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プロローグ
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「陰山、聞こえてるか? 早く席を立ってここの問いに答えてくれ」
日陰育ちで根っからのひねくれ者、陰山 正人とは俺のことだ。
陰口や悪口を言うわけではないが、人と話すときは必ずといっていいほど否定から入り、口ごたえしようものなら論破する。
何故そんなことをするかと言えば、すこぶる気持ちいいからだ。相手を論破した時の優越感がたまらない。
そんな俺の性格が学校に知れ渡ると、周りの人間は誰も話しかけてこなくなった。でもそれでいいと思っている。今までもそうしてきたし、これからもそうしていくだろう。
そして俺は今、目の前にいる先生を論破しようとしている。
「陰山ぁ! 聞いてんのかおい!」
「聞いてないわけじゃないですよ先生。くだらないと思って黙っていただけです。そもそも何で俺がそんな簡単な問題にわざわざ答えなきゃいけないんですか。誰の為になるんですか、それは」
「いやこれはな陰山、順番だから。出席番号順でみんなに回答してもらってるんだよ。授業のルールだ。お前だけ特別扱いするなんてこと出来ないだろ」
「ルールね。それは先生が勝手にいいと思ってやってることですよね。でも俺は席を立たせて回答させることに意味があるとは思えません。生徒が理解出来ているかを確かめたいならテストという形で十分でしょ。ごっこ遊びみたいなことは時間の無駄です。だからさっさと授業を進めてくださいよ、先生」
「いや陰山、これは出来るとか出来ないじゃくてだ、社会の――――」
「先生みたいな人から社会のルールを学びたくありません。こっそり女子生徒と付き合ってるような先生からはね」
俺がそう言い放つと教室中がどよめいた。
先生は肩に入る力を逃がすように教卓に両手を開いて置いた。強張った表情で鼻から息を抜き、何とか平然を装おうとしている。
やっぱり図星なんだな、と俺の中の憶測でしかなかったことが確信へと変わった。
「陰山ぁ、そんな出鱈目を誰に聞いたんだぁおい? 放課後ちょっと職員室に来い。いいな陰山」
「先生の伸びた鼻の下を見れば誰にでも分かることですよ。それと、僕は学校へは授業を受けに来ているだけです。先生の個人的な問題を話し合う気はさらさらありませんから。時間の無駄ですしね。ということで放課後、職員室には行きません」
「こんのっ、かげや――――」
キーンコーンカーンコーン。
ふん、雑魚が。
――――昼休憩。
俺はいつも通り購買でパンとカフェオレを購入して、窓際の自分の席でそれを食べていた。ちなみに今日はカレーパン二つだ。
昼休憩は嫌いだ。周りでわいわいと騒ぐ連中の横で一人寂しく食事なんてしてると、無駄に孤独を感じてしまう。
こいつらみんな消えてしまえばいいのに、なんて思っていると――――。
「正人、今日一緒に帰ろー」
隣のクラスから朝子が来た。
平 朝子。俺が学校で唯一口を利く、幼少からの幼馴染だ。
彼女とは家族ぐるみの付き合いがあって、朝子は俺の二つ上の姉とかなり仲がいい。
見た目は……美人ではない。かわいい系の中の中の上といったところだ。顎のラインで切り揃えられた黒髪に、赤いフレームのメガネを掛けている。小顔なのかメガネのサイズが大きいのか、少しバランスが悪く見える。そして華奢な体つき。胸は多分、ぺったんこだろうな。
人当たりが良くはつらつとしているので、一見明るい性格に思えるが、彼女は意外と繊細で落ち込みやすく、根っからのオタクであったりもする。
BLと呼ばれる類の恋愛小説や漫画を好んで購読する、俺から見ればちょっとした変態だ。ちなみに俺の姉もBL好きで、朝子とはよく本の貸し借りをしている。
俺も人のことは言えないが、彼女も中々に濃いキャラだということだ。
それはそうと朝子いわく、どうやら今日は俺の家に届け物があるらしい。
