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第一章 文房具のヒミツ
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ここで残念なおしらせ。
ぼくたち文房具は、もちぬしに見つかると、こんどは手足が消えてしまうのです。
もちぬしにつかまると、文房具はもう、しゃべって動くことが、できないのです。
「くそぉ! またカンペンケースいきかよっ」
サクラさんにつかまった、ジョーの手足が、シュルルと消えてしまいます。
「ぼくのえんぴつ、見ーっけ」
そしてピン子も、小太郎くんの指に、ひょいとつかまってしまいました。
「こらっ、もっとやさしくつかみなさい! も~っ、ふりまわさないでっ!」
ピン子の手足も、小太郎くんの手のなかで、シュルルと消えてしまいます。
「は~、やっぱりだ。またここにあったのか、ぼくの消しゴム」
ぼくも、だれかの指に、つままれてしまいました。
見あげると、もちぬしのケイタくんが、
「うーん。どうしてぼくの消しゴムは、いつもランドセルを入れる棚に落ちてるんだ?」
首をかしげながら、ぼくを不思議そうな目で見つめます。
だんだんと、ぼくの手足も消えていくのがわかりました。
(あ~あ。あとすこしで、三人そろって、あそべるとこだったのに……)
ぼくは、ケイタくんの手のなかで、がっかりしてしまいました。
するとピン子が、小太郎くんの手のなかで、
「ジョーっ、ゴーっ」
最後の力をふりしぼるように、さけんだのです。
「またーっ、三人集まって、あそぼうね~っ」
その言葉に、ぼくはすぐにうなずきました。
「つぎはぜったい、三人で、あそぼうねーっ」
だんだん、ぼくの頭もふらふらしてきます。
もうすぐ、手足が消えるのがわかりました。
それでも、ぼくは力をふりしぼり、お腹のそこからさけんだのです。
「心配しなくても、だいじょうぶだからねーっ! ぼくは世界一幸せな消しゴムだから、運がいいから、また三人そろって、あそべるよ!」
――シュルル。
ぼくたち文房具は、もちぬしに見つかると、こんどは手足が消えてしまうのです。
もちぬしにつかまると、文房具はもう、しゃべって動くことが、できないのです。
「くそぉ! またカンペンケースいきかよっ」
サクラさんにつかまった、ジョーの手足が、シュルルと消えてしまいます。
「ぼくのえんぴつ、見ーっけ」
そしてピン子も、小太郎くんの指に、ひょいとつかまってしまいました。
「こらっ、もっとやさしくつかみなさい! も~っ、ふりまわさないでっ!」
ピン子の手足も、小太郎くんの手のなかで、シュルルと消えてしまいます。
「は~、やっぱりだ。またここにあったのか、ぼくの消しゴム」
ぼくも、だれかの指に、つままれてしまいました。
見あげると、もちぬしのケイタくんが、
「うーん。どうしてぼくの消しゴムは、いつもランドセルを入れる棚に落ちてるんだ?」
首をかしげながら、ぼくを不思議そうな目で見つめます。
だんだんと、ぼくの手足も消えていくのがわかりました。
(あ~あ。あとすこしで、三人そろって、あそべるとこだったのに……)
ぼくは、ケイタくんの手のなかで、がっかりしてしまいました。
するとピン子が、小太郎くんの手のなかで、
「ジョーっ、ゴーっ」
最後の力をふりしぼるように、さけんだのです。
「またーっ、三人集まって、あそぼうね~っ」
その言葉に、ぼくはすぐにうなずきました。
「つぎはぜったい、三人で、あそぼうねーっ」
だんだん、ぼくの頭もふらふらしてきます。
もうすぐ、手足が消えるのがわかりました。
それでも、ぼくは力をふりしぼり、お腹のそこからさけんだのです。
「心配しなくても、だいじょうぶだからねーっ! ぼくは世界一幸せな消しゴムだから、運がいいから、また三人そろって、あそべるよ!」
――シュルル。
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