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十五限目 トレカを作ろう
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トレカ トレーディングカードゲームとは、トレーディングカードとして販売されている専用のカードを用いて行うカードゲームの意味である。多くは対戦形式の2人プレイである。英語圏では一般的にコレクタブルカードゲームとも呼ばれる。
「今回メタ発言が多いので注意してくれよな!!」
<十五限目 トレカを作ろう>
「私のターン!ドロー!来たぜ!私は場に<偽物のお嬢様 市谷澤>を召喚!」
「む!甘い!イベントカード<釘バット>発動。登場したキャラクターを破壊する」
「パイセェェェェン!!!」
「何やってるんですか?」
今日も今日とて補習部の活動は続く。が、本日補習部の教室(クラスの教室)は謎のカードが並べられていた。
「これ?セブストだけど?」
「セブスト?聞いたことのないカードゲームですね?」
「む。当然。私達が作ったやつだから」
「作った!?」
そう言って机に並んでいるカードを見る。すると確かに元々のカードに紙を貼り付けた手作り感があった。
「技術の授業で好きな物を作りましょうってやつあったろ?それだよそれ。せっかくなら楽しいもん作りたいだろ?」
「む、セブンストーリー。この小説の作者の藤丸セブンの物語を題材にしたカードゲームだよ」
「ルールは簡単!キャラクター五人とイベントカード三つを場に揃えて物語を先に作り上げた方の勝ちだ!!」
「思ったよりそれっぽいルールですね」
トレカにはそれぞれのカードの持ち味ややり方がある。そしてトレカによっては相手を倒す必要がなく勝利するという物も存在する。何よりそのカードの専門用語などが実にそれっぽい。特別分からない用語ではないが。
「モノは試し。やってみろよろっちゃん」
「む、デッキを貸す」
「えぇ?まあ、きっとやらないと満足していただけないでしょうし。少し楽しそうなのでやりますけども」
六花は言われるがままいろはが座っていた席に座るといろはからカードの束、即ち四〇枚のカードで構成されたデッキを手渡された。
「このデッキはこの作品「いろはにほへとちりになれ!」のデッキだ」
「もうこの作品とか言っちゃうんですね」
作者の作るお話ではたまにキャラクター達がメタメタのメタ発言をする。勿論全てではないが、この小説はそのメタ発言をするお話である。許して欲しい。
「む、じゃあ私は作者がクライアントと協力して書いた「御手洗さんは堪えたい」デッキを使う」
「クライアントじゃ伝わりませんよ?そのお話に登場するキャラクターを考えてくれた友人さんですね」
「ちなみにここのドヘンタイもそうだぜ」
ここのドヘンタイというのは星本能寺の事である。さ、作者があんな変なキャラ思いつく訳がないじゃないですか。い、嫌だなぁ。は、はは(乾いた笑い)
「何はともあれやってみるが吉!構想スタート!執筆開始ぃぃ!」
「む!執筆開始!」
「ああ、カードゲームが始まる前の口上ですね。凄く、それっぽいですね」
作者はカードゲームは四つ程しかルールを知らないので細かいミスなどには多めに見て欲しいです。と、いう訳でバトルが始まります。じゃんけんに勝ったのは波留。波留が先行だ。
「む、先行にドローはない。そして構想力のチャージもなし」
「構想力?」
波留が口にした専門用語に六花は首を傾げる。すると六花の横に座ったいろはが「これこれ」と言いながらデッキの下にある小さな石の様なおもちゃを指差した。
「む。カードの左上に書いてある数字の数が必要な構想力数。最初は三からスタート。つまり先行の私は構想力三のキャラやイベントカードなら使えるって事」
「な、なるほど?」
「む!という訳で構想力三!<高校生 御手洗知佳>を召喚!」
波留が手札のカードを一枚取り、場に置く。これでキャラクターカードが一枚波留の場に出た。
「む、もうやる事ない。ターンエンド」
「俺のターン!!!」
「いーさんのターンではなく私のターンです。ドロー」