それが何かを頑なに話したがらないが、どうやら重たい物らしく手伝って欲しいとのことだ。多分親に頼まれたのだろう。そういうことがままある。
まったく、親同士の付き合いに子供を巻き込むなよと言いたいが、朝子の両親には物心つく前から随分と世話になっている。
気は乗らないが承諾するしかないか、と思った――――が。
「嫌だね。届け物なら俺がこの場で受け取っておく。もし今持っていないなら後で取りにいってやるよ。ということで、お前と一緒に帰る必要性は一切ない。それにだ、今日は予約してる新作ゲームを買いに行かなきゃいけないんだ。俺にお前の相手をしてる暇はない」
きっぱりと断ってやった。
幼馴染ではあるが、女と一緒に下校をするなどと、そんな仮初の恋人ごっこみたいなことをするのはまっぴらごめんだからだ。
「うん、いいよー。しょうがないから正人の買い物に付き合ってあげるよー」
「その『うん、いいよー』は何に対しての返事だ。しょうがないから買い物に付き合ってあげるっていうのもおかしいだろ。俺は一切お前に頼みごとをしてないんだが? そもそもお前が頼んできたのになんで上から目線――――」
「まーまー、そんなにひねくれないのっ! そんなんだから誰も口利いてくれなくなるんだよー」
「別に馬鹿共の相手はしたくないからな。むしろ快適でいいよ」
何かの用でもなければ、高校で俺に話しかけてくる奴はほとんどいない。寂しくないと言えば嘘になるが、特別仲良くなりたいとも思わない。そもそも仲良くなりたいと思える奴が俺の周りにはいない。
朝子との話が終わった。
今は届け物の荷物を持っておらず、自宅に置いてあるとのことだ。
俺はゲームを購入した後、朝子の家に寄らなくてはならなくなった。早く帰ってゲームをしたいというのにだ。
とは言っても朝子は強引な性格だ。学校が終わって即座に俺の所に来ないとも限らん。
――――学校が終わり、既に帰り支度を済ませていた俺は、朝子から逃げるように急いで教室を出た。
そのかいあって無事、朝子に捕まることなく学校を後にすることができた。
俺は胸を撫で下ろし、その足でゲームショップへと向かった――――。
「ありがとうございました。またお越しくださいませ」
俺は予約していたゲーム「異世界夢想無双SP」を購入して店を出た。
元のゲーム「異世界夢想無双」は、ド派手に剣と魔法で魔物と戦う、お手軽かつ爽快なアクションファンタジーRPGだ。
操作が簡単で難易度も高くない為、初心者でもすぐに馴染むことができる。
俺はこういった難易度そこそこで世界観に浸れるゲームが大好きだ。もう何周もプレイして遊びつくしてしまったほどだ。
そして今回購入したのは、そのスペシャルエディション。
通常版との違いは、SP版には通常モードの他、SPモードがあるということだ。
ただそれだけなのだが、数量限定であり期間限定発売でもあるということで、ファンならば買わないわけにはいかない一品だった。
予約特典があるらしいので、どんなサプライズがあるのか今から楽しみだ。
俺は気分良く店を出ると、はやる気持ちを抑えながら歩幅をいつもより大きくして、朝子の自宅へと向かった。
――――しかし、アクシデントとは突然、何の脈絡もなく訪れ、今後の予定をめちゃくちゃにしてくれるものだ。
道の曲がり角、大通りに面した歩道に左足を一歩踏み入れ、体を左に向けた時だった。
俺の目は自転車に乗った朝子の姿を捉えていた。
朝子は自転車を漕ぎ、正面の横断歩道からこちらに向かって渡っている最中だ。
重そうな手提げ袋を自転車のカゴとハンドル、さらには両肩にさげ、足元の段差に気をつけながらふらふらと危なげに運転している。
俺は手荷物を投げ捨て、自分の意思とは関係なく走り出していた。
何故かと言われれば、大型トラックが朝子に向かっていたからだ――――。
俺は宙を舞っていた。
静かに時が流れ、朝子が肩にさげていたであろう手提げ袋が空に見えた。
中から大量のBL本が飛び出し、俺と共に空を飛んでいる。
薄れゆく意識の中、朝子は無事だろうかと、それだけが気になった。
