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15。 そして、変化する
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ハルベルト殿下の待つ部屋へ向かいながら途中で鏡を見つけ、空を駆けるのに邪魔になるからと髪を後ろで結んでいたのを思い出し慌ててそれをほどきました。
あまりお転婆だと思われたら恥ずかしいですものね。それでなくても幼い頃から知っているハルベルト殿下にはルドルフと一緒に庭を駆け回ってるところや、芝生に寝転んだりしてるのを目撃されているのですから余計にですわ。
鏡を見ると、ハルベルト殿下が綺麗だと言ってくれた蜂蜜色の髪がふわりと揺れます。
「お嬢様、ハルベルト殿下がお待ちですよ」
部屋の前では私を待っていただろうアンナが声をかけてきました。ハルベルト殿下と会うときはいつもアンナが後ろに控えてくれているので待機していてくれたようですね。
私は深呼吸をして息を整えると、ゆっくりと客間の扉を開けます。す窓辺に立ち外を見ていたハルベルト殿下が振り向きいつもの穏やかな笑みを見せてくれました。
「カタストロフ公爵令嬢、お邪魔しております」
「お待たせしてしまって申し訳ございません、ハルベルト殿下」
お詫びを口にしながらも、内心は今の服装をなんて思われてるかとドキドキしていました。とんでもないお転婆だと言われたら……ちょっと立ち直れないかもしれません。
「とんでもない、急に赴いたのは僕ですから。……今日の服装はいつもと雰囲気が違いますね。その装いもとても似合っていますよ」
にっこりと微笑みながらそう言われてホッとしました。
「ありがとうございます、ハルベルト殿下。それで、本日はどうなされたんですか?あ、お茶が冷めていますわね!アンナ、新しいお茶を……」
ホッとしたのと同時になんだか恥ずかしさが込み上げてきてしまい、誤魔化すために本題に入りながらアンナにお茶を淹れてもらいます。
だって、ハルベルト殿下が私を見る目がいつもよりにこやかな気がするんですもの。絶対この格好も“お転婆な妹”だと思われてますわよね。
「ええ、実は頼まれていた例の件が整いましたので報告に参りました。出来るだけ早くお知らせしようと思いまして」
「え!もうですか?すごいです!あ、もしかしてなにかご無理をさせてしまったのでは……」
こんなことを頼める相手がハルベルト殿下しかいなかったとはいえ、けっこう大がかりな事をお願いしてしまいましたのよね。それをこんなに早くこなしてしまわれるなんて、負担をお掛けしてしまったかもしれません。
座ったばかりのソファから思わず身を乗り出した私でしたが、ハルベルト殿下はにっこりと微笑み腕のみを伸ばすと私の頭をそっと優しく撫でました。
「心配には及びませんよ」
「は、はい……」
いつもの優しい仕草でしたが、なぜかその時はちょっとだけ違和感を感じてしまいました。
頭を撫でられて乗り出した体をソファへと戻した私でしたが、なぜか急に距離を感じてしまったのです。こんなの、今まで気にしたことなんかなかったのに……。
まるでこれ以上近づいてはいけないと、止められたように感じてしまったのですわ。
そう思うとハルベルト殿下は決して私の名前をセレーネとは呼ばないし、触れるのは頭を撫でる時だけ。いつも一定の距離を保っていてそれ以上は絶対に私に近寄りません。
そういえば、最後にハルベルト殿下に「セレーネ」と呼んで頂いたのはいつだったかしら……?
