小学生女児ですがスキル『極上の女たらし』しかもらえなかったので全ヒロイン&女神をメロメロにして安泰生活目指すぜオラ

コウノトリ

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「お屋敷って……小学生時代よりも小さな家……。屋敷じゃないでしょ」


 送られたのは貴族とはいえ、貴族の屋敷の離れを借りているだけだった。要するに間借りだ。


「ん?」



 机の上になんだか本が置いてあった。まだ漢字を覚えたての私でも、この世界の言葉と文字は理解できるのか、すらすら読める。


「女神からのお手製マニュアル。必ず読んでね」


 と、いうタイトル。


「へえ、ハードモードにしては女神も頑張ってくれるのね」


 なになに?
 ハーデルワイズ家はいわゆる没落貴族。


 まあ、そこは納得しよう。


 没落した理由は母親の不倫が元。。なんと王配と不倫したらしい。



 王配……。



 たしか女王の夫よね。



 演劇で演じたイギリスのフィリップ殿下が、たしか王配だったから、それは知識として知っているわ。



 私の正式な名前はイッチェ・メユ・ハーデルワイズ。



 近しい人にはメユと呼ばれるべきだが、プライドが許さずイッチェ様と呼ばれるが、実質は売女の娘と見下されている……。



 ふーん。


 なるほど。



 まあ、ありがち? なのかな。



 私の小学生時代には演劇も多様化していわゆるオタク向けの脚本とかもあったし。



 その知識もあまり多いわけじゃないけど、いわゆる、「悪役令嬢もの」ってことよね。
 女神としてはありがちな転生先を選ばざるを得ないほど忙しい、ってことかしら。


 さて、見たところこの離れは寝室と居間と、これは……あれ? 使用人の部屋もあるんだ。だけど、物があまりない……。


 やっぱり使用人なんていない?


 それは面倒くさい。



 こちらは小学生だったから家事、それもこの世界の家事なんてよく分からないし、なにかと聞くこともこの本のみじゃ困る。



 でも貧乏貴族じゃ雇えないからこうなってるんだろうし……。



 そうか!



 たらしこんで無料で家事やってもらお! よし、第一目標は召使いをゲットするために口説き作戦を開始する、ってことで!
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