9 / 162
第一章 始動
第9話 忌々しい記憶
しおりを挟む「これで止めだっ!!」
教え子達が指し示した先を進んでいると、少し先から戦闘音と男の叫び声が聞こえて来た。
それに続いて数人の称賛する声が聞こえて来た。
最初の声はダイスだな。
と言う事は、大猿の倒したようだな。 まぁあいつなら楽勝だろう。
しかし、逃げた方向が違ったがもう回り込んだのか、さすが森の住人だ。素早いこって。
「おぉ~、グレン! やるじゃないか!」
現場に追いついた俺は、先程のグレンの攻撃によって息絶え横たわっている大猿の傍らで、自慢の斧二に付いた大猿の血糊を拭いていたグレンに声を掛けた。
丁度、グランを離れて見守っていた他のCランク冒険者の背後から声を掛ける形になった為、突然の声にビックりしたそいつらは悲鳴を上げた。
おいおい、周りに気を払わな過ぎだろ。
『勝って兜の緒を締めよ』ってのは、教えて来た筈なんだけど……、って、こいつらは最近他所の町から流れて来た奴らか。
俺の教え子じゃねえや。
「な!? チュートリアルじゃねぇか! 今頃来たのか? 教導役の癖に遅れやがって」
おや? 折角褒めてやったのに何怒ってるんだ? 他の奴も睨んでやがるし、何が有った?
……あ。あぁ、そうだそうだ。
「あっちで怪我してた治癒師の嬢ちゃんの事なら大丈夫だ。俺の持って来た薬のお陰で、今はピンピンしてるぜ」
「なっ! それは本当か? あれ程の怪我だぞ? 馬鹿な!」
他の冒険者は俺の言葉で安堵の表情を浮かべたんだが、グレンだけは信じられないと言った顔で俺に疑問の言葉をぶつけて来た。
まぁ、信じられねぇよな。グレンならあの怪我は致命傷で、魔法でさえ高位の治癒師でないと治せない、それを薬で治すには最上級治療薬でも五分五分、それこそ噂に聞くエリクサーでも無けりゃ治療は難しいと言うのは分かる筈だ。
実際には俺の魔法なのだが、それは誰も知らないし、教えるつもりも無いからこの反応は仕方無いだろう。
「お前の想像通りだよ。俺の秘蔵のエリクサーを使ったから安心しろ」
「なっ! それは本当か?」
「嘘を言っても仕方無いだろう? 今は念の為、森の外で猿が逃げないか見張って貰ってる」
俺の説明で、何とか疑いは晴れた様でグレンはホッと安堵の溜め息を漏らした。
実際嘘なんだがな。
俺に対しては馬鹿にしたような態度を取るこいつだが、後輩にはそれなりに気を使っているようで結構慕われていたりする。
さっきも自分がリーダーとして部隊を率いている中で、治癒師の嬢ちゃんに致命傷を負わせてしまったと言う後悔の念に苛まれていたから、あんな態度を取ったんだな。
なんだかんだ言って、こいつは根が悪い奴じゃないんだ。
ちょっと功名心が強くて、自分の力を過信してしまう所が玉に瑕なだけで。
「しかし、そんな高価な物をなんで先生が持っていたんだ? しかもそれを使っちまうなんて……」
安心したからなのか、俺に対して昔の様に『先生』呼びに戻っている。
それだけ思い詰めていたのか。ふん、可愛い所が有るな。
「そりゃ、十数年旅して世界を回ったんだ。エリクサーの一つや二つ手に入れる機会だって有るってもんよ。それに教え子の彼女の命を救う為なら安いもんだろ」
「せ、先生……」
ちょっと、臭かったか。
俺の言葉に感動したのか、グレンが目を潤ませていた。
ぐえーーー、むさい男のそんな顔なんて見たくねぇよ!!
それに、エリクサーに出会う機会なんて、一冒険者では本来有り得ないし、これも嘘だけどな。
もし本当にエリクサーなんて物が手入っていたら、速攻売ってその金で遊んで暮らしてるわ。
「言っておくが、もうエリクサーのストックは無いからな。俺の部屋を漁ってもツケの請求書しか出て来ねぇぞ」
「はははは、先生らしいや」
俺の言葉にグレンや他の冒険者達から笑い声が上がる。
「ん?」
俺も釣られて笑っていたのだが、グレンの足下に転がっている大猿の死体に少しばかりの違和感を覚えて、思わず疑問の言葉を漏らした。
あれ? 確か俺が投げたナイフは奴の目に突き刺さった筈なんだが、ちらりと見える顔にはそんな痕は無いぞ?
