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第一話

鑑定スキル、スゴいんですがっ!

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無心になりながら歩いていると町の様な場所にたどり着いた。
「やっと、着いた。」
何時間か分からないくらい歩き、ご飯も食べず歩き続けていた優一は、倒れた。
ーあぁ、腹へった………




ーーーーー
目が覚めるとベットで横になっていた。
「ここ、どこだ?」
動こうとすると誰かに抱き付かれた。
「⁉なっ!」
ー誰だ!
そして気が付いた。自分が裸だということに。
ーなっ!なんで裸なんだ!
まるでBL展開のようだったが今はそれどころじゃなかった。
ーどーすんだよっこれ!ひとまずコイツをどうにかしなきゃ!

そんなことを考えていると抱き付いていた奴が目を覚ました。
「あっ!ヤバい。」
「……キミ起きたんだね。夜は冷えてたから、暖めてたんだ。」
ーだからって抱き付くかっ!
「ご飯食べれる?食べながらキミの話聞きたいな。」
そう言うと、キャビネットの上に置いてあったカゴから暖かそうなブランケットを出し、優一にかけた。
「誰か知らないけど助けてくれたことには、感謝するよ。けどご飯の前に俺の服は何でないんだっ!」
ー初めて会うあなたには悪いが処女が無くなってないかすごく心配なんだ!
「あぁ、死んでないか分からなかったから水を頭からかけちゃってさ、今は乾かしてるよ。」
ー何故に水をかけた!
その時『ぐぅ~~~~う』と優一のお腹が鳴った。優一は、少し恥ずかしかったらしく羞恥で顔が赤くなり、それを見ていた奴は、お腹減ったよね。何か食べようか。と少し微笑みながら優一の右腕をつかみリビングへ連れて行った。
「そこで座って待っててね。」
と言うとキッチンの方へ行った。
居なくなったことを確認してから、優一は神からもらったスキルが使えるか実験してみること
にした。
ー………鑑定って念じれば使えるのか?BLでは念じれば使えたはずっ!

優一は近くにあった花に鑑定と念じた。

 ~アルネミア~
·スサナ科アルネ属
分類 : 植物
~解説~
アルネミアは果物、“アルネ”と同種であり、
春から夏の上旬にかけて咲く花
花言葉は
·可愛い ·純情 ·うれしい

アルネミアの櫁は毒があるが触ったり舐めたりしなければ問題はない


ーすっごっ!これ凄いんだけど!
感心していると奴がスープとパンを持って机に運んだ。奴はなぜか少しもじもじしながら座った。
ーチャンスっ!さぁ、やれ!鑑定よ!
そして出てきたリストにはこう書かれていた。

 ~ナリス·ベイン~
·種族 : ハーフエルフ
·性別 : 男性
·年齢 : 98歳(人間年齢では19歳)

~好きなタイプ~
·内心がツンデレ系タイプの子
·自分より背が低い子

~性格~
·優しい
·面倒見がいい

~性交する場合~
·タチ(脱童貞、処女あり)
·可愛いく喘いでいる時に大きくなる。

ー………最後のいらなくない?それに童貞なしとかなんでもでんだな………
そんなことを思っていると、毒なんて入ってないから大丈夫だよ。と微笑みながらナリスは言った。
ー一応念のため調べるか、鑑定!

 ~ナルクパン~
材料·ハギ小麦 (ハギノミから取れる)
  ·イースト(市販用)
  ·マサハの食塩 (マサハの国の国産品)
  ·砂糖(市販用)
  ·モルト牛乳(モルトの乳から取れる)
  ·水
  ·バター(市販用)

~解説~
ナルクが作ったパン。
とてもおいしいと評判がある。

~説明~
作成スキルがあれば、覚えて自身で作成できるアイテムです。

 ~野菜スープ~
材料·ニンジン
  ·玉ねぎ
  ·ジャガイモ
  ·キャベツ
  ·コクルの粉(日本ではこしょう)
  ·水
  ·食塩
  ·バター
  ·ベーコン

~解説~
ナリスが作ったスープ。
母(男性)が教えてくれた。

~説明~
作成スキルがあれば、覚えて自身で作成できるアイテムです。

ーしくったな。作成スキルはないし。
ぼーとしていた俺を見て、大丈夫?と言われたので食べることにした。



鑑定スキルヤバい、スゴい。


そんなことを考えていた。





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