「どうかされましたか?」
「えっ、いえ、なんでもありませんわ!」
私ったら、何を今さら気にしているのかしら?ハルベルト殿下は私のお願いのために頑張って下さったのに今はこんなこと気にしている場合ではありませんわ。
そして今さらですが、よく考えればオスカー殿下との婚約が破棄されればもうハルベルト殿下とは義兄妹にはなれませんし……これからは他人になってしまうのですもの。今までより距離を取られるのは仕方ないのかもしれません。
つまりそれは、もう“妹”のようには思ってもらえないということーーーー。
「では、こちらが報告書です。ご要望通りに我が国の領地から外れた無人島で、この島の所有国から買い取りました。“空の流通便”として有名な神獣の島になるとわかると相手国は大喜びでしたよ。開拓の方も順調で、相手国から人員をお借りできたので報酬は最初に言われてた通りに――――」
そう言って報告書から顔をあげたハルベルト殿下が私を見て目を見開いていました。まるで信じられないものを見てとても驚いているかのようです。そんな表情、初めて見ましたわ……。
「あなたは……なぜ、そんな顔をーーーーセ「ご歓談中申し訳ございません!王家から取り急ぎお嬢様に王城に来ていただきたいと使者の方が来ていまして!屋敷に乗り込んできそうな勢いなんです!」っ」
ハルベルト殿下が少し震えた声でなにかを呟いた気がしました。しかしそれは部屋の扉がノックされたかと思ったら慌てて入ってきた使用人の言葉にかき消されてしまいました。
「え?王家って……」
その言葉に振り向こうとした途端アンナが私の顔に冷たいおしぼりをかぶせてきます。
「あ、アンナ、なにを」
「失礼いたしました、お嬢様。ですが、酷いお顔をされていましたので」
酷い顔?私が?
「王家にはお嬢様の支度が整い次第参りますとお伝え下さい「でも、使者の方がお連れすると待っていますが」第二王子殿下が付き添って下さいますので逃げたりしません。王城でお待ち下さいと伝えて下さい。お願いしてもよろしいですか?殿下」
「もちろん。僕が責任持ってお連れすると父上に伝えるようにその使者に言って下さい」
「か、畏まりました!」
使用人が踵を返す音を聞きながら私はおしぼりで顔を覆ったまま呆然としていました。
「では、お嬢様はお召し替えを。さすがにその服装で王城に参るわけにはいきませんので。第二王子殿下はこのままお待ち下さい。さ、行きますよお嬢様」
そのままアンナに連れられ着替えるために自室に向かいます。だんだん冷静になってきた私はおしぼりを顔から離せなくなりそうでした。
ハルベルト殿下があんなに驚いて声が震えるほどの酷い顔って、私ったらどんな顔をしてましたの?!
「アンナ、き、きき、聞きたいこ「本当にお聞きになりたいですか?」やっぱり聞きたくないわ!」
まさか、ハルベルト殿下とはもう赤の他人になってしまうんだって気付いたからって、ハルベルト殿下が怯えるほど酷い顔をしてたなんて自分でもびっくりです。そんなに恐い顔をしてたのね……。
「さぁ、まずはお顔を洗ってください。ドレスを選んで参ります」
冷たい水で顔を洗い、鏡を見ますがそこにはいつもの私の顔があるだけ。淑女としての微笑みだって、ほらすぐにできますわ。
それなのに、ハルベルト殿下の前ではいつも変な事ばかりしてしまいます。もう“妹”にもなれないこんな私じゃ、ハルベルト殿下に距離を置かれても仕方ないわね……。
「大丈夫ですか?お嬢様」
「……大丈夫よ。王城に呼ばれたってことは、オスカー殿下との婚約破棄についてに決まってるわ。王命だろうとなんだろうと絶対に破棄してルドルフを守るわよ!」
ハルベルト殿下に義兄になって頂けないのは残念だけれど、これ以上嫌われなければ例え他人でもお茶友達ではいてくれるはずです。それに別に名前を呼ばれなくても、頭を撫でる以外に触れてもらえなくても、一緒にお茶をしながらあの微笑みを見せてくださるだけでじゅうぶんですもの!
「ハルベルト殿下のおかげでルドルフを守る切り札が間に合いましたわ。さぁ、断捨離してスッキリするわよ!」
気合いを入れる私を見てアンナが「やっぱり、お嬢様は元気な方がお嬢様らしいですね」と珍しく口角を上げていました。それってやっぱり、お転婆ってことなのかしら?