六花はデッキの一番上のカードを引き手札に加える。
「あ、ターン開始時に構想力一個追加できるぞ」
「そうなのですか?では追加で」
言われるがまま構想力となるおもちゃの石を一個追加し、手札のカードを見る。
「四か四より低いカード、という事は。構想力二で<テニスをしよう 新田日華>を召喚です」
「そんでまだ構想力余ってっからこっちも出しちまおうぜ?」
「あ、はい。ではイベントカード<本棚を作ろう>を召喚です」
「む、イベントカードは配置って言う」
「あ、はい。では配置で」
言われるがままに操作をしているが、ここで六花に単純なる考えが至った。
「これ、あんまり面白くないのでは?」
「「えっ!?」」
「だって先にカードを出した方の勝ちでしょう?これなら構想力の低いカードを大量に入れれば勝ちじゃないですか。エンドです」
ゲームへの文句を言いながらターンエンドする六花。そんな六花に波留は睨みを利かせた。
「む、ろー甘い。練乳入りのコーヒーより甘い!」
波留は手慣れた手つきで山札からカードを一枚ドローし、構想力を追加した。
「む!構想力四!<妹のストーカー 御手洗孔>を召喚!登場時効果により次に出す<御手洗知佳>の構想力を三少なくする!そして、<高校生 御手洗知佳>を零構想力で召喚!」
「そんな!?二人のキャラクターが!?」
「それだけじゃない。前のターンに召喚した<高校生 御手洗知佳>で<テニスをしよう新田日華>に攻撃!」
「攻撃!?」
また知らないシステムが出てきて驚いている間にいろはが二枚のカードを眺めて「あちゃー」と言いながら日華のカードを墓地へ送った。
「このゲーム攻撃とかいうシステムあるんですか!?というかそれなら何故わたくしのターンに攻撃させてくれなかったのです!?」
「攻撃は出来るけど登場したキャラクターはそのターンはマナ酔いげふんげふん。えーっと、いろいろあるから攻撃出来ないんだよ。攻撃できるのは次のターンから」
「は、はぁ」
次から次に新しいシステムが追加されて困惑する六花。大丈夫。作者も次から次に適当なルール注ぎ込んで混乱してる。
「む、とりあえず私のターンは終わり。ろーの番」
「は、はい。ドロー。そして構想力を一追加です」
これにて六花の構想力は五。前回のターン同様少ない構想力のキャラクターやイベントならば二枚出せるが。
「いんや、ここは攻めるべきだな」
「攻め、ですか?」
「そうだ!構想力が低い奴はだいたい好感度が低い!バトルではこの好感度を基準に戦うから弱い奴だしてもはっちゃんには勝てねえ」
好感度、とは俗に言う攻撃力だ。バトルではそれが高い方が勝利する。この好感度というものが作者のものか、はたまた読者のものかはこの際気にしない事としよう。
「つーわけでこいつだ!構想力五!イベントカード<いろは歌>を配置!」
「イベントカード?イベントカードには好感度がありませんしこれではダメなのでは?」
「いーや。こいつの効果をよく見るんだ」
言われるがままイベントカード<いろは歌>を眺める六花は「あっ」と小さく息を漏らした。
「そう!このイベントカード!<いろは歌>はこいつが場にある時カード名<石森いろは><六谷六花><橋本波留>を含むカードの登場構想力をマイナス二出来るという効果がある!!このデッキの切り札と言っても過言じゃないカードだぜ!!」
使う構想力が減れば当然その分多くのカードを使う事が出来る。その対象が三人もいるこのカードは実に優秀と言える。
「さあターンエンドだ!次のターンから総攻撃を始めようぜ!!」
「む、私のターン。構想力五、私はイベントカード<授業中の我慢>設置。効果によって相手のイベントカードを一つ破棄するので、<いろは歌>破棄で」
「ぎぃやぁぁぁぁ!!!」
静かに淡々と効果を言う波留とは対照にいろはが悲鳴をあげた。
「おい!ろっちゃんは初心者だぞ!?ちっとは手加減しろよ!」
「む、完全にいーがプレイしてたからつい。それに初心者相手でも負けたくないし」
波瑠が六花のイベントカードを破棄してしまったので六花の場には何の効果もないイベントカード<本棚を作ろう>しか残っていない。対する波瑠はキャラクターカード三枚にイベントカード一枚。圧倒的に六花が不利だ。
