむ……最初は15と思ったが、連中とは別に2人居る。その中に何日も前から我の住処を覗いていた者の気配もある」
2人。
それと、何日も前から己の住処を覗いて居た者が居る。
その2つのキーワードにピクッと反応したのを見れば、九尾は見透かす様に言葉を続ける。
「どうやら、その2人が御主の本命じゃな?」
言い当てられてしまった事に陽子は何と答えれば、良いのか?
解らなかった。
それ故、沈黙を貫く。
「その沈黙は認めたも同じぞ。だが、そうなると奇妙ぞ。永き時で腐り落ち、腑抜けた退魔師共の中で育った者ではこの様な計略は考えもせん。それに覗いてた者の気は霊気とは異なる……そうか、貴様は我を覗き見続けた者から我を釣る為の餌と言う訳か」
九尾は何故か、愉快そうに言う。
何故、愉快そうにしているのか?
意味が解らぬ陽子が内心で首を傾げると、九尾はまた見透かした様に言う。
「我が愉快にしているのが解らぬと見える」
図星だ。
だが、陽子の事を気にする事無く九尾は更に言葉を続ける。
「正直言うとのう……我は飽いておるのだよ」
「え?復讐は?」
「復讐か……確かに我は我から愛する者を奪った退魔師共を憎悪し、殺さんとしている。じゃが、千年以上の永い日々は我の憎悪と憎悪を冷ますには充分過ぎた」
唐突過ぎる告白に陽子は何を言うべきなのか?
解らなかった。
そんな陽子に九尾は語る。
「御主の母である晴子は我の愛した女の生まれ変わりじゃった。我と晴子は直ぐに愛し合い、再会を喜んだ。そして、我は晴子を抱き、種を植えた」
今は亡き母を愛していた。
そう語られると、陽子は益々訳が解らなかった。
そんな陽子へ九尾は更に続ける。
「我はその時、復讐を棄てて良いと想った。じゃが、退魔師共はそれを許さず、我は晴子の身を案じる為に此処へ帰った。その後、晴子は退魔師達の前から姿を消し、京から遠く離れた地で幼き御主を人として育てた。じゃが、晴子は退魔師共から見れば忌むべき裏切者。それ故……」
「母は退魔師達に殺されたと?」
陽子の言葉に九尾は沈黙と共に頷く。
「そうじゃ。じゃからこそ、我は棄てた復讐を取り戻して今宵、我から愛を奪った退魔師共に復讐を果たさんとした」
九尾から語られた真実に陽子は言葉を失ってしまう。
そんな陽子へ九尾は告げる。
「貴様は晴子が愛する娘であるが故、敵として認めても生命を取る気は無い」
親としての愛からか?
九尾は陽子を殺さないと告げると、更に告げる。
「じゃが、今宵の復讐成就を邪魔する者達に一切の容赦はせん」
そう告げた九尾は立ち上がると、声を張り上げる。
「聞け!強き術者よ!!我は此処ぞ!!我の復讐止めたくば来い!!」
山全体に響く声と共に最も警戒しなければならぬ強き敵へ宣言すれば、九尾は祠の前に正座で座った。
そんな九尾に対し、自分はどうすれば良いのか?
解らぬ、陽子はどうするべきなのか?頭を悩ませるのであった。
「聞け!強き術者よ!!我は此処ぞ!!我が復讐止めたくば来い!!」
銃声を掻き消さんばかりの九尾の声に涼子は隣で戦闘の様子を窺う正樹に尋ねる。
「お呼ばれしたから行ってきても良い?」
その問いに正樹は平然と快諾する。
「好きにしろよ。此処は放っておいても直ぐに片付く」
エクソシストと妖怪達の戦闘はエクソシスト達が優勢であった。
正面からはバックアップチームが其々手にする軍用自動小銃による弾幕。
更には左右両翼からFN MINIMIによる掃射。
そんな現代に於ける槍衾を喰らい、バタバタと倒れて逝く妖怪達は正樹から見ても終わるのは時間の問題と言えた。
出番が無くて退屈そうにする正樹へ涼子は告げる。
「じゃあ、行ってくる。あ、さっさと終わらせたいから横槍頼むわ」
涼子の指示に対し、正樹はM79グレネードランチャーに40榴弾を装填しながら暢気に返す。
「じゃあ、適当に何発か撃ったら合流するわ」
そう返すと、涼子は駆け出す。
独り残された正樹は涼子が離れたのを確認すると、呟く。
「正面の槍衾へ考えなしに突撃する大部隊を手っ取り早く殺るなら、フランクアタックを仕掛けて十字砲火するのが良い」
そんな呟きと共に敵たる妖怪達の群れの右側面にしゃがむ正樹は暗視ゴーグル越しに距離を目算で測ると、装填したばかりのM79グレネードランチャーを構える。
砲身とも言える銃身を向けて引き金を引くと、軽やかな砲声と共に40ミリ榴弾が放物線を描きながら飛んでいく。
程無くして40ミリ榴弾が約50メートル先の妖怪達へ飛び込んで爆発すると、正樹はM79グレネードランチャーに残る大きな空薬莢棄てて次弾を装填。
再び構えると、無数の銃弾と言う槍衾を喰らいながら突然の爆発に混乱する妖怪達へ容赦無く撃ち込んだ。
再び爆発が起こり、妖怪達がバラバラに散って逝く。
そんな戦果を創り上げる正樹は3発目を装填すると、引き金を引いた。
その後。
淡々と40ミリ榴弾を撃ち込み続けて行く内、絶え間なく響いていた銃声が止み、沈黙が訪れた。
妖怪達の中に立っている者が居なくなった。
皆殺しだ。
だが、それでも正樹は油断する事無く役目を終えたM79の代わりにカラシニコフを手に周囲を警戒する。
そんな時だ。
自分に接近しようとする気配を感じ取ると、正樹は静かに立ち上がる。
それから、足音を一切させる事無く武器を手にその場から立ち去った。
程無くして離れた所の木陰に身を潜めると、自分が居た所にエクソシスト達に雇われているチェン達3人の傭兵の姿が露となる。
正樹が静かに監視していると、チェンが声を上げた。
「火力支援感謝する!俺達に君達と敵対する意志は一切無い!彼女にも伝えてくれ!」
感謝の言葉と共に敵対の意志が無い事を告げられると、正樹は何も答える事無く静かに立ち去るのであった。
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※かなり冗長です。
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