***
セレーネを待つ間、ハルベルトは窓から空を眺めながら深いため息をついていた。
「…………」
ハルベルト付きの従者は声をかけることもなくただ黙って主人を見守っている。ハルベルトと同じく見てしまったセレーネのあの顔にこのいつも穏やかな主人がどれだけ動揺したかが手に取るようにわかってしまったからだ。それだけに心中を察して黙っているしかなかった。幼い頃から見守っていたからこそ、ハルベルトがどれだけ複雑な立場かをよく知っている。この主人の幸せを願ってはいるが、今のままでは無理なことも。
セレーネの、ハルベルトの事を見つめるその一瞬に見せたその顔は悲しそうながらもいつもの無邪気な少女とは違う初めて見せる大人びた表情で……そんな顔を見てしまったハルベルトは動揺してしまい、どうすればいいかわからないでいた。
あまりお転婆だと思われたら恥ずかしいですものね。それでなくても幼い頃から知っているハルベルト殿下にはルドルフと一緒に庭を駆け回ってるところや、芝生に寝転んだりしてるのを目撃されているのですから余計にですわ。
鏡を見ると、ハルベルト殿下が綺麗だと言ってくれた蜂蜜色の髪がふわりと揺れます。
「お嬢様、ハルベルト殿下がお待ちですよ」
部屋の前では私を待っていただろうアンナが声をかけてきました。ハルベルト殿下と会うときはいつもアンナが後ろに控えてくれているので待機していてくれたようですね。
私は深呼吸をして息を整えると、ゆっくりと客間の扉を開けます。す窓辺に立ち外を見ていたハルベルト殿下が振り向きいつもの穏やかな笑みを見せてくれました。
「カタストロフ公爵令嬢、お邪魔しております」
「お待たせしてしまって申し訳ございません、ハルベルト殿下」
お詫びを口にしながらも、内心は今の服装をなんて思われてるかとドキドキしていました。とんでもないお転婆だと言われたら……ちょっと立ち直れないかもしれません。
「とんでもない、急に赴いたのは僕ですから。……今日の服装はいつもと雰囲気が違いますね。その装いもとても似合っていますよ」
にっこりと微笑みながらそう言われてホッとしました。
「ありがとうございます、ハルベルト殿下。それで、本日はどうなされたんですか?あ、お茶が冷めていますわね!アンナ、新しいお茶を……」
ホッとしたのと同時になんだか恥ずかしさが込み上げてきてしまい、誤魔化すために本題に入りながらアンナにお茶を淹れてもらいます。
だって、ハルベルト殿下が私を見る目がいつもよりにこやかな気がするんですもの。絶対この格好も“お転婆な妹”だと思われてますわよね。
「ええ、実は頼まれていた例の件が整いましたので報告に参りました。出来るだけ早くお知らせしようと思いまして」
「え!もうですか?すごいです!あ、もしかしてなにかご無理をさせてしまったのでは……」
こんなことを頼める相手がハルベルト殿下しかいなかったとはいえ、けっこう大がかりな事をお願いしてしまいましたのよね。それをこんなに早くこなしてしまわれるなんて、負担をお掛けしてしまったかもしれません。
座ったばかりのソファから思わず身を乗り出した私でしたが、ハルベルト殿下はにっこりと微笑み腕のみを伸ばすと私の頭をそっと優しく撫でました。
「心配には及びませんよ」
「は、はい……」
いつもの優しい仕草でしたが、なぜかその時はちょっとだけ違和感を感じてしまいました。
頭を撫でられて乗り出した体をソファへと戻した私でしたが、なぜか急に距離を感じてしまったのです。こんなの、今まで気にしたことなんかなかったのに……。
まるでこれ以上近づいてはいけないと、止められたように感じてしまったのですわ。
そう思うとハルベルト殿下は決して私の名前をセレーネとは呼ばないし、触れるのは頭を撫でる時だけ。いつも一定の距離を保っていてそれ以上は絶対に私に近寄りません。
そういえば、最後にハルベルト殿下に「セレーネ」と呼んで頂いたのはいつだったかしら……?
「どうかされましたか?」
「えっ、いえ、なんでもありませんわ!」
私ったら、何を今さら気にしているのかしら?ハルベルト殿下は私のお願いのために頑張って下さったのに今はこんなこと気にしている場合ではありませんわ。
そして今さらですが、よく考えればオスカー殿下との婚約が破棄されればもうハルベルト殿下とは義兄妹にはなれませんし……これからは他人になってしまうのですもの。今までより距離を取られるのは仕方ないのかもしれません。
つまりそれは、もう“妹”のようには思ってもらえないということーーーー。
「では、こちらが報告書です。ご要望通りに我が国の領地から外れた無人島で、この島の所有国から買い取りました。“空の流通便”として有名な神獣の島になるとわかると相手国は大喜びでしたよ。開拓の方も順調で、相手国から人員をお借りできたので報酬は最初に言われてた通りに――――」
そう言って報告書から顔をあげたハルベルト殿下が私を見て目を見開いていました。まるで信じられないものを見てとても驚いているかのようです。そんな表情、初めて見ましたわ……。
「あなたは……なぜ、そんな顔をーーーーセ「ご歓談中申し訳ございません!王家から取り急ぎお嬢様に王城に来ていただきたいと使者の方が来ていまして!屋敷に乗り込んできそうな勢いなんです!」っ」
ハルベルト殿下が少し震えた声でなにかを呟いた気がしました。しかしそれは部屋の扉がノックされたかと思ったら慌てて入ってきた使用人の言葉にかき消されてしまいました。
「え?王家って……」
その言葉に振り向こうとした途端アンナが私の顔に冷たいおしぼりをかぶせてきます。
「あ、アンナ、なにを」
「失礼いたしました、お嬢様。ですが、酷いお顔をされていましたので」
酷い顔?私が?