「いーやまだだ。まだ舞える!私のターンドローー!」
「む、ろーにやらせるべき」
「あ。うっす。ほらろっちゃん、引きなよ」
「あ、はい」
先程いろはが引いたカードを山札に戻してシャッフル。その後六花がカードを引き直した。
「えっと、構想力を追加して、この六で何が出来るか、ですよね」
自身の構想力と手札のカードを見直す。六花の手札にあるのは構想力の低いカードと。
「何ですかこれ」
物凄く構想力の高いカードのみだった。その構想力は脅威の九九。
「お!私じゃんか!<この世全ては我が遊び場! 石森いろは>だよ。こいつが場に出たらしっちゃかめっちゃかでぷんぷんぱになってこのゲームに勝利するんだ」
「訳が分かりません!!まず九九なんて出せないでしょう!?」
「出せるってー!<ツッコミ担当 六谷六花>と<最高の悪友 橋下波瑠>がコンボ効果を持っててな。この二枚が場にあれば一度だけカード名<石森いろは>を持つカードを構想力を使わずに召喚できるんだよ」
手作りで作られたにしては色々な効果があって面白いと六花は感じたが、直ぐ考えを変える。
「いや、でもその二枚のカードありませんけど?」
「ろっちゃんの引きがわるいんだよぉ!」
「はぁ。仕方ないので構想力三でイベントカード<プールでの出会い>を配置。効果によりカード名<蛇塚舳螺>を持つカードを山札から手札に加えます。私は、<恋する乙女 蛇塚舳螺>を手札に加えますね。そしてそのまま構想力三で<恋する乙女 蛇塚舳螺>を召喚します。へーさんの効果で手札にある<遊び人 戸部透>を構想力を使わずに召喚です。これでターンエンドですね」
「ろっちゃん。慣れるの早いな」
カードの効果などをサラサラと言いながら的確にカードを捌いていくその様はとても初心者のものではなかった。最早歴戦のカードプレイヤーだ。
「む?もう百七十行に到達してる?作者が決めてる一話の目安は百五十行。これ以上は長過ぎるか」
「マジ?これ一話完結の予定だったけど、まあ試合もまだ続きそうだし、次回に見送るか」
「はい?何の話です?」
「つーわけで今回はここまで!次回!城之内死す!デュエルスタンバイ!!」
次回も茶番をお送りします。ご了承下さい。
「今回メタ発言が多いので注意してくれよな!!」
<十五限目 トレカを作ろう>
「私のターン!ドロー!来たぜ!私は場に<偽物のお嬢様 市谷澤>を召喚!」
「む!甘い!イベントカード<釘バット>発動。登場したキャラクターを破壊する」
「パイセェェェェン!!!」
「何やってるんですか?」
今日も今日とて補習部の活動は続く。が、本日補習部の教室(クラスの教室)は謎のカードが並べられていた。
「これ?セブストだけど?」
「セブスト?聞いたことのないカードゲームですね?」
「む。当然。私達が作ったやつだから」
「作った!?」
そう言って机に並んでいるカードを見る。すると確かに元々のカードに紙を貼り付けた手作り感があった。
「技術の授業で好きな物を作りましょうってやつあったろ?それだよそれ。せっかくなら楽しいもん作りたいだろ?」
「む、セブンストーリー。この小説の作者の藤丸セブンの物語を題材にしたカードゲームだよ」
「ルールは簡単!キャラクター五人とイベントカード三つを場に揃えて物語を先に作り上げた方の勝ちだ!!」
「思ったよりそれっぽいルールですね」
トレカにはそれぞれのカードの持ち味ややり方がある。そしてトレカによっては相手を倒す必要がなく勝利するという物も存在する。何よりそのカードの専門用語などが実にそれっぽい。特別分からない用語ではないが。
「モノは試し。やってみろよろっちゃん」
「む、デッキを貸す」
「えぇ?まあ、きっとやらないと満足していただけないでしょうし。少し楽しそうなのでやりますけども」
六花は言われるがままいろはが座っていた席に座るといろはからカードの束、即ち四〇枚のカードで構成されたデッキを手渡された。
「このデッキはこの作品「いろはにほへとちりになれ!」のデッキだ」
「もうこの作品とか言っちゃうんですね」