俺の人生、今思えば批判や否定、拒否しかしてこなかった。
ならば最期も、俺らしく拒否して人生を締め括ろうか。
朝子、俺についてくんな。
日陰育ちで根っからのひねくれ者、陰山 正人とは俺のことだ。
陰口や悪口を言うわけではないが、人と話すときは必ずといっていいほど否定から入り、口ごたえしようものなら論破する。
何故そんなことをするかと言えば、すこぶる気持ちいいからだ。相手を論破した時の優越感がたまらない。
そんな俺の性格が学校に知れ渡ると、周りの人間は誰も話しかけてこなくなった。でもそれでいいと思っている。今までもそうしてきたし、これからもそうしていくだろう。
そして俺は今、目の前にいる先生を論破しようとしている。
「陰山ぁ! 聞いてんのかおい!」
「聞いてないわけじゃないですよ先生。くだらないと思って黙っていただけです。そもそも何で俺がそんな簡単な問題にわざわざ答えなきゃいけないんですか。誰の為になるんですか、それは」
「いやこれはな陰山、順番だから。出席番号順でみんなに回答してもらってるんだよ。授業のルールだ。お前だけ特別扱いするなんてこと出来ないだろ」
「ルールね。それは先生が勝手にいいと思ってやってることですよね。でも俺は席を立たせて回答させることに意味があるとは思えません。生徒が理解出来ているかを確かめたいならテストという形で十分でしょ。ごっこ遊びみたいなことは時間の無駄です。だからさっさと授業を進めてくださいよ、先生」
「いや陰山、これは出来るとか出来ないじゃくてだ、社会の――――」
「先生みたいな人から社会のルールを学びたくありません。こっそり女子生徒と付き合ってるような先生からはね」
俺がそう言い放つと教室中がどよめいた。
先生は肩に入る力を逃がすように教卓に両手を開いて置いた。強張った表情で鼻から息を抜き、何とか平然を装おうとしている。
やっぱり図星なんだな、と俺の中の憶測でしかなかったことが確信へと変わった。
「陰山ぁ、そんな出鱈目を誰に聞いたんだぁおい? 放課後ちょっと職員室に来い。いいな陰山」
「先生の伸びた鼻の下を見れば誰にでも分かることですよ。それと、僕は学校へは授業を受けに来ているだけです。先生の個人的な問題を話し合う気はさらさらありませんから。時間の無駄ですしね。ということで放課後、職員室には行きません」
「こんのっ、かげや――――」
キーンコーンカーンコーン。
ふん、雑魚が。
――――昼休憩。
俺はいつも通り購買でパンとカフェオレを購入して、窓際の自分の席でそれを食べていた。ちなみに今日はカレーパン二つだ。
昼休憩は嫌いだ。周りでわいわいと騒ぐ連中の横で一人寂しく食事なんてしてると、無駄に孤独を感じてしまう。
こいつらみんな消えてしまえばいいのに、なんて思っていると――――。
「正人、今日一緒に帰ろー」
隣のクラスから朝子が来た。
平 朝子。俺が学校で唯一口を利く、幼少からの幼馴染だ。
彼女とは家族ぐるみの付き合いがあって、朝子は俺の二つ上の姉とかなり仲がいい。
見た目は……美人ではない。かわいい系の中の中の上といったところだ。顎のラインで切り揃えられた黒髪に、赤いフレームのメガネを掛けている。小顔なのかメガネのサイズが大きいのか、少しバランスが悪く見える。そして華奢な体つき。胸は多分、ぺったんこだろうな。
人当たりが良くはつらつとしているので、一見明るい性格に思えるが、彼女は意外と繊細で落ち込みやすく、根っからのオタクであったりもする。
BLと呼ばれる類の恋愛小説や漫画を好んで購読する、俺から見ればちょっとした変態だ。ちなみに俺の姉もBL好きで、朝子とはよく本の貸し借りをしている。
俺も人のことは言えないが、彼女も中々に濃いキャラだということだ。
それはそうと朝子いわく、どうやら今日は俺の家に届け物があるらしい。
それが何かを頑なに話したがらないが、どうやら重たい物らしく手伝って欲しいとのことだ。多分親に頼まれたのだろう。そういうことがままある。