「王家にはお嬢様の支度が整い次第参りますとお伝え下さい「でも、使者の方がお連れすると待っていますが」第二王子殿下が付き添って下さいますので逃げたりしません。王城でお待ち下さいと伝えて下さい。お願いしてもよろしいですか?殿下」
「もちろん。僕が責任持ってお連れすると父上に伝えるようにその使者に言って下さい」
「か、畏まりました!」
使用人が踵を返す音を聞きながら私はおしぼりで顔を覆ったまま呆然としていました。
「では、お嬢様はお召し替えを。さすがにその服装で王城に参るわけにはいきませんので。第二王子殿下はこのままお待ち下さい。さ、行きますよお嬢様」
そのままアンナに連れられ着替えるために自室に向かいます。だんだん冷静になってきた私はおしぼりを顔から離せなくなりそうでした。
ハルベルト殿下があんなに驚いて声が震えるほどの酷い顔って、私ったらどんな顔をしてましたの?!
「アンナ、き、きき、聞きたいこ「本当にお聞きになりたいですか?」やっぱり聞きたくないわ!」
まさか、ハルベルト殿下とはもう赤の他人になってしまうんだって気付いたからって、ハルベルト殿下が怯えるほど酷い顔をしてたなんて自分でもびっくりです。そんなに恐い顔をしてたのね……。
「さぁ、まずはお顔を洗ってください。ドレスを選んで参ります」
冷たい水で顔を洗い、鏡を見ますがそこにはいつもの私の顔があるだけ。淑女としての微笑みだって、ほらすぐにできますわ。
それなのに、ハルベルト殿下の前ではいつも変な事ばかりしてしまいます。もう“妹”にもなれないこんな私じゃ、ハルベルト殿下に距離を置かれても仕方ないわね……。
「大丈夫ですか?お嬢様」
「……大丈夫よ。王城に呼ばれたってことは、オスカー殿下との婚約破棄についてに決まってるわ。王命だろうとなんだろうと絶対に破棄してルドルフを守るわよ!」
ハルベルト殿下に義兄になって頂けないのは残念だけれど、これ以上嫌われなければ例え他人でもお茶友達ではいてくれるはずです。それに別に名前を呼ばれなくても、頭を撫でる以外に触れてもらえなくても、一緒にお茶をしながらあの微笑みを見せてくださるだけでじゅうぶんですもの!
「ハルベルト殿下のおかげでルドルフを守る切り札が間に合いましたわ。さぁ、断捨離してスッキリするわよ!」
気合いを入れる私を見てアンナが「やっぱり、お嬢様は元気な方がお嬢様らしいですね」と珍しく口角を上げていました。それってやっぱり、お転婆ってことなのかしら?
***
セレーネを待つ間、ハルベルトは窓から空を眺めながら深いため息をついていた。
「…………」
ハルベルト付きの従者は声をかけることもなくただ黙って主人を見守っている。ハルベルトと同じく見てしまったセレーネのあの顔にこのいつも穏やかな主人がどれだけ動揺したかが手に取るようにわかってしまったからだ。それだけに心中を察して黙っているしかなかった。幼い頃から見守っていたからこそ、ハルベルトがどれだけ複雑な立場かをよく知っている。この主人の幸せを願ってはいるが、今のままでは無理なことも。
セレーネの、ハルベルトの事を見つめるその一瞬に見せたその顔は悲しそうながらもいつもの無邪気な少女とは違う初めて見せる大人びた表情で……そんな顔を見てしまったハルベルトは動揺してしまい、どうすればいいかわからないでいた。
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