作者の作るお話ではたまにキャラクター達がメタメタのメタ発言をする。勿論全てではないが、この小説はそのメタ発言をするお話である。許して欲しい。
「む、じゃあ私は作者がクライアントと協力して書いた「御手洗さんは堪えたい」デッキを使う」
「クライアントじゃ伝わりませんよ?そのお話に登場するキャラクターを考えてくれた友人さんですね」
「ちなみにここのドヘンタイもそうだぜ」
ここのドヘンタイというのは星本能寺の事である。さ、作者があんな変なキャラ思いつく訳がないじゃないですか。い、嫌だなぁ。は、はは(乾いた笑い)
「何はともあれやってみるが吉!構想スタート!執筆開始ぃぃ!」
「む!執筆開始!」
「ああ、カードゲームが始まる前の口上ですね。凄く、それっぽいですね」
作者はカードゲームは四つ程しかルールを知らないので細かいミスなどには多めに見て欲しいです。と、いう訳でバトルが始まります。じゃんけんに勝ったのは波留。波留が先行だ。
「む、先行にドローはない。そして構想力のチャージもなし」
「構想力?」
波留が口にした専門用語に六花は首を傾げる。すると六花の横に座ったいろはが「これこれ」と言いながらデッキの下にある小さな石の様なおもちゃを指差した。
「む。カードの左上に書いてある数字の数が必要な構想力数。最初は三からスタート。つまり先行の私は構想力三のキャラやイベントカードなら使えるって事」
「な、なるほど?」
「む!という訳で構想力三!<高校生 御手洗知佳>を召喚!」
波留が手札のカードを一枚取り、場に置く。これでキャラクターカードが一枚波留の場に出た。
「む、もうやる事ない。ターンエンド」
「俺のターン!!!」
「いーさんのターンではなく私のターンです。ドロー」
六花はデッキの一番上のカードを引き手札に加える。
「あ、ターン開始時に構想力一個追加できるぞ」
「そうなのですか?では追加で」
言われるがまま構想力となるおもちゃの石を一個追加し、手札のカードを見る。
「四か四より低いカード、という事は。構想力二で<テニスをしよう 新田日華>を召喚です」
「そんでまだ構想力余ってっからこっちも出しちまおうぜ?」
「あ、はい。ではイベントカード<本棚を作ろう>を召喚です」
「む、イベントカードは配置って言う」
「あ、はい。では配置で」
言われるがままに操作をしているが、ここで六花に単純なる考えが至った。
「これ、あんまり面白くないのでは?」
「「えっ!?」」
「だって先にカードを出した方の勝ちでしょう?これなら構想力の低いカードを大量に入れれば勝ちじゃないですか。エンドです」
ゲームへの文句を言いながらターンエンドする六花。そんな六花に波留は睨みを利かせた。
「む、ろー甘い。練乳入りのコーヒーより甘い!」
波留は手慣れた手つきで山札からカードを一枚ドローし、構想力を追加した。
「む!構想力四!<妹のストーカー 御手洗孔>を召喚!登場時効果により次に出す<御手洗知佳>の構想力を三少なくする!そして、<高校生 御手洗知佳>を零構想力で召喚!」
「そんな!?二人のキャラクターが!?」
「それだけじゃない。前のターンに召喚した<高校生 御手洗知佳>で<テニスをしよう新田日華>に攻撃!」
「攻撃!?」
また知らないシステムが出てきて驚いている間にいろはが二枚のカードを眺めて「あちゃー」と言いながら日華のカードを墓地へ送った。
「このゲーム攻撃とかいうシステムあるんですか!?というかそれなら何故わたくしのターンに攻撃させてくれなかったのです!?」
「攻撃は出来るけど登場したキャラクターはそのターンはマナ酔いげふんげふん。えーっと、いろいろあるから攻撃出来ないんだよ。攻撃できるのは次のターンから」
「は、はぁ」
次から次に新しいシステムが追加されて困惑する六花。大丈夫。作者も次から次に適当なルール注ぎ込んで混乱してる。
「む、とりあえず私のターンは終わり。ろーの番」
「は、はい。ドロー。そして構想力を一追加です」
これにて六花の構想力は五。前回のターン同様少ない構想力のキャラクターやイベントならば二枚出せるが。
「いんや、ここは攻めるべきだな」