風はっ? ……俺の後ろから吹いている……か?
その風下に視線を向けると俺の零した言葉に不思議そうな顔で首を傾げているグレンの姿があった。
しまった!! こっちは風上だ!
俺は慌てて、グレンの後ろを注視した。
くっ!! 遅かったか!
そこには背後から音も無くグレンの喉元に喰い付こうと飛び掛かって来ている奴の姿が見えた。
片目から血を流している大猿。
そう、俺がナイフをブッ挿したあいつだ。
転がっている奴が何かは置いておこう。
どちらが治癒師の嬢ちゃんに致命傷を負わせたのかも今はどうでもいいな。
ただ、なるほどこいつはただの大猿じゃねぇな。そこに転がっている奴もそうだが口から飛び出んばかりに牙が生えてやがる。
こんなのに噛まれたら、そりゃ教会の奴や治癒師の嬢ちゃんの様になるわ。
しかし、今から声でグレンに指示を与えても、油断している今の状況じゃ対応が遅れて良くも悪くも命に係わる!
くそ!! 仕方が無い! 今の状況を作った俺の所為だ。
「おい! 剣を借りるぞ!!」
俺は近くに居た戦士から剣を奪い取り、グレンの背後に迫っている大猿に向かって走り出す。
魔法のブーストは掛けていないが、普段隠している力をこの時ばかりはと解放し全力で突進する。
「グレン!! しゃがめ!!」
俺の急な行動と、そのスピードに目を見開いていたグレンだが、さすがと言うべきか俺の鋭い言葉とその目線の先の脅威を感じ取り、即座に前に倒れ込む様にしゃがみ込む。
その行動によって、喰らい付く対象が居なくなった大猿が間抜けな姿を皆に晒した。
間抜けな姿同様、目の前の出来事にキョトンとした表情で間抜けな顔をしている大猿が、何とか減速して逃げようと身体をくねらせてしているが、空中ではどうしようもないし、もう遅い! 俺の間合いだ!
ザンッ!!
俺の下から振り上げた一閃が、大猿の首を切り落とした。
大猿の身体はそのままの勢いで、グレンが倒れたすぐ先に大きい音を立てながら転がっていく。
「ふぅ、すまんなグレン。俺とした事が油断した。何が『勝って兜の緒を締めよ』だ」
そんな事を言いながら振り返ると、グレンと他の冒険者達が顎が外れんばかりに口をあんぐりと開けて俺を見ていた。
「い、今のは……?」
グレンが恐る恐る俺に尋ねて来る。
まぁ気になるか。こんな牙の生えた大猿が何匹も居るなんて思いもよらないだろう。
「あぁ、どうやら特殊個体の大猿は二体居たようだな。いやもしかしたらまだまだ居るかもしれないが……」
「いや、そうじゃなくて……」
あっ、そっちか。俺の今の動きにビビっているんだな。
グレンの命を守る為とは言え、これじゃ今まで力を隠して来たのが台無しじゃねぇか。
う~んどうしたものか……。
「あ~、何だ。……そうそう、あれ位出来なくて一人旅なんか出来ねぇよ。と言うか、お前らも俺が動くまで気付かないなんて情けないぞ?」
取りあえず当たり前っぽく言って、この場は誤魔化そう。
しかし焦って魔法で攻撃しなくて本当に良かった。
さすがにそれは誤魔化せないからな。
「え? あの動きは、そんな感じじゃ……?」
「ほら、まだ居るかもしれないから早く立て!」
「え? は、はい……」
俺の説明に納得し切れない表情のグレンに追い打ちを掛けて、注意を促し反論の機会を防ぐ。
『まだ居る』と言う言葉に反応してグレンは気を引き締めて素早く立ち上がった。
う~ん、素直に言う事を聞くのは良いんだが、最近の態度の事を思うとちょっと気持ち悪いな。
取りあえず借りた剣を持ち主に返し、俺達はお互いに背を向け周囲に注意を払った。
『まだ居る』
誤魔化す為に言った言葉だが、嘘ではない。
大猿が他に居るかは分からないが、少なくとももう一体大物が居る筈だ。
バースを丸呑みする大物がな。
転がっている大猿は確かに身体が普通の奴とは明らかにでかく、その鋭い牙で肉をえぐり取る事は可能だろう。
しかし、その程度では放牧場に転がっていたバース達の様にはならねぇ。
俺は意識の淵から忘れたくとも忘れられない忌々しい記憶を掘り起こす。
こんな事が出来る化け物……。
本来は大人しい生物を凶暴化させて操り、身体まで変異させる異能を操る存在。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
《魔族って知ってるだろ? 小説や漫画とかで良く出て来る》
「うん知ってるけど……。もしかして?」
僕の問い掛けに、顔は見えないけどにんまりとどや顔している様が浮かんできた。
多分会心のどや顔しているよ。
《にしししし。そうなんだよ! 作っちゃった! 悪役はやっぱり必要だからね》
作っちゃったって簡単に言うなよ。
しかも神様の癖に『にしししし』なんて可愛い笑い方して。
「え~何でそんなに軽く言っちゃうの? まぁ物語にはそう言うのも必要だけどさ」
《だろだろ? 皆で気合い入れて作ったんだよ?》
「え? 気合い入れなくても良いのに……」
最近分かって来たんだけど、神様って自分の好きな事に関しては結構自重しないんだよな。
気合い入れたってこんなに嬉しそうに言っているんだからとんでもない事になってそう。
パワーバランス大丈夫なのか?
