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第三話

神、異世界に来る!!!

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「お久しぶりですね。」
「………」


『カランッ!』


ーあ、アイツは!な、何で此処にっ!

優一は、朝食のスープを食べていた。突然誰かに肩を叩かれた。しかも叩いてきた相手があの手違いで死なせた神だという。
優一はそれはもう、驚きもものきで訳がわからず口を開けて固まっていた。





※ここから先は、神が降りて来た後の話なので神が主人公になります。

これは、数時間前の事………


「はぁ~!やっと此処に来れた!」


神は半年分の仕事を終わらせ、やっとの事でこの異世界へ来た。

ーまぁ、適当だけどね。

※皆さんは、適当ではなくちゃんと仕事をやりましょう。

「はぁ、やっと優一くんとリクたん♡に会える♡」

ーまぁ!優一くんが本命だけどね。

※違います。本命はリクくんです。

神は優一のいる王都近辺の銃魔術師訓練場へウキウキしながら向かった。



[ 王都近辺 ]

「!、お、おい!良い感じの男がいるぞ!」
「本当だなっ!俺、あの子なら犯したいなぁ~。」

『ザワザワザワ』

段々と集まる人に神は目もくれずに早々と進んで行く。

ー早く会いたいなぁ~。リクくんに!

………もう隠さずにさらけ出してますね。

「おっ!あそこかなっ!」

目もくれず歩いていたため神は誰かの肩に当たった。

「テメーッ!何しやがるっ!」
「えっ!」

神が当たった人間は、筋肉が印象的な筋肉マッチョ男だった。

「あ、えーと。」
「お!良い顔してんじゃねぇか。」
「もしかして、僕を犯したい?」
「して良いならな?」

筋肉マッチョは神の腰もとに手を当てて抱き寄せようとしていた。その時、

『ボンッ!』

風圧が筋肉マッチョのお腹に当たった。

「ひっ!」
「出来るもんならやってみなよ?」

その場面を見た者は皆目を見開かせていた。

ー早く行かないと~。

神は何もなかったかの様にまた、銃魔術師訓練場へ向かって行った。







[ 現在 ]

ー嘘だろ?

優一が思えるのは、それだけだった。











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