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第三章 ピン子の作戦
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ぼくとジョーは、ピン子について、ランドセルを入れる棚の一段目にむかいました。
「まずは四段目が目標ね。さあ、ランドセルを入れる棚の頂上を目ざすわよ!」
ピン子はそう言って、棚の一段目に立つと、二段目の棚に腕をのばしました。
「う~ん……よいしょ」
腕の力を使って、二段目の棚にあがったピン子。
今度は、ランドセルの肩ベルトにつかまって、上をめざします。
(うわ~、ほんとじょうずに、のぼっちゃった……大ベテランだ)
宣言どおり、ピン子はいとも簡単に、三段目もクリアしました。
「さあ、ゴーとジョーも、あたしの後についてきて!」
ピン子が、三段目から顔をだして言います。
「二段目からは、ランドセルの肩ベルトにつかまるの。そうしたらのぼりやすいからね! それからナスカンに足をかけて、ロッカーの棚を思いっきりつかむのよ!」
「な、ナスカンってなんだよっ?」
一段目に立ったジョーは、すこし緊張しているせいか声が震えています。
「ランドセルのサイドにある、金具のこと! ジョー、あたしの言うとおりにすれば、だいじょうぶだから」
「わ……わかった」
「ほら、ゴーも勇気だして!」
「う、うんっ」
ぼくは、テスト中のもちぬしたちに気づかれないよう、なるべく音を立てず、二段目の棚をつかんで力みました。
「う~ん……よいしょっ」
「いい感じよ、ゴー。ほら、ジョーも後につづいて! 腕の力、あるでしょ?」
「ひ、ひぃぃ……ぴ、ピン子のアイデアなんかっ、賛成するんじゃなかったぜ……ひぃ、オレは高いところが、苦手なんだっ、ひぃ」
ジョーも悲鳴をあげながら、ぼくの後につづきます。
ピン子は、怖がって上をめざすぼくたちに、しきりに声をかけてくれました。
「だいじょうぶよ! どうせ落下しても、体は、割れたりなんかしないわよ。うふふ、ほら、がんばって! ゴー、その調子よ。ジョー、目をつむらない!」
ピン子の言葉が胸にとどいて、気もちが、すこし楽になりました。
ぼくは、ドキドキしながらも、がんばってつぎの棚をつかみます。
(……もう、ちょっとだ。ぜったいに、教室の窓に、行くんだ……)
こうして、ぼくとジョーはピン子の言葉にしたがい、ランドセルを入れる棚をつかんで
は、上をめざしました。
「ジョーっ……もうすぐ、ゴールだからね……」
「ひぃ、ひぃぃ……まってくれ、ゴーっ。オレを置いてかないでくれー」
「だいじょうぶ、置いてなんかいかないよ! さきに上でまってるだけ」
ぼくは、ロッカーの一段目、二段目、三段目と順調にのぼりつめ、そしてついに、頂上
の四段目へと到達しました。
「まずは四段目が目標ね。さあ、ランドセルを入れる棚の頂上を目ざすわよ!」
ピン子はそう言って、棚の一段目に立つと、二段目の棚に腕をのばしました。
「う~ん……よいしょ」
腕の力を使って、二段目の棚にあがったピン子。
今度は、ランドセルの肩ベルトにつかまって、上をめざします。
(うわ~、ほんとじょうずに、のぼっちゃった……大ベテランだ)
宣言どおり、ピン子はいとも簡単に、三段目もクリアしました。
「さあ、ゴーとジョーも、あたしの後についてきて!」
ピン子が、三段目から顔をだして言います。
「二段目からは、ランドセルの肩ベルトにつかまるの。そうしたらのぼりやすいからね! それからナスカンに足をかけて、ロッカーの棚を思いっきりつかむのよ!」
「な、ナスカンってなんだよっ?」
一段目に立ったジョーは、すこし緊張しているせいか声が震えています。
「ランドセルのサイドにある、金具のこと! ジョー、あたしの言うとおりにすれば、だいじょうぶだから」
「わ……わかった」
「ほら、ゴーも勇気だして!」
「う、うんっ」
ぼくは、テスト中のもちぬしたちに気づかれないよう、なるべく音を立てず、二段目の棚をつかんで力みました。
「う~ん……よいしょっ」
「いい感じよ、ゴー。ほら、ジョーも後につづいて! 腕の力、あるでしょ?」
「ひ、ひぃぃ……ぴ、ピン子のアイデアなんかっ、賛成するんじゃなかったぜ……ひぃ、オレは高いところが、苦手なんだっ、ひぃ」
ジョーも悲鳴をあげながら、ぼくの後につづきます。
ピン子は、怖がって上をめざすぼくたちに、しきりに声をかけてくれました。
「だいじょうぶよ! どうせ落下しても、体は、割れたりなんかしないわよ。うふふ、ほら、がんばって! ゴー、その調子よ。ジョー、目をつむらない!」
ピン子の言葉が胸にとどいて、気もちが、すこし楽になりました。
ぼくは、ドキドキしながらも、がんばってつぎの棚をつかみます。
(……もう、ちょっとだ。ぜったいに、教室の窓に、行くんだ……)
こうして、ぼくとジョーはピン子の言葉にしたがい、ランドセルを入れる棚をつかんで
は、上をめざしました。
「ジョーっ……もうすぐ、ゴールだからね……」
「ひぃ、ひぃぃ……まってくれ、ゴーっ。オレを置いてかないでくれー」
「だいじょうぶ、置いてなんかいかないよ! さきに上でまってるだけ」
ぼくは、ロッカーの一段目、二段目、三段目と順調にのぼりつめ、そしてついに、頂上
の四段目へと到達しました。
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