異世界立志伝 ー邪神の使徒になり幼女達と広めて行くー

無為式

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治療

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 リザードマンを殲滅して一息付き付き餓者髑髏を影に仕舞う事とする、すると頭の中で声が聞こえる。

「ピンポン、初戦闘ミッションクリアーです、特典として、鑑定スキルを授けます」

 ヌエル様の声が聞こえる。

「ミッション形式なんだ、ゲームみたいだな、鑑定スキルはお約束だよね」

 気を取り直して、餓者髑髏を影に仕舞う事とする。

「餓者髑髏影に入って」

「おおぉん」

餓者髑髏を影仕舞って二人と合流した、二人は裏切り者のオークのレグルスと数人のオークを威圧し見張っていた、僕は集会所の扉をノックした。

「すみません。村長さんはいらっしゃいますか?」

「誰じゃ貴様はリザードマンでは無いな」

「旅の行者だった者で御座います、山で悟りを開き我が教えを広める為に里に降りて参りました、不心得者が居たので殲滅しました」

「少し待っておれ」

 集会所の扉が開いてオーク達が恐る恐る顔を出す、オーク達が100名程出て来て各々の状況を把握しようとしたり、リザードマンの死体を見て恐れ慄いて居たりしていた、杖をついたオークの年寄りが前に出て来た。

「さてお主らは何者じゃ、旅の行者とか言っておったの」

「はい、山で修行中ヌエル様と言う女神にみそめられ使徒になったバエルと申します、あの2人はアンとビィー妹達です」

「アンです、よろしく」

「ビィーです、よろしくです」

「まずは裏切ったオーク達を引き渡します、次に元気な者は里の門を閉めて防御を固めましょう、後怪我を負った人は僕の回復魔法で癒やします」

「なんと回復魔法が使えるのですね、光信教の司教並みの力があるんですね、ありがとうございます、皆の者元気な者は門を閉じよ、後裏切り者は倉庫に閉じ込めよ、怪我人はバエル殿の前に並べ」

 バエルの前に並んだのは、軽傷者のみで普通の回復魔法で治せるものだった。

「こんなものかな」

 その時、1人のオーク村長の下に慌ててやって来た。

「村長、自警団が戻って来ました」

「自警団の皆は大丈夫か」

「総数は全体の半分位に減っていて、皆重傷者です」

 村長はバエルに向き直って言った。

「バエル様自警団の皆を何とぞ回復魔法で治して下さい、お礼は如何様にもいたします、何とぞ何とぞ」

「分りました、すぐ向かいます、案内してくださいアン、ビィー行くよ」

 行った先には自警団が横たわっていた、皆重傷者だが程度の差があるようだった。

「二人共トリアージをする、赤から治して行くぞ」

「はい」

「了解であります」

 トリアージとは赤、黄色、緑の布を巻いて患者を仕分けする方法である、赤は生命に関わる重傷者、黄色は生命に関わりが無い重傷者、緑は軽傷者である。

「兄者、この者赤です」

「この者だけが赤であります」

 オークにしては2回り大きく、腹を剣で貫かれ、左腕は切り落とされ、体中矢傷が有り、しかし右手には金砕棒を握っていた。

「大丈夫ですよ、今回復魔法を使いますからね、意識はありますか、お名前言えますか?」

「俺は・・・自警団団長のガイア・・・俺はくたばる訳にはいかねぇ・・・里を護らないと、殲滅出来なかったと知れたら・・・里に敵が押し寄せて来る」

 ガイアは息も絶え絶えで呟く様に言っている、意識が白濁している様だ。

「ガイアさん、このまま回復魔法をしても効きが弱いです、このままだと生命の危険もあり得ます、あなたヌエル様の信徒になりませんか?信徒は親和性が高くなり回復魔法が効きやすくなります」

「・・・いいぜ里を護る為なら・・・悪魔に魂を捧げても良い」

 悪魔じゃないです邪神です、と思いながらガイアの頭に手を当てた。

「この者ガイアにヌエル様の祝福を」

 手から光が溢れガイアの体を包み込んだ、ガイアを鑑定すると、ヌエル様の祝福として身体強化、再生、状態異常耐性が付いていた。

「良しこれなら」

 ガイアに回復魔法をかける、見る見る傷が治っていき左腕が生えて来た。

 ピンポン、初めての信徒獲得ミッションクリアーです、特典として使い魔の卵を2つ本拠地に贈ります。

 頭に響くヌエル様の声、ミッションクリアすると戦力が増えると考えて良いみたいだ。

「こんな事が・・・」

 いつの間にか村長が追いついていた。

「バエル様は光信教の枢機卿クラスの回復魔法を使えるのですね」

 良しこれでガイアさんは大丈夫、他の人の治療に取り掛かろう、それにしても光信教とは何ぞや。
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