「攻め、ですか?」
「そうだ!構想力が低い奴はだいたい好感度が低い!バトルではこの好感度を基準に戦うから弱い奴だしてもはっちゃんには勝てねえ」
好感度、とは俗に言う攻撃力だ。バトルではそれが高い方が勝利する。この好感度というものが作者のものか、はたまた読者のものかはこの際気にしない事としよう。
「つーわけでこいつだ!構想力五!イベントカード<いろは歌>を配置!」
「イベントカード?イベントカードには好感度がありませんしこれではダメなのでは?」
「いーや。こいつの効果をよく見るんだ」
言われるがままイベントカード<いろは歌>を眺める六花は「あっ」と小さく息を漏らした。
「そう!このイベントカード!<いろは歌>はこいつが場にある時カード名<石森いろは><六谷六花><橋本波留>を含むカードの登場構想力をマイナス二出来るという効果がある!!このデッキの切り札と言っても過言じゃないカードだぜ!!」
使う構想力が減れば当然その分多くのカードを使う事が出来る。その対象が三人もいるこのカードは実に優秀と言える。
「さあターンエンドだ!次のターンから総攻撃を始めようぜ!!」
「む、私のターン。構想力五、私はイベントカード<授業中の我慢>設置。効果によって相手のイベントカードを一つ破棄するので、<いろは歌>破棄で」
「ぎぃやぁぁぁぁ!!!」
静かに淡々と効果を言う波留とは対照にいろはが悲鳴をあげた。
「おい!ろっちゃんは初心者だぞ!?ちっとは手加減しろよ!」
「む、完全にいーがプレイしてたからつい。それに初心者相手でも負けたくないし」
波瑠が六花のイベントカードを破棄してしまったので六花の場には何の効果もないイベントカード<本棚を作ろう>しか残っていない。対する波瑠はキャラクターカード三枚にイベントカード一枚。圧倒的に六花が不利だ。
「いーやまだだ。まだ舞える!私のターンドローー!」
「む、ろーにやらせるべき」
「あ。うっす。ほらろっちゃん、引きなよ」
「あ、はい」
先程いろはが引いたカードを山札に戻してシャッフル。その後六花がカードを引き直した。
「えっと、構想力を追加して、この六で何が出来るか、ですよね」
自身の構想力と手札のカードを見直す。六花の手札にあるのは構想力の低いカードと。
「何ですかこれ」
物凄く構想力の高いカードのみだった。その構想力は脅威の九九。
「お!私じゃんか!<この世全ては我が遊び場! 石森いろは>だよ。こいつが場に出たらしっちゃかめっちゃかでぷんぷんぱになってこのゲームに勝利するんだ」
「訳が分かりません!!まず九九なんて出せないでしょう!?」
「出せるってー!<ツッコミ担当 六谷六花>と<最高の悪友 橋下波瑠>がコンボ効果を持っててな。この二枚が場にあれば一度だけカード名<石森いろは>を持つカードを構想力を使わずに召喚できるんだよ」
手作りで作られたにしては色々な効果があって面白いと六花は感じたが、直ぐ考えを変える。
「いや、でもその二枚のカードありませんけど?」
「ろっちゃんの引きがわるいんだよぉ!」
「はぁ。仕方ないので構想力三でイベントカード<プールでの出会い>を配置。効果によりカード名<蛇塚舳螺>を持つカードを山札から手札に加えます。私は、<恋する乙女 蛇塚舳螺>を手札に加えますね。そしてそのまま構想力三で<恋する乙女 蛇塚舳螺>を召喚します。へーさんの効果で手札にある<遊び人 戸部透>を構想力を使わずに召喚です。これでターンエンドですね」
「ろっちゃん。慣れるの早いな」
カードの効果などをサラサラと言いながら的確にカードを捌いていくその様はとても初心者のものではなかった。最早歴戦のカードプレイヤーだ。
「む?もう百七十行に到達してる?作者が決めてる一話の目安は百五十行。これ以上は長過ぎるか」
「マジ?これ一話完結の予定だったけど、まあ試合もまだ続きそうだし、次回に見送るか」
「はい?何の話です?」
「つーわけで今回はここまで!次回!城之内死す!デュエルスタンバイ!!」
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