まったく、親同士の付き合いに子供を巻き込むなよと言いたいが、朝子の両親には物心つく前から随分と世話になっている。
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「嫌だね。届け物なら俺がこの場で受け取っておく。もし今持っていないなら後で取りにいってやるよ。ということで、お前と一緒に帰る必要性は一切ない。それにだ、今日は予約してる新作ゲームを買いに行かなきゃいけないんだ。俺にお前の相手をしてる暇はない」
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幼馴染ではあるが、女と一緒に下校をするなどと、そんな仮初の恋人ごっこみたいなことをするのはまっぴらごめんだからだ。
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「まーまー、そんなにひねくれないのっ! そんなんだから誰も口利いてくれなくなるんだよー」
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何かの用でもなければ、高校で俺に話しかけてくる奴はほとんどいない。寂しくないと言えば嘘になるが、特別仲良くなりたいとも思わない。そもそも仲良くなりたいと思える奴が俺の周りにはいない。
朝子との話が終わった。
今は届け物の荷物を持っておらず、自宅に置いてあるとのことだ。
俺はゲームを購入した後、朝子の家に寄らなくてはならなくなった。早く帰ってゲームをしたいというのにだ。
とは言っても朝子は強引な性格だ。学校が終わって即座に俺の所に来ないとも限らん。
――――学校が終わり、既に帰り支度を済ませていた俺は、朝子から逃げるように急いで教室を出た。
そのかいあって無事、朝子に捕まることなく学校を後にすることができた。
俺は胸を撫で下ろし、その足でゲームショップへと向かった――――。
「ありがとうございました。またお越しくださいませ」
俺は予約していたゲーム「異世界夢想無双SP」を購入して店を出た。
元のゲーム「異世界夢想無双」は、ド派手に剣と魔法で魔物と戦う、お手軽かつ爽快なアクションファンタジーRPGだ。
操作が簡単で難易度も高くない為、初心者でもすぐに馴染むことができる。
俺はこういった難易度そこそこで世界観に浸れるゲームが大好きだ。もう何周もプレイして遊びつくしてしまったほどだ。
そして今回購入したのは、そのスペシャルエディション。
通常版との違いは、SP版には通常モードの他、SPモードがあるということだ。
ただそれだけなのだが、数量限定であり期間限定発売でもあるということで、ファンならば買わないわけにはいかない一品だった。
予約特典があるらしいので、どんなサプライズがあるのか今から楽しみだ。
俺は気分良く店を出ると、はやる気持ちを抑えながら歩幅をいつもより大きくして、朝子の自宅へと向かった。
――――しかし、アクシデントとは突然、何の脈絡もなく訪れ、今後の予定をめちゃくちゃにしてくれるものだ。
道の曲がり角、大通りに面した歩道に左足を一歩踏み入れ、体を左に向けた時だった。
俺の目は自転車に乗った朝子の姿を捉えていた。
朝子は自転車を漕ぎ、正面の横断歩道からこちらに向かって渡っている最中だ。
重そうな手提げ袋を自転車のカゴとハンドル、さらには両肩にさげ、足元の段差に気をつけながらふらふらと危なげに運転している。
俺は手荷物を投げ捨て、自分の意思とは関係なく走り出していた。
何故かと言われれば、大型トラックが朝子に向かっていたからだ――――。
俺は宙を舞っていた。
静かに時が流れ、朝子が肩にさげていたであろう手提げ袋が空に見えた。
中から大量のBL本が飛び出し、俺と共に空を飛んでいる。
薄れゆく意識の中、朝子は無事だろうかと、それだけが気になった。
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