《え~とね、ただ単に強い奴とかでかい奴、目を合わすと石化する奴も居るし、他にも生物を洗脳して操っちゃう奴とか姿形も含めて色々なのが居るんだよ~》
なんでそんなに嬉しそうなの?
人間簡単に滅んじゃわない?
《まぁ、行動パターンとして滅多に人間に関わろうとしない様に設定してるから大丈夫。君が物語を紡げるくらい強くなるまではね》
「え? 僕がそいつらと戦うの? なんか勝てるとは思えないんだけど……」
《大丈夫、大丈夫! 一応今でも魔族の特殊能力の幾つかは君には効かない様にしているからね。石化とか洗脳とかでゲームオーバーなんて詰まんないし》
本当に僕ってゲームの駒にされてるなぁ。
まぁ楽しいと言えば楽しいんだけど……。
《と言っても、魔物は友達のロキ君が担当だったんで詳しくは知らないんだよね~。ロキ君ノリノリで作っていたなぁ。君が強くなってそいつらと戦う所が早く見たいよ~》
「え? その名前ってぇ?」
《ん? ロキ君かい? あぁ、私の世界にある神話のロキ神とは違うよ。彼は別の世界の神だからね。北欧神話が好きで勝手に名乗ってるだけさ。ちなみにこの世界の名付け親でも有るよ》
「あ~。なるほどね~。もしかして他にも僕の世界の神話から名前付けている神様っているの?」
《うん、結構居るよ。ウラヌス君や神農君、イナンナちゃんってのも居るよ。ちなみに、フヒッ、私はガイアを名乗っているんだ。あぁ、勿論響きが好きなだけでそう名乗っているだけだから、私がギリシャ神話の地母神と同じ訳では無いよ》
「へ、へぇ~。神様って思ったより緩いんだね」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
くそったれめ! 神達は好き勝手やってくれるぜ。
全く嫌な思い出だ。本当に妄想と思いたい。
何が『俺が強くなるまで関わろうとしない』だ。
しかも、ノリで人類に害をなす魔物を作りやがるなんて。
ガイアだか、ロキだか知らねぇが、今度会ったら絶対ぶっ飛ばす!
しかし、俺は今回の化け物に昔会った事が有る……気がする。
いや、姿はまだ見てねぇがこの肌を刺す感覚、忘れもしねぇ。
俺があの国から追われる事になった原因のあの事件……。
助けようとしたあの娘に非難され、俺は皆から嫌疑の目で見られ、全ての責任を負わせて処刑しようとした。
そして、その後奴が姿を現した。
《魔族の特殊能力の幾つかは君には効かない》
あぁ、効かなかったさ。
しかし、その所為で更に俺はあの国に居られなくなり、帰る場所を失った……。
あの時に今の力が発現していたなら、そんな疑いも持たれる事も無く、事件も解決出来ていたんだろうが、あの時の俺は弱かった。
くそ! 神め!! 俺を弄びやがって!!
「あっ、あっ……」
ん? なんだ?
俺が忌々しい記憶に憤っていると不意に後ろから、力無く呆然とするような声が聞こえて来た。
そうだ、これも覚えている。
俺は素早くその場から飛びのいた。
シュバッ!!
俺が居た場所を何かか空気を切り裂く音を出しながら掠めた。
「くそ! 全員かよ!!」
振り返った先には、四人の人影。
それぞれが武器を構えて俺に近付いて来る。
そう、それは目に怪しい輝きが宿ったグレンと冒険